店名 |
Teuchi Sobasatori
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类型 | 荞麦面 |
预约・查询 |
03-6805-3669 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都世田谷区若林1-1-2 藤和シティコープ若林 1F |
交通方式 |
从东急田园都市线“三轩茶屋站”胡萝卜塔出口徒步7分钟从东急世田谷线“西太子堂站”西口徒步4分钟从若林一丁目巴士站徒步1分钟 距離西太子堂 183 米 |
营业时间 |
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预算 |
¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999 |
预算(评价总数) |
¥2,000~¥2,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 可使用电子货币 (Suica等交通系电子货币、iD、QUICPay) 可使用二維码支付 (PayPay、d付款、乐天支付、au PAY) |
座位数 |
18 Seats ( 吧台5席,桌子12席) |
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个人包厢 |
可能的 可容纳4人 有半个单间 |
包场 |
可能的 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 附近有停车场 |
空间、设备 |
有吧台座位 |
酒水 |
有日本清酒,有烧酒 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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关于儿童 |
接待儿童(接待婴儿,接待学龄前儿童,接待小学生) |
开店日 |
2023.5.2 |
三軒茶屋に神田の「まつや」出身の蕎麦屋が誕生したと言う情報が入って来ていた。
開店は今年5月で、まだ2か月ほど。
蕎麦はもとより肴類も中々面白そうなので、夕刻に時間を作って出かけてみた。
外はまだまだ蒸し暑い17時少し前にキャロットタワーの脇に上がって来たが、そこから世田谷通りの北側を5.6分進んだ所。
ビルの1階に組み込まれており、間口の狭いこじんまりとした構え。
店内も鰻の寝床状の奥に深い造りで、通路の右側に2人掛けのテーブルが4卓、左手の打ち場の手前に個室状のスペースがある。
厨房は奥でその前のカウンターに4つほどの椅子が並んでいる。
店は50歳前後と思われるご主人と奥さんと思しき方、それに接客担当の2人の女性が居る。
開店から間の無い時刻ながら、既に2つのテーブルが塞がっており、個室には予約が入っているようだ。
しかしテーブルは小さ目で間隔も狭く、通路も窮屈のためややせせこましい。
一人の私はカウンター手前の席に通された。
まずはビール(赤星中瓶)で始める。
お通しには「もずく酢」が少量付いたが、輪切りの酢橘があしらわれ穏やかな酢の加減が好ましい。
メニュー冊子を眺めると蕎麦屋でありながら'本日の鮮魚'の欄の刺身類が目立ち、他は定番もあるがオリジナリティ溢れる一品料理も数多く並んでいる。
「まつや」は江戸前蕎麦屋の定法通りに刺身などの生臭ものは出さないが、こちらのご主人は一般的な和食の修業経験もあるように見受ける。
やはり刺身が一押しのようなので「小笠原の尾長鯛」を頼むが、その昔伊豆の温泉宿で食べた経験がある。
見た目は鯛を細長くしたような形だが実際は鱸の仲間で、身はイサキのような色合いで淡白ながらしっかりした旨味のある美味しい魚である。
包丁技の冴えが感じられ、つまものや薬味類もきちんとしている。
さらに次の2品を注文。
「自家製スモークチーズ」:プロセスチーズを棒状にカットして燻製にされている。
暖かい状態で出されるため、中のトロっとした食感が楽しい。
薄い蕎麦チップスが添えられている。
「海老しんじょう香り揚げ」:海老のすり身が大葉に包んで、天ぷら衣で揚げられている。
塩だけであっさりと食べるが、プリッとした海老の旨味と大葉の香りが好ましい。
酒の品揃えにもこだわりが感じられ、中でも気になったのが'日本酒飲み比べセット'で、3種の組み合わせが2つ用意されている。
「旬のおすすめ3酒セット」を注文したが、内容は「長陽福娘 夏純吟」「大那 特別純米」「若駒 夏駒 無濾過生原酒」で、注文が入るとスタッフが3つの窪みの付いた横長の皿に乗ったショットグラスに、一升瓶から溢れるほどに注いでくれる。
チビチビと呑み比べをするのは中々楽しく、いずれも夏向きの味わいが良かった。
しかし受け皿に残った酒がもったいないので飲み干そうと思うが、この形状では移し難く無理をすれば当然味が混ざってしまう。
スタッフに訊くと、等間隔に並べた3つのグラスの縁に受皿の窪みの角を合わせて一気に傾ければ、綺麗に注げるとのこと。
こぼしそうなので女の子にやってもらったが、高等技術が必要のようだ(笑)
もう少し蕎麦前を楽しもうと「まつや」譲りの仕事を確認するため「蕎麦屋の焼きとり」を追加。
「阿波尾鶏」使用が謳われており、期待が持てる。
それに合わせて酒も「菊正 特撰」をもらう。
'蕎麦屋の焼き鳥'は串に刺さずに、一口サイズにカットした鶏肉をフライパンで炒め焼きにして、タレを絡ませて照焼き風に仕上げるのが定法。
カウンター越しにご主人の仕事ぶりが眺められるが、2つのフライパンを使い、焦げ目を付くくらいに焼いた肉を火を通った順にもう一つのフライパンに移して、煮絡めて仕上げている。
「まつや」でもこのような手法なのかは分からないが、こちらでは随分手間も時間も掛けられている。
登場した皿の景色は「まつや」に似ておりレモンや練り辛子が付くのも同じだが、口に運ぶと意外な甘ったるさに驚く。
絡められたタレは砂糖がカラメル状の照りとなっており、素材は良いのだろうがそれを生かした味付けとは言い難い。
添えの長葱やしし唐には丁寧な仕事が施されているが、味の面では江戸っ子好みの本家との隔たりが顕著。
本家で呑み慣れた「菊正」を合わせてみたものの、満足度は今一つ。
蕎麦は基本の「もり」を1枚。
笊盛りで出された蕎麦は'二八'くらいと思われ、つるつるとした舌触りで、これも「まつや」の角が立った食感とは少し異なるが決して悪くなない。
濃い目の「つゆ」の出来は本家を彷彿させる。
蕎麦湯は余分な手を加えない、釜湯のままである点は褒められる。
こちらの仕事を一通り試してみたが、概ね丁寧な仕事が貫かれている。
焼きとりが少々甘ったるかったが、味の好みは人それぞれ。
蕎麦の出来もきちんとしており、〆の満足感も良好。
勘定は8千円弱は相当に思う。
ちょっと心許ない部分も有るが、接客の女性陣の印象も悪くない。
しかし調理はご主人がほぼ一人で賄われているため、忙しなさは否応なしに目に入りカウンターの居心地はあまり良くない。
メニューは店の規模の割には多種多様で、刺身を引き、天ぷらを揚げ、フライパンを操り、さらに蕎麦を茹で上げるといった作業を、一人で完璧にこなすのは中々大変そう。
ご主人は蕎麦だけでなく料理も充実させるスタイルを指向しているが、現状の体制ではやや手を広げ過ぎのように思う。
呑ませる姿勢に主眼を置くならば、昼は閉めて夜だけの営業にしても良いと思う。
場所が良いのでこの日もほぼ満席で、人気店となることは必至。
まだ開店から日が浅いため、落ち着くには少し時間が掛かる模様。
少し間をおいて再訪したい。