Restaurant name |
Sanryou sou
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Categories | Soba (Buckwheat noodles)、Udon (Wheat noodles) |
0178-82-2902 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
青森県八戸市南郷中野4-4 |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
− |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Counter,Tatami seats |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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【南郷そば】と云うと多くの方は福島県南会津の南郷を思い浮かべる方が多いことと思われますが、
此処は南会津ではなく青森県八戸市南郷という地区にある手打ち蕎麦の店であります。
八戸市の南郷地区も蕎麦の栽培が非常に盛んなところで町をあげて在来種の【階上早生】の生産
に励まれているそうで八戸周辺の方々には【南郷そば】は認知度の高い蕎麦なのだそうです。
今回、初めてその噂の【南郷そば】を戴きに界隈で一番美味しいと評判【三稜荘】という店に車を
走らせました。
店は【道の駅なんごう】の一角にあり店の入口には、"そばは栽培から製粉まで全て南郷で作られた
そばを使用し石臼で製粉したものを毎朝、職人が手打ちした香りとコシが強い拘りの【十割そば】を
提供しております" という薀蓄書が置かれていた。
今までの経験上、過剰なる口上書が置かれている店にかぎって実際に供される蕎麦は大したことが
なく拍子抜けさせられてしまうという経験則がありますが果たして當店の蕎麦は如何なるものか?と
不安を懐きつつ店内に足を進めてみました。
品書きに目を通してみますと冷たい【ざるそば】と温かい【かけそば】が七百円であり【月見そば】や
【とろろそば】が八百円、【天ざるそば】や【天ぷらそば】が千百八十円という値段設定になっており、
その価格から意外に美味しい蕎麦が供されるかもと不安が期待に変わり蕎麦の味がストレートに
味わえる【ざるそば】を頼んでみました。
程無くして供された蕎麦は燐寸棒程の太さのものでしたが、みずみずしいという言葉や活きの良い
という言葉とは程遠く表面が乾いたような蕎麦で見た目から美味しそうに見えません。
先ずは蕎麦だけを手繰り口に運んでみますと確かにコシはありますが十割蕎麦という割りには蕎麦
の香りが全くせず店に入る前の懸念が本当のものとなってしまい意気消沈。
気を取り直し、つゆで戴いてみるも、つゆは節の出汁感は皆無で変に甘ったるいだけの味のもので
あり、これまた嗜好する味とは程遠いものであり薬味の山葵も本生わさびと呼ばれるような混ぜ山葵
の業務用の流用でありましたし値段の割には使われているものは総じてお粗末なものでした。
蕎麦湯は白濁系のものが供されましたが、これとて何かパッとせず。
心苦しいレビュー内容になってしまいましたが、この蕎麦には大いに不満が残ったのは事実であり、
早々に勘定を済まし口直しの蕎麦を求めて次の店へと向かうのでありました。
やはり変な薀蓄書を置いている店にかぎって期待はずれになるという経験則は未だ生きていた(笑)