安心、美味しい、何だろう？、ここにしか無い！ : Vira Aida

久しぶりにタイミングが合い再訪が叶った『ヴィラ・アイーダ （Villa AiDA）』さん。
数えてみたら何と6年ぶりでしたが、今回もまた印象深く個性的なお料理を楽しませていただきました。
スタートはシソのジュースから
アミューズにモロヘイヤとゴマ、ホオズキのピクルス、ブルーベリー
続いてスイカのグラニテ
ゴーヤとピーマン、サザエ、ジャガイモのお料理
トマトとバジルに乳清
キハダマグロにオクラ、エゴマ、キュウリのピクルスなどをのせたもの
ピーマンにイカとイカ墨
菜園野菜のサラダと蕎麦の実
フエフキダイと干し野菜に昆布茶を使ったソース
水茄子とアワビにアワビのキモソース
熊のバラ肉とナスのローストにバジル

デザートは黒蜜とパッションフルーツ、イチジク
ブルーベリーの焼き菓子
エスプレッソをいただいて終了

天候が悪く、帰りを急がなければならなかったためにあまりゆっくりシェフとお話ができなかったのは残念ですが、健康を維持する食事と好奇心を満たす食事の両立をしっかり体感してきました。

台風の進路とピッタリ合った和歌山県。車に乗ったとたん災害警報が鳴り響くような見事なタイミングでしたが、なんとか無事にたどり着いたのが、『ヴィラ・アイーダ』さん。
地元の野菜をたっぷり使ったイタリアンで評判のお店です。
外は大嵐ですが、お店の中はとても静かかつ優雅な雰囲気で、カントリー風のインテリアに癒されます。
まずは黒米のクッションという名のアミューズからコースがスタートしました。
続いてはイノシシのリエット、そして鹿のコンソメスープに鹿のすね肉と干しダイコンを合わせたスープ 。見た目の可愛らしさとは違う、どちらも力強い味に驚かされます。
次に出されたのは、カリフラワー、チアリーフ、干し藤稔、ユリ根など、野菜中心の一皿。リコッタチーズはともかく、カモの脂でカリフラワーを調理し、焦げ目も生かした旨味が印象亭です。
人参とコスモス ビーツ サツマイモ ターメリック 人参ソース。
鹿モモ肉 ほうじ茶 ゴボウ 菊芋。
里芋 蓮根 長芋 ムカゴ ベルベーヌ。
黒枝豆のラビオリ からし菜 クルミ 乾燥枝豆。イタリアンの常識なんて関係ない割霧が素敵です。
メインのお魚は、黒キャベツ 紫青梗菜 カブ 真鯛。トマトを黒くなるまで煮詰めたソースとヨーグルトニンニクソースが複雑に絡み合う美味しさがたまりません。
中津ホロホロ鳥 フェンネル 根セロリ アマランサス。
フェンネルのプランマンジェとレモン。
柑橘 ブラックオリーブチョコタルト 黒豆。

地元の野菜を中心にしたレストランはたくさんありますが、ここまで個性的で印象に残るお料理には、なかなかお目にかかれません。
嵐の中出かけた甲斐がありました。