店名 |
閉店VANNIER(VANNIER)
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类型 | 咖啡店、蛋糕、剉冰 |
地址 |
東京都調布市仙川町1-16-27 新川ビル 2F |
交通方式 |
京王線仙川駅下車徒歩3分 距離仙川 226 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
¥1,000~¥1,999
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付款方式 |
可使用卡 可使用电子货币 可使用二維码支付 (PayPay) |
座位数 |
10 Seats ( 2人掛けテーブル5卓) |
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个人包厢 |
不可能 |
包场 |
可能的 可接受20人以下 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 近隣にコインパーキングあり |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间 |
酒水 |
有鸡尾酒饮料 |
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此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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位置 |
神秘不为人知的餐厅 |
服务 |
可提供庆祝・惊喜的服务,提供外带服务 |
关于儿童 |
接待儿童 |
备注 |
★ 2024年GW頃、閉店予定。(SNS上でのお知らせ) |
京王線仙川駅から徒歩5分ほど。
スタバと「猿田彦珈琲」の間をすり抜けた先に、どんと構えるクイーンズ伊勢丹の裏手にまわり込んだ歯医者の入るビル2F。初見では見つけられずに通り過ぎてしまった。
当日の朝に公式Xにて開店時刻のアナウンスがあり、だいたい13時半のオープンというのが目安なようだ。
開店間もない時間だったようで先客1名。しばらくして数組の客が一斉になだれ込み満席になったので、タイミングが良かった。
入店するとマスターより声がけ。SNSで承知していたが、無口であまり愛想がいいとは言えない接遇。
でもそれは人見知りによるものだと後で分かることになる。自分もどちらかというとこっち側の人間なのでシンパシーを感じてしまう。。。
必要最低限の説明しかされないので戸惑いながらも、入り口のメニューよりいちごのショートケーキ@2,400をオーダー。
一瞬目を疑ったが、アシェットデセールと捉えれば決して並外れて高いものじゃない。
写真がないので現物を知らないと躊躇しちゃう。
カウンター向こうの厨房から生クリームをホイップする音がカシャカシャと鳴り響く。
洋菓子づくりにハマっていた頃よく生クリームをホイップしていたが、手動だと想像以上の忍耐力と腕力を要求される重労働。なので大概の人は機械によるホイッパーに逃げてしまう。
そんなことを思い出し、最近は料理をまったくやらなくなったなと自戒しているところへ出てきたのは、大皿にデコレーションされた見事な絵。完全にショートケーキの概念を覆されたし、いったいいくつのいちごを使っているんだろう。。。
よく見たらハート型に切り抜かれたのもあったりして、いちご狩りでもこれくらいのいちごを摘むのも食べるのも大変だ。
そこに盛り盛りのホイップクリームがてんこ盛り。さっきのカシャカシャの正体はこれだった。
角が立たない程度にもったりと横たわる生クリーム、これがもう絶品すぎて過去イチに美味しい!甘さと濃厚さとミルク感と適度なエアリーさ。その全てのパラメーターが最適解を導き出している。
その生クリームの下に見え隠れしているロールケーキには、いちごのコンフィチュールが練り込まれている。まさにいちごづくし。
ひとりで平らげるにはちょっとどうかと思ったが、あまりに美味しくペロッと完食。
いちごはまったく酸味がなくみずみずしく甘いし、ロールケーキとホイップクリームの相性も抜群。なのでいちごを2/3パックも使ってこの値段、実物を見て食べて納得の価格。2人でシェアしたって十分食べ応えがある。
後からコーヒーを追加オーダーしたら紅茶しかないとのこと。
クローズを間近に控えているので設備を縮小しているのかと思ったが、これも後から理由が明らかになる。
紅茶についてきたハート形の砂糖、もといクッキーについてマスターよりケーキを食べ終わった後に食べてと強く念を押された。
カレー風味のスパイシーでちょっと不思議なフレーバー。
一時的に満席になったはずなのに、いつの間にか空席が目立つ。幸いマスターもそれほど忙しそうではなかったので、会計時に思い切って話しかけたところいろいろとお話下さった。
人見知りって自分からは話しかけないけど、話しかけられたらめっちゃ喋るのよ。自分もそうだし。
取り引きしていたコーヒー豆問屋が廃業してしまったこと。
納得のいく品質のいちごが入手困難になったこと。
他にも理由があるっぽかったけど、それらが店を畳むことを決めた要因らしい。
2024年GWを目処に閉店するとのアナウンスを半年ほど前からSNSで発していた。それを知って訪れるも臨休にフラれて以来、やっと来ることができた。
2月いっぱいまでは新規の客も受け入れるが、それ以降は常連客のみ受け入れ。
当然ながら自分は常連組ではないので最終枠にギリギリ滑り込むことができた。最初で最後の訪問となったが、にわかだろうとミーハーだろうと何を言われてもかまわない。
店を出る際ドアを開けていただき、階段を降りるまで深々と頭を下げて見送って下さったマスターの誠実そうな姿にジーンときてしまった。
このためにわざわざ仙川まで来てよかった。
フラれても諦めなくてよかった。
店内に飾られたミニ写真展はマスター、ここではシェフと呼んでおこうか、の修業先であるフランスはブルゴーニュ地方のマスタードで有名なディジョンという街にある「ヴァニエール」本店の写真の数々。海を越えた暖簾分けだったのだ。
またいつかマスターが別の形で店を始めることになったら、必ず馳せ参じたい。