近所にあったら通いたい間違いない街中華 : Taishouken

◆前置き
閉店間際の「準備中」の札にフラれ、奇跡のタイミングでまさかの臨時休業など、なぜかお邪魔することができないことが続きました。
平日金曜日に時間があり。
お昼に髪を切って時計を見ると13時前。こちらのお店の存在を思い出して、
（これは今からいけば13時過ぎには店着で準備中ということはないだろう！）
と祖師谷大蔵を目指して自転車コキコキ。

お店が見えてくるとなんと平日にもかかわらず外待ち5人程度の列が。

（平日だというのにスゲーな。。）
と思いつつついに念願叶っての初訪問です。

◆本日のオーダー
こちらは「大勝軒」といえど皆さんがもりそばを食べにくるわけではなく、まさに町中華らしく餃子は当然のこと、野菜炒め定食からカラアゲ定食、生姜焼き定食などなど。
麺類オーダーは少数派のようですが、私は「ラーメン類」しか基本的にレビューしないことにしています。
それと「大勝軒めぐり」をしているので今日はずっと会える日を待ち焦がれていた

つけそば　チャーシュウ入り　750円
大盛　50円

◆味の感想
・麺
　大勝軒らしい角のない丸いストレート麺。
　軟すぎずプリプリした「大勝軒らしい」麺。
　ご主人がワンオペでお忙しそうなので麺量を伺うことができませんでしたが、体感的には
　並盛：250g
　大盛：375g
　特盛：500g
　（いずれも茹で前）
　といったところでしょうか。

　大盛にしましたが「食べきれない」でもなく「足りない」でもなく「ちょうどいい」だったので茹で前400g弱な印象です。

・つけ汁
　醤油が効いていて、唐辛子の辛さがちょっぴりピリッとする個性的なつけ汁です。
　「いわゆる大勝軒」の系譜を感じさせる「甘さ」は皆無、「酸味」もなく醤油だれとスープの仕上がりのようです。
　これはこれでまたひとつの大勝軒というスタイルで「他のあの店に似ている」ということがなく良いですね。
　
・トッピング
　チャーシューは町中華らしいギュチッとしたチャーハンなどにも入っていそうな焦がし炙り気味なモモ（ウデ）肉でしょうか。
　ナルトの細切り、刻み葱、海苔、シナチクと正しい町中華オールスター。

お1人でされているので「早い」はまああれですが「安い」「うまい」で歩いてすぐの近所に住んでいたらしょっちゅういっちゃうねと思いました。

◆余談
・店内
　カウンター席　6　2人掛けテーブル２つ

・うわさのワンオペレーション
これがやっぱりすごい。
町中華なので壁一面の豊富なメニュー。
次から次へと行列のお客さん。
オーダーはさまざま。
どうやら見ているとオーダーをメモしている様子はない。
全部頭に入れているよう。
冷蔵庫もそれほど大きくない。
どうやってこれだけのメニューをロスなく回しているのだろう。
調理・提供・皿洗い・会計を全てお1人でこなしている。
それでもなんだか殺気立っているとかイライラしているような様子もなく接客もさわやか。
町中華の神なのかしら。

この見事なさばきは一見の価値ありかもしれない。
あ、もちろん味もgood。
今度は定食も試してみたい。

ごちそうさまでした。