小豆とカカオのマリアージュ : SAKATAYA 1793

新潟で1793年に創業した老舗が豪徳寺に出店。
令和元年の節目にオープンした「サカタヤ1793」

ひと味変わった独創的な和菓子を作られているお店ということで、どれどれと伺ってみました。

豪徳寺の商店街の途中にあるお店は、シンプルな外観。
ぱっと見は何のお店かは分かりにくいかも。

私はたまたまお店の扉が開いていたので、中を覗いて目的のお店だと確認しました。
店内はかなりこじんまり、最大で二人入れるくらいの広さ。

和菓子が一つ一つケーキドームに入れられたディスプレイが面白いです。
この日の和菓子は4種類。
薯蕷饅頭だったり、栗きんとんなどの基本の和菓子に、ショコラなどの洋の素材を加えた独創的な和菓子になります。
そして、お値段はけっこう強気で400円～
あんこの他にショコラを使ったりするとこうなってしまうのでしょう。

ひとまず3個購入して帰宅後に頂きました。

■栗きんとん（500円）
　蒸し揚げた栗に和三盆を加えて練り上げたきんとん。
　そして、何と中には小豆のショコラが。

　ほのかにショコラの風味を感じた後、ショコラに香り付けされベルガモットが抜けていきます
　面白い試みですが、ショコラとベルガモットメインになってしまい、栗の風味は感じられません。
　うーん、ちょっと残念。

■あん焼き～アン・ショコラ～（420円）
　村上産小豆「ときあかり」とベルギー産カカオのマリアージュ

　ショコラを練りこんだあん焼き。食感はパウンドーケーキに近いでしょうか。
　しっとりとした生地に濃厚なショコラが香り、そのあとわずかに小豆が感じられます。

　しかし、チョコレートが強すぎて、他の味が飛んでしまっている印象でした。

■山土産～やまづと～（500円）
　薯蕷饅頭です。

　外側は水分少な目の薯蕷生地。少しポサッとした食感です。
　割ると中から栗がお目見え。その栗を包むようにこし餡が練りこまれています。
　餡子は控えめの味わいで、栗の風味がメイン。
　栗の甘味を楽しみながら、小豆と薯蕷の風味を感じます。

ショコラと小豆を合わせたりと、面白い試みですが
これからに期待ですかね。

ごちそうさまでした。


Camera：
　　　Fujifilm X-T20
Lens：
　　　Carl Zeiss Touit 2.8/50
　　　Fujinon XF 16mm F1.4 R WR