♪ケンカをす~るっと減るのかな…♪
なんで当店ばかり訪問回数が伸びるのかというと、美味しいことがまず第一ですが、なんたって早朝からやってることが大きい。朝これを食べられると一日…いや少なくとも昼飯の前までは気分よくいられるってくらいのもので。いや最近気をつけないとと思ってるのは、自分の素の顔が不機嫌そうだということで、こんないかついおやじが不機嫌そうに現場やってるとお客さんに訝られてしまう。まちょっと言い訳させていただくと、このところ視力が落ちて、いつも目を凝らしてるのがいけないんですけどね。ホントは機嫌悪いんじゃないんです。なのにこないだの健診では玉砕覚悟のテキトー押しが見事当たって視力検査両眼とも1.5!ww、言い訳に使えない。
サービスたまご
梅雨の走りか、景気よく雨の降る6月はじめのある朝、当店のかけ出汁が恋しくなる。朝方は本店はやってないので、必然的に当店へ。まあ駅にも近くて好都合なのですが。
カウンターにとまってサービスたまごの殻を割…その前に、硬い面で回転させて、ホントにゆで卵かどうかを確かめる。昔読んだマンガで、婆さんが息子にうで卵でもお上がり、といって手渡したのが実は生で…というのが子供心に焼き付いてて…w。そのころ学校の理科か家庭科の授業でゆで卵識別法を習ったことも関係しているのだろう。
当店の場合、この繊細な出汁は本来揚げ物のコクなど必要としていないが、なんだか頼んじゃうのが春菊天。天麩羅側としても、もっと濃い色した汁のほうが天つゆっぽいというものだが、お互いよく調和している。
これに都度ゆでのそばがたっぷり泳ぎ、すするときの香りといったら!強塩分による一口目のアタックを狙った味わいではなく非常に繊細なのですが、枯節特有のカド(薫香)があって当店特有の味に感じられます。
ああ結構おなか一杯になったな。トシのせいもあるけど当店の盛りのよさのせいでもある。そんな心意気にしびれよう。
よっ二枚目!
当店では大ざるを頼むとまずひとつ並ざるが配され、ついで時間差でもう一枚供される。あれ?茹で上げの狭間に当たっちゃって、そんなことになったのかな?と思うかもしれませんが、川越駅ホーム店でかなり以前に時間差で提供する旨説明してくださったことがあります。つねに茹でてるからこそできる…というほどでもないけど、なるべくフレッシュな状態のものを味わってもらおうという配慮が感じられます。当店の場合つけ汁はかけ出汁程には特徴的ではありませんが、そこそこ端正で、ビシッと冷えてて美味しい。濃厚度も抑制されててそばのみずみずしさを損なわない。よって先っちょだけ漬けて…の江戸っ子食いよりも、ザブーンと肩まで漬ける野暮食いの方が合ってるw。徳利にたっぷりつけてくれますので、まずは薬味を入れないで、ついでゆずやゴマ、わさび、ネギと変化を楽しむ。あまりドバドバ注がないで、最後は蕎麦猪口の底に僅かに残るようにし、そこを蕎麦湯で延ばして出汁をみる。当店のもり(品名はざるだけど)の真価は大盛にあり。こうやって楽しんでると揚げ物がなくたって大満足なのです。
3回寄れば文殊の知恵
この界隈では当店が1番朝早くからやってる関係で、どうしても当店の訪問回数だけが増えていく。
下書き3回貯めちゃったからって何うまいこと言ってんだかというタイトルですが、これといって良い発案があったわけでもなし。注文もいつもの春菊天だし。
ただ、いつもこれになっちゃうのには視覚的要素も含まれてるのかなあと。当チェーンの丼はだいたい明るいねずみ色。出汁の琥珀色が冴えます。さらに緑の春菊がのり、その色合いがいかにも美しく、なおかつおいしそうでもある。
これが真っ黒な丼だと、せっかくの出汁の色合いが相殺されちゃうのですね。その代わり白色系のかき揚げなどが合う。なるほど!もしかして自分も頼むものが偏ってる店では視覚的要素に左右されていたりして?
その出汁は囁きの如く
2月はじめのながみ@平和台以来、肉そばがあったなら春菊を乗っけて、あんなような画像を撮りたいものだと狙っていたのですが、当店にはちょっと見回しても肉が無かったんで断念、ついでにいつもとはちょっとは違うものをとかき揚げなんぞにしてみました。
味的にそう変わりあるってもんでもないですけど、かき揚げはこれはこれでTGS的には王道の美味しさ。本当は、当店のかけ出汁の純粋な実力を楽しみたければ何も乗っけないで食べるべきなのかもしれないが、あんま生真面目なことは性に合わないし…(^^;
おっとつい当店では出汁の消費がすすんでしまうな。塩分大敵とばかりにキツく言われてるんで、いつも気をつけているんらけど、そもそもこんな店に入ってる時点で、気をつけてるとは言えないんだそうで…(^^;;
春菊縛り
いけね!当店のレビュー下書きなんか3件も貯めてら。しかもこの日はいつもの春菊そばだもんな。いかにも手詰まりだよ。あとの2回も…、うん、やはり変わったものは食べてないなあ。これも美味しいとわかってるものの呪縛か。でも実は当店、生麺の店なりにもり系だって美味しいんですよ。そろそろ冷たいメニューが恋しくなってくる頃ですから、当地の現場の日は季節感あるレポートになることでしょう。
おっと味の話を何も入れてなかったぜ!当店のかけ出汁は、一口目は淡味な印象だろうが、奥の方に感じる薫香によって、枯れ節の出汁であると気づくはずだ。そのおかげで当店なりのキャラクターを得ているし、玄妙とまではいかずともちょっとした複雑さが味わいを重奏的に感じさせてくれるのです。だから生麺の店でもかけそばを頼んじゃうのですよ。
春菊については、必ずしも味が合う訳ではない気がするけど、揚げ台を見ているうちにどうしても頼んでしまう。この時間は無料アイテムのたまごがカウンター台上にあるから何も追加せずともとは思うんだけど…。そしてたまご食べるのを忘れちゃったりする。
日本的なるもの
とある休日の昼下がり、文殊本店はお休みだったが、期待どおりこちらは開いてた。と、店前にガイジンの一団がゴチャッと固まって店内を伺ってる!いま相撲はやってないけどな。でも彼らにとってはこの街はスモーの街って事で何か観光的要素があるのだろうな。
むむむ、ここは彼らより前に入って、注文をスマート決め、粋にそばを啜ってというお手本を示そうじゃないか、と足を早めるも、彼ら決心がつきかねたか、お店をスルーしてあちらへ行ってしまった残念。あれ、ひょっとして私が妨害してしまったかな?難しい顔つきのイカツイおっさんが早足でこっちに近づいて来た訳だから…(^^;。
当店のファンとしては至極残念だったが、あまりお金をかけずにわが国の食文化の一端を体験できる、当店のような店こそ訪れるべき店、と思っているのだ。文化といえば、立って食うのも欧米人には物珍しいと思うけど、当店には立ち食いカウンターの高さに合わせたハイチェアーが全席設えられてて、今は厳密にはTGSではないのだな。ひょっとしてあのガイジンさん達も、あれ?立って食うんじゃなかったのかよ、とか思ってスルーしたのだったりして?
当の私は茄子天そばを。種は天ぷら台にあるものの中からテキトーに選んだまでだが、当店でそばはどのスタイルのものを食べるかにはちょっとしたこだわりがありまして、せっかくの生麺都度茹での店だけど、私のチョイスは温かけなのです。
せっかくの、というのは、この種の店で美味しいのは何と言ってももりだといえるからなんだけど、私はそれでも当店のかけ出汁を味わいたいとの思いからの事なのです。ラーメン屋でも、ラーメンつけ麺甲乙つけがたい店ってあるけど、わずかにラーメンに軍配、な成増道頓堀みたいなものかな?超個人的見解でスミマセン。脱線気味だし。
さて文殊のかけ出汁。アタックはちょっとサイレントに感じるかもしれない。そばをすすりながら味わうとなおそう思うことでしょう。だけど、少人数で美しい旋律を奏でるトリオ…みたいなものかな?静謐な部屋で、聞こえるか聞こえないかの音量できれいなサウンドを、ウィスキーでも飲みながら鑑賞する…。そんなシーンが浮かんできます。対して、先日伺ったご近所のかくやの鶏そばの、旨味トゥーマッチなつけ汁はいわば、大音量でロックをかけながら宅配ピッザでもがっつこうぜ!てな感じ?
日暮里一由そばでテーブル席を占拠するガイジンさん達を見かけた時は、またなんでこんなところにまで?と思った物だが、あれからいろいろ考えてるうちに、外国人訪問客が日本的なるものを経験するのにTGSって結構イイとこかも!と思い始めてます。その意味では当店も本店もまたとないロケーション、今も店舗展開は堅調にお見受けしますが、近未来に飛躍が待ってたりして?そして、杉並区荻窪辺りにも是非ご出店を(^^;。
店名 |
Monju
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类型 | 荞麦面、乌冬面 |
03-3635-6552 |
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预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
東京都墨田区両国3-25-4 鷺山ビル 1F |
交通方式 |
JR総武線両国駅東口より徒歩約1分 距離两国 59 米 |
营业时间 | |
预算 |
~¥999 ~¥999 |
预算(评价总数) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
座位数 |
15 Seats ( カウンター15席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
有吧台座位 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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そういや当店のこのセット、はるな@本郷三丁目みたいな、つけ汁をそば湯でのばしてスープ代わりに…をまだやってない気がするが?
ざるセット(カレー):あ今日もりツユが旨い!これはなんか期待しちゃうな。細く歯切れ良いそばを味わい尽くしたら、つぎのお楽しみ。そば猪口にそば湯を足し、少し味わう。かなり薄いがまずはこれでカレーをやってみよう。うん、あまり出汁が薄いとイマイチ相乗効果は高まらないようだ。徳利のツユを足し、もう一口。…うまい、これですよ。このカレーのフルーティーな謎のコクにスパイス感がパ〜っと広がる。
まどっちかというと、このセットはかけそばの勝ちという気がするが、自分であれこれ工夫したい人にはこのざるセットが向いてよう。