簡素な佇まいの実力派町中華
五反田TOCに用事があった月曜日、ランチはこちらでと朝から決めていた。
TOCから中原街道沿いを歩くこと約5分。最寄り駅は東急池上線の戸越銀座か大崎広小路で、それぞれ徒歩9分〜12分ほど。
桐ヶ谷交差点から桐ヶ谷通りへ入ってすぐのところにある『萬来軒』。
ここに来たのは約1年10ヶ月ぶり。お!表の立て看板が新調されてるねぇ〜。
暖簾をくぐったのは14時40分。
店内は入ってすぐ右手にテーブルが2卓、左手の厨房に面したカウンターに7席ほど。一段上がったところにもカウンター席が数席という変形スペース。
店は店主夫妻とお手伝いの男性の3人でまわしており、料理は店主、女将さんはホールと調理補助、お手伝いさんは出前と調理補助をそれぞれ受け持っているようだ。
先客は1組。常連と思しき親子3世代の家族連れで、女将さんと親しげに談笑している。
厨房が臨めるカウンター席に座り、朝からから決めていたカツカレーとシュウマイを注文した。
✔️カツカレーライス ¥750
✔️シュウマイ ¥390
ご主人が中華鍋で作ったカレーがカツの上からドバッとかけられ、7分程でカツカレーが完成。
具は豚バラ肉と大きめにカットされた玉ねぎ。ルウはもったりとして粘度高め。味は小麦粉ベースの懐かしい昭和テイストだ。
スパイシーさは皆無。中華っぽさもあまり感じない。昔ながらのおうち風カレーといったところか。
親しみの湧く味わいは日本人ならきっと誰もが好きな味だろう。福神漬けとのコラボも素晴らしく、サクサクの衣をまとったロースカツとの相性も抜群である。
シュウマイは大振りで食べ応え十分。
よく練られた肉餡のソフトでむっちりした食感が実に良い。
久しぶりに来たけど、やっぱりここは美味しいなあ。
カツ丼、カツカレーといったので、次回はチャーハンかオムライスだな。
訪問日:2022.03.21、食べログ点数:3.43、口コミ数:35件
店名 |
Banraiken
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类型 | 中国菜、拉面 |
03-3781-8247 |
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预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
東京都品川区荏原1-15-1 |
交通方式 |
距離户越银座 445 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
~¥999 ~¥999 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
座位数 |
12 Seats |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
可全面吸烟 2023年7月時点 喫煙可だそうです。 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
平静的空间,有吧台座位 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
神秘不为人知的餐厅,家庭式餐厅 |
✔️オムライス ¥650
✔️餃子 ¥480
町中華のポピュラーな屋号のひとつに『萬来軒』があるが、全国各地に点在するところから推測すると、その大半が組織に属さない、独立した個人商店であると思われる。
暖簾分けを繰り返しながら勢力を拡大していった町中華とは異なり、それぞれが自分の才覚だけで生き延び独自に進化した、いわばガラパゴス化した町中華なのだ。
そんな横のつながりがまったく見えない萬来軒だが、この屋号を掲げる町中華には不思議と評判のいい店が多い。
品川区荏原1丁目にあるこちらの萬来軒も、「安い・早い・旨い」の3拍子揃った銘店として、町中華好きの間では夙に有名である。
Instagramのポストを振り返るとおよそ2年ぶり、3回目の訪問になる。
昭和の大衆中華の雰囲気を色濃く残す店内はテーブル席とカウンター席があり、席に着くなりご主人に紙とえんぴつを渡される。注文を決めたら紙に書いてオーダーするシステムだ。
初訪時はカツ丼と餃子を、そして前回はカツカレーと焼売を頼んだので、今回はチャーハンかオムライスかで悩んだが、最近食べてなかったオムライスをチョイス。
それに餃子を付けて、ご主人にお願いした。
料理の提供は驚くほど早く、注文から5分ほどで出揃う。
ベチャベチャ系でコッテリとした味わいのオムライス。中のケチャップライスには豚肉と玉ねぎが入り、ボリュームもたっぷりで650円なり!ちょっと安すぎるんじゃない?
付け合わせの中華スープも何気に美味しい。鶏ガラベースであっさりしつつもコクがあり、じんわりくる味なのだ。
餃子は小ぶりながら下味とニンニクがほどよく入って実に美味。野菜と肉がバランスよく詰まった餡のシットリ感も好みだな。
ここの料理は全体的に化調強めだが、ガツンとくる食べ応えがまた堪らないのだ。
この物価高のなかでも一貫して低価格を堅持する店主ご夫婦の心意気に改めて敬服。どうもごちそうさまでした。
(2024.4.2/3.46/112人)