美味しいパスタが食べたい時に。行きつけにしたくなる家庭的なイタリアン : Aregura

祐天寺にあるイタリアン「ALLEGRA（アレーグラ）」

祐天寺駅前ロータリーの逆側、五本木や三宿方面に向かう道にあります。

地元のマダムが始めた家庭的イタリアン。シェフはイタリアでも修業されたようで、ご近所の方で人気があるようです。祐天寺に住む友人のお勧めということで、週末のお昼伺いました。

店名の「ALLEGRA（アレーグラ）」はイタリア語で陽気の意味。ちなみにスイスのロマンシュ語のあいさつ言葉でもあります。
BVLGARIのフレグランスでもコスタ・クルーズのクルーズ客船でも、箱根登山鉄道の名称、はたまた眠くなりにくい花粉症対策のお薬とも関係ないようです。

ランチメニューは、パスタランチ、ランチコース、カルネランチコースなど。
パスタには、鶏肝ラグーと長ネギ、水牛、モッツアレラブッファラチーズトマトソース、ボンゴレビアンコまたはロッソ、ボロネーゼ自家製手打ちパスタ・キタッラ又はスパゲッテイなど。

二人ともパスタセットにし、ドリンクを追加。「ボンゴレビアンコ」と「ボロネーゼ自家製手打ちパスタ・キタッラ」をお願いしました。

【サラダ】
「生ハムサラダ・前菜」
セミドライの生ハム（ハモンセラーノかな）、がたくさん載ったサラダ。生ハムの塩気とともに、緑の濃い野菜に絡めていただく栄養満点サラダ。添えられたのは、“蕪、大根、人参、キュウリのピクルス”。

【自家製パン】
「フォカッチャ、クルミ入りパン」
クルミ入りパンは、味わいに円みと胡桃の奥行きがあり、ついつい食べ続けてしまいます。

【パスタ】
「ボンゴレビアンコ」
浅蜊をたっぷりと使い、とろりと乳化させた貝のスープをプリプリスパゲッテイに絡めたシンプルにして至福の一皿。アサリから出る旨みを合わせて食べるパスタの、基本通り、澄んだスープをしっかり吸わせてあり、貝の味わいを感じられる仕上がりになっていました。

なかなか、これだこれよ！というボンゴレに出会うのも少ないのが実情ですが、パスタもソースも目覚ましく美味しく感じられる出来栄えでした。

【パスタ】
【ボロネーゼ　自家製手打ちパスタ・キタッラ】
ジューシーで旨みの強い挽肉に香味野菜を赤ワインでじっくり煮込んだボロネーゼ。
トマトをベースにしたのではなく、さらりと仕上げたドライなソースで、大人のボロネーゼという感じです。この挽肉が、サルシッチャのような食感とスパイシーさ、肉の旨み濃厚。自家製キタッラの仕上がりも断面カクカクシカジカ型のジャストアルデンテ。

手間暇かけて煮込んだソースだけで美味しいのに、さらに手打ちのパスタが優秀という、もうひと手間かけた素晴らしい一皿でした。

【食後の飲み物】
「アイスコーヒー」
ミルクがきちんとスチームされてきました。

派手な美味しさとかはないものの、ご近所にあってゆっくりと味わうべき温かみのあるお店です。まったくメデイアに露出されていませんが、家庭的で良いお店に出会うことができるのは、食べ歩き人間としての楽しみでもあり嬉しいことです。