Unasei
(鰻正)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
-
- Fixed holidays：
- Wednesday
Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Unasei（Unasei）
|
|---|---|
| Categories | Unagi (Eel)、Tempura、Seafood |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
04-7191-0778 |
| Reservation availability |
Reservations available |
| Address |
千葉県柏市大井2370-19 |
| Transportation |
ＪＲ常磐線 東武野田線柏駅東口から東武バス沼南車庫行、手賀の丘公園行、小野塚台行で大井バス停下車 2,426 meters from Abiko. |
| Opening hours |
Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Average price（Based on reviews） |
￥3,000～￥3,999
|
| Method of payment |
Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Seats/facilities
| Number of seats |
32 Seats （ カウンター8、小上がり8、座敷16） |
|---|---|
| Private rooms |
Available For 10-20 people |
| Private use |
Available |
| Non-smoking/smoking |
Smoking allowed The revised Health Promotion Act for passive smoking prevention has been in effect since April 1, 2020. Please check with the restaurant for the most up-to-date information. |
| Parking |
Available 5 |
| Space/facilities |
Counter seating,Tatami seats |
Menu
| Drink |
Sake (Nihonshu) |
|---|---|
| Food |
Particular about fish |
Feature - Related information
| Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
|---|---|
| Location |
A house restaurant |
| Website |
http://kashiwa-shokkyou.com/member/html/products/detail.php?product_id=64 |
今年の７月２１日…職場の一部が改修工事になるので部屋の荷物を移動するため
朝から全員で埃まみれ、汗まみれで奮闘すること数時間。「そういえば今日は土用の丑の日
だからランチは鰻が食べたいねぇ」と誰かが言い出したのはすでに午前１１時過ぎでした＾＾；
「今週はどこの鰻屋もお客でいっぱいだから昼休み中に行って戻ってくるのは無理」
という上司の忠告に従ったわけでもないですが、大人しく自分のデスクでデリバリー弁当の
鯖味噌煮を食べた私達。（諦めきれずに近くの店に偵察に行った人達もいましたがやっぱり
どこも満員だったそうな） でもやっぱり話題は付近の美味しい鰻屋さんはどこかということに
なってしまいます。「あそこはタレが甘すぎる」、「あそこは美味しいけど高い」などいろいろな
情報が集まるなか、今まで聞いたことが無い店名が…。わりと近くに地元では有名な「喜多川が
あるので、そこと勘違いしてるのかと思ったら、「目立たないし流行っていないからあまり知られて
いないけどちゃんとしたお店で美味しい。ただ注文してから生の鰻を捌いて蒸し始めるので
先客無しでも一時間くらい待つ」とのこと。ここ一年でいろいろな方の鰻レビューを読んで「捌きたて
の鰻をだしてくれるところは美味しい」と勉強した私。早速その週末に予約をして伺ってみました。
場所は手賀沼沿いの坂道をしばらく入ったあたりです。「炭火焼」の幟が出ていないとホントに
目立たない店構えなのであやうく通り過ぎてしまうところでした。店内は薄暗くお世辞にもきれいと
は言えない＾＾；カウンター数席と小あがりに卓が２つ。奥に襖があったのでこっそり覗いてみたら
８畳くらいのお座敷で１０人分くらいの座布団と割り箸がセッティングされていました。カウンターの中は
厨房で、白髪が目立つ壮年の男性が炭火の前で団扇をパタパタ扇いでいるのが見えました。給仕は
愛想のいい奥さん。店内をきょろきょろしてたら予約していたのですぐにお料理が出てきました。
・川エビの唐揚げ…一匹一匹は小ぶりですが殻が薄く、身がたっぷり入っていました。臭みがなく
美味しいです。たまに髭や足が堅くて口に入れると喉や上顎が痛くなっちゃう川エビが出てくる店が
ありますがこれは髭や足も柔らかいです。「柔らかいですね～」と女将さんに感想を言ったら
「今週は調度良い大きさのものが入荷できたんです」とのこと。ラッキーだったかも？
・鰻重（肝吸い、お新香つき）…鰻重のランクは「まつ ２３００円」と「たけ ２０００円」の２ライン。
私達は「まつ」をいただきました。鰻は幅も厚みも中くらいのものが一尾分。しっかり蒸されて
いるらしく、食感はふんわりしていてかなり柔らか。焼き方は、外はぱりっと、中は食べたときに
トロッとジューシーに感じるギリギリまで脂肪分が抜かれていてギトギトしていないから最後まで
重く感じずに食べられました。下処理も十分で泥臭さや小骨の当たりもまったくありません。タレは
甘すぎないさらっとした嫌味の無い味で、ご飯への沁み具合も調度良かったです。ちょっと意外
だったのは炭火で焼いているはずなのにあまり炭火の香りが感じられないこと。スモーキーで
炭火の香りが強く感じられる鰻が好きな人には物足らないかもしれません。ただ、鰻はなかなか
良いものを使っている（愛知県一色産 帰りがけに駐車場の生簀を覗いたら青みがかった元気な
鰻が泳いでいました）ようなので、鰻本来の甘みや香りを楽しむためにはこの焼き方は合っている
と思いました。ご飯はちょっと固めで良い炊き上がりです。肝吸いは、立派な消化管がついた
プリプリ大き目の肝が入っていました。お新香も瑞々しく酸味が弱い浅漬けでさっぱりしていて
良かったです。
押し付けがましいところがなくて、あっさり食べやすい美味しい鰻でした。特徴的なところはあまり
ないかもしれませんが、丁寧な手順を重ねたちゃんとした鰻重だと思います。先客のご夫婦は鯉の
あらいを頼んでいましたが、キレイな薄いピンクで厚みのあるもので、これも美味しそうでした。カウン
ターにはスッポンの甲羅が飾ってあったので、聞けば予約すればスッポン鍋も出してくれるのだとか…。
他にも天ぷらやお刺身のメニューもあるのでちょっとした会合に良さそうですね。静かでゆったりした
店内だし値段も手頃なのでまた訪問したいと思いました。