小粋な”隠れ家”というに相応しい佇まい♪ : Sato

町屋の友人と一緒に何軒か呑み歩き、
もう一軒、寄っていこうかといいながらウロウロ．．．
この辺りは西浅草二丁目の裏道です。
暗闇が広がる中で、路地につく灯り．．．
こちら、辺境最深部のような処です。

どうかなぁ．．．？
なんだか静かだな．．．
どうする？
暖簾は掛かっていないが営業しているみたい。

などと言い合いながら、意を決して引き戸を開けます。
．．．お客さんは入っていないが、小綺麗な造りです。
そして、うら若き女将、
というよりママさんの方が似合うかな？、
そのママがなかなかの器量の様で、当たりでした(^^)

ほぼ正方形のような間取りにＬ字カウンターを配置し、
内側で調理するような形式です。
カウンターの上には”おばんざい料理”が並んでいます。

いろいろと並んでいる料理を見ても、なかなか小粋ではありませんか。

日本酒も特別なモノを置いています。
「姫の井　かめぐち酒」で乾杯です。
これは珍しい酒です！

【姫の井　かめぐち酒】**********************************************
「姫の井かめぐち酒は、柏崎市内20キロほど十日町市寄りの旧高柳町にある小さな酒蔵、
石塚酒造株式会社の冬季限定・搾りたて生原酒で、2月中旬～3月下旬頃まで発売され、
地元でも春告げ酒として人気の高い季節限定商品です。
｢かめぐち」とは発酵した「もろみ」を袋に詰めて槽（ふね）にかけて搾り、
これを受ける器の事を言います。」
*******************************有限会社丸山酒店・さけまる倶楽部ＨＰより

酒の肴には、
「もずく酢」
「車麩の煮物」
「玉こんにゃくのピリ辛炒め」
「牡蠣の時雨煮」
どれもキチンとした”おばんざい”です。

常連さんが来るまでの間、いろいろと話をしていると、
ママさんは北陸・新潟の方らしく、
お名前が「さと美」さんです。
店名はそこからとったんですね。
こちらを始めて未だ２年ほどらしいのです。
このママさんお一人で店をきりもりしているそうです。

この料理は女性にも評判になりそうなモノばかりです。
西浅草にこれほどの小粋な隠れ家があるなんて、
ちょいと、素敵ではありませんか♪

　　暗闇に　広がる郷の　温もりか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　龍の眼

などと調子に乗って謳ってしまいました（笑）
（これは俳句でも何でもありませんよ．．．あしからず）

西浅草の路地裏に、
”隠れ家”というに相応しい佇まいの小粋な店、さと。

ご馳走さまでした♪