絵力強いモツ串 : Fujiya

17時前に店の前に着いた。
やがて、50代くらいの店主が中から現れ、のれんをだし、看板に灯りを灯した。

底に続けて入るのもせわしないので、一拍置いて中に入り、口開けの客となった。

大きな銅製の煮込み鍋を囲う形で小さなL字型のカウンター。
6人くらい座れそうな小上がり。
小上がりは昭和期に家族がちゃぶ台を囲んで食事をしていそうな小上がり。

お通しはさつま揚げと蒟蒻とインゲンの煮ものだったが、味がとてもいい。

キンミヤのボトルを頼んだ。
ちらりと美味しそうな瓶詰の梅干しが厨房内に見えたのでそれを入れてもらった。

あん肝や、小茄子のからし漬けをつまんでいたら、
「そろそろ煮込みますか」と言われて、頼んだらセットで来た。
名物の煮込み串は最初から煮込んでいるわけではなく、注文毎に煮込む方式。
味噌も使っているだろうが、どっちかいったら醬油のほうが強いかも。
思ったよりさっぱり。
フワ、ハチノス、レバー、シロなど。

時間が経つにつれ、常連がカウンターを埋めはじめ、店主とローカルトーク。
「四中の何とか君がとっぽかった」、「あの店の後継ぎがやめたらしい」とか。
みんな、小さいころからの顔見知りなのだろう。
途中、何かのきっかけで会話に参加する事が出来た。

The 下町の酒場って感じを楽しめた。
勢いでボトル入れちゃったから、また行かないとな。