店名 |
Asakusa Hirayama
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类型 | 荞麦面、天妇罗 |
预约・查询 |
050-5571-1994 |
预约可/不可 |
可预订
当日キャンセルにつきましてはキャンセルフィーが発生致しますのでご注意ください。 |
地址 |
東京都台東区西浅草1-3-14 |
交通方式 |
东京地铁银座线 [田原町站] 电梯口2分钟TSUKUBA EXPRESS [浅草站] 国际大道B出口5分钟都营大江户线 [藏前站] A5出口10分钟都营巴士 [浅草寿町] 2分钟 距離田原町 129 米 |
营业时间 |
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预算 |
¥8,000~¥9,999 ¥2,000~¥2,999 |
预算(评价总数) |
¥8,000~¥9,999¥2,000~¥2,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master) 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
服务费收费 |
ディナーは税抜き価格となっております。 |
座位数 |
15 Seats |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 可接受20人以下 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 附近有投币式停车场 |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间,座位宽敞,有吧台座位,有日式包厢 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒,有葡萄酒,对日本酒讲究 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
神秘不为人知的餐厅,家庭式餐厅 |
开店日 |
2021.11.2 |
电话号码 |
03-5830-6857 |
备注 |
也接受预约、询问等电话和桌子确认!如果您直接打电话的话,我们可以为您提供可靠的向导,当天或即将到来之前的咨询请打电话!03-5830-6857我们还将在官方Instagram等中公布信息,因此如果您能确认,我们将不胜感激。 |
年末から年が明けてもまだ蕎麦を食べていない。やはり蕎麦を食べないと締まらないねと同行者と意見が一致し、18時過ぎに蕎麦を食べに行くことになった。予約をしていないのでわざわざ電車という感じでもないが、それなりのお店を訪れたい。ということで、徒歩圏内にある有名蕎麦店 “浅草 ひら山(※1)” さんを訪れてみることに。
浅草通りを進み西浅草一丁目交差点を曲がってすぐ、ひら山さんの前に着く。暗がりの中に白が美しい縦長の暖簾とその向こうに大きなガラスを嵌め込んだ清潔感ある引き戸、センス溢れる照明、趣の良い植栽、とひと目洗練された印象の店構えだ。行き届いた仕事をされている店の証と言えよう。
引き戸を開けて店内に入ると席の大部分は埋まっており、静かな熱気が感じられた。やはり難しそうかと思いつつ、スタッフの方に予約が無い旨をお伝えする。時間は18:35。板場で確認し戻って来られると、2人席を準備出来るがそこは19:20からの予約席であること、蕎麦は短時間で出せるが時間的に対応出来ない品があることの2点の説明を受けた。考えている時間も無いため、まずは席に座ってメニューを拝見し、注文したい品を伝えて対応出来るかを確認頂くこととした。
注文した品々は以下の通り。結果的には希望をすべて受け入れてもらえた形になった。
□せいろ (1100円) ✕2枚
□天ぷら 加賀蓮根 (990円)
□子持ち昆布と芹のお浸し (990円)
□鰊と茄子の炊き合わせ (1540円)
□ノンアルコールビール (660円)
さてここからは自分たちも約束を守るための努力が必要だ。あらゆる無駄な動作や会話を控え、出された料理に集中し、次の料理が出されるまでに空にする。ただし早食いではない。味わうところはしっかりと味わい、工夫や奥深さを楽しむことは忘れない。一品料理は蕎麦店らしく量は控え目なので、食べることに集中すれば時間はそれほど要しない。口数は少なく、互いの表情と目の合図で美味しさを確認し合って食べ進める。(^^)
■子持ち昆布と芹のお浸し
子持ち昆布(※2)、芹、本枯節とすべて縁起物で作られた、年始めに相応しい一品。程良い塩気に本枯節の上品な香りが上書きされて、さっぱりと美味しい。
■鰊(にしん)と茄子の炊き合わせ
蕎麦店と言えば鰊。子持ち昆布の卵の親であり、やはり縁起物だ。こちらは一転して濃い目の味付けで、鰊の身全体に味が染み渡っている。ノンアルコールビールにも相性抜群。ピリッと爽やかな山椒の葉が効いている。
■天ぷら 加賀蓮根
2cm弱の厚めに切られた加賀蓮根。歯を入れていくとほっくりとした食感が良い。振りかけた塩が徐々に全体に馴染んで蓮根の旨味と一体になる。実に美味い。なお、蓮根も “見通しの良い” 縁起物である。
■せいろ
蕎麦殻が丁寧に取り除かれた細めの十割蕎麦で、見た目がとてもきれい。塩をちょっとだけ付けて食べてみる。コシがしっかりとしていて風味が良い。次に蕎麦つゆに浸けて。濃過ぎず、また出汁の主張が強過ぎず好みの味。以前は天ぷらと一緒に食べる蕎麦を常としていたが、最近は本当に美味しい蕎麦はむしろ単独で食べることが好きになった。これは正にそういう蕎麦だ。最後に蕎麦湯を頂く。とろみ感と出汁の香りに癒やされ、見事な締めを飾ってくれた。
完食し、お会計を申し出る。美味しい蕎麦と一品料理に舌鼓を打つとともにたくさんの縁起物を体に取り込んで、幸せ感一杯である。
時計を見ると19:15。制限時間の5分前と理想的な時間運びだった。板場の皆様と配膳頂いたスタッフの方の無駄のない所作があって成し得たことであり、時間内の対応が可能と判断した読みの精度には感嘆する。急な思い付きから大変難しいお願いをしてしまったが、真摯にご対応頂いたことに只々心からの感謝をするばかりだ。
次回は予約をしてゆっくり訪問させて頂くことをお伝えし、美味しい品々以上の満足感を抱きながら暗い夜道へと戻っていく。後ろを照らす店の灯りが温かい。(^ ^*)/
※1 浅草 ひら山
両国の蕎麦の名店 “ほそ川” で修業を積み、“銀座小十” で腕を振るった平山周氏が2021年11月に開いたお店。そういう平山氏の技量により、最高の蕎麦と質の高い一品料理を愉しむことが出来る。
※2 子持ち昆布
子持ち昆布は数の子と同じく鰊の卵。昆布を海中に垂らし、鰊をそこに追い込んで卵を産み付けさせる。アラスカ南部からカナダ西部が主な漁場で、厚いものは3cm程もある。鰊から直接取り出す数の子よりも鰊の保護上望ましい。昆布も “喜ぶ” に通じる縁起物だが、海中深くまで垂らせること、卵とともにそのまま食せることの利点から用いられたものと考えられる。