中野：DJポリスが翼を休める場所 : Resutoran Ikoi

「警備にあたっている怖い顔をしたお巡りさんも、皆さんと気持ちは同じです。皆さんのチームメイトです。チームメイトの言うことを聞いてください」
「声援もうれしいですが、皆さんが歩道に上がってくれる方がうれしいです」
20代の疾風（ﾊﾔﾃ）の9機（江東区の第九機動隊）に属する機動隊員、DJポリスがワールドカップ予選のお陰で一躍有名になった。

警視総監賞受賞おめでとう！

彼が翼の折れたエンジェル（心身に病んだ時）になった時訪れるのが、ここ「東京警察病院」
財団法人自警会（警視庁職員で構成）会員の拠出金により開設された。

ずっと千代田区富士見にあったが2008年陸軍中野学校跡地のここに移設。
9階建ての立派な病院。中に入ると一階二階吹き抜けのロビー。

敗戦後の1945年には一般にも開放されたので、今は一般客であふれている。

ウィキペディアのトレビアネタとしては
「東京警察病院に特異な事業には日本政府や警視庁本部の特命に基づいての医療活動があり、1996年12月のペルー日本大使館占拠事件への特別医療チーム緊急派遣や、1995年3月の地下鉄サリン事件発生後に山梨県上九一色村強制捜査の援護活動などが行われている。」
という特殊性も残されている。

最上階9階までエレベータで上がり、東側に食堂。
外来向けと職員向けがパーティションで区切られている。

来る前のイメージではパーティションの向こうには暴力団との銃撃戦で負傷した三角巾、松葉杖姿の屈強な警官がたむろしながらバリバリ食事しているのではないかと思っていたが、非常にクリーンな雰囲気で幻想に過ぎないことがわかった(笑)

この時間帯は朝食セット（400円）のみ。和と洋がある。
券売機で食券を買い、キッチン出し口に置いてある呼び鈴を押す。

おじさんに食券を渡す。おじさんが洋ですか？と聞くのではい、と答える。
デフォルトは和でなく洋のようである。

出し口で待っているとおじさんが、席に座って待っていてください、お持ちしますとのこと。
中を見ると誰も客がいない。景色のいい窓際に座る。BGMはなし。

左の方に中野サンプラザが見えるなぁと思っていたら、おじさんがお膳を持ってきてくれた。
トースト、ホイップバター、サラダ、ソーセージ、スクランブルエッグ、ポテサラ、野菜スープ。

コーヒー・紅茶はつかない。別に買うと250円（後でセットにすると+150円だとわかったが間違って買いそう）。

トーストは6枚切りでふっくら。バターはありがたい。
スープは少し濃いめのコンソメ。サラダにはフレンチドレッシングがふんだんにかかっている。
ソーセージはスモークされている。玉子はふわふわの仕上がり。ポテサラは少し甘めだがジャガイモが大きく本格的。

なかなか大した出来上がり。
病院の食堂にしては結構しっかりした味付け。

コーヒーは隣のリフレッシュコーナーの自販機で買えば安くあがりそう。
後客二人。意外に穴場の食堂かも。