Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Tempura Ando Wain Ashiyaiwai
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Categories | Tempura、Seafood、Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5600-1759 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
兵庫県芦屋市朝日ヶ丘町28-27 |
Transportation |
15 minutes walk from JR Ashiya Station 1 minute walk from Hankyu Bus bound for Kurakuenguchi "Iwazono Kindergarten" 1,209 meters from Ashiya. |
Opening hours |
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Budget |
¥10,000~¥14,999 ¥6,000~¥7,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥15,000~¥19,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
10% service charge |
Number of seats |
15 Seats ( 7 seats at the counter, 8 seats at tables (4 people x 1 table, 2 people x 2 tables)) |
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Private dining rooms |
OK For 6 people、For 8 people、For 10-20 people |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu),Particular about wine,Particular about cocktails |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
With family/children |Business |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),Sommelier |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Baby strollers accepted |
Website | |
Phone Number |
0797-62-7661 |
Remarks |
3rd place in the 2nd Japanese Cuisine Competition regional preliminaries and a special award in the finals. Listed in the Michelin 2012/2013 edition for two consecutive years. We are loved by people from all walks of life, and come to our store for entertainment or special occasions. |
芦屋の住宅街の中にある、地元民御用達(かな?)の小体の天ぷら屋さん。
20時くらいに入店。
遅い時間だったので、たまたまだったが、私1人で貸切状態で、くつろがせて頂いた。
イケオジな大将は、ロサンゼルスの鮨天ぷら店で4~5年くらい腕を振るわれていて、日本に帰って数店を渡り歩いたのち、この3月からこのお店を任されたそうだ。
そんで、天ぷらの腕だが、上手い。
薄衣で、びっくりするくらい軽い天ぷら。
技術がきちんとある。
夜のコースの中で、一番安い12000円のコースを頼んだので、
食材の質はその中で店の利益が出る範囲のものだったが、
その食材を、料理人の腕で美味しい天ぷらに昇華させているので、目を見張った。
同じ食材で、他の料理人に天ぷらにさせたら、ここまでの味は出ないと思う。
写真を見たら分かると思うが、天ぷらを乗せる皿に敷紙が敷かれていない。
カウンターに座ったので、大将の揚げる所作を見ていたが、
揚げた天ぷらを懐紙を敷いたフライバットに置く訳だが、
その時点で、敷紙にほとんど油が染みない。
わずかな油染みはもちろんある訳だが、それを、天ぷらを敷紙の上を転がして余分な油を紙に吸い込ませてから、客に供している。
あまりに薄衣でカラリと上手に揚げられており、油っぽさも無いので、
「ドクターフライなどを鍋に仕込んでるんですか?」と聞いてみたが、
普通の鍋にゴマ油100%で揚げているだけ、とおっしゃる。
衣に重層などを混ぜているのかと聞いてみたが、
衣も、水、卵、小麦粉だけ、とのこと。
つまり、大将の腕で、この薄衣の軽い天ぷらは揚げられている訳だ。
私は「料理」が好きな人間なので、
普通の食材が「料理」によって、ワンランクツーランク上の美味しさに昇華されているのを、味わうのは、とても楽しかった。
ちなみに、変な天ぷら屋の2回転目によくある、油の酸化臭なども皆無だったので、
聞いてみたら、2回転目は油を全とっかえして、綺麗な油で揚げている、とのこと。
うむうむ。
こういう部分を理解せずに、天ぷら屋の値段をどうこう言う輩は、モノが解かってないね。
見えない部分にコストがかかっているのだ。
いくら良い食材であっても、酸化した油で揚げた天ぷらなんぞ食べた日には、胃もたれして苦しむ目に遭ってしまう。そういう天ぷらは食材を殺してる訳だが、ここの天ぷらは、その真逆で、天ぷらにする事でより美味しさを増していた。
合間に、イクラの小丼が供されたのだが、
この時間(21時頃)なのに、酢飯がグズってなくて粒がキチンと立っている。
イクラも粒がパツンと張っており、大将に聞いてみたら、やはり、自家製。
やっぱり、この大将、技術を持ってるな、と感じ入った。
コースの最初に、海老すりみの食パン挟み揚げ(中華でよくあるやつ)、
最後に、トロ鉄火の天ぷら、
が供されて、
この2つのメニューは、どちらも、下手くそが揚げると、油を吸収しまくってオエッとなる禁断のネタな訳だが、
どちらも油っぽさは皆無で軽い仕上がり。
大変に感心させられた。
最初の突き出しを食べた時点では、
この店はワインより日本酒かな、と思ったりもしたのだが、
天ぷらに入ったら、カラッと香ばしく揚げられた天ぷらが、たしかにワインを呼んだ。
大将には技術があるので、
高級食材や、魚介をふんだんに使うよりも、
美味しい野菜の天ぷらを食べさせる方向に舵を振ると、
客にとっては価格以上の満足度が上がるんじゃないかと思った。
(野菜は、こだわりの美味しい野菜であっても、仕入れ値がかさばらないので。
反して、魚介は良いものを使うと比例して価格が跳び上がるので。)
コースには天ぷら以外の料理も含まれていたが、
とにかく、天ぷらの揚げの技術の高さが突出していたので、
そこをもっとフォーカスすると、より良い店になるんだろうな、と思った。
天ぷらという料理は、
当たり前だが、「A:食材+B:揚げの技術」によって構成されていて、
それを分けて捉えられない食べ手は、料理を構成する要素の中におけるA:Bの比率を認識せずにモノを語る訳だが、
A:良い食材を、B:ほどほどの技術で、揚げた天ぷらを食べた時よりも、
私は、
A:ほどほどの食材を、B:良い技術で、揚げた天ぷらを食べた時の方が、
感動するタイプの食べ手である、ということ。
なぜなら、前者は、A-B=C で、 後者は、A+B=C で、
同じCという美味しさのレベルであっても、私は後者に感心するからだ。
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