船橋東武の鰻屋であっさり味のうな重と柳川鍋、鯉のあらいが意外とイケルのに驚き
百貨店に買い物に来たついでにお昼を食べて帰ろうとレストランフロアを歩いていると、連れが鰻が食べたいというので味乃宮川に入ってみました。
「宮川」とつく鰻屋さんは沢山ありますが、幕末から明治維新にかけて深川の富岡八幡宮の近くにあった「宮川」という鰻屋が発祥で、そこから暖簾分けして増えていったのだそうですが、この味乃宮川がどういう系統の店なのかは分かりません。
かつて東京駅の地下の一番街に本店があったのですが、それも閉店しているので本店という存在は無いのかもしれません。
この船橋店の厨房には白い割烹着に帽子のお歳を召された板前さんが2人居て、焼き方と一般の調理を分担されていたので、旧本店から板前さんが来ているのかもしれないですね。
注文はうな重の上(4,104円)と柳川定食の上(1,836円)。
柳川定食の上には鯉のあらいがついているので、熱燗も一本追加です。
板場で丁寧に小骨を毛抜きで一本一本抜いていた大きな鯉を薄く引いて氷水で〆た鯉のあらいは、切り身が大きいのでかなり大きな鯉のようです。
酢味噌をつけていただくと、泥臭さは微塵も感じられずあっさりとした味で、弾力のある歯ごたえがあって熱燗が進みます。
ぐつぐつと煮えたぎっている柳川鍋は大き目の泥鰌の頭と尾を落として開いて骨を抜いてあるので、とても食べやすい。
泥鰌も泥臭くない
出汁は浅草や駒形で食べた少し甘辛い柳川とは違い、うどん出汁くらいの薄味であっさりしています。
少しぐらいは泥臭さがあるほうが泥鰌らしくて良いのになと思うほどでした。
うな重の上は梅に鶯の蒔絵が施された輪島塗の立派なお重に入っていて、蓋をめくると大きな蒲焼が一尾分縦に並べてあって、ご飯はほとんど見えません。
しっかりと蒸しを入れた柔らかくてふわふわの蒲焼で、タレは甘さはほとんど無くきりっとしたタイプです。
全体としてはまずまずのうな重でした。
若干高いような気もするが、年年歳歳ウナギの稚魚の資源が枯渇しているので価格高騰も仕方ないのでしょうね。
サービス担当の女性スタッフもベテラン揃いで落ち着いていてストレスを感じません。
奥のソファー席ではご高齢のオトーサンたちが白焼きなどをつまみにビールや熱燗を傾けながら昼宴会の風情で羨ましいことでした。
Restaurant name |
Ajino Miyagawa
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Categories | Unagi (Freshwater eel)、Dojo (Loach)、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
047-425-0707 |
Reservation Availability |
Reservations available
●座席の予約 |
Address |
千葉県船橋市本町7-1-1 東武百貨店船橋店 |
Transportation |
34 meters from Funabashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥5,000~¥5,999¥3,000~¥3,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Number of seats |
( 全席テーブル) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Wide seat,Sofa seats,Wheelchair accessible |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Food |
Allergy labeled |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Children menu available,Baby strollers accepted |
Website |
船橋東武百貨店で買い物した帰りにレストランフロアの「味乃宮川」でランチです。
昭和33年に環七沿いで鰻屋を開業してから、どういう経緯かわからないけど百貨店に出店し始めて、今では吉祥寺サンロード商店街、東武百貨店池袋店、東武百貨店船橋店、立川高島屋に展開しているとの事です。
鰻だけでなく、天ぷらや刺身の定食もありました。
久しぶりの鰻なので、張りこんで肝吸いと茶碗蒸しがついた特上のうなぎ重箱と、天ぷら盛り合わせを注文。
天ぷらが揚がったところで、お銚子を一本つけて貰いました。
「鰻はお酒の後になさいますか?」と仲居さんが気を利かせてくれましたので、先に天ぷらで一杯といく事にしました。
天ぷら盛り合わせは、海老4尾と鱚に茄子、椎茸、獅子唐と結構なボリュームがありました。
衣はふわっと柔らかくて優しい味です。
鰻重は1尾を3切れに切り分けて重ねて並べた珍しい盛りつけです。
蒸し加減は軽く、脂も適度に残してあるので酒の肴に丁度いい。
都内の老舗の鰻屋さんとは違って、地元のお年寄りや家族連れが気軽にやって来て、たまの贅沢を楽しむ為の鰻屋さんとして続いて貰いたい鰻屋さんでした。