だいぶ変わっていた : Mendokoro Fuujin

【最初に結論】
麺スープ具材など全てが変わっていた
味が変わりバランスが崩れ、正直好みではなくなってしまった

【所感】
麺は極細で啜りの感触が強いもの

スープは以前より出汁が弱くなった
出汁の旨味の太さがなくなり、塩や醤油の味が前面に出ている

具材はチャーシューが変更されていて、厚いロースが多く乗る
バラ肉チャーシューはなくなったのだろうか
以前は券売機に「肉〇枚乗せ」というボタンは無かったと記憶している
ボリュームはかなり増したが…

正直好みからはだいぶ外れてしまった
スープは出汁が弱く、具材の味とバランスが崩れ、肉のボリュームだけが目立つラーメンになった

塩は特に出汁の弱さと、ユズの多さが気になる
口内はユズの風味の主張が強すぎ
旨いスープと麺だけで一杯食える、という味ではなくなってしまった

味の方向性が変わるのはどの店でもあることだが、寂しさを感じた

【最初に結論】
好みに合えば積極的に選ぶラーメン屋。
以前と味が変わった醤油ラーメンは誰もが美味しく感じるおすすめの一杯。
塩好きは塩でも間違い無し。
煮干しはやや強めで苦手な人は他の味を。

【食べたもの】
醤油・塩・煮干し全て済。
ランチ丼。

【所感】
味良し。
いわゆる全部乗せの価格はやや高め。
駐車場はやや難あり。店の隣にある駐車場は台数が少ないうえに入るのも出るのも大変なので
初めから、すぐ近くにある「フレンドパーク」というコインパーキングに停めるつもりで行くのがおすすめ。
駐車場代はかかってしまうが、大盛サービスもしくは味玉サービスが受けられる。


店内は清潔感があふれている。
スープの出汁に使われている素材の匂いが心地よく香る。
基本の醤油・塩・煮干しの他に、限定味が1つあることが多い。

スープとしては
醤油は以前とスープが変わった。
独特の風味を出していた素材がなくなり、鶏を主体とした甘みと旨みが目立つスープになった。
風人らしさと言えばらしさだったが、好みがわかれる風味ではあったので、今の方が受け入れられやすいだろう。
ラーメンが進化してきた今では、動物+魚介の醤油スープが多いが「魚介の風味」が表に出て目立たないスープだ。
意外と「魚介系が強いスープは苦手」という人も多いので、そんな人は食べてみる価値がある醤油ラーメンだと思う。

塩は素材の良さを感じられる出来のいいスープ。
あっさりではない、ちゃんと主張と味の骨格がある塩スープだ。

煮干しは素材の味が強めに出ている煮干しスープ。
煮干しが苦手な人は他の味を選んだ方がいいだろう。
ガッツリ煮干し丸出しの味と、バランス型煮干しの味の、中間といった感じ。
丼の底をレンゲですくえば、煮干し粉が舞い上がる。


麺は細めの全粒粉。
噛みしめる、という表現が合うパツっとした麺で、味も良い。
スープはあまり持ち上げないので、麺を口に入れ3，4口噛んで味を感じてから
少量のスープをすすり口の中で合わせるとより美味しく食べられる。


具材はチャーシュー・ネギ・海苔・メンマ・水菜が乗る。
チャーシューは肉感の強いもの。
トロっとしていたりホロっとしているものではなく
麺と同じくガシガシと噛みしめるしっかりとした肉だ。
2種類のチャーシューが乗り、ロースは極厚ハムのような印象を受ける。
ネギ・メンマ・水菜は麺とのバランスを考えた形で乗せられている。
細切り、短めだ。
これは麺と一緒に3種を箸で掴むことができ、多様な食感と味を一緒に楽しませようと考えているのではないか。
ネギの清涼感と水菜のシャキシャキとした食感、メンマは前述とは違うクニっとした感触にくわえ、ごま油のコクを感じさせてくれる。
麺と一緒に、無理なく掴め、自然と一口で全て口内で合わせられるこれらの具は、近隣のラーメン屋では他に見ない。
個人的にはこの具のバランスは店の個性を出し、味という点でも良い方向に作用していると思う。
メンマは他で見ない細切りの為、存在感は薄めになる。ゴリゴリとはしていない。
が、麺と一緒に水菜とメンマを掴んで口に運ぶのが、思わず楽しくなってしまうのだ。


近隣エリアは群馬県としても激戦区だが、この店を選ぶ理由は充分にある。
あとは自分の好みと照らし合わせてみるべきだ。
店内はカウンター席のみだが、子供連れにも配慮されている。
幼児までを対象としているであろう、子供エリアも設けられている。
以前は奥様が乳幼児をおんぶ紐で子守しながら、接客もされていた。
店側がこのような配慮をされているのだから、小さいお子様連れの人も、気兼ねなく美味しいラーメンを楽しみに行ける店だと思う。
全部乗せがやや高めな点と、駐車場に関しては予め了承して行くべきだ。