官方消息
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店名 |
Matsuya Kokubunji Nishimotocho Ten
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类型 | 牛肉盖饭、咖喱、咖哩乌冬面 |
预约・查询 |
080-5985-8234 |
预约可/不可 |
可预订 |
地址 |
東京都国分寺市西元町2-9-25 |
交通方式 |
距離西国分寺 752 米 |
营业时间 |
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预算(评价总数) |
~¥999~¥999
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付款方式 |
可使用卡 可使用电子货币 |
个人包厢 |
不可能 |
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包场 |
不可能 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
可能的 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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服务 |
提供外带服务 |
网站 | |
开店日 |
2012.3.10 |
餐厅公关 |
实惠、安全、美味。
我们使用精心挑选的材料,并建立了完善的质量和安全管理体系。从标准的牛肉饭和咖喱,到各种烤肉套餐、汉堡牛排、限时菜单,应有尽有。我们还提供早餐套餐和各种配菜,以支持客户健康丰富的饮食习惯。 |
1
松屋が好きだ。
そう言うと、たいてい相手は「へ~そうなんだ。」と、ぼんやりした顔で返してくる。
その後やってくるしばしの沈黙がやたら重たくて、わたしはだいたい目の前にあるジョッキを飲み干して、通りかかったハッピの似合う金髪の若い女の子店員にウーロンハイの濃いめをお願いします。
「最近昼飯どうしてんの?」
このご時世、既婚者はたいてい奥さんが作ったお弁当でその他の8割はどっかのテイクアウト。
それを聞くたびにわたしは思った。今さらテイクアウトに舵を切るのねと。
というのも、わたしは一時期カレーのテイクアウトにはまったテイクアウター。
「はぁ、テイクアウトですか。。」
めんどくさそうな店員さんの顔や萎びたナン。冷えたカレーを温める面倒なレンチン。
だけれども、幾つかのお店の味を自分のペースで食べ比べられる楽しさは結構好きだった。
そんな、テイクアウター目線で言うと松屋はとても優等生。
少なくとも、わたしが高校生だった大昔から確か(ここら辺は記憶があやしい。)テイクアウトでセパレートを適用していたから。
2
牛丼で、たぶんいちばん有名なチェーン店は吉野さんの家だろう。
キン肉マンも好きだったみたいだし、異論も反論もわたしはないよ。
最近でたネギだくや肉だくも美味しかった。
店員さんの対応も、店舗によってかなりムラのある松っちゃんよりいいと思うよ。
味だっていい、上品さと繊細さと、たぶん肉質の良さで松くんをうわまわる気がするよ。確かに牛丼は吉野くんのが美味しい気がするよ。
だけれども、その牛丼さえもわたしはウマイとかマズイ抜きに吉野くんより松くんのが好きなんだ。
その偏愛はなぜか、それはたぶん子供の頃から牛丼=松屋だったから。
昔々の話、東京田舎の多摩地区で生まれ育ったわたしの回りにある牛丼屋さんは三鷹に本拠を構える松屋ちゃんだけだった。
子供の頃からメディアで観る牛丼の代名詞は吉野ちゃんだったけど、近くにないからなのかな、なんか上から目線を感じて鼻についた。
だから、高校生くらいの時は駅前にある三井住友銀行の隣の松屋にお腹が空くたび駆け込んだ。
せめー店で回りはおっちゃんだらけだったけど、友達といっしよに牛めしかっくらって味噌汁で流し込み、目の前のバス停前で「あー、うまかったね!」ってマルボロのメンソールをふかしていたらお巡りさんに追いかけられた思い出込みで。
3
あの頃から何年経ったろう。
今ではわたしも二児の母。
だのに未だ旦那の目を盗んでは松屋に行っている。
なぜって?
それはもう、習慣だからと言わざるをえない。
テキトーな高校時代を終えたわたしは、手っ取り早くお金が稼げそうな、今で言う3密の世界の女王様になった。
「らい、ららららい。」
わたしはたぶん、頑張ったんだと思う。
お店に入って半年後くらいから、更衣室に貼られる売上ランキングで名前が大きくなっていったから。
有名なJリーガーや野球選手も遠征のたびわたしを指命してくれた。
だけれども、シャンパン、クラッカーがいくら弾けても心の中は空っぽで、送りの車の後部座席から眺める薄明かるい空に向かって(このままでいいのかなって)いつも問い掛けていた。
その頃もコンビニはまだ今ほどなくて、腹ごなしといったら松っちゃんか二十四時間営業のラーメンチェーンがメインだった。
「お腹すいたんでお店の前で十分くらい待ってくれます?」
送りドライバーさん、ガス代も出ないのに立ち寄ってくれて本当にありがとうございました。
4
そんな風にしてわたしは2020を迎えた。
愛する旦那と、なによりも大切な二人の宝石とともに。
「今日のお昼は松屋です!」
白いSRVをマンションの駐車場に停め、エレベーターで13階の2号室に帰ったわたしは、両手に盛ったビニール袋をリビングテーブルに置いて言った。
なんだか旦那も娘も嬉しそうで、袋の中身をあれこれ聞いてきた。
「ママ、もうトマトカレー始まったの?」
「おい、サラダのドレッシングはゴマドレッシングだよな?」
「ごろごろチキン買ってくれたよね?」
的はずれな質問、わたしは戦々恐々しながらも袋からパックを取り出した。
(アホか。トマトカレーはやってねーし、ごろごろチキンはもう終わったし、ドレッシングはわたしの好きなフレンチだ。)
5
その日のメニューはうまトマハンバーグ定食(サラダ付)に創業者ビーフカレー、あと牛めしとキムカル丼だった。
困惑する家族を、わたしは腕組みしてにらみつけて文句をふさいだ。
「文句言うならテメーで家族分を松屋で買って来いよ!」
用意したセリフは完璧だったが、放たれることはなかった。
だってみんな、渋々手にした次の瞬間から笑顔になっていったから。
わたしが松屋が好きな理由はいろいろある。
その時々の時代を共に過ごした友達と一緒に肩を並べたから。
そして、最近わかったのは松屋はカレーがおいしいから。
その証拠に、安くてスパイシーなオリジナルカレーが消えた日、わたしは何年かぶりに涙を流したから。
そしたらもう、毎夏ごとにやってくるトマトカレーと限定カレーにしか期待できなくなると思ったから。
(わたしの個人的松屋カレー限定含むベストスリーは、トマトカレー、グリーンカレー、オリジナルカレー。)
そんな風にして毎晩泣いていたら、松屋のヤロー、今度は別ブランドでカレー専門のマイカリーを出しやがった!
わたしはマイカリーを知っている。
だって、コロナエイジの前から子供の送り迎えに乗じて何度も軒をくぐったから。最初は三鷹で次は府中。
とんかつの入ったかつカレーが500円台で、バターチキンもある。
限定はおそらく、でりーインスパイアのカシミール(マイカリーはさらさらカシミールより濃厚なコルマのが相性いい気がするけどね。)、こないだやってたレッドカレー、いまやってるのはマッサマン。←なんていうか、ココナッツベースでナンプラー入りのインド寄りスパイシーなバターチキンカレーって感じでごはんがガツガツススムちゃん。
あぁ、やっぱ松屋とマイカリーはサイコーだ。
やたら店舗の多い、ここがいちばん的なカレーチェーンをマイカリーがうわまってくれたら、松屋ファンのわたしはどんだけ幸せになれるだろうかと、ふと思った。
わたしはわたし。とても個人的な話。
おまけに最後は松屋じゃなく、マイカリー讃歌になり大変申し訳ありません。
P・S このご時世、皆さまが健康で幸せに過ごせるよう、ささやかながら東京の片隅でお祈りしております。