伝統と革新のひととき : Nihon Ryouri Tsumama

という、地元高岡市で作られた工芸品の数々が楽しめるコースのフェアをされており、訪問。ホテルニューオータニ高岡の日本料理「都万麻（つまま）」さんです。

企画はすごく面白いなと感じました。お部屋の調度品にも、お料理をのせた食器にも、日本酒のとっくりやグラスにも、高岡市で作られた優美な作品がふんだんに使用されています。地元出身で漆器やアルミ、銅器等が有名なことは知っていても、なかなかまじまじ拝見する機会はないので興味深いです。

特に好みなのが、1892年創業の「天野漆器」さんのグラス。底面に紋様が施されているのですが、お酒を入れるとあら不思議、お酒の水面にも色が反射され美しい。また、万華鏡のように紋様が側面に映し出されるグラスもありました。とっても綺麗だし、遊び心もあって良い！

また、「砺波商店」さんのアルミ製食器も面白かったです。見た目は100％陶器なのですが、実はアルミ製（持ってみるとわかる）。割れないのでサステナブルですし、温度が逃げにくいので冷たい・熱いお食事にぴったりです。

このように、さまざまな工芸品に触れ興味深い夜だったのですが、お食事の方はがんばってほしいなぁ〜…。
決して不味いものはないですが、目新しさがなく、特別美味しいものもなく、食での楽しみは残念ながらさほど感じられなかったかなと思います。

今回の企画、またお店の雰囲気等々は素晴らしいので、今後にまた期待したいです。
ご馳走様でした！