町中華探訪記：目指せ百迷店 ＃４７ 千歳船橋駅北口 : Chuukaryouri Daiichigen

木曜日の夜です。

今夜はなぜか町中華な気分。
だってさ、昔ながらの典型的な醤油ラーメンが食べたいんだもんね。

ウフッ、実はラッコの裏の顔は快獣ブースカ。
週に一度はラーメンを食べないと生きていけないんだよぉ～ん！

早速食べログるとBM店が多すぎて絞り切れない。

スマホ片手にうつむいて『シオシオノパー』（嘆く時の台詞）

小田急沿線に絞って『バサラバサラ』（嬉しい時の台詞）

北口改札を抜けてノテノテ歩くこと数分。ドン付きを右に曲がると黄色い看板を発見。

うん。これぞ由緒正しき町中華の佇まい。

暖簾をくぐると先客は家族連れが一組とカウンターにリーマンとおぼしきお一人様。

ブースカは入り口そばのテーブル席に陣取り、メニューとニラメッコ。

そういえばこちらはBS-TBSの人気番組、”町中華で飲ろうぜ”で紹介されていたお店。玉ちゃんにならい、633じゃないけどビールの中瓶で先ずは気道を確保。

おおっ、豊富なつまみ類に思わず目が泳ぎます。
一皿料理も全てハーフサイズが用意されており、こりゃあ『バサラバサラ』

蟹と胡瓜のサラダ、餃子三個をお願いし、文庫本を取り出し、まったりポン。

ほどなく着膳。

蟹は缶詰の紅ズワイだけど、お値段を考えればモーマンタイ。それになんやろう、このドレッシングがウンマイ！

餃子は肉が多目のでっぷりサイズ。モチモチの皮が重量感溢れる餡をドシッと受け止めます。

美味いじゃん。
もう一品、つまみを食べちゃお。

メニューに再び目を戻して選んだのがユーリンチ。あの甘酸っぱいネギソースが好っきやねん。

厨房で油に揚げるシズル音が弾けると、まな板でネギをみじん切りするツービートが重なります。

数分で着膳。

うむ！香り良し。
レモンを箸で押しつぶして追い酸味。

一口、アンムッ！

アツ、アツ、アッツツツツゥ～！
熱い！
けど、ウンマイ！

おかげで上顎の皮がめくれたけど、箸が止まらんかったやないかい。
これがドМのサガ。

さてさて、そろそろ〆の醤油ラーメン。

丁寧に両の掌で捧げ持ちながら店主が運んでくれます。

先ずはスープをひとすすり。

うんうんうん。これやこれ。
下手なラーメン専門店をはるかに凌駕する顔つき。

派手な化粧は必要ないねん。
無用な飾りも要らんのや。

これは虜になってしまいました。

『バサラバサラ』と喜ぶラッコならぬ、今夜はブースカ。

そしてご馳走様でした。