農大の中の食堂 : Resutoran Suzushiro

２０１８年６月訪問

東京都世田谷区にある東京農業大学の中にある食堂。

私はこの大学の卒業生で、今回はちょっと用事があったので母校を訪問。
そのついでにこちらでランチをいただきました。
私が学生の頃は大学内は基本的に誰でも出入り自由で、近所の幼稚園の子供たちが先生と一緒に遊びに来ていたり（緑が多いし、豚とか山羊とかがいて楽しいので）、学食も近所の人が食べに来ていたりしていたように思いますが、現在はどうも部外者は原則的に入れないみたいです。
でも、正直言うと部外者が訪問しても全然わからないと思います。

農大はかなり広い敷地のキャンパスで、以前は学内に食堂が何軒もあってそれぞれに特徴もあったのですが、現在はそれらの食堂も整理されてしまい、この「すずしろ」と隣の「グリーン」、テイクアウトの「一番飯」の3軒だけになっているようです。

店名の「すずしろ」は春の七草のひとつでその正体は大根です。
農大は大根踊りが有名なのでこの店名になったものと思われます。

今回は定食メニューの中で一番高いSセット（520円）を注文しました。
学生時代は一番高いセットなんか注文できませんでしたが、もう大人なので大丈夫です。
(;^ω^)
セットメニューは日替わりでおかずが変わるのですが、当日のSセットはヒレカツでした。

カウンターで食券を渡すと割と早く定食が出来上がります。
内容はちいさなヒレカツ2枚、マカロニサラダ、千切りキャベツ、ハム、みそ汁、ごはん。
農大の学食は食べ物を専門的に研究する大学の割にはどこも味は普通といった感じで特別美味しいというほどでもありません。
でも、メニューにもよりますが、色々と学校が関わっている農業プロジェクトにちなんだ食材を使っていたりして、他の大学の学食よりも色々と興味深いものも多いです。

農大では毎年秋に「収穫祭」という学園祭を開催します。
東京の大学の学園祭の中でも屈指の人気を誇る学園祭で、農産物や園芸品の販売、各国留学生による母国の食べ物の屋台などもあり、とても楽しくて勉強にもなります。
収穫祭の日はだれでも自由に大学に入れるので、他の屋台でおなかが膨れてしまうかもしれませんが、こちらの学食にも足を運んでみるのも一興です。