可もなく不可もない家系ラーメンが食べられる尾久家@尾久 : Noukou Tonkotsu Ramen Okuya

2023年4月のとある土曜日の19時過ぎに訪ねた。

尾久駅から徒歩2,3分ほどの場所にある家系ラーメンの店「尾久家」。

それほど広くない店内には先客なし。

食券機で「豚骨醤油ラーメン（並）」¥650と「もやし」¥50を選択する。

カウンター席に座って食券を提示する。

店内の雰囲気的にはかなりくたびれた感じがある。女性のワンオペという営業スタイル。

7,8分ほど待って料理が提供される。

チャーシュー、メンマ、ほうれん草、ネギに海苔が3枚とたっぷりのもやしが盛り込まれた豚骨醤油ラーメン。

スープを味わってみると、まろやかでほんのり甘みを感じる。程好い太さの麺と共に食べてみると、家系らしいスタンダードな味わいのラーメンという印象。

もやしはコッテリとした豚骨醤油ラーメンには合っているが、鮮度の良さは感じなかった。もうちょっとシャキシャキとした食感があると良いと思う。

卓上のおろしにんにく、豆板醤を投入してコクと刺激を加えてジャンクな豚骨醤油ラーメンに仕上げながら食べるのが良い。

海苔はスープに浸して味わう。ほうれん草は家系ラーメンのスープにはよく合っている。チャーシュー、メンマはありきたりな感じで、スーパーで売っているような既製品を使っているような具材。

胡麻も振りかけて香ばしい風味も楽しみながら豚骨醬油ラーメンを味わうが、終始この店らしさが感じられるような味ではなかった。

ボリューム的には良い感じで値段設定は控えめなため、それなりにお得感はある。トッピングが50円というのも嬉しい。

ただ、油で汚れた感じのする店内で落ち着いて食べるという雰囲気ではない。尾久界隈で気楽にラーメンが食べられる店は多くないので貴重な存在ではある「尾久家」。尾久駅を降りてどうしても家系が食べたくなったら利用するかな、という感想を抱いた。