Restaurant name |
Wakadaishou(Wakadaishou)
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Categories | Izakaya (Tavern)、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0997-53-6167 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
鹿児島県奄美市名瀬金久町4-11 |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
OK |
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Non-smoking/smoking |
− |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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奄美一の繁華街屋仁川、こちらのお店はその屋仁川のなかでももっとも居酒屋密集度の高い一角にあります。建物と建物の間の細道を入るので表通りからお店の雰囲気が見えませんが、入ってしまえばごく普通の居酒屋さんの雰囲気。中央には厨房を囲むカウンター席があり、その周りにテーブル席やお座敷があります。一人での訪問でしたがあいにくカウンター席がいっぱいで、テーブル席に案内されました。
まずは黒糖焼酎からいただきましょう。デフォルトの黒糖焼酎はほとんどが奄美本島産のもので十数酒類、水割り/お湯割り300円、ロック400円、キープ2500円とリーズナブルです。では名瀬市内にお蔵のある、西平酒造の加那をロックでいただきましょう。加那とは奄美の言葉「愛(かな)し」からとられたとのこと、黒糖由来の甘い香りに樫樽熟成の香りがほのかに加わり、しかし主張しすぎず、これは食中酒にいいなぁ。お通しのピーナッツ豆腐(あ、これは沖縄だとジーマミー豆腐か)ともよくあいます。
メニューも豊富で、その日のおすすめの黒板メニューもあるようですが、あいにく座った席からよく見えない。それでも好物のマコモダケの天ぷら380円が目に入ったのでこれをお願いしました。熱々のコロモの中から、マコモダケのほっこりした食感とお米に通じるような甘さが飛び出してきます。これを塩で味を整えてほおばり、加那をくいっと口に含めば、思わず口元がほころびますねー。
せっかくなので奄美らしいものをと、とびんにゃをいただくことに。他の地方だとテラダガイとかチャンバラ貝などと呼ばれたりするようですが、こと奄美ではよく食べられているようです。店員さんが運んでくると、潮の香りがぷんと漂います。殻の巻いている部分よりその下の口の開いている部分が長く、その細長い口からひょいと出ているベロ状の部分に爪楊枝をさして引っ張り出して食べます。クセのない味だけど軽く出汁で煮てあるのかな、これも焼酎が進んじゃいますねぇ。おかわりいっちゃいますよ。2杯目はお店のオリジナルのラベルのボトルが並ぶ、奄美大島酒造のやんご。これ、確か島内限定品のはず、さっぱりした飲み口のなかに独特の香気があり、飲みすぎ必至です。
〆に鶏飯丼をいただきましょう。鶏飯もまた奄美名物ですが、これを丼ものにしているのがこちらの鶏飯丼。鶏風味のお茶漬けとでも言えばいいでしょうか、鶏肉や錦糸卵、刻み海苔などがトッピングされ、スープは鶏独特のコクがありつつさっぱりさらさらといただけます。添えられているのはパパイヤの漬物でしょうか。これ、飲んだ後の〆にちょうどいいな。
若大将、という店名ゆえか、大将をはじめ店員さんが元気がいいですね。元気が良すぎて、常連さんとの会話が他のお客さんに筒抜けだったりするが、それもまたお店のカラーということで。カウンターでは観光で来島した女子を地元のお兄さんと仲良くさせようと、画策されてるようです(笑)。店内には色紙がたくさん貼られていて、有名人の名前も見ますがそうでない?方のものも多数あったりして。1983年創業だそうですが、日々こうして活気にあふれるお店なんだろうな、地元のお客さんの絶大な支持があるんでしょうね。ごちそうさまでした。