中津からあげ : kyuushuunecchuuya

九州居酒屋が開店したのはチラシを見て把握していました。
でも規模といいメニュー内容といい、マークするほどではないかな、という認識でした。

それが最近、ランチも営業されていると聞き試しに訪ねてみました。
ランチがすべて￥６５０というのもリーズナブルですしね。

・唐揚げ定食
唐揚げは二度揚げされています。下揚げしたものが厨房の奥に山積みになっています。注文があるとそれをさらに揚げています。しかしながら硬くなった厚い衣はとても持て余します。部位によっては一口がすべて衣のことは珍しくありません。鶏の下味は生姜が利いて塩気が薄くて好みです。衣の揚げ色からも察せられるように、醤油は淡いと思います。その鶏肉本体はよく熱が入って火傷しそうなほどです。それに気をつけて食べ進めていたら別の件で口腔天井の皮が剥けてしまいました。衣がヤスリのように口腔を削っていたのです。昨今クリスピーなことは良いように謳われますが、自分はそれを支持しません、と食後に固く誓いました。唐揚げは大きなものが６、７片でしたでしょうか。こんなに大きなものをたくさんは食べ過ぎになるので、さらに一口大にして衣も薄くしてもらえることを望みます。そうすれば¥５００は不可能ではないはずです。ドレッシングで若干くたったキャベツは若干多く感じられましたが細かく刻まれてたのと相まって、咀嚼が少なくてもお腹に収まってしまいました。まさか既製品ではないドレッシングとか…たしかに自分のケミカルセンサーは反応しませんでした。こちらの鶏唐揚げはジューシーですが、たくさんのマヨネーズは飲み込みを助けてくれました。しかしながらコレは業務用ですね。あまり口に合いませんでした。お米は良いものを使ってるようです。しかしながらこの日は舌切り雀を仇に迎えたかのような、糊のような柔さの炊き上がりで閉口しました。大量販売には品質の平均化を求めます。このご飯には後日談がありまして、日を改めて訪ねてみるととてもおいしい炊き上がりだったのです。米がつやつやと立っていて、ふんわりしていました。それに気をよくしておかわりしてみたら、前回ほどではないにしろ柔らか過ぎました。一般的に白飯は、蒸らしの後に全体をひと混ぜするものだと言われています。でも自分は家庭では、立った米粒を壊したくないのと、糊のように粘りを出したくないので混ぜません。ですのでもしかしたらこちらもそのような理由で混ぜないのだとしたら共感できるのですが、しかしながらそれは家庭での少量炊きでの策であって、店舗における大量炊きに適用できる策とは思えません。この案件については熟考を促します。

・冷しゃぶ定食
豚バラが本当にバラバラ！１～２ｃｍ程度の片がほんの少量であんまりな品です。唐揚げに較べるとあんまりなＣＰです。そもそも冷しゃぶにバラは一般的ではありません。そのうえ小間切れのような小ささに呆れました。キャベツとマヨネーズの量は唐揚げと同じでした。


総合☆2.1
卓上に置かれた冷水サーバーはすぐに空になりかけました。請われるまでもなくここは取り替える場面でしょう。また、音楽がカラオケ店並みの音量なのはとても居住性の悪いものでした。とても悪く感じました。唐揚げも中津を謳ってよいものかとても疑問に感じました。鶏天でも名をはせる中津で、こんなにもガリガリの唐揚げが一般的なのでしょうか。