おばちゃん客も多い電機大前の町寿司 : Yamayoshi Sushi

どの町でもよく見かける地元密着の町寿司の典型で地元の方に案内いただいた次第。

北千住東口から延びる商店街から数分の所にあります。
神田錦町・神保町から移転した電機大の正門前です。

気の利くバイトの子が４人くらいるそうですが、女子大生だけど電機大ではないようです。
変なオジサンは寄り付かないと思いますが（笑）ここの女将さんが中々豪快な肝っ玉母さんであるのと
こういう店にしては（と言っていいものか）おばちゃん客が多いのでボデーガード役は沢山います。

この日も男性は我々を入れて5名程度であとはおばちゃんらが１２人くらい出入りしてました。
北千住はおばちゃん呑兵衛パワーが強いのでしょうか。
心なしか男性客は皆酔い酔いです。

ほろ酔いセット（2,000）をベースに組み立てるといいそうなので、これを2人前お願いして大瓶をまず一本。

まずお通しが枝豆。茹でたてで湯気がホクホク、塩気も浅く固めの茹で加減がいいですな。
夏の夕暮れのスターターにはやっぱり枝豆が絵になるなぁ　などと話していると海鮮サラダが着丼。
大きな丼ぶり状の器に大盛りの野菜とベビーホタテ、海老、カニカマがのってます。
４種類のドレッシングから梅ドレッシングを。
「かけすぎないで」とお願いするのを忘れていたものの意が通じたのか軽めでサーブされGood。
（バイトの子への点数UP！）

冷酒と緑茶ハイのあとは焼酎４合瓶に切り替えて、お湯割りとロックで。
テーブルが何かと狭いのでお湯は都度注いでくれるのですが、九州の出でもなかろうにちゃんとお湯を先に
入れてから焼酎を注ぎ足してくれるのにはまた点数UPです。

続いて３点盛の刺身。
大きなタイラギに白ミル、とり貝、赤貝と４種もありますが、数が足りなかったので混ぜたのでしょう。
思わず多く食べることができてラッキーです。

この日ネタケースにも大きなタイラギがあったので、この日のイチオシだったのでしょう。
４等分しても大きなタイラギは歯ごたえ良し香り良し。春ならではの美味しさです。
酒と醤油を塗って軽く炙っても酒がすすみむでしょうね。
とり貝もほぼ生のものでさっと熱湯をかけただけのものでしょう。白ミルと共に香りがよかったです。
好物の貝刺しで湯割りもすすんで、次は

銀だらの西京焼です。
味噌床から自家製らしくこれもイチオシなんだそうです。
自慢するだけの味噌と酒の加減。皮の部分が一番美味しいんですけど取り合いはせず仲良く半分に（笑）

セットにないものでカンパチかま焼きとイカゲソの炙りをお願いしましたが、カンパチは小ぶりながら
身の締まったもの、ゲソも茹でてあるものでいいものかとご主人は躊躇していましたが無理言ってお願いしました。

〆の握りは８貫と量も多いそうなので巻物の盛り込みにしてもらいました。
トロタク巻、穴きゅう巻、芽葱梅巻。
なんと赤酢を使ってました。キリッとした締まり加減と香りが好みです。
そしてガリも自家製らしく、妙に甘ったるいのはNo Thank Youですけどお替りするほど美味しかったです。


これで二人でほぼ諭吉１枚。
さすが北千住というか、町寿司として文句なしです。