ミシュランガイド富山2016特別版　ミシュランプレート掲載店 : Dai

観光で市内を一回りし、ホテルに戻ってベッドに横になったら爆睡してしまい大阪の感覚だともう食べるところがないのですが、ここは富山、検索で良さげなお店をピックアップして新富町へ。
ところがいずれも満席で、お店の概要も確認せずに予約なしで突撃。お一人様ですが何か。

カウンターに着席すると、コースのみとの説明があり、これはやらかしたかもと思いながら一番安い6,000円コース。
結論としては当たり、だったのかな？
素材は間違いなく良いと思いますが、素材のままいただけるのは刺身くらい？
あとはひと手間もふた手間もかけて調理されています。

6,000円(税込)コース　10品
前菜　おしのぎ　椀物　お造り　炭火焼・温物　揚物　手打ち十割蕎麦　ご飯もの　デザート
全体的には、お料理には手間がかかっていて価格とのバランスが取れていたと思います。
ただ、最初に提供される4品のうちホタルイカの釜揚げを除いて味が濃すぎるかな？
完全か好みですけど、最初の料理なのでもうちょっと薄味でも良い気がします。
のどぐろの西京焼きはとっても美味しかったですが、素材が良いので西京焼きでなくてもという気もします。
天ぷらは器が面白かった。
十割蕎麦は出汁が蕎麦にしては薄いくらいでしたが、蕎麦の風味がその薄い出汁に負けてしまう…
デザートは器もスプーンも凝っていますが、この器の形では添えられたスプーンでは全部掬えません。

雰囲気は照明がやや暗めでムーディーな感じ。手作りのマスクケースもあったり。
飲み物はスーパードライで660円、烏龍茶が550円とややお高め。
ランチョンマットがボール紙に色がついた程度のもので、ちょっとコースに比べて貧相かな。
これだったら前菜で使ったお盆をずっとおいておいた方が高級感はある気がします。
普通の居酒屋さんなら問題ありませんが、富山の海鮮居酒屋のフードだけで6,000円使おうと思ったら、と考えると…

値段と雰囲気のせいか、先客はスーツを着たサラリーマンの男性のみ。
ただ地元の方言が聞こえず、聞き慣れた関西弁がほとんどだったので出張者ばかりなのかな？
一人で食べてると、○貴族かと思うような騒がしく感じる環境だったので、関西人としてちょっと恥ずかしい。

お一人様でお酒飲まないとわかった時点で、何も言わなくても提供ペースを上げてくれたので
手持ち無沙汰になることなく、コースを堪能できた点はとっても○でした。
頼んでいてもできないお店が多いんですよね。
ごちそうさまでした(￣ーΑ￣)ﾌｷﾌｷ