店名 |
Nyupirika Hana
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类型 | 中国菜、拉面 |
03-5682-4550 |
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预约可/不可 |
无法预订 |
地址 |
東京都葛飾区亀有5-20-11 |
交通方式 |
距離龟有 177 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算 |
~¥999 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
个人包厢 |
不可能 |
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包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 |
空间、设备 |
有吧台座位 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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今は昔、日本にスーパーカーブームという旋風が巻き起こり、小学生だった私もご多分に漏れず虜となったわけだが、当時もっともその目撃率が高いスポットとして、第三京浜というのがあった。
それから葛飾区亀有というところの、公園前派出所の若手警官がどういうわけか財閥の御曹司らしく、その彼をとり捲くように日本中のエキゾチックなスーパーカーがすべて集まるという、クルマ好きにとっては夢のようなユートピアが実現したというのだが、もう何度もここ亀有に足を踏み入れて、私はただの一度も、ランボルギーニ・イオタも童夢-零も見たことがなく、そしてふだんは温厚ながら、一旦バイクに跨ったが最後、狂暴なスピード狂へと変身してしまう白バイ隊員も見たことがなかった ……
<2024.3.10>
「ニューピリカ 華」
その亀有の、今日は線路の北西側を責めていく。
商店街を伝っていくと、正確な階調でFerrariのrossoに調合された鮮やかな庇を持つお店が視界に飛び込んできて、しかしそれがItalianではなく中華屋だったので、それは怪し過ぎるだろうと(笑)もう少し足を進め、でもやっぱり気になって戻ってきてしまった。
正午のほんの少し手前。
店頭でどんなメニュウがあるのかも見えぬまんま、ままよと突撃した店内はまさに下町のそれらしく、昼間飲みの方々がそれぞれにジョッキを構え、それぞれのafternoonを各々に楽しんでいるようだった
中華屋にしては意外にも十分なピッチを保って並ぶカウンタ席の隙間に割り込まさせていただく。
屋号に付いている装飾語を見ると“新しいピリ辛”を目指したお店なのかなと連想させられるがどうして ! 品書きは正統的な町中華メニュウに溢れており、それを見た途端に安心感が湧いてきて、ならばその中でも定番中の定番を揃いで注文。
した途端 ! 右隣の男性がどんぶりに、つゆも然ることながら麺まで残して立ち上がる様を目の当たり、こりゃ失敗したか !? との不安に晒されたが、顔馴染みであろう私を挟んで左隣のご夫婦に、「今日は二日酔いでどうしようもないから退散します」とのexcuseをくれていったことと、実際そのお顔がどうしようもない赤ら顔だということが見えてしまったならば、とりあえず現時点でラーメンの選定が失敗だったと結論付けるのは、早計に過ぎるだろうと自分に言い聞かせた
“ラーメン” @600
“餃子” @400
締めてぴったりの\1,000円也。
一番高い天板を越えて、頭上からつるりとした紅顔の彼がどんぶりを手渡してくれた瞬間 ! ちょっとドキリとしてしまったことが、どんぶりをひっくり返したらいけないと思ってのことか、それともその彼のハンサムに心ときめかされたのかは、自分でも分からなかった。
早速愛機FUJIFILMのレンズキャップを外すか外さないかのうちにおっかけ餃子も追い着いて来て、目の前にいきなりピンクレディーが顕れたように、ケイとミー、どちらに着目すればよいのかもう分からずにたじろぎつつ、辛うじて醤油注しを手にしてお小皿に注ぐボク ……
ほんとうの田舎に“田舎そば”など存在しないように、昭和の創業から当時の味を守り続けて来たお店の料理にまさか“懐かしの”とか、“昭和の”とか、そんな装飾など必要ないのだ ! というのが私の持論だがしかし、食べグロにあたるとこちらのお店がまさかの2019年オープンということが、それでは皆さんご唱和ください !
「おれたちは、古いけど新しい !」
“new新橋ビル”は古いけどnewだが、こちらはほんとに、新しくて“new”だったのか !
でもそれにしては ……
ホールの女の人、常連さんに 「暑くない ?」
常連さん 「寒いくらいだよ」
ホールの女の人 「抱きしめてあげようか ?」
でもそれにしては、お店とお客さんとのやりとりがあまりに昭和過ぎるのは何故だ !!
「教えて池上(遼一)さん !!」
と池上さんに乞いながら、ああ、おれの子供の頃の中華屋のラーメンと餃子って、こんなだったよなぁ …… というノスタルジアに微睡みつつ、まさか出涸らしでなく、脂身の塊りでもない叉焼を、これは私としては珍しいことだがぜんぶ食べ切ってしまった !
しかし唯一つ昭和と異なっていることは、このことはこちらの店に限らないことなんだけど、こういったコミュニケイション能力の高いホール係の女性が生き残ってくれていることは客としては嬉しい限りなんだけれど、昭和時代には中華だって日本そば屋だって、軒並みその看板娘は若い女の子だったものが、今はおばちゃん~おばあちゃんになってしまったこと。
と、そのおばちゃんに八千草薫さんは金輪際いないってことかな ……
そんなことで、今一度お酒の値段とおつまみの種類にギンギラギンにさりげなく目を通してから、スマートにお会計を済ませる。
何故そうしたかというと向こうのショッピングモールで映画を観終わったあと、(予算的に)来れるお店かなと思ってのことだが、それを完全に満たしているということの確認がとれたなら、頭の中で自動的に流れはじめた「抱きしめてTONIGHT」のイントロを止めることなどもう出来ずに ! ふたたび駅経由で線路をくぐり、集合映画館へと足を進めるボク