Restaurant name |
Kappou Kiyoshi(Kappou Kiyoshi)
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Categories | Seafood、Donburi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0768-22-5053 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
石川県輪島市マリンタウン6-1 |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥3,000~¥3,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
OK |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Occasion |
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能登の酒蔵巡りツアーの1日目の最後は、フグのヒレ酒付きの輪島フグのコース料理の夕食です。
ホテルにチェックインして一休みすると、17時からホテルの裏手の海沿いに立つキリコミュージアムの手前にこちらの店があり、3分程歩いて移動です。
店の左手から奥に掛けて大小の個室があり、忘年会でしょうか ちょっと大きな宴会が行われている様で、この辺りは新型コロナも余り流行っていないようですね。
愚妻と二人で一番奥の個室に通されましたが、大き目のテーブルで凄くゆったりした掘り炬燵になっています。
造りも確りしていて、隣の部屋の会話も全く聞こえません。
入室時にある程度テーブルの上に料理が並べられており、熱物が既に冷めているようだと興ざめですが、椀物も揚げ物もまだ出されたばかりのようで熱かったのは良かったですが、でもやはり本来ならお客さんが席に着いてから出すべきですね、幾ら何でもデザートまで出してあるのはやり過ぎでしょう!
先ず喉の渇きを潤すため愚妻が生ビール、自分がウーロンハイをお願いしました。
ここ輪島は真フグの水揚げが日本一らしいですね、知りませんでしたがその真フグのコース料理です。
先ずは頼んだ飲み物と共に熱々のヒレ酒が出されます。
真フグのヒレの干した物を香ばしさが出るまで炙り、茶碗にヒレと熱々の日本酒を注いで蓋をして充分に蒸らしたもので、ふたを開けると香ばしさと酒の香りが立ち昇り、飲めばフグヒレから出る出汁の他にアルコールで抽出される旨味成分と混じり合って物凄い旨味の濃さです。
湯引きの酢味噌和えは、うーん これは幾らフグの身の旨味が強いとはいえ、所詮は淡白な白身魚です。
酢味噌の味が強すぎて、折角のフグの味を殺していますね。
てっさは、トラフグに比べ切り身がちょっと厚めで包丁の切れが悪い感じで、身にも透明感が無く濁っていて見た目は余り良くないのですが、食べてみるとこれが驚くほどイノシン酸の旨味が濃く、トラフグにも決して負けていません。
唐揚げも大き目の切り身にコロモを着けて揚げたものが3つとボリュームもありますが、身が確りしていて美味いも濃くて美味いですね。
白子の茶碗蒸しは、具はぶつ切りにした白子2切のみと凄い潔い料理で、フグ出汁の旨味の効いた玉子とマッタリした白子の味だけを極めている感じが良いですねぇ。
田舎料理はどうしてもゴテゴテと余計なことをしたがりますが、素材に自信があるならなるべく余計なことをしないとゆうのも料理人の腕ですね。
ぶつ切りフグの味噌汁仕立ては、大きなぶつ切りの真フグの切り身が1切れドボンと入っていて、細かい青葱が散らしてあるだけの味噌の薄味の味噌汁ですが、これもこのシンプルさがフグの出汁の旨味を邪魔しないので凄く美味いです。
後はご飯と漬物ですが、米も新米の美味しい時期ですね。
ヨーグルトムースはこの内容だとちょっと余計な感じで、デザートを出したいならちょっとした水菓子(果物)で良いです。
いやぁ輪島フグ、思ってたより美味かったですねぇ、ちょっと驚きました。
まあ見た目や出し方に団体向けの粗雑さや田舎臭い野暮ったさは感じますが、この真フグの味は本物でしたね。
ただウーロンハイの焼酎が濃いのは良いのですが、芋焼酎は合いません。
こうゆうのは飲めば判ると思いますけどねぇ!
この日は前日の深酒で二日酔いだったにも関わらず、昼から日本酒をお替りしたり、この日立ち寄った酒蔵で試飲をし過ぎたせいか、なかなか気持ち悪さが抜けず、折角のこの状況で余り飲めなかったのが残念でしたね。
まあ明日も朝から朝市も有ることですから、今日は早めにホテルに戻って休むとしましょう!