Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
BAR LOTUS(BAR LOTUS)
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Categories | Bar、Dining bar |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5571-6293 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
秋田県秋田市中通1-3-5 秋田キャッスルホテル本館 8F |
Transportation |
799m from Akita Station 799 meters from Akita. |
Opening hours |
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Budget |
¥2,000~¥2,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥3,000~¥3,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、au PAY) |
Table money/charge |
サービス料:10%、チャージ料:おひとり様1,200円(消費税・サービス料込) |
Number of seats |
50 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter,Sofa seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about cocktails |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful scenery,Beautiful night view,In hotel restaurant |
Website | |
Phone Number |
018-834-1141 |
この日は、夕刻に弘前での仕事を終え車で秋田へと向かった。
私は取引先とのランチで飲酒してしまったので、運転は同行したスタッフにお任せしたのだが、このエリアを担当している彼は私よりも年上で夜間の運転があまり得意ではないようなので、道中は休み休みのんびり走った。
秋田に着いた頃には、彼も相当疲れていたようだし、外に食事に行くにも中途半端な時間だったので、ホテルで少し休んだ後、最上階にあるバーで待ち合わせた。
このバーは過去にも何回か来たことがあって、館内のレストランから食事を持ってきてもらえることは知っていたので、食事もここで軽く済ますつもりだった。
「中華冷菜」「玉子焼き」「エスカルゴ」「五目焼そば」・・・脈絡のない料理をオーダーし、各々好きな酒と合わせて、秋田の夜景を楽しみながらひと時を過ごした。
実はこの年上の彼は、昔は埼玉でもそれなりに名の通った日本料理店の主人だった。
私と知り合ったのもその頃でもう15年以上の付き合いになる。
この人は、料理の味はともかく???経営者として才覚があったのか手広く事業を拡げていた。
私とは、そのひとつの事業に関する会合で知り合い、この人の店にも伺うようになった。
とても弁の立つやり手のおっさん(私よりも5歳年上)だなという印象を持った。
ところが数年後、奥様が病気になり、50代半ばだった彼は店をたたむ決意をした。
私は多角化した彼の事業の整理・売却し、純粋に日本料理だけをやりたいという後継者に店を譲渡する手伝いをさせていただいた。
ただ、看病の甲斐もなく、ほどなく奥様は他界された。
「この先どうされるのですか?」
「どこかで職を見つけるか、もう引退するか・・・」
まだ何も決めていないようだったので、
「もし良ければ、ウチに来ませんか?」
と誘ってみた。
当時、我が社も業務拡大していてフードビジネスを請け負う機会も出てきたのだが、料理人など外部のブレーンは居るには居たが、飲食店の経営や運営に関する専門家がいなかった。
とはいえ、フードビジネスが本業ではないので、フットワークの良いこの人なら営業もできるのではないかと思いお誘いした。
「あと何年働けるかわかりませんが、それでも良ければ・・・」
ということで来ていただいた。
彼は創業社長(現会長)を除くと最年長ながら、入社後独学で英語に取り組むなど頑張っている。
今宵は、ゆったりとしたホテルのバーでくつろぎながら、
あの頃の話や奥様の話、現在のプライベートに関する話など、私の出張が多くてなかなかゆっくり話すことができない内容の話をすることができた。
すっかり夜も更け、我々は秋田名物の「稲庭うどん」で締めて部屋に戻ったのだった。