テラス席大好き
こちらの存在を知ったのは確か寒い季節でした。
テラス席に伺いたかったので、じっと気候がよくなるのを待ちました。
満を持してテラス席日和の13時頃伺うと、数組お待ちでしたので名前を告げてロビーのソファで待ちました。
程なく案内して頂いたテラス席には、様々なテーブル6卓に様々な椅子が並んでいます。
こちらは日本近代文学館のカフェで、メニューは全て文学に因んだ物になっています。
頂いたのは以下のものです。
・レバーパテトーストサンドイッチ 1000円
・黄な粉の附いた橡の實餅 セット 1100円
・檸檬パフェ セット 1100円
全てシェアして頂きました。
セットドリンクのコーヒーは、ホットは4種類から選べるようですがこの日は芥川に決まっていました。
芥川龍之介『彼 第二』にカッフェパウリスタが登場することから名付け、銀ブラの語源と言われるブラジルコーヒーを再現したものだそうです。
それほど酸味はなく、飲みやすい美味しいコーヒーでした。
サンドイッチは、谷崎潤一郎『蓼食う虫』に出てくるピクルスとソーセージのトーストサンドイッチをインスパイアしたメニューだそう。
豚肉と鶏レバーのパテ・胡瓜とパプリカのピクルス・レタスがサンドされています。
パンはシニフィアンシニフィエさんのパンドミですが、水分でちょっとベチャっとしていて残念でした。
スクランブルエッグは、優しいお味です。
橡の實餅は、谷崎潤一郎展の期間限定メニューで『秋風』に出てくるお餅だそう。
橡の實餅もよもぎ餅も香りよく、餡も美味しくて、頼んで良かった一皿でした。
パフェは、もちろん梶井基次郎『檸檬』をテーマに生まれたメニューです。
『檸檬』は大好きな小説なので、オーダーすると決めていました。
初めて読んだ時のドキドキ感は忘れられません。
レモンのジュレ・グラノーラ・バニラアイスクリーム・レモンオイルのソース・レモンピールが重なっており、爽やかなデザートでバランスも良く、とても美味しかったです。
小鳥の囀りを聞きながら、目に入るのは緑と青い空…
バラの蕾が膨らんでいましたので、咲いたらもっと素敵なテラス席ですね。
お化粧室は、2階にあります。
店内は、満席だったこともあるかもしれませんが、大きなテーブルにぎっしり並んで座っていらして、皆さんのお写真の様な居心地の良い空間には見えませんでした。
内観のお写真を拝見すると、どんどん席数を増やされているようです。
またテラス席に伺います。
店名 |
BUNDAN(BUNDAN)
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类型 | 咖啡店 |
预约・查询 |
03-6407-0554 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館 |
交通方式 |
京王井の頭線「駒場東大前」駅徒歩8分 距離驹场东大前 532 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、AMEX、JCB) 无使用电子钱 可使用二維码支付 |
服务费收费 |
チャージ料なし |
座位数 |
42 Seats ( 室内(禁煙席)24席・テラス(喫煙席)18席) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 可接受20人以下 |
禁烟・吸烟 |
抽烟与禁烟分区 室内(禁煙席)24席・テラス(喫煙席)18席 自2020年4月1日起,有关被动吸烟对策的法律(修订后的《健康促进法》)已生效,因此请在访问前与餐厅联系,并且可能与最新信息有所不同 |
停车场 |
不可能 近隣のコインパーキングをご利用くださいませ。 |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间,有沙发座位,有露天雅座 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒,有鸡尾酒饮料 |
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此时建议 |
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位置 |
神秘不为人知的餐厅 |
网站 | |
开店日 |
2012.9.8 |
备注 |
文豪の愛したお酒や食事が提供される、本好きにはたまらない場所。 |
千里眼さんで冷やし中華を頂いた後は、テラス席狙いでこちらへ伺いました。
平日の12時過ぎ、丁度日影のテラス席には先客がなく、喜んでお店に向かうと店内も空いていました。
程よいクーラーが気持ち良く、思わず店内にしました。
様々な椅子・テーブルが並んでいます。
大テーブル2卓・小テーブル3卓でしょうか。
頂いたのは以下のものです。
・特製生チョコレートケーキ セット 1200円
・敦(モカジャバ) +200円
平日なのでコーヒーは4種類からお選び頂けます、と説明され、前回は平日でも選べませんでしたのでうれしいです。
選んだ鴎外は、森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』に出てくるベルリンのカフェのシーンから付けられました。
当時コーヒーと言えばジャワコーヒーだったヨーロッパで、留学組が西欧文化を感じていたのではないか、ということで、ジャワコーヒーを受け継いだマンデリンコーヒーが使われています。
酸味が少なく、コクのあるコーヒーでした。
生チョコレートケーキは、坂口安吾の『安吾の新日本地理』の中で伊豆大島をチョコレートケーキに例えた文章から、再現したものだそう。
フォンダンショコラの様な、柔らかくしっとりしたケーキで、甘さ控えめの緩い生クリームとバニラアイスクリームが添えられています。
マンゴー・チョコレートの2種類のソースも美味しいです。
貸切状態になりましたので、2杯目以降は200円で頂けるというので、敦をお願いしのんびりしました。
1杯目がコーヒーの場合、ホット4種類・アイスコーヒーから選べるそうです。
敦は、モカとジャバという正反対のお豆を合わせた世界最古のブレンドだそう。
2種類の文体を使い分けた中島敦に重ね合わせて付けたそうです。
初めに酸味を感じ、後味にはしっかりコクと苦味があります。
鴎外の方が好みでした。
コーヒーは、注文の都度お豆を挽いて淹れていらっしゃいます。
カフェオブスキュラロースターズさん監修のオリジナルだそう。
4種類とも200g1300円(税別)で販売されています。
Free WiFiがあり、パスワードがブンダンに相応しいもので、思わずクスっと笑ってしまいました。
パラパラとお客様がいらっしゃいますが、落とした照明も窓の外の緑もBGMも心地良く、テラス席に負けないくらい店内も良かったです。
ピースの又吉さんのサインがありました。