やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず : Ikoma Ken

江東区ランチ徘徊物語その250

ならびに生駒軒を巡る旅。
東東京を中心に一大勢力を築く生駒軒。生駒軒から派生した生駒菜館も含め、20数軒の暖簾が現存するが、全盛期には100軒を優に超えていたとも。

江東区扇橋は路地裏の生駒軒。以前お邪魔した生駒軒@住吉とは、直系の暖簾分け関係にあるんだとか。（どちらが兄貴分にあたるのか、今回も確認しそびれる）
↓生駒軒@住吉の投稿は以下をご覧ください。
https://tabelog.com/rvwr/000949469/rvwdtl/B434425063/

店頭にはおかもちも発見。生駒軒の御多分に洩れず、地域密着型を地で行かれており。

手前にカウンター数席、奥に4人掛け×2と6人掛け×2のテーブル席。テーブルとメニューがもれなくペタペタの町中華あるある。無論喫煙可能。

常連率高し。平日昼間に飲んだくれるムッシューも数名発見。裏山憎い。盗み見るに、瓶ビール＝550円はキリンラガー中瓶の模様。

グッと堪えてランチサービスメニュー（11:00〜14:00提供）から半チャーハン＋ラーメン＝850円を。他のランチニスト達も皆さん頼まれていたし、やはりど定番が安心っていう。

約3分で着ラーハン。炒飯皿＆蓮華の「生駒軒」の印字がナイス。

まずはラーメンファーストにて。盛り付けはちょいアバウトかつトッピングに多少の心許なさをともなうものの、程良くカチョーの効いた典型的ノスラーとして、単品価格550円に何ら不満はない。

麺は中細縮れ。住吉店と同じく浅草開化楼を採用されているのかは不明。それなりにコシあり。麺量は一般的かしら。
チャーシュー。味の染みていないタイプの肩ロース。歯応えがあって良きかな。
謎の辣成分を纏ったメンマ。お酒にも合いそう。単品注文も辞さない。

残念なのがコショーが粗挽きタイプであること。ノスラーにはやっぱりラーメンコショーでしょうよ。

次いで半チャーハン。ややベタ寄りしっとり系。ジャスト半チャーハンなボリューム。そしてねぎと玉ねぎ、ダブル採用の変化球。塩味は薄め。
パンチにも乏しく、前述の粗挽きコショーと辣油でセルフ補完させていただき恐縮です。

配膳してくださったのはおそらく大将かしら。けっこうなご高齢だが、柔和な立ち振る舞いが好ましい。ホールのお姉さんもお冷のおかわりを勧めてくださるなどお優しく。

とりあえず注文が被ったラーメンでみれば、@住吉とどっこいどっこいのクオリティ。つまりはすこぶるオーソドックスな町中華のソレとして。※決して悪い意味ではない。

ふと壁面の短冊に目をやると、山本五十六の格言が。
「やってみせ　言って聞かせて　させてみせ　ほめてやらねば人は動かじ」

どうか当店が、良き後継者とともに、末永くありますように。