完璧なうな重 : Uo Masa

予約時に国産ブランドうなぎのうな重(特上)と合わせて白焼き(あえてこう書きます)を注文しておきました。
追加でビール(ハートランド瓶)とかぶと焼きの佃煮もいただきました。

・うな重
完璧な理想のうな重。
いつも通り熱々でトロトロの身。
炭火焼きの香ばしさもヨシ！
ご飯の硬さも完璧です。
タレも完璧。
ひとつひとつの要素が完璧で、それぞれが合わさったバランスとハーモニーも完璧でした。

・志ら焼き
これも熱々。
しゃくしゃくとした舌触りで溶けていきますが、皮が分離して食べにくいです。
しばらく注文しなくて良いかな。

・肝わさと骨せんべい
2匹分きてびっくりしましたが、白焼きも注文しているからですね。
肝に個性があるのが面白いです(当たり前か)。
今日の骨は割と軽めの歯応えでした(かなりガリガリガチガチだったこと有り)。

前回の対応があまり良くなかったのと暑い時期を避けていたのとで、4ヶ月ほど間が空いてしまいました。
今回のホールは初めて見る方ばかり。
中年のオバサン2名は微妙でしたが、女子高生風の若いスタッフが頑張っていてホッコリしました。

うなぎ屋さん巡りでは日本酒を呑むのも楽しみのひとつですが、魚政では次からはお茶かビールにしようと思います。

さて、そんな魚政は今年2回めです。
一カ月ほど前に予約して訪問しました。

【うな重(ブランド鰻特大)】11,330円
事前に15,000円の天然鰻を予約していましたが、この日は入荷なし。
魚政システムにより、予約時の価格に近いブランド鰻に変更されました。
こちらとしても、時期的にまだ早いかな?とは思っていたので仕方ないと諦めもつきます。
諦めはつきますが、せめて代替品を客に選び直させるくらいのことはしてほしいものです。

そんな坂東太郎(特大)のうな重は、いつも通り火傷しそうなほど熱々。最後まで熱さを保ったまま食べられました。
フタを開けた瞬間から香る炭の香ばしい匂いは、口の中にも広がり美味しさに引き立てます。
うなぎはふわふわで口の中で蕩けます。
今回いただいた坂東太郎は脂の乗りも良くねっとりした舌触りもあり、今まで魚政さんで食べた坂東太郎の中でも1番美味しいと思いました。
今回は骨も全く気になりませんでした(初回はひたすら骨が気になりました)。
ご飯の硬さも完璧。
タレのかかり具合も完璧。
完璧なうな重でした。

先に出される骨せんべいはいつもより歯応えが軽く、(油が)ジューシーで今までより美味しく感じました。
裂きたての肝わさはいつも通りですね。
肝吸いの肝は別に仕入れてるんですかね？(未確認)若干の苦味がありました。

【カブト焼きの佃煮】1,000円
骨まで柔らか、ふっくら。
うなぎの身もたっぷり感じられて美味しいです。

【飲み物】
醸し人九平次雄町純米大吟醸1,000円

魚政さんにお邪魔するのは今回5回目になります。
今まで天然2回、坂東太郎2回いただいたので、今回はあえて価格的には最安の「国産うなぎ特上」を注文しました。
結論から言うと、坂東太郎や天然鰻に負けない美味しさ、むしろ1番好きまであります。

【うな重(国産うなぎ特上)】6,030円
この日のうなぎは鹿児島だそうです。
入店から30分で提供されました。
まず炭の香ばしい香りが広がります。タレは濃いめで甘さが主張するように思いますが、とても美味しいです。
身は柔らかで、ふわふわとか解けるというより舌触り滑らかです。
火傷しそうなほど熱々なのが魚政さんの魅力で特徴ですね。
鰻は今まで食べた坂東太郎の特上や天然鰻と比べると若干小さめで薄いように感じました。
ご飯も硬めでとても好み。
うなぎ&ご飯&タレ、トータルのバランスがハイレベルでまとまっており、食べながら「完璧」という言葉が頭に浮かびました
美味しくて、ゆっくり味わって食べたいのに貪ってしまいました。
皮が箸で切れず身と分離してしまうところがあったのは少し残念でした。

肝は裂きたてだけあって新鮮で苦味/zero。
ぷりぷりです。
骨せんべいは、気持ち坂東太郎や天然より歯応えが軽く食べやすかったです。
相変わらず塩加減が絶妙なのも良いです。

肝吸いも、肝は苦味なく出汁も美味しいです。


【天然鰻 短冊の串焼き】2,000円
注文してすぐに出てきました。
歯応えはネチっとして、地焼きともまた違うんですね。
うなぎの香りというか臭みというか、結構あります。
人によっては苦手かも知れません。
肝塩or山葵醤油でいただきました。

【飲み物】
最近はずっと十四代をいただいていましたが、今回はビールをいただきました(うな重前の骨せんべいにはビールが合うと思ったので)。
以前はハートランドだった気がしますが、今日はアサヒのスーパードライでした(残念)。
メニューにビールの銘柄の記載はないですが、日本酒等は前回から新しくなっていました。

【その他】
全然回から気になっていたのですが相変わらず外国人客が多いです。
お店の前に設置されている自販機は以前は現金だけでしたがPayPay等にも対応するようになっていました。
いずれ自販機のうなぎもいただいてみたいです。

【うな重】　20,330円
2万円の天然鰻を事前に注文しました。
今日は長良川産だそうです。

うなぎは脂が乗って、とろとろ
身は解けるのでなく、口の中で蕩けて無くなります。
臭みや癖はなく、ほのかに鰻の香りが感じられます。
火傷しそうなほど熱々なのも嬉しいです。
食べ終わるまで熱々でした。
うなぎは厚みもあり、大きさも満足いくサイズです。
ほんのり僅かに噛みごたえもあり。
魚政さんには今回を含めて4回お邪魔したが、今回が1番好みなうな重でした。
うなぎが重なるビジュアルも地味にテンション上がりますね。
(天然鰻の産地も違えば個体差もあると思うので単純な比較は出来ないでしょうが)前回3万円の天然鰻を地焼きでお願いして刺さらなかったので、今回焼き方は指定しなかったのですが、それが功を奏したのかも知れません。
今回のほうが圧倒的に好みでした。
時期的に天然はもう入荷無いかも？と心配していましたが、無事美味しい天然うなぎを食べられて大満足です。

【ばら身鰻作】900円
味付けが素晴らしい。
また食べたい逸品です。

【飲み物】
十四代 極上諸白純米大吟醸 8,000円
レアな十四代が飲めるのも魚政さんでの楽しみのひとつです。
ただ、同じ銘柄でも他店より値段設定が高く感じます。

【接客】
特別良いわけではなく、飲食店としてあるべき当然レベルです。
ただし今回は残念なことも。
貴重な十四代が飲めるので記念にボトルの写真を撮りたく、「ボトルの写真を撮らせてもらって良いですか？」とお願いすたのですが、厨房に引っ込んで「ボトルの確認させろって言ってる」という会話が聞こえてきてガッカリしました。

事前の注文で、天然鰻30,000円のものを注文しました。
この日の天然鰻は浜名湖産だそうです。
会計を見ると27,000円程度でした。
予約ページには「上限」30,000円とあるので、入荷した中で1番大きいサイズがいただいた鰻だったのだと思います。

事前にお店に確認と相談の上、半身を白焼き、半身をうな重に、それぞれ地焼きでお願いしています。
半尾ずつでもかなりの大きさで、サイズ・ボリューム的はちょうど良く、お腹いっぱいになりました。

以下、食事の感想の前に
・魚政さんの利用は3回め
・魚政さんで天然を食べるのは初めて
・天然鰻を食べるのは人生で4回め
と色々少ない経験により、
・お店の調理方法の個性
・天然鰻の個体差
・天然鰻の産地の差
これらの判別が出来ていない点をご了承ください。

3万円の天然鰻、どんなに凄くて美味しいのだろうかと想像していましたが、想像していたほど鰻の風味は感じず。
全体的に(想像していたより)あっさり味の印象です。
これが浜名湖産天然鰻の特徴なのか、魚政さんの特徴なのかは、前述の通り分かりません。
うなぎニワカの私には判断出来ないので、今後更なる調査が必要ですね(笑)

あまり鰻を食べ慣れていない私ですが、食べ終わってみて「もしかしたら自分は普通の養殖の方が好みなのかも？」と疑問も持ちました。
次回は天然を蒸しでお願いしてみます。

【うな重】
浜名湖天然鰻です。
事前に地焼きでお願いしています。
白焼きはフワフワでしたが、蒲焼はプリプリで、同じ天然鰻の地焼きでも全く印象が違うのが興味深いです。

【志ら焼】
皮はサクサク、身はふわふわ。
身のねっとり感や脂のジューシーな感じはしませんでした。

前回、坂東太郎の白焼きを地焼きで注文した時にとても食べにくかったのですが、今回はこちらが何も言わなくてもハサミを用意してくれました。
とても食べやすく、大変ありがたかったです。
ただ、最初から切って提供する店がある中、そうしないのは魚政さんの美学か何かなのでしょうかね？

初訪問の前回はまだほとんど高級店のうなぎを食べた経験がありませんでした。
その後20店以上うなぎ屋さんを食べ歩き、自分の経験値も少しは上がっただろうと思い、再確認と再評価のため、再び食べログで高評価の魚政さんにお邪魔しました。

【うな重】国産ブランドうなぎ特上 7,030円
蓋を開けた瞬間に鼻をつく炭焼きの香ばしさがまず素敵です。
蒲焼は口の中で滑らかに蕩けます。
厚み、サイズも満足のいくものです。
タレはやや濃いめでしょうか。
うなぎの風味や脂はそれほど感じませんでした。
全体的にレベルが高いですが、「お前がナンバーワンだ」というレベルではありません(これって私の感想です)。

冒頭の理由から、1尾と2尾の違いはあれ、あえて初回と同じランクの鰻を、魚政さんの基本かつ真骨頂と思われる蒸しで注文しました。

なお、前回気になった小骨の多さは今回気になりませんでした。

【志ら焼】国産ブランドうなぎ特上 7,030円
うな重は蒸しですが、白焼きは地焼きでお願いしました。
結論から言うと期待を超えるものではなかったです(自己責任)。
地焼きのせいか皮が切りにくく食べづらかったです。
口に入れるサイズにするのに四苦八苦して食事に集中できませんでした。
ねっとり感はありますが、そこまでうなぎを感じられませんでした。
サイズはかなり大きいです。
ひとりでうな重も食べることを考えると、もっと小さいサイズで良いと思いました。
次にお邪魔する際の良い参考になりました。
次回はお任せ(蒸し)でお願いするかもしれません。

【かぶと煮】900円
トロトロに煮込まれた身、骨はくにゃっと柔らかく、美味しいです。
タレは甘辛く濃いですが、うなぎの味をしっかり感じられます。
※卓上のメニューは飲み物だけですが、ダメ元で一品料理が何か出来るか聞いてみたところ、一品料理が書かれたホワイトボードを持ってきてくれました。
短冊の素焼き？も気になりましたが、白焼きを注文しているのでかぶと煮をオーダーしました。

【肝吸い】250円
特筆するものなし。
次からいらないかなとも思いますが、うな重に肝吸いがないのも寂しいという理由でまた注文すると思います。

【十四代　純米大吟醸　龍の落とし子】5,500円
1番高いものは11,000円ですが、さすがに躊躇して低めの価格帯のものを注文しました。
クセがなく飲みやすく、甘味があります。
グイグイいけそうで危ないですね。
貴重なお酒で飲める機会も少ないので頑張ってオーダーしましたが、悔いのない美味しさでした。

【骨せんべいと肝わさ】
入店から20分で提供されました。
前回より骨せんべいに歯応えがあるように思いますが、まだ2回目なので記憶違いかも知れません。

【接客】
前回は特に良いとも思いませんでしたが、今回はホールの女性2人ともにこやかで感じ良かったです。
また、店主さん(？)が色々質問に答えてくださり、ありがたかったです。
会計後のお見送りも3人でしっかりしてくださいました。
とても気持ちの良い接客でした。

【不満点】
・web予約のみなのにメニューの細かい内容が分からない
・地焼き等の特殊なオーダーをしにくい
・予約完了メールでは追加オーダーが表示されない
これらはお店側の問題ではないかも知れませんが改善してほしいところです。

平日夜に予約して伺いました。

注文は国産ブランド鰻の特大で1番高い14,000円のものを。
このお店は予約時に注文もしますが、鰻の種類が「国産鰻」「国産ブランド鰻特上」「国産ブランド鰻特大」「天然」と分かれており、その中でも更に金額によって細かく分かれています。
サイト内に詳しい説明がないため、ブランド鰻の特上と特大の違い、同種内での値段の違いが何か分かりませんでしたが、会計時に質問した。
値段の違いはサイズの違い、特大と特上の違いは鰻の数の違いだそうです。
私が注文した特大は2匹分でした。

国産ブランド鰻は坂東太郎とのこと。
鰻重の味は、脂は少なめ？身はふっくらしつつも柔らかすぎず適度な食べ応えです。
タレが濃すぎないのも良いですね。
備長炭の香ばしさも良いです。
大きな鰻2本付けでしたが、最後まで飽きずに食べられました。
食べ終わるまでアツアツなのも良かったです。

接客は必要最低限に留めてますね。
感じは悪くないです。