うどん、少なくとも手打ちうどんは嚙み応えあり風味もある美味 : Tsukutsuku Boushi

大阪の人がしている。がうどんは手打ちと機械打ちがあり、機械打ちは食べていないが手打ちうどんはかたくて美味しい。大阪、まあ関西はうどんは盛んだが比較的出汁に馴染んだ柔らかいうどんが主流だった｡が香川県と心理的に割と近く、橋が出来てから人流もますます盛ん。しこしこした讃岐うどんを好む人も多い。今や大阪にかたいうどんを出す店も少なくない。

当店は讃岐うどんの風味とこしではなく富士吉田のうどんを彷彿とするかたさ。また料理の種類もあり調理技術も高い。繊細さはあるが出汁は醤油辛さがある。(ステレオタイプな意味での関西風薄味ではない。そもそも関西風薄味と言われる出汁は色が薄いだけで塩分は強い)あくまでも東京のノーマルな味に照準があっている。

夜型の居酒屋みたいな顔もある。メニュー多い。ただし夜に居酒屋として利用した事はない。
あくまでもうどん屋として利用するなら15時から17時までがお薦め。17時以降は席料がかかる。ただしお通しが付くみたいで夜に居酒屋利用するには席料が損、という意味ではない。

15時開店｡昼は食べられない。15時台16時台の幸せ、それが当店の手打ちうどんである。

夜の刺身類、料理類、詳細は書かないが盛り沢山。居酒屋の名店として使えそう。

機械打ちと手打ちが選べる。機械打ちは食べてないが当然手打ちにした。

常連みたいな人がさっと来てさっと食べて帰っている。その人達は機械打ちみたい。手打ちはかなり待つ。でも待つ甲斐はある。

あらゆる素うどんを500円以下で食べて帰る事は出来ない。居酒屋メニュー多数。また飲み屋というより割烹みたいなメニュー｡高級とは縁ないが、三重県の金目鯛の姿煮とか琵琶湖の稚鮎の天麩羅とか、諸々「それなりに払って美食家が楽しめる店」を目指しているみたい。
天麩羅が天麩羅専門店の一流の塩梅とはいかないが食材もまあまあ良く、天麩羅うどんにして正解だった｡(海老が、このくらいの価格帯にしては悪くない。野菜の天麩羅に季節感、カボチャや蓮根の天麩羅に香川県を思い出した)

17時以降お通し付きでワンドリンク制。席料300円。

味以外で、うどんを純粋に味わいたい人にとって微妙な点あるが、17時までに天麩羅うどん、肉うどん、鳥天うどんを味わいに行くには優良うどん屋さん。

手打ちうどんは美味しい｡人不足だが店長の感じもいい。

こしのつよいうどんが好きなら非常にお薦めします。