女の園？ : Hana No Ren

ここは西条の中心部。
今日も、ランチ美味しく頂こう。
しかし、先立つもの、つまり金が乏しい。

むむむ。
美味しいものは食べたいが金がない、このジレンマをいかにして打開すべきか。

うーむ、うーむ。

そうだ。
こういう時は、あそこしかないな。
困った時の「花のれん」である。

ビルの階段をトントンと上がり、店に入ります。
うっ。
女性客しかおらん。
厨房にも若い女性が４人、忙しく働いています。

なんだか女の園に間違って入ってしまったみたいで、少々気遅れがします。
しかし、ランチのためには我慢？です。

遠慮してカウンターの一番隅に座りました。
すかさず、店員がやってきて、「ひじきご飯にしますか、普通のご飯にしますか。」と聞きます。
そう、ここのランチは１種類しかないのです。
席についたら、強制的に「本日のランチ」（６５０円）になります。
もちろん、「ひじきご飯」を選択します。

少しして、料理が運ばれてきました。
まずは、大き目の高野豆腐。
美味しい出汁をたっぷり吸いこんで、うんうん、満足。
ウマいです。

続いてはサラダ・・・はいいとして、その横のパン？のようなもの。
いえ、はっきりとパンです。
中身はポテトサラダです。
ご飯のオカズにパンというのは、個人的にはＮＧですが。
まっ、ただの付け合わせと考えることにしましょう。

さて、メイン料理の「豚肉のから揚げ」です。
「豚肉のから揚げ」は初めて食べるので興味津津です。
味付けは鶏肉のから揚げと同じ、ニンニクがよくきいて、なかなかの味でした。
ただ惜しむらくは、豚肉の薄切りを使ったせいか、ボリューム感がなく、衣ばかり食べさせられた感が強く感じさせられました。
女性ならこの量で満足するで賞が成人男性には少し物足りないでしょう。

とはいえ、６５０円のお値段を考えると十分に合格と言えるでしょう。
店が込みあってきたので、これにて帰ります。
じゃあ、お会計と席をたとうとすると、「まだコーヒーが」と言います。

そうでした。
食後のコーヒーがありました。

コーヒーはごく普通、取り立てて言う事はありませんが、驚いたのはコーヒーカップより大きい容器に生クリームが出てきたことです。
この生クリームをどうしろと？？？
共用ということですね。
カフェラテ風？にして頂きました。
コーヒーの横には、クッキーのようなミニおかしがついていました。
こういうちょこちょこした付加をつける所が微笑ましい感じがしました。