居酒屋「間閑」
ブルーキャットを後にジェノバライン乗り場へ向かう
「折角だからカンカン行こか」
遠目に白い提灯が風に靡く、どうやら営業してるようだ♪
入店前にニコチン補給してるとガラガラと扉が開き大将がヒョイと顔を出す
「表で何やら声がしたからさ」
「座れる?」
「提灯の如き閑だよ~」
そう、週末はお任せ料理の「カンカン」で女将さんや息子さんが手伝いに
それ以外は大将独りで賄う居酒屋「間閑」となる
カウンターに先客のカップルが1組、店内は長閑な空気が流れる
「ご無沙汰しましたお元気そうで何より」
「コロナ渦であきまへん、何とかやってますわ」
「いやいや、残れば勝ち組ですよ」
お腹は満足してるので大将セレクトの日本酒を頂きアテをお任せで・・・先客の姿も消え、大将と政治談議や経営哲学や苦労話に花が咲く。しんみりと酒を酌み交わす。至福の時間は過ぎゆく・・・。
・塩煎り豆
炒った大豆が何でこんなに美味しいの?
・自家製海苔佃煮と蒟蒻
甘さ抑え目な海苔の佃煮と蒟蒻の和え物はもはや酒の友
・鰆の干物と糠漬け胡瓜
鰆の干物を出汁で戻し、コレには参った♪
・小蛸の煮付け
小蛸は明石より三河湾の方が・・・と思ってたが
・刺身(蛸、鰆)
旬の味だねぇ♪
龍力(夏純米)
亀泉(特別純米)
週末のカンカンは何度もお邪魔した、何れはと思い続けた「間閑」やはり思ったとおりだった。大将独り気兼ねなくアテと大将との話を肴にマッタリと過ごす贅沢な時間、お任せコースで味を堪能するのもイイが、やっぱ酒飲みはコチラだねぇ。
又きます、ご馳走様。
(RX100m3で撮影)
何度訪れても飽きない酒場
平日の金曜日は「居酒屋かんかん」と思ってたが・・・「カンカン」でした(汗)
木・金・土がお任せ料理「明石カンカン」
月・火・水が大将独り居酒屋「かんかん」
半年ぶりの再訪、期待が高まる♪
ココは何度来ても飽きない何度も訪れたくなる(後継者のいない)名店
「あれ?お客さんとは何処かで???」
「ココですよココ、三回目ですよ!」
「あぁ、吉良の御仁でしたね」
今日はご子息もお手伝いに立ち
「なんで君が継がないの?」
「いやぁ、儲からないし両親の苦労を知ってますから」
うぅ~ん・・・答えようがありません(汗)
生ビールで喉を潤したらイッツショータイム♪
・つばすのなめろう
・熟成サゴシのきずし
・明石海老の焼き
・お造り(太刀魚、鰆、鯵、烏賊)
・紅葉鯛の潮煮
・太刀魚の骨煎餅
・炒り納豆
・漬物
・海老出汁の味噌汁
・塩むすび
・生ビール&酒は五種を一升半
麹の香りのするなめろうでノックダウン、つばす(ハマチの幼魚)に付いて
「大きさじゃ無く顔やで顔!」
鰤の顔したつばすって何ですか???
「私もその違いは・・・」とご子息も、長年市場で魚に携わって来たからこその目なのでしょう。そしてきずしでもう完敗、酒が進んで困ってしまう。明石鯛を春は桜鯛、秋は紅葉鯛と呼ぶ。鯛は左程好きな魚ではないが、改めて思う・・・鯛って美味いんだ。やっぱココは名店、名酒場♪
30分もした頃だろうか?隣に美しい女性が1人・・・
「お連れさん遅いですね」と声を掛ける
「いえ、私1人なんですの」
な、なんと!聞けば東京から大阪へ出張の折り、わざわざ明石泊しカンカンを訪れたそうな。とても美しい方で、枯れた還暦おやぢも仄かな恋心(爆)
「我々は色んな種類を呑みますので一杯づつ如何ですか?、気に入ったお酒をご自身で注文されては?」との提案に快諾戴きカウンターは一気に華やかに♪
「penさんお上手ですね」と女将さん
仕事で遅れた友人の奥さんも合流し、その奥には知らぬ間に地元女性二人組も輪になってカウンターは一層華やかに・・・四人の女子会トークから外れオッサン二人は呑みモードに(苦笑)
折に触れ機会を作りココは何度でも訪れたい店
今夜も有難う、ご馳走様でした♪
(Pentax k-1&カールツァイス)
明石の味に酔い痴れる
宝塚のゴルフ場でコンペが開催され、我々中部勢三人は前泊で関西入りする事に・・・明石の友人も参加される事となり、となれば前泊地は明石、前夜祭は是非「カンカン」で!
明石の友に予約して戴き19:00よりカンパイの宴♪
「大将、半年ぶりに伺いました。ココの味が忘れられなくてね」
「吉良の方でしたね、わざわざ遠い所を♪」
今夜はご子息?も厨房に立ち料理を賄う。
週末はお任せコースのみ
「女将さん、お酒は定番のみですか?」
「今夜はね、定番以外に4種ご用意してますよ」
「じゃ4種総ていただきますよ~」
まずは鰈の唐揚げ
「素材の旨味と塩加減が絶妙だね、魚を知り尽くしてないとこの味は出せん」
と食通の地元親友も大絶賛。
「そりゃそうさ、大将は長年明石の市場に勤めてたんだぜ」
仕入れに無駄の出ない料理構成に流石と頷く面々、こりゃ酒が進んで困る(苦笑)
既に、我々四人、明日のゴルフは頭にない。
初夏のお任せコース
・鰈の唐揚げ
・ハリイカの肝和え
・サゴシ(鰆幼魚)の酢の物
・刺身:鰆、明石鯛、ハリイカ
・自家製、鰆のカラスミ
・川津海老の佃煮
・明石鯛の汐煮
・漬物:大根、山芋、胡瓜、白菜
・塩むすび
・豆腐の味噌汁
*生ビール2杯
*凛(御影郷)壺酒酒造冷1合
*一(純米酒)賀茂泉冷1合
*酔心(純米)酔心山根本店冷1合
*天狗舞(旨純)冷や2合
*六歌仙(五段仕込)六歌仙冷1合
*黒帯悠々(特別純米)福光屋冷1合、燗1合
コノ店、凝った料理は何も無い。
が、明石の旬の味が楽しめる、本物の味が楽しめる数少ない名店。
ご子息が後継者となるかは聞きそびれたが、まだまだ頑張って続いて欲しい・・・
「大将、また来ますね。お元気で♪」
(*RX100m3で撮影)
後継者の居ない
某TV局で「後継者のいない名店」なる番組が放映された。紹介された店は4軒、お店への思いをグルメ著名人自ら「エッセイ」という形で表現していく。
そんな中の明石の一軒「明石カンカン」
早速明石の友人へ連絡
「フェリー乗り場脇の明石カンカンって店知ってる?」
地元明石に住む友人も知らぬと・・・予約を取付け伺う事に、播淡汽船乗場の隣、明石駅からは徒歩10分ほどの距離。
午後六時、「明石カンカン」の提灯にボォっと灯が燈る。
漁協に努めていたご主人は50歳の時に病に倒れ、それを機に退社。元来酒好きなご主人、美味い肴と美味い酒の店を開店し、ご夫婦で切り盛りする。明石の海でとれた新鮮な魚介を地元ならではの調理法で提供する店だ。
お任せコース¥4,500-
・太刀魚の酢の物
新鮮な刺身で喰える太刀魚を塩に漬ける、すると肉質が変化し鶏肉が如き食感に変化してくる。頃合いを見計らい酢で〆るそうだ。初めて食べる味と食感に驚く。
こりゃタマラン、次なる料理に期待の持てる一品だ♪
・太刀魚の骨せんべい
以前、瀬戸内土産で太刀魚の骨せんべいを戴いた事があるが・・・全くの別物!
「まったく臭みは無いでしょ、新鮮だからこそ出せる味なんですよ」
・紅葉鯛の塩焼き
イカ刺しの美味さに驚く。軽く炙ったイカ刺しはスルメ風味の刺身???
「イカ刺しはね、軽く炙った方が美味いんだよ」
コレは目から鱗、驚きの味と美味さ。
・刺身(真鯛、鰆、烏賊)
20cm以下の真鯛の幼魚を瀬戸内(和歌山)ではチャリコと呼ぶそうだ。春はサクラ鯛、秋はモミジ鯛と呼び珍重する。
頭と尾をバッサリ落としたチャリコは身が厚くガッツリ脂が乗る。軽く塩が振られ醤油など要らない、フックラと身の甘さを感ずる。新鮮な魚は火を通すと表面が爆ぜる、やっぱ魚は冬に限るね。
・カワハギの煮付け
カワハギは丸ハギを使う、砂糖を一切使わず炊いた煮魚は・・・うぅ~ん、言葉にならぬ美味さ。
・漬物3種(沢庵、瓜、山芋)、塩むすび、味噌汁
魚で出汁を取った味噌汁は・・・味噌汁の味を再確認する美味さ、何の変哲もない塩ムスビがこれほど美味いとは!
・生ビール
・神戸酒心館は御影郷「福寿」
・壺坂酒造は雪彦山「凛」
「素人料理ですよ、新鮮な魚は手を加えなくても美味いって事を知ってほしくて」
と謙遜する大将だが、確固たる自信を感ずる。
木金土は、奥さんが手伝いに入りお任せコースを提供するが、月火水は大将一人で居酒屋となる。
月火水の提灯は「明石閑閑」
木金土の提灯は「明石カンカン」
「居酒屋は私一人、暇な店でいいんですよ」と笑う。
絶対また来ようと心に誓う夜。
(k-1&カールツアイスズームで撮影)
Restaurant name |
Akashi Kankan
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Categories | Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
078-918-6159 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
兵庫県明石市本町2-10-3 |
Transportation |
JR明石から徒歩15分程度 481 meters from Sanyo Akashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥6,000~¥7,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter,Tatami seats |
Drink |
Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
With children |
子ども連れNG |
午後七時を回り「明石カンカン」の前に立つ、「閉々カンカン」と書かれた白い提灯が西風に揺らめく。何度となく訪れた明石の名酒場、後継者の居ない名店だ。ココもどれほど足を運んだだろう・・・入口を潜れば変わらぬ大将の笑顔が迎えた。カウンターには1組のカップルが座り、平日は大将独りでキリ盛る居酒屋となる。お品書きは有ると思うが・・・酒は好みを伝えるが料理は大将にお任せ♪
「久し振りだね元気そうで何より」
湯飲み茶わんに好きな酒を注ぎ料理の合間にチビリチビリと、やはりコロナ過で客足はめっきり減ったそうだ。小生が如く県外客は減るも地元客に愛されてる店は健在。ぽつりぽつりと四方山話に花が咲く。
さて、今夜も忘れ得ぬ宵になりそうだ。
・お通し:胡瓜と太刀魚の和え物
・太刀魚の骨せんべい
・う巻き
・風干し鯛の塩焼き
・刺身:鰆と烏賊
・あら汁
・福寿(神戸酒心館)
・空の鶴(西海酒造)
〆に頂くアラ汁が染み渡る。
今夜も有難うご馳走様でした。
(RX100m4で撮影)