店名 |
Azuma ya
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类型 | 食堂、吃茶店、日式甜点店 |
03-3821-4946 |
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预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
東京都荒川区西日暮里3-2-2 |
交通方式 |
JR日暮里駅北口から徒歩2分 距離日暮里 199 米 |
营业时间 |
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预算 |
~¥999 |
预算(评价总数) |
~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 可使用二維码支付 |
座位数 |
36 Seats ( テーブル4人×9卓) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
平静的空间 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童 |
日暮里駅近くでパンを買おうと谷中方面に出る。
目当ての「サンゴダール」は残念ながら休みのようだ。
あきらめて駅に引き返そうとすると、目の前には老舗の甘味処として名高い「花家」と「あづま家」。
店頭のショーケースにあるかき氷やらソフトクリームやらが目に入り、俄然、休憩モードになってくる。
外から見る限り、「花家」はそこそこ客が入ってそうだけど、「あづま家」はほとんど客がいなそうだ。
改装してこざっぱりとした「花家」とは対照的な昔ながらの佇まいの「あづま家」に入ることにする。
自動式の入口のドアが開くと、右手のレジの前にいるご主人と、奥でテレビを観てた女将さんが出迎えてくれた。
客だと思ってたのは女将さんの後ろ姿だったようだ。
ということは、先客はなし。
外観から想像してた和風の甘味処というよりも、内装はラウンジみたいな趣き。
えんじ色のテーブルと革製の茶色いイスがそんな気にさせる。
全席が空いてるとはいえ、1人で4人掛けのテーブル席に陣取るのは気が引けるから、壁に面した2人掛けの席につく。
本来であれば名物の「ソフトクリームあんみつ」を注文したいところだけど、ランチで満腹になった直後で、さらに33℃の外気にさらされたばかりとあっては、もっとさっぱりしたものを頼みたい。
女将さんにおすすめを聞くと、この時期はあんみつだけでなく、かき氷もよく出るとのこと。
「氷クリームイチゴ」(670円)と「氷ソフトクリームイチゴ」(720円)の違いは、アイスクリームとソフトクリームの違いだそう。
ソフトクリームに惹かれ、「氷ソフトクリームイチゴ」を選ぶ。
注文がキッチンに通ったところを見ると、調理担当の店員さんが別にいるようだ。
注文してから2分と経たないうちに、テレビから熱気を帯びた声が聞こえてくる。
オリンピックの卓球男子団体3位決定戦で日本が勝ったようだ。
「水谷に張本が抱きつきましたー」とたかぶるアナウンサーの声。
それからほとんど間を置かずに、「はい、お待ちどおさまでーす」と女将さんから配膳。
大盛りのかき氷に色鮮やかな赤いシロップとさくらんぼ、そこに危なげなバランスで重そうなソフトクリームがのっかり、いい感じ。
さらりと軽めの氷と適量のいちごのシロップをスプーンですくい、まずは清涼感を堪能。
ソフトクリームは牛乳感が強く、濃厚な味わい。
デザートの2種盛りのような感覚で交互に食べる。
甘いんだけど、甘ったるくない加減がちょうどいい。
後半に入ると、かき氷とソフトクリームが溶け合い、新たな展開を見せる。
混ざってもおいしい。
「スイーツ」なんて言葉を吹き飛ばすくらいにシンプルな素材で構成された一品。
値段的にはちょっと贅沢だけど、たまにはこういうのもいい。
後から入ってきた女性客は「ソフトクリームあんみつ」を注文したようだ。
やはりこの店では定番なんだろう。
今思えば、銅メダルが決定する場面で注文してしまって、女将さんには少し悪い気がした。
それでも嫌な顔ひとつせず、丁寧に説明してくれたことが印象に残る。
ちなみに、この店が開業したのは、ご主人いわく「戦後まもなく」とのこと。
70年に及ぶ歴史を店の随所に感じながら、気心の知れた誰かと積もる話に花を咲かせるのもいいかもしれない。
[2021.8.6訪問]