久しぶりのホルモンじゃ！酒持ってこんかい！ : Sumibi shokudou enya

飛騨ちんかぶを出て、隣にあるこちらの飛騨えんや。家族かなんかなのかなあ？まあ今ひとつ呑み足りないし、ついでに行っちまおう！というわけです。

飛騨といえば飛騨牛、富山市内だと県内の氷見牛よりも飛騨牛の方が名前が通っている。まあ氷見牛はまだまだマイナーな存在か。その飛騨牛を使って何をするかというと、やっぱり焼肉ですな。ところが自分は牛肉を食べて「こりゃうまい！」と思った経験が一度しかないんです。以前福島競馬場に行った際に泊まった宮城県は鎌先温泉のある旅館で、夕飯に食べた米沢牛のサイコロステーキ。あれは今でも舌が覚えてる。肉というよりも「肉に近い何か」と言った方が正確な食べ物。そんなことがあるとどうしても他のお店で食べる肉って安っぽく思えてしまい、お金を出す気がうせてしまうんですよね。まして銘柄牛の肉となるとそれなりの値段にもなっちゃうし。それだけが原因ではないのですが、昔からホルモン好きなのです。というわけでてっちゃん（７８０円だったような。）ちょっと変わったところでホタルイカのチャンジャ（値段忘れた。）友人が韓国ビール、自分がマッコリ（５００円）。このマッコリって初めてなんですけど、以前ＴＶでなぎら健壱さんが「ぐびり！立ち飲みの旅（だったかな？）」というのをやってて、めったやたらうまそうに呑んでたのを覚えていたもんですから、一回呑んでみたいと思っていたのです。ようやく出会えた白い液体。

そのホルモン好きが高じてというか、ホルモンて炭とタレがすべてみたいなところがあって、「強火でパッーっとあぶって食べる」というのがいいんですが、こちらは七輪はいいんですけど（ちゃんとした珠洲の珪藻土の七厘だった。結構いいお値段するんです）、炭が・・・練炭。火持ちはするけど火力が弱く、安いというものなんですよねえ。これだとどうしても「焼く」というより「いぶす」感じになってしまう。ここは減点。で、焼き方をいろいろ工夫してみてもどだい練炭、ぷにゅぷにゅにはなかなか焼けない。テッチャン自体はまあ普通です。そしてタレが甘い。もうちょっとしょっぱめで、ニンニクを効かせた方がいいと思います。本日の主役（？）であるマッコリなんですけど、ウマイ！これはヒット！結局自分は２杯、友人も１杯頼んじゃいました。意外と良かったのがほたるのチャンジャ。食感が普通のチャンジャに似てるんだなあ、と感心してしまった。ただこちらも辛味に奥行きがないんですよねえ・・・。その他にぶたホルも食べましたけど、なんかいまいち感が漂う。

しかし二人でマッコリ３杯・ビール１杯・てっちゃん１・ぶたホル１・ほたるチャンジャ１で３６００円ならまあこんなもんか。最近一部の宮城のレビュアーの方と一部の福井のレビュアーさんのところで「ジャリん子チエ」で盛り上がっていたもんですから、脳に「お前はホルモンを食べなくてはいけない」と暗示がかかってしまい、気づいたらこちらのお店になってしまった。店構えも立派すぎてチエちゃんのお店みたいな淫靡さがないのも残念。今日の収穫はマッコリのみ。これで猫でもいればもうちょっと星が増えるのだが・・・。