味噌コーンバターちゃんぽん：野菜増＆肉増で火山のように具材が盛り上がるド迫力！コーンとバターが楽し過ぎる！ : jigemontonchamponsutairu

とまそんのブログ： https://www.ramentabete.com/entry/2023/01/28/120000_1
とまそんのYouTube： https://youtu.be/AMnS_SBrN6U

＜２０２３．０１＞ 味噌コーンバターちゃんぽん 野菜増し 肉増し

＜小春日和、野菜日和＞

　陽が射して風がないと、真冬日の気温でも温かく感じるものです。少し自宅から歩こうかと昼休憩を調整して、とあるお気に入りの店へと向かうが、なんと臨時休業。ここで食らう気満々だったので、もうかなりショック！・・・・・なんだか急速に腹が減り倒して、井之頭五郎バリに路上で立ち尽くしてしまいましたー。

　いかん！これはいかん！腹が減りすぎて身体が震え始める。ウルトラマンの如くカラータイマーが鳴り出して、慌てて向かったのが、こちら「じげもんとん」さん。ちゃんぽん専門店。最近、駅南口のグラバー亭で食ったばかりだが、まぁいいか！。ちょっと趣向を変えて季節限定の「味噌コーンバターちゃんぽん 」。そして気分はじけて野菜増し肉増しとさせてもらいましょう！。


＜全体＞ 野菜増＆肉増で火山のように具材が盛り上がるド迫力！コーンとバターが楽し過ぎる！

　ふふふ・・・知ってはいたが、肉野菜炒め的な具材が大きく盛り上がっているのが痛快！。コニーデ型火山のような整然としたフォルムであり、富士山を美徳とする日本人なら、無意識に美しいと感じる様式美！。山頂にはバターの欠片。山盛の稜線にはコーンが散らばり、噴火後の旧火山のような迫力です。

　肉！野菜！肉！蒲鉾！キクラゲ！野菜！野菜！・・・まさしく旨さの成層火山ってな感じですな。またその直下には姿を見せない麺が、旨さのエネルギーを溜め込んでいるいるような脈動を感じて、もう空腹と感激が同時に極まって気絶しそう。


＜スープ＞ さっぱり系のクリーミーな塩豚骨！甘味柔らかい味噌のコク！野菜の旨味とバターのコク！

　味噌はかなりライト系。柔らかい甘味が感じ取れ、豚骨エキスを邪魔しない感じです。質感としては塩気や風味より「甘味コク」を十二分に感じるタイプ。デフォルトのスープが純白なほどに白いので、色合い的にもライトに感じます。豚骨の白濁なコクに甘味系の味噌が混じったところが旨し。更にサラサラとトロトロの中間くらいのクリーミーさがいいね！。豚骨特有のクセが一切ない上にコク深い！。

　やはりバターはいいね。味噌とバターのコクがせめぎ合う間もなく、口に入れると瞬時に一体化！。むうう・・・・バターが溶けるだけで旨さ２段階アップ！？。

　中盤始まりから、野菜炒めの香りと汁がスープを深く感じます。野菜が炒まる風合いに、炒め油の香ばしさすら感じ取れるほどで、これが豚骨エキスのみならず、味噌味にもすごく馴染んで一体感が半端なし！。


＜麺＞ 自家製麺！ちゃんぽんとしては多加水系の明るい光沢とモチモチ歯応えがナイス！

　ちゃんぽん王道の通り太麺タイプ。うねって多少ボコついたフォルムが具材やスープにもよく絡みそうです。光沢がいいことから多加水系とすぐわかる地肌。太麺でボコついているから、スープは持ち上げよりは、吸い込みが得意そうにも感じます。

　食し始めると、これがフツーにラーメン的な明るいモチモチ弾力なのが面白いですな。Ｒハットよりも反発感あるイメージかも。ちゃんぽん麺って、どこかスパスパした低反発低弾力なイメージで、それとは少しニュアンス付けがあって面白いです。麺自体の旨味も出汁とともに感じ取れます。


＜野菜＞ 焦げ目が旨し！甘味と香ばしさが浸透してコク深し！コーンは味噌との相性！

　野菜の焦げ目が実に旨し！わざと多めに焦げ目を仕掛けていると思える大胆さがいいね。特にモヤシの焦げ目は一段とモヤシの甘味を感じさせ、玉葱の焦げ目は甘味をスープ全体に広げてくれるような働き。もはや焦げ目はスパイス。さらに焦げ目は出汁の素。そしてやっと分かった味噌ちゃんぽんのアイデンティティ。

　粒コーンがわざわざ野菜いために投入・・・これは味噌だからこその演出。他愛もないことなんだが、小さくとも演出のきめ細やかさを感じてナイス！。


＜肉＞ 肉野菜炒めの楽しさあり！スープに浸った旨味あり！ブラックペッパー含んだ刺激あり！

　トッピングはもう肉野菜炒め一色。肉だけ分けてコメントする必要は本当はないのだが、肉増した故に気づくことも少しあり。豚のこま肉なんだが、炒めの段階でスープを投入されているからか、非常に出汁の浸透が深い！そして旨い！。炒めて野菜エキスを絡ませたところで、スープを吸い込んで全てを吸収したかのようです。


＜味変化＞ ちゃんぽんと言えば金蝶ソース！辛子と花椒加えて引き締める！

　長崎ちゃんぽんを表看板に打ち出しているなら、ほぼ置いてあるのが「金蝶ソース」。グラバー亭＠三鷹にも当然あります。長崎の名品と言われるウスターソース。これを入れて味変化させて楽しまない手はありません。

　想像よりも、ウスターソースの割には甘味がしっかりしてたのが印象的。実に悪くない！なのでちょっと多めに垂らすと言うより、流し込んでしまいました。これにより、味噌とは違ったコクがまた生まれて円やかに味わえた流れです。

　今回は「ねり辛子」を合わせて垂らしてみました。これにより甘味と辛味と花椒風味が仄かに増し・・・味変としては大成功！。また食欲が加速してしまいました。


　総じまして「小春日和に野菜日和！野菜不足も一気に解消！塩豚骨＆味噌のクリーミーなスタミナヘルシーちゃんぽん！」・・・と言う感動の嵐！。王道の本格長崎ちゃんぽんとしての個性がありながら、老若男女広く受け入れられる旨さです！。冬だからこそ味噌麺旨し！そして肉野菜がバランス良く取れるので、ヘルシー食としても旨し！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。


　　　冬晴れの 　　
　　　青さが染みる
　　　昼下がり


　　　旨さが染みる
　　　味噌味ちゃんぽん


　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！。

とまそんのブログ： https://www.ramentabete.com/entry/2022/09/07/220000
とまそんのYouTube： https://youtu.be/yzYo7DLHbXo

＜２０２２．０７＞ 卵キクラゲちゃんぽん＋ 野菜増し（中盛）

※７月実食・・・今更ってレビューアップって感じでゴメン！
＜キクラゲ大好き！＞

　これに尽きますな！。実は先日「ラーメン健やか（裏）」に行った帰り道に偶然通りがかって、このメニューが期間限定であるのを知りました。早速次の日に突撃。だって・・・キクラゲ大好きなんだもん！。それにちゃんぽんは、野菜がたくさん摂れるからヘルシーさもあって一石二鳥！。今回は野菜増し＆麺中盛とさせて頂きましょう！。


＜全体＞ 白い出汁と野菜に覆いかぶさる漆黒キクラゲ！ちょっと奇抜さ誘う生玉子がそそる！

　それにしても奇抜さに興奮する！ちゃんぽんにキクラゲって初体験。それに生玉子が絡むとなれば未体験。キクラゲの漆黒さに、生玉子の艶かしさが加わる！。とてもオーディナリーな長崎ちゃんぽんが、こんなにトッピングで妖艶に変化するとは・・・実物は想像以上のインパクトでした。


＜スープ＞ サラサラ＆クリーミーな純白豚骨！そこに野菜炒めの甘みが染み入る旨さ！

　キクラゲから食い崩したい気持ちを抑えて混ざる前のデフォルト豚骨スープ！。何だかとってもキメ細かくいクリームのような絡みつきがナイス。その一方で、コラーゲン系のエキスでトロトロしてるところはなく、逆にサラサラしてます。豚骨の風合いはしっかり出てるが、まるで濾過したかのような上品な味わいと香りでしょうか。塩気はとってもマイルド。やや低めと言ってもいいぐらいでそこが上品。

　そして食い進めるとじわじわと滲み出てくる野菜系の汁の甘みが浸透してくる。白濁の上品だった純白豚骨が、どんどんいろんなエキスを寄せて吸い込み、合わせられた旨味だけがまるで でいだらぼっち のように肥大化してゆきます。これは汁を飲み干す最後の刹那が楽しみでならない！。


＜麺＞ 自家製麺！汁を吸いんでも超モッチモチ！密度感ライトな超多加水中太麺！

　汁吸い込みと同時に交換して吐き出す炭水化物の風合い。絶対これがあると仄かな甘味を生むようです。仄かに中太で黄色がちの麺。そして汁を吸い込みがちでスパスパと切れ込みが軽いです。歯応え「モッチモチ！」と言わせてもらいましょう。店側は「超多加水麺」と宣伝してますが、それに見合う確かに似たような粘り付きを感じます。モチモチした多加水がもっと加水をアップさせたら、舌に張り付くような粘りすらあるかと！。大盛でも良かったかな・・・見栄えはボリューム感じるけど、きっと楽に制覇できますので、男子＆ワイルド女子なら大盛必須かと！。


＜キクラゲ＆生玉子＞ 滑ってヌメった後でゴリゴリと潰れる歯応えが痛快！麺と野菜にも合う！

　キクラゲと生玉子の相性ってのは、ちょっと分かりにくいが、食感が最高に面白い。それらが一体化すると、妙に絡むので滑るようで野菜や麺をキャッチします。そこを捉えて噛み締めるが・・・チュルっと口の中に入ったあとはバキバキゴリゴリと歯切る音が痛快！。骨伝導で鼓膜を更に響かせるようすです。そしてその後はザクザクと野菜の歯応えとコラボするから更に楽しい。さらに麺のモチモチさと混じるので、実にカオスな食感が楽しめましょう！。


＜具材＞ 全体的に中華鍋炒めの香ばしさが痛快でシャキシャキ感が完全キープ！

　炒めがナイス！。丸底で直径もかなりデカい中華鍋で振るわれながら、全体が均一に満遍なく炒めが入ってます。その炒めが「ちょい焦げ」状態一歩手前って感じ。もやしにも、かまぼこにも、肉にも、炒めの妙技で香りがハンパなく押し寄せてくるようです。この材料費高騰のご時世で、ランチタイムで野菜増しサービスと言うのもありがたい！。あえて野菜増しサービスの上に野菜を増して、トリプル増しって強者もおられましたー！今度それ真似しようっと！。


＜味変＞ 辛子！ニンニク辣油！金蝶ソース！刺激を与えるのも一興かと！オススメです

　生玉子とキクラゲで多少は全体が薄味になるようなので、薬味を徹底活用させて頂きました。特に、ちゃんぽんなら「金蝶ソース」は必須アイテム！。激しくオススメかと！。


　総じまして「奇抜な楽しさ！芳醇でゴージャスな旨さ！夏の痛快爆食系ちゃんぽん！」・・・と言う感動の嵐！。一見奇抜そうですがベースはオーソドックスで逸脱しない旨さです。定期的に限定ちゃんぽんを出してるようなので、ちょっとこの夏は定点観測してまた訪問するかと思われます。そんな応援気分を込めて激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。


　　　楽しさに
　　　心の憂さも
　　　晴れる哉


　　　見た目と旨さ
　　　痛快ちゃんぽん


　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！

とまそんのブログ： https://www.ramentabete.com/entry/2022/02/04/000000
とまそんのYouTube： https://youtu.be/uKghdys7u_U


＜２０２２．０１＞ 黒ちゃんぽん（大）＋ 野菜W増

　オミクロン猛威を振るう中、在宅勤務強化なのですが、年度末が近づくこの時期は、誰もが忙しいのです。昼休み時間まで、Zoomで相談持ちかけられてしまう・・・・。なので遅い昼飯。超空腹でガッツリと食いたい気分だったので、今回は久しぶりにチャンポンで野菜ガッツリマシマシにして、憂さ晴らし気味に弾けてみましたわ！。食べる量は歳を重ねる度に減ってるんだが、妙に久しぶりにチャンポンとなると心が弾む！。そんな運びで「黒ちゃんぽん」をチョイス！。


＜全体＞ 野菜不足を一気に解消する増しっぷり！降りかかるペッパーとマー油のワイルド感！

　薄型の丼に盛り上がる野菜炒めの迫力！これが中々と嬉しくさせる。黒々としたマー油は野菜炒めの方に、タレ感覚でかかるのが旨そう！。しかも長崎名産「金蝶ソース」がかかっているような風貌にも見えるので、本格的にも感じられます。そしてご自慢のスープの白さがとても優しい色合いで和むぅ〜。降りかかるブラックペッパーも大胆でとても目に焼きつく麺顔です。


＜スープ＞ ちょっと意外な程なサラサラ＆クリーミーな純白豚骨！野菜炒めとマー油の刺激が交錯する旨さ！

　まず、マー油が混じり切る前のデフォルト豚骨スープを味わう！。黒胡椒を避けて掬り味わうと、ライトだけどコク深し！きめ細かくてクリームのような絡みつきがナイスです。コラーゲン系のエキスでトロトロしてるところはなく、逆にサラサラしてます。豚骨の風合いはしっかり出てるが、濾過したかのような上品な味わいです。そして塩気はとってもマイルド。

　更にマー油が混じると香ばしさが増して食欲をそそる！。マー油と豚骨の相性の良さは承知してますが、ニンニクを焦がした風味が、ブラックペッパーにすごく反応して浸透と拡散をする感じ。また野菜炒めからくる全体の香ばしさが、これまたマー油の風味にもマッチなのです。食い進めるとじわじわと滲み出てくる野菜系の汁の甘みが浸透！。白濁の上品だった純白豚骨が、どんどんいろんなエキスを寄せて吸い込みます。


＜麺＞ 自家製麺！汁を吸い込み明るくモチモチ！超多加水中太麺！奥歯で潰して楽しい旨さ！

　麺の汁吸い込みと同時に吐き出す炭水化物の風合いがいいね。 中太で多加水系な黄色がちの麺。こんなにも「モッチモチ！」なのが、大胆さを感じます。「超多加水麺」と言っても良いかも。この麺はすするのと噛み潰すのが、シンプルに面白い！。耳たぶより柔らかく、ところがザクザクシャキシャキな野菜たちを巻き込むから、歯ごたえがとても複雑でカオスな楽しさがあります。麺の長さが短めで、具材たちを巻き込みながら、はぐはぐと口の中へと運び入れて食らう。全体的には汁吸って、旨味吐き出した功績が大きいようです。これは麺大盛にして正解。


＜具材＞ 炒めの香ばしさが痛快！シャキシャキ感完全キープ！ブラぺが効いたオカズ的具材迫力！

　炒めがすごく本格的！そして上質。長崎ちゃんぽんでは定番の紅白のかまぼこが嬉しいね。野菜炒めも秀逸で、丸底で直径もかなりデカい中華鍋で振るわれながら、しっかりと炒めが入ってます。その「ちょい焦げ」状態が香ばしくてナイス！。もやしにも、かまぼこにも、肉にも、妙に均一に軽く焦げ目あり。これらの香りが押し寄せて来ます。

　そして大量に降りかかったブラックペッパー。これが炒め香ばしさに合う。マー油で仕上げがかかった野菜炒めが、こんなにも影響力があるとは再認識。野菜増し激しくオススメです！。


　総じまして「ゴージャスで豪快！ガッツリザクザク食い散らかす爆食系ちゃんぽん！」と言う感動の嵐！。二郎系よりはヘルシーでバランス良くガッツリ食えるのが嬉しいです。ランチ時には混んでるが、デリバリーや持ち帰りでも人気が高そう。三鷹の南口でちゃんぽんと言えば「グラバー亭」ですが、北口には「じげもんとん」あり！。激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。


　　　大寒に
　　　空腹震う
　　　冬晴れに


　　　マー油の刺激
　　　気分晴れ晴れ


　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！

とまそんのブログ： https://www.ramentabete.com/entry/2019/04/30/204702
とまそんのYouTube： https://youtu.be/vi-pVxoHKkE

＜２０１９．０４＞ 黒ちゃんぽん（中）

　それにしても、歳とると空腹には負けやすくなるね。そういったことに辛抱ができなくなる。そのくせ食べる量は往年に比べてかなり減ってる。実はあまり、ちゃんぽん気分ではなかったのだが、それに負けたってことなのさ。そんな流れであまり品選びに執着せず、なにやら限定扱いっぽいというだけで、「黒ちゃんぽん」をチョイスしました。
 
 
 
 
＜全体＆スープ＞ ちょっと意外な程なサラサラ＆クリーミーな純白豚骨！そこに野菜炒めとマー油の刺激が交錯する旨さ！
 
　おおお！ちょっと意外な迫力！！薄型の丼だとは言え、野菜炒めの盛り上がりが中々嬉しくさせるじゃないか！しかも黒々としたマー油はスープに溶けているんじゃなくて、野菜炒めの方に仕上げとしてかかっているではないか！。まるで予め長崎名産「金蝶ソース」がかかっているような風貌に興味が掻き立てられる。そして一方のスープの白さがとても際立ち、カラフルなんだかコントラスト強いんだか、とても目に焼きつく麺顔。
 
　まず野菜炒めから食い崩したい気持ちを抑えて混ざる前のデフォルト豚骨スープから。食い進めるといろんな味が混じるからね・・・ベースを味合うために。早速黒胡椒が散っているんだが、そこを避けて掬って味わうと、何だかスゲーきめ細かくてクリームのような絡みつきだ。しかしコラーゲン系のエキスでトロトロしてるところはなく、逆にサラサラしてる。豚骨の風合いはしっかり出てるが、まるで濾過したかのような上品な味わいと香りがいい感じ。そして塩気はとってもマイルド。やや低めと言ってもいいぐらいでそこが上品。と言うより、これから具材などで混ざり来る味わいの受け入れを計算してるのかもしれません。
  
　マジかよ・・・ちゃんぽんに、マー油が混じるだけでこんなに香ばしさが増して食欲をそそるのか！。ちゃんぽん自体に経験値がそんなに高いわけじゃないけど、マー油とのコラボちゃんぽんは初めてかも。だからと言って単に新鮮に感じたんじゃなく、相性の良さに驚きました。ニンニクを焦がした風味が、ブラックペッパーにすごく反応して浸透と拡散をする感じ。そして野菜炒めからくる全体の香ばしさが、これまたマー油の風味にもマッチします。さらに食い進めるとじわじわと滲み出てくる野菜系の汁の甘みが浸透してくる。白濁の上品だった純白豚骨が、どんどんいろんなエキスを寄せて吸い込み、合わせられた旨味だけがまるで でいだらぼっち のように肥大化してゆきます。これは汁を飲み干す最後の刹那が楽しみでならない！。
 
 
 
 
＜麺＞ 自家製麺：ちゃんぽんとしては面白い！汁を吸いんでも超モッチモチな超多加水中太麺！
 
　汁は確かに後追いで旨くなってゆく！しかしその功績の一旦を担っているのが、実は麺。この麺の汁吸い込みと同時に交換して吐き出す炭水化物の風合い。絶対これがあると仄かな甘味を生むと、勝手に思う次第です。さてこの麺は、なんと自家製麺とのこと。この店のどこにそんなスペースがあるんじゃいと思うけど、きっと武蔵境か吉祥寺の本部にあるのでしょう。
  
　ちゃんぽん麺のイメージって、意外と思い浮かばないよね。何となく中太で黄色がちの麺。そして汁を吸い込みがちでスパスパと切れ込みが軽いってな記憶かな？。今回の麺もそれらとはハズレてはいないのだけど、こんなにも「モッチモチ！」なのが、まるで規格を外れたような大胆さを感じるのです。店側は「超多加水麺」とお呼びになってる。超多加水麺と言うと、亀有と下北沢をスッと連想するあなたは、完全にラヲタです（爆）。それらと比較するつもりは無かったけど、確かに似たような粘り付きを感じます。モチモチした多加水がもっと加水をアップさせたら、舌に張り付くような粘り感じるモチモチ感へ・・・という流れかな？。
  
　この麺はすするのと噛み潰すのが、シンプルに面白い。耳たぶより柔らかい。ところがザクザクシャキシャキな野菜たちを巻き込むから、歯ごたえがとても複雑。麺の長さがも短めなため、ズボボボボってすすることが苦手で、結局具材たちを巻き込みながら、はぐはぐと口の中へと運び入れて食う。なので麺自体のシンプルな粘りつくモチモチ感は、ちょっとお預け状態になってしまうが、全体的には汁吸って、旨味吐き出した功績が大きいようです。これは麺大盛りでいただきたい！！
 
 
 
 
＜具材＞ 全体的に中華鍋炒めの香ばしさが痛快でシャキシャキ感が完全キープ！ペッパー感が効いた晩御飯的満足感！
 
　炒めがすごく上質です。ちゃんぽんといえば、それ用によく見かける紅白のかまぼこ。それもしっかり入ってます。さてこの野菜炒めは、実に秀逸です。丸底で直径もかなりデカい中華鍋で振るわれながら、全体が均一に満遍なく炒めが入ってます。その炒めが「ちょい焦げ」状態一歩手前って感じ。もやしにも、かまぼこにも、肉にも、妙に均一に軽く焦げ目が確認され、これらの香りがハンパなく押し寄せてくる。これがまず旨くて仕方ないね！。きっと肉や野菜を炒めた後に、鍋にスープを入れて馴染ませるようなことはしないです。味噌ラーとは違った食感を存分に楽しみたい。
  
　それだけでなく、味付けの工夫に最後かに降りかかったブラックペッパー。これが実に焦げた香ばしさに相性良し。そして、今回の千両役者であるマー油。マー油で仕上げがかかった野菜炒めは、更にマー油のコクと甘味手に入れますが、こんなにも影響力があるとは意外。野菜増し・肉増しも可能（ともに＋２００円）。個人的には「〆のおじやセット：１５０円」がリーズナブルな気がします。
 
 
 
 
　総じまして「ゴージャスで濃厚なるタンメン気分でザクザク食える・・・爆食系ちゃんぽん！」という感覚かしらん。ちゃんぽん食ったのに、なぜかマー油のせいか近年台頭してきた「濃厚タンメン」に似たフィーリングありかも。オーソドックスも忘れず逸脱しない範囲で楽しめるワイルドな旨さ。これは必ず再訪問して食いたいと思ってしまいました。多分そうするー！そんな応援気分を込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
 
 
 
　　　雨宿り
　　　空腹抱え
　　　ちゃんぽん也
 
 
 
　　　マー油の刺激
　　　憂さも晴れ晴れ
 
 
 
　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！