店名 |
Maru kitchen(Maru kitchen)
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类型 | 蛋糕 |
预约・查询 |
0235-24-8087 |
预约可/不可 | |
地址 |
山形県鶴岡市新形町18-12 |
交通方式 |
距離鹤冈 1,407 米 |
营业时间 |
营业时间和节假日可能会发生变化,因此请在参观前与餐厅联系。 |
预算(评价总数) |
~¥999
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禁烟・吸烟 |
− |
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此时建议 |
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義母を見舞った帰りに姉におもたせでいただきました。
●越後姫くりーむのふわふわ手巻きロール
新潟県産ブランド苺「越後姫」を使用したとろける越後姫くりーむのロールケーキです。
ブランドは「ローザンローゼ」
そう現在CGCホールディングスのアクシアルリテイリング傘下にある「原新」のグループ子会社で、長岡生まれ長岡育ちなら誰もが知る「ボンオーハシ」が製造するハイプランド洋菓子「ローリー」のブランド名(会社名)
(新潟県新潟市中央区に本社を置く株式会社ボンオーハシとは別資本会社です。同様な事業を行い会社の意匠マークも同じで紛らわしいのです)
それは、ローリーがボンオーハシとして長岡拠点に店舗展開を行い、1969年に新潟市に出店するにあたり、分社化したもうひとつの会社のためです。
パン・菓子の製造と販売を手掛けていた長岡市のボンオーハシと子会社のローランローゼは、2004年に発生した新潟県中越地震で製造設備に被害を受けるなどして販売高が激減し、2006年に民事再生法の適用を申請しますが、同社にパン・菓子の製造を委託していた原信ナルスHDグループは申請直後から経営支援に乗り出していて、2007年に完全子会社化しました。さらに2011年に食品加工部門のローリーに吸収合併されたため法人としては解散しましたが、「ボンオーハシ」のブランド自体は現在も存続してい増す。
ボンオーハシの「ボン」はフランス語で「素晴らしい」を表す"bon"に由来します。「オーハシ」はかつての屋号「大橋屋」に因むものですが、この「大橋」は長岡市内の信濃川に架かる橋梁「長生橋」を表したもので、かつて店がその袂に所在したことに因んで名付けられたものだそうです。同社の和菓子のブランド「千橋庵(せんきょうあん)」もこれに因んだものということで。創業地には現在も、ボン・オーハシ事業部の洋菓子工場が所在します。
OEMで食品スーバー向けのパック入り洋菓子を製造委託しているのが、なんと地元では八百屋さんの会社、「まるキッチン」のようです。
新鮮な果物を扱う果物王国の山形県ならではだと思います。
前置きはこれくらいにして、ふわふわなスポンジは柔らかく、一度噛んだだけで口の中で氷が溶けるように消えていきます。
越後姫くりーむは甘さ控えめ、いちごだけの甘さで作っているかのようです。そして口に入れるとその温度でマジックか幻だったように形が無くなります。
当時ケーキのクリームといえば、バタークリームが主要で口のなかに脂っこさが残るのが子供心には当たり前なんだと思っていたところに、まるでヨーロッパを思い起こさせるような洋菓子店と喫茶店をオープンしたのがボンオーハシでしたから、当時10代だった家内は、こんなに美味しいケーキがあるんだと洋菓子の「文明開化」を体験したようです。
関東で生まれ育った私もクリスマスやバースデーケーキはバタークリームでしたから、初めて生クリームのケーキを食べたときには「カルチャーショック」は隠せませんでした。
冷蔵技術、運送技術、配送経路の整備など製菓業だけではなく、1960年代~1980年代は日本全体の「産業革命」が起きていたのでしょう。
そして会社は無くなっても、技術と地元で馴染みのある「ブランド名」は消さずに残すという「企業方針」にも感謝しなければなりませんね。
いただきものですから値段はありません。