おとなしい会席料理 : Nakanobou Zuien

夏の１人旅行で宿泊。こちらの旅館はお一人様プランがあります。
さて、晩御飯です。スタンダードな瑞苑会席。宿泊する部屋とは違う客室での食事で、何でもレストランが一杯だとかで。
前菜は、鮎の揚げ物や、穴子の焼き物があり、冷たくなっていました。鮎など内臓の苦味も美味しいのに、冷たくてはもったいない。
お造りは、おいしかったですね。有馬は海との間に六甲山をはさんでいるとはいえ、海が近いことを思い出しました。タコと鯛が特においしく、カツオはそれと比べると一枚落ちました。
椀はスズキとのことでしたが、印象が薄かったですね。ほのかに柚子の香が良い感じです。
強肴として、メインと紹介された和牛の冷しゃぶは、良い肉なのでしょうが、旨味はすっかり抜けてイマイチでした。
鱧鍋。聞けば、鱧でとったダシとのこと。カツオのような気がしたのだけど。子供の頃に親に作ってもらったお味噌汁みたいな風味だったので、化調かと思ったのですが、違うようです。懐かしい味でした。
ここで、印ろう揚げという名前の揚げ出し豆腐。
お食事のご飯は、変化球で、トウモロコシの入ったバターご飯。まあまあです。
美味しいと思いますが、料金を考えれば期待通りで、それ以上のサプライズはなし。前菜で冷たい揚げ物と焼き物が出てきたときはどうしようかと思いましたが、結果的に、十分に満足できました。