疫病退散饅頭 : Takahata Manjuu Shouseidou

2021/4、すっかり春になり半袖になりたくなる季節になった。
私は藤の花が見たくて近場を考えたが、あまり人が注目していない百草園へ行ってみた。
百草園の藤の花はまだ三分咲き。そのまま高幡不動へ歩いて行った。

高幡不動は日野のシンボル的存在の寺院。五重塔と土方歳三の像がある。
そして名物には高幡まんじゅうがあった。
私は高幡不動自体は良く知っていたが、お饅頭にはあまり関心が無かったのだけど、
facebookの多摩グループで度々投稿されている方が経営していると聞いて、
饅頭の存在を確認した。よしお土産にしよう！

高幡不動の内部を一回りして、松盛堂本店へ。
饅頭がたくさん並んでいた。
その中で疫病退散と書かれた饅頭に注目。やっぱりこれだろ！
そこで大きな２つ入り疫病退散を義父義母へのお土産に、
小さい疫病退散饅頭を妻と食べるために白と茶を２つづつ購入した。
一つ白い饅頭を早速京王線を待つ前に頂いてみる。

うん！旨い！

ザ・饅頭だ。
つぶ餡の甘さがしっかりと美味しい。
皮は薄め、ふかして作った饅頭。
こういった饅頭は久しぶり。改めて美味しいなと思う。

高幡不動は久しぶりに訪れてみるとお年寄りのお客さんが多かった。
世は感染拡大が懸念される時、正直ちょっと心配になった。自分も居たわけだが。
次に多いのが外国人観光客。やっぱり外国人観光客の方がこの場所の価値がわかっている。
若い人は歴史＝勉強＝義務になっていて高幡不動の良さがわからないだろう。
これが歴史＝発見＝楽しみになれば魅力に気がつく。
私も饅頭の味がわかるように、そんな歳になったんだなと感じた。