#766 ふたりで：高尾　Villa's Kitchen 空 高尾店 : Virazukichintoku

　中央線の奥の方に住んでいる知人と飲もうという話になりまして、遥々高尾へ。京王線でここまで奥に進むのは、初めてかもしれません。季節は冬。列車に揺られているうちに、すっかりあたりは暗くなり、高尾駅に着いた頃には真っ暗です。
　ここで知人と合流し、その案内でこちらのお店へ。まぁ、駅前から数軒見える飲食店の入ったビルのうちのひとつ。ほかのフロアには至って普通の居酒屋がありまして、外の看板だけ見ると、これだけ浮いているような。
　外のエレベーターは1台だけ。古くて動きは遅く、そして狭い。これ、宴会シーズンだったら、お店に入るまでに大変な時間がかかるのではないでしょうか。

　さて、無事に4階に着きまして、今回はカウンター席へ。奥の座敷は大人数の宴会。階段を上がってさらに席があるようですが、そちらにはお客さんがいたのかいないのか、あまり音はしません。案外広いお店だなぁ。
　と思っていたら、帰る頃にはほぼ満席の賑わい。中年グループの宴会だけではなくて、こども連れまでいるのが、さすが郊外ですね。


　まずはグラスのスパークリングワイン（\500）で乾杯。これがまた、注文してもなかなか来ない。満席ではないタイミングで、店員さんもそれなりの人数がいるはずなのに、なんだか動きが悪くて、最初の1杯が運ばれてくるまでずいぶん待たされたのは、印象が悪い。お通し（\300）は、すぐに出てきましたが。ワインは甘めで、まぁよくある味だったな。

－ブルスケッタ（\450）
　トマトのブルスケッタだったと思います。至って普通。お酒を飲むお店なのに、塩味がそこまで強くないな、というのだけ印象に残っています。

－生春巻き（\530）
　ベトナム風らしいですが、あまりハーブ感はなく、スイートチリソースもどうってことのない味。エスニックっぽい見た目や雰囲気ではあるんだけど、ちょっと残念。

－海老チリマヨ（\630）
　大きめの海老が並んでいて食べ応えもあり、これはまずまず。強いて問題を言えば、ぼくがマヨネーズが好きじゃないことくらいです。

　けっこう寒い日だったこともあり、次のお酒は、ゆずうめ酒（お湯割り／\399）を。うん、薄い。値段なりの味です。例によって、注文してから出てくるまでは遅かったです。

－パスタ（\650）
　さて、何のパスタだったっけ。全然覚えてない。

　あと、レシートには「その他デザート（\450）」って書いてあるけど、何だったっけ。全く思い出せません。いやー、料理の印象薄いなぁ。すごくおいしいと思えるものはなかったです、残念ながら。

　なお、ここまで書いてきた値段は全て外税です（レシートがそうなっている。一番下に、まとめて消費税が書かれている、と）。サービス料がない（「\0」とわざわざ書く必要があるのかはともかく）のは評価できるとして、なんでわざわざ外税表示にするんだろう。メニューにどう書かれていたかは覚えていませんが、1円単位になって細かくても、値段はきちんと税込みで書くべきと思います。


　全体的には、近所にあってもたぶん通わないなぁ、というのが正直な感想。高尾だから人気が出るんだろうけど、都心だったらぱっとしないお店という印象しか持たないのではないかと思いました。