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This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
千たびの限り恋ひ渡るかも
2023.12.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
はつ♡
初手はお馴染みのはつ。プリプリの身に爆ぜるような旨味と生姜の辛味、今夜も美味しい。
手羽元♡
カリカリに焼かれた皮としっとりジューシーな身が同時に楽しめます。
胸♡
今夜は奥久慈しゃも。皮が厚く、味わいが濃い。
あか♡
奥久慈しゃも。やはり味わいが濃く、柔らかい中にも適度な食感があり、美味しい。
つくね♡♡
奥久慈しゃも80%伊達鶏20%の割合で作られたつくね。ジューシー感よりも旨味が強く、実に美味しい。鶏のブランドによる食べ比べも面白いかも。
せせり♡
奥久慈しゃも。知っているせせりよりも味が濃い。
蒸しつくね
食感確り目なつくねは柚子の香りが華やぎ、出汁まで美味しい。
舞茸♡
最近の「地葉はなれ」の中でお気に入りのひと串。炭火で焼かれた舞茸は、香りとジューシーさが素晴らしい。
うずら♡
プリッとした白身にクリームのような黄身が映えます。
蓮根♡
どこかのブランド蓮根なのだろうか?超絶に甘く美味しい。
厚揚げ♡
直前に揚げることで、外と内の一体感を感じられます。元の豆腐が甘くて美味しいので、この厚揚げには炭の香りすらも邪魔になるのでしょう。
やげん軟骨♡
肉の濃さの美味しさと軟骨のバリバリ感が心地よい。
ねぎま♡
肉で葱を挟むだけで、こんなにも変わる味わい。ねぎまを考案した人は天才だ!
椎茸♡
持つだけで滴る旨味のジュースは甘く、香り高い。
レバー♡
焼くというよりかまるで温めたような火入れ。口の中でプリッと弾けて、旨味が舌に絡みつくよう。
ねぎま♡♡
今度は奥久慈しゃもの腿肉の上の方を柚子胡椒で。身はとろけるような火入れで、カリッとした皮も美味しい。
長芋♡
サクサク感とヌルヌル感が共存しており、とても好み。
手羽先の唐揚げ♡
いつも山盛りで食べたい美味しさ。
ズッキーニ♡
「焼鳥店でいいの?」と思う禁断のガリバタ味ですが、その味にズッキーニ本来の甘味が失われておらず、美味しい。
親鶏のぼんじり♡
固い親鶏の良さを活かしている他店では見かけない部位。まるで砂肝のようなザクザク食感があり、旨味も濃くて強い。
ぼんじり♡
奥久慈しゃも。親鶏に負けないほどのプリプリとした歯応えがあり、脂を落として焼いているので、濃い旨味が楽しめます。
はらみ♡
奥久慈しゃも。内臓の甘味やコクもありつつ、肉らしい味わい。
ブロッコリー♡
焼いて余分な水分を出すことで旨味を凝縮させています。
そり♡♡
奥久慈しゃも。皮がカリカリで、物凄いボリューム。柔らかな伊達鶏もいいですが、確りとした食感と濃い旨味の奥久慈しゃもサイコー。
ちょうちん♡♡
タレで湯煎された卵黄は粘度も高く、実に甘い。
茄子♡
トロトロ系ではなく、ジューシー系な茄子。茄子本来の旨味を味わえます。
じゃがいも♡
あえてバターはなく、じゃがいもの香りを楽しめます。
なめこ♡
ヌルヌルとした食感と香りもあり、焼くなめこがこんなにも美味しいとは。
膝軟骨♡
確りと叩かれているので、柔らかくも程よい食感も感じられて美味しい。
背肝♡♡
ザラリとした食感に内臓特有の甘い香りと旨味が素晴らしい。大好きな部位です。
塩ポトフ♡
鶏の旨味全開なポトフ。寒い季節に嬉しいひと品。
手羽元♡
奥久慈しゃも。味わいも濃く、身質も確りとしているので、骨をしゃぶりつくのが嬉しい。
手羽先♡♡
奥久慈しゃも。ねっとりとした皮と身の間のゼラチン質を感じられ、力強い旨味が素晴らしい。
砂肝♡
今回はシンプルに塩。小気味良いサクサク食感が楽しい。
胸皮♡
伊達鶏。デフォルトは首皮ですが、コレは分厚い胸皮。厚みがある分、ジューシーで脂が甘くて美味しい。
はつもと♡♡
初となる辛子。コレが素晴らしく合う。また新しい扉を開いてしまった…という感じ。
手羽先の皮♡
ゼラチン質が舌に纏わりつくようで、カリカリ焼きよりも好み。
食道♡
みっちりと串打ちしているので、タレと絡み合う旨味が美味しい。
担々麺♡
焼鳥店らしからぬクオリティ。麺は山椒を練り込んだ麺で、スープ自体には辛味はなく、濃厚な胡麻と鶏の旨味を感じられます。
チキンカレー♡
デフォルトの〆の中では一番好き。具としては鶏は見えないですが、味わうと感じる確りとした鶏の旨味。
2023年の鶏納めは、やはりココでしょう。
「地葉はなれ」
多くの人を魅了する焼鳥を焼くのは、店主・地葉 将人さん。横浜という土地柄、どこか大衆的な雰囲気でありつつも、供される串はどれも外れなく美味しい。伊達鶏や丹沢滋黒軍鶏を中心としながらも実は色々な銘柄鶏を自ら捌いて使っており
「美味しいならば、何でもいいじゃん」
と、あまり拘りを表に出さない職人気質なとこも彼を好きな理由の1つです。2023年もとても食べさせていただき、ありがとうございました!また来年も鶏で満たして下さい。
今夜出逢ったお酒
而今 純米吟醸 愛山 火入れ
田酒 特別純米酒 山廃仕込み
飛露喜 特別純米
廣戸川 特別純米
いづみ橋 青恵 純米吟醸
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2023.11.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
茶碗蒸し
確りと鶏の旨味を感じられる茶碗蒸しで、寒くなってきたこの季節に嬉しい先付。
はつ♡
地葉さんの名刺がわりのひと串。生姜の爽やかな辛味と溢れるはつの旨味が口いっぱいに広がって美味しい。
もも肉♡
伊達鶏。タレでコーティングすることで鶏の旨味を逃さずに味わえ、濃厚なタレの味わいの後に伊達鶏の旨味がはしります。
塩つくね♡♡
塩味なのであっさりと食べられ、ジューシーさよりも旨味を重視した味わい。
親鶏のぽんじり♡
歯応えは砂肝、旨味はぼんじりという素晴らしい部位。固い親鶏が輝くひと串です。
やげん軟骨♡
今回は梅しそとうがらし仕立て。小気味良い軟骨のコリコリ感と周りの肉の旨味が梅しその酸味と唐辛子の辛味で映えます。
厚揚げ♡
焼くから揚げることで表面を固めて、中は液体のようなトロトロ加減。厚揚げに対する新しいアプローチであり、解答のひとつ。
食道♡♡
タレを絡めて焼いているのか、まるでてりやきのような感じ。コリコリとした食感と濃厚な旨味がたまりません。
ブロッコリー♡
ブロッコリーの甘味を引き出す塩加減も焼き加減も絶妙で、美味しい。
胸♡
表面はカリカリとし、身はしっとり感があってジューシー。
レバー♡
舌に絡みつくような旨味があり、まるで焼くよりも炭火で温めたというような火入れ。
ペコロス♡
激甘っ。今まで食べた中で、1番かもしれない。
せせり♡
独特な歯応えがあり、持ちあげるだけで滴るような旨味が濃くて美味しい。
焼き芋♡
炭火焼きされた本物の焼き芋。ホクホクとした食感で、とろりとした舌触りが美味しい。追いバターをお願いすればよかった…
手羽先の唐揚げ♡
鶏を使った料理としては、定番中の定番。山盛りで欲しい…
背肝♡♡
ざらりとした舌触りに濃厚な旨味。希少部位と呼ばれる部位の中でもトップクラスに好き。
胸皮♡
デフォルトの皮の部位は、首皮。この胸皮はそれよりも厚みがあるので、旨味も甘味も濃厚。
ちょうちん♡
卵黄はタレで湯煎して火入れしているので、プツンと口の中で弾けてねっとりとした粘度の卵黄が絡みつきます。
足首♡
絶妙な歯応えとゼラチン質の食感が合わさったような部位で、食感フェチにはたまらないひと串。
ねぎま♡♡
葱の爽やかな辛味だけで鶏の旨味が異次元に変わります。その中で更に今回は生姜の辛味もプラスされており、更なる高みを感じさせます。
あか♡
柔らかな内腿には山葵の鮮烈さが映えます。咀嚼する毎に食感が変わり、旨味が溢れます。
そり♡
腿の付け根にあるピンポン球のような部位で、柔らかな伊達鶏であっても弾むような弾力。
手羽先♡
皮と身の間のゼラチン質がねっとりと舌に絡み、骨周りの肉がジューシーで美味しい。
担々麺♡
某店のオマージュからすっかりと「地葉はなれ」の一品となりました。麺には山椒を練り込んでいるので、スープには辛味はなくて濃厚そのもの。
手羽元♡
身は柔らかくて、手羽先よりもさっぱりとしている中でコクもあって美味しい。
膝軟骨♡♡
ボリュームもあり、確りと叩いているので柔らかく、強い旨味が味わえます。
砂肝♡
タレ+柚子胡椒の冬バージョン。砂肝=塩が多い中で、一石を投じる美味しさがあります。
もも肉♡♡
比内地鶏。身は想像以上に柔らかく、皮の旨味が素晴らしい。
そり♡♡
比内地鶏。弾むような身に分厚い皮から溢れる旨味と甘味が最高。
はらみ♡
コッテリとした旨味の中で、青い葱の風味がいい仕事をしていて美味しい。
手羽先の皮♡
このボリュームで食べられる幸せがたまりません。余分な脂のみを落としているようで、濃厚な旨味を存分に味わえます。
はつもと♡♡
内臓の旨味と甘味を十分に引き出している塩加減が素晴らしい。タレ味が多かったですが、塩の方が好みかもしれない。
チキンカレー♡
ルウはさらっとしていながらも、旨味は濃厚。
鶏スープ♡
濃度よりも旨味を前面に出したスープ。芯のある上品さ。
横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」で、鶏に満たされる夜。焼き場に立つ店主・地葉 将人さんの焼鳥は、人によって違う味わいとなります。それは食べ手のスピードや飲んでいるもの、通っている方にはその人の好みを考慮して、味わいを変えているから。真剣に食べていけば、きっとオートクチュールのような焼鳥を味わえるはずです。今回も串は勿論のこと、合間に供されたアレやアレも「新しい〆ものとして出せばいいのに…」と思うほどに最高の味わいでした。
地葉さん、いつもありがとうございます!また鶏で満たしてください。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2023.8.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
冷製茶碗蒸し
鶏そぼろ・オクラ・梅肉を入れた冷たい鶏出汁の冷製茶碗蒸し。爽やかな梅肉の酸味に確りとした出汁の旨味が映えます。
はつ♡♡
生姜の爽やかさがはしり、はつの旨味が追いかけるように広がり、後味に甘みが残ります。地葉さんの名刺代わりのひと串。今夜も美味しい。
抱き身♡
丹沢滋黒軍鶏。パリッと焼かれた皮にしっとりとした旨味が濃厚な胸肉が美味しい。
もも肉♡
伊達鶏。タレはコーティングで、口の中でジュワッと爆ぜるような旨味が凄い。
つくね♡
夏仕様なのか、肉自体は比較的にあっさりとして、タレの旨味の累乗が感じられるひと串。
手羽先♡
会津地鶏。ふわっとした肉質に咀嚼の度に溢れる旨味がたまらない。
手羽先♡♡
丹沢滋黒軍鶏。皮と身の間にある脂がゼラチン質のようにねっとりとして、食べ比べとしてはこちらの方が好み。
うずら
黄身はクリームのような仕立てにしており、プリッと弾ける白身のコントラストがいい。
厚揚げ♡
「揚げる」仕立てになって、素材の甘味や旨味を全面に出していて美味しい。
ズッキーニ
夏野菜の代表的な存在。素材の甘みを引き出すような焼き方。
やげん軟骨♡
軟骨周りの肉も多く残しており、そこに山葵をつけることで、バリバリとした食感とジューシーな肉の旨味、そして鮮烈な山葵が香る素晴らしいひと串。
小玉葱♡
芯まで熱を通して、甘味のみをグッと引き出しています。
つくね丼♡♡
毎回仕立ての変わる私だけの小丼。今回はつくねを塩味でややレア気味に焼いて、炙って水分を飛ばしたご飯に「あけがらし」を入れたもの。「あけがらし」の絶妙な辛味の中、鶏の旨味が確りとして、パリッとしたご飯の食感もいい。
手羽先の唐揚げ♡
無限に食べれそうな軽い味わい。アラカルトであったならば、山盛りで食べたいw
せせり♡♡
会津地鶏。ザクッとした歯切れの良さがあり、肉の中心部はトロリとした舌触り。全体的に甘く、塩がよりその甘味の輪郭をくっきりさせています。
レバー♡
ふた口で完結するストーリーのようなひと串。先端にあるはつと大ぶりなレバーで旨味と食感を、最後のひと口でレバーそのものの旨味を味わえます。
なめこ♡
元々、椎茸好き。そして、ズルズルとした食材も好き。という私ならば、なめこはどストライクなのです。
ちょうちん♡
ヒモの部位はサクサクとし、タレの中で温められた卵黄は舌に絡まるようにねっとりとした粘度があり、実に好みのものが詰まったちょうちん。
親鶏のぼんじり♡
食感は砂肝、味わいはぼんじりという串。固いというイメージの親鶏をいい意味で払拭してくれるひと串。
鶏のモツ煮♡
ちょっとピリ辛な仕立てで、脂っこいことは微塵もなく、比較的にあっさりとしていて美味しい。
ねぎま♡♡
丹沢滋黒軍鶏。自家製の柚子胡椒をつけて。ふわっとした身に葱の香りと柚子胡椒の風味が加わることで、とても香り高いひと串になっています。
ふりそで♡
間に葱を巻くことで風味を格上げしており、ふわっとした身の食感に葱のザクッとした食感も映えます。
背肝♡♡
内臓特有の甘い香りと濃密な甘味を引き出す塩加減も絶妙で美味しい。
胸皮♡♡
分厚い胸皮は甘味と旨味に溢れていて、皮の中では抜群に好みの味わい。勿論、焼きも余分な脂を落としており、旨味が凝縮しています。
TKG♡♡
「地葉はなれ」の新しい武器は土鍋ご飯。米は合鴨農法で作られたもので、玉子は朝採れの「津久井ふるさとたまご」を使い、出汁醤油でいただきます。
基本的にTKGは食べないのですが、コレは美味しい。コシのある白身に確りとした黄身は間違いない美味しさで、それを支える白米が焼鳥店らしからぬ美味しさ。
手羽元♡
会津地鶏。やはり地鶏の手羽は美味しい。確りとした身質に濃密な旨味が詰まっており、それでいて余分な脂はなく、咀嚼するのが楽しいくらいに美味しい。
鴨葱♡
葱を巻き込むように串打ちされており、鴨と葱という抜群の相性をひと口で楽しめます。
レバーパテ♡
臭みなどは微塵もなく、旨味のみが溢れるレバーパテ。
トウモロコシ♡
北海道産「ピュアホワイト」と生でも食べられる長野県産「八ヶ岳生とうもろこし」との食べ比べ。どちらも甘いですが、「ピュアホワイト」は最初からガツンと甘く、「八ヶ岳生とうもろこし」は最初は香りが映えてから甘味がドッパーンと溢れる感じ。
山葵丼♡
土鍋で炊いたご飯の美味しさを全面に押し出した丼。半分食べてから鶏スープを入れて、雑炊にする二段構え。
最初は焼鳥を完全に無視した仕立てですが、間違いなく、ご飯が美味しい。
椎茸♡
椎茸にたっぷりと水分を含ませ、更に油でコーティングしながら焼くことで旨味を逃さず、椎茸自体も縮まずにコリコリとした食感と香りが映えます。
塩むすび♡
「淡雪塩」をかけた塩むすび。裏で炊いているので、全く見せるつもりがないようですが、実に美味しい白飯。米は合鴨農法で作られたものだそうで、やや固めに炊かれた米は甘味もあって、美味しい。
冷やし坦々麺♡
山椒を練り込んだ山椒麺を使い、スープには辛味はなく濃厚さのみ。コレのみでも勝負できるような美味しさ。
トマト♡
完全有機野菜だそうで、旨味がとても濃い。
アキレス腱♡
食感フェチにはたまらないバリバリ加減と時折感じるゼラチン質が小気味良い。
手羽先の皮♡
会津地鶏のものを塩と山葵で。ゼラチン質のようなモチモチとした皮から咀嚼の度に溢れる旨味がたまらない。
茄子♡
皮を取ることでとろりとした茄子の食感を出しており、葱で食感を補っている一捻りのある茄子。葱は食感だけでなく、香りもあたえており、新しい茄子へのアプローチを感じます。
はつもと♡♡
ザクッとした管の食感、溢れる旨味と甘味。今夜最後の串にして最高の味わい。
ピーマン♡
スペシャリテのピーマンは季節によって味わいを変えます。夏なので、鶏スープを醤油と酒で割った出汁を入れて爽やかに仕立てています。
そぼろ丼♡
「津久井ふるさとたまご」の卵黄をタレに漬けて脱水させ、たっぷりの鶏そぼろと共に。
やはり白飯が美味しいと、丼の美味しさも一段階跳ね上がります。これから「地葉はなれ」の〆ご飯は必食のものとなりそうです。
横浜・鶴屋町にある焼鳥店「地葉はなれ」に再訪。店主・地葉 将人さんは一切語りませんが、部位によって「丹沢滋黒軍鶏」や「伊達鶏」を使い分け、更には月で変わるゲスト地鶏(今回は会津地鶏)もあり、どれだけ食べても飽きません。最近、更に『土鍋ご飯』も取り入れたそうで、コレが焼鳥店ということを忘れる美味しさ。「地葉はなれ」は〆ご飯込みのおまかせコースではないので、常時炊いているわけではないみたいですが、これは必食だと思います。鶏を使ったご飯のお供や卵黄漬けなどでよりブラッシュアップさせて、この白飯を楽しみたいです。
地葉さん、今回もたくさんありがとうございました!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2023.6.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
浅漬け
蒸し暑い季節にぴったりの清涼感。
つくね丼♡
ご飯は炭火で焼いて表面をパリパリにして、つくねはややミディアムレア、上には自家製柚子胡椒、ソースは卵黄にタレを混ぜ込んだもの。
美味しいのは勿論ですが、この自家製柚子胡椒の香りが素晴らしい。辛味ではない香りこそが命。
はつ♡♡
プリプリとした食感の後にはつの甘味が映え、その後に生姜の爽やかさが駆け抜けていきます。今夜も美味しい♡
ジャンボマッシュルーム♡
じっくりと焼いたジャンボマッシュルームに淡雪塩をかけて。
椎茸とは違う香りがあり、表面から溢れ出す旨味のジュースが美味しい。
もも肉♡
タレでコーティングされたもも肉はジューシーで、咀嚼の毎に旨味が溢れます。
丸はつ♡♡
伊達鶏。中の血を出すように表面は確り目に焼いて、カリッフワッとした食感。先程の開いたものとは違う旨味の溢れ方が秀逸で、できるならば毎回食べたいひと串。
つくね♡♡
夏なので、山葵+塩味にシフトしたつくね。挽肉の配合も変えてあるそうで、よりあっさり且つジューシーな味わい。
手羽元♡
ふわりと柔らかくジューシー。タレと肉の旨味が合わさり、累乗することで実に美味しい。
厚揚げ♡
「焼く」から「揚げる」に変わった厚揚げ。今回は内と外のコントラストではなく、全体的に一体感を感じる仕立て。
有機野菜の盛り合わせ♡
ポイントは自家製肉味噌。コレがあれば、無限に食べられそう。
レバー♡♡
表面の薄皮一枚で留めているかのようなトロトロ加減。プツンと口の中で弾ければ、舌に絡みつくようなねっとり感が甘い。
椎茸♡
コリコリとした食感と香りが爆発的に広がります。
胸肉♡
味変で「梅しそとうがらし」が塗られており、皮と身の間にある大葉と合わせて、しっとり爽やか。
鴨葱♡
串を近づけると、香る葱。鴨と葱、絶対的な相性は勿論美味しい。
茄子♡
皮を剥いてから焼かれた茄子は葱と一緒に食べることで、茄子のトロトロと葱のシャキシャキが口の中で合わさる面白い食感。
よだれ鶏♡
見事に「地葉はなれ」の味となった元・某店のオマージュ。焼鳥店らしく、鶏の旨味に重きを置いているようで美味しい。
トウモロコシ♡
夏の風物詩となっている焼きトウモロコシは、北海道産のブランドトウモロコシ「ピュアホワイト」。メロン以上の甘さがあり、実に美味しい。
白子♡♡
口の中でプチッと弾けて、広がる旨味はクリーミーで甘い。
親鶏のぼんじり♡
食感は砂肝、味わいはぼんじり。
ちょうちん♡♡
プツンと弾ける卵黄は粘度があり、舌に絡まる旨味がたまりません。
胸皮♡♡
表面はカリカリとし、中心部はモチモチ。皮が厚い胸皮は脂が甘く濃い。
銀皮♡♡
貴重で手間がかかる砂肝の皮のみを集めたもの。ちまちま食べるよりも大胆にパクッと食べる方がより食感が楽しめていい。
ピーマン♡
中にチーズがたっぷりと入っており、ピーマン嫌いな方でも絶対に好きになる味わい。
背肝♡♡
香りから甘く、ざらりとする舌触りの中で内臓の濃い旨味と甘味が広がります。
喉仏♡
歯を跳ね返すような極上のシャコシャコ食感が小気味よい。
膝軟骨♡
食感の良さを期待していましたが、隠し包丁を入れており、柔らか。軟骨周りの肉は旨味が濃く、美味しい。
食道♡
さえずりも入れているようで、食感と旨味が凄い。
あか♡
ここまでボリューミーなものにはなかなか出逢えない。山葵の鮮烈さも心地よい。
砂肝♡
夏らしく塩・柚子胡椒バージョン。柚子胡椒の辛味と香りで輪郭を成す砂肝の甘味が美味しい。
手羽元♡
丹沢滋黒軍鶏。皮はプルプルと弾けるようで、引き締まった身は旨味が強く美味しい。
胸肉♡
丹沢滋黒軍鶏。ワイルドな食感とはガラッと変わってしっとりしており、ほんのりとした脂が甘い。
横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」に再訪。今夜も店主・地葉 将人さんの焼鳥を楽しみながら思うことは「焼鳥こそ大衆」。
目黒「鳥しき」の池川 義輝さんが「焼鳥」というジャンルを世界的な料理に昇華させてから、都内の多くの焼鳥は「御焼鳥様」になった気がします。勿論、それはそれでいいし、私も好きです。
でも焼鳥って本来は大衆的なものだろう?
「大衆」と「高級」がせめぎ合い、絶妙なバランスを醸し出して、どちらのニーズにも応えられるお店。そんなことを「地葉はなれ」に来ると思うのです。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2023.4.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
有機野菜
軟骨入りの肉味噌でいただく有機野菜。肉味噌が美味しいので、バリバリイケる。
はつ♡
いつもながらに生姜の爽やかな辛味の中、はつの甘味が映えます。今夜も美味しい。
レバー♡
炭火で温めたようなレバーは、口の中でプツンと弾けて舌に絡みつくような旨味があり、最後に甘味が広がります。
新玉葱♡
ピリッとした黒胡椒の刺激の後に新玉葱の激甘な旨味がはしります。
あか♡
鮮烈な山葵の辛味の後に旨味広がるあか。甘味を引き出すような塩加減も絶妙。
胸肉♡
上には山葵、皮と身の間には大葉を忍ばせており、より爽やかなひと串。
背肝♡♡
ザラリとした食感の中で溢れる内臓の甘味と香りが素晴らしい。
厚揚げ♡
「焼く」から「揚げる」に変えることで、より内と外の食感のコントラストが生まれています。個人的好みを言えば、もっと揚げてより表面をパリパリにして欲しい。
はつもと♡
血管らしい食感もあり、とろりとする舌触りもあり、実に美味しい。
じゃがバター♡
禁断のガリバタ味。焼鳥店としてはナシかもしれませんが、こちらの方が確かに美味しい。
アスパラ♡
北海道産の朝取れもの。バターを纏わせているのか、ミルキーな味わい。
親鶏のぼんじり♡
砂肝のような食感があり、旨味はぼんじりといういいとこ取りのハイブリッド。
手羽先の唐揚げ♡
カリッと揚げられた衣は確りと味があり、鶏肉も旨味溢れます。
ハラミのチャンジャ♡
かなり辛いですが、好みの味わい。真夏はコレにビールとか最高なのでは。
喉仏♡
食感フェチにはたまらないザクザク食感と溢れる旨味がとても良い。
食道♡
そして食道という流れ。食感と旨味が溢れ、タレの旨味と肉の旨味の相乗効果が口の中で爆ぜます。
手羽先の黄韮巻き♡
旬の黄韮を骨抜きして開いた手羽先で巻いたもの。即興の串ですが、素晴らしい完成度で美味しい。旬の食材を色々と巻いて、これからレパートリーが広がりそう。
北京ダック
地葉さんの賄いという北京ダック風の一品料理。薄餅の中には甜麺醤とパリパリ皮の肉付きの鶏肉が入っており、焼鳥というジャンルを超えて探求していることが感じられます。
ちょうちん♡
きんかんは湯煎することで、口の中で絡みつくような粘度があり、プリプリとしたひもの部位も美味しい。
砂肝♡
今回は柚子胡椒のタレバージョンをリクエスト。塩味で供するお店が多い中で、この味の砂肝はここにしかない。
チーズ塩つくね♡♡
塩味をリクエストしたら、中にチーズを入れてくれました。大きく団子にしているので鶏の旨味が爆発的に溢れて、トロリとしたチーズがたまらない。
つくね♡
食べ比べで、デフォルトのも焼いてくれました。3つあるので、そのまま・七味・黒山椒と味変して食べるのがおすすめです。
もも肉♡♡
〆はもも肉。咀嚼の度に溢れる旨味と甘味、タレの旨味と炭の香りが合わさり、実にパーフェクトな味わい。
鶏スープ♡
濃度は強めですが、上品な味わい。
店主・地葉 将人さんが焼き場に立つ横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」に再訪。今回は開店同時ではなく、21時くらいの遅めのスタートで楽しませていただきました。平日でありつつも、カウンターやテーブル席は常時満席状態で、当日にふらりと来て食べるということはできないようです。焼鳥店としてはかなり大きなハコなので予約できますが、よくあるカウンターのみのお店ならば予約困難店であること間違いなしの繁盛ぶり。私の中で「地葉はなれ」は焼鳥というジャンルを超えて、鶏を美味しく食べられるお店という存在なので、一品料理や即興のような串も凄く楽しみでしかありません。
次回はまたゆっくりと食べさせていただきたいです。地葉さん、いつもありがとうございます!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2023.2.
千たびの限り恋り渡るかも/地葉はなれ
鶏真薯♡
出汁は白湯っぽい濃厚さがあり、つくねよりもやや柔らかい真薯が美味しい。個人的にはもうちょい温度が高い方が好き。
はつ♡♡
プリッとした食感の中で、生姜で際立つ旨味と甘味が爆ぜます。今夜も美味しい。
かしわ♡
タレでコーティングされた鶏の旨味が咀嚼の度に溢れます。
さび♡
ふわりとした食感で、鶏の甘味と山葵の鮮烈さが心地よい。
うずら
鳥インフルの影響で、エルフランスが入荷できなく、ノーマルになったうずら。黄身はクリームのようなコッテリ感があり、コレはコレで美味しい。
厚揚げ♡
揚げ方を変えて、内と外のコントラストではなく一体感を出して、豆腐の旨味を味わえる厚揚げ。新たな厚揚げの美味しさの一面が見られます。
つくね丼♡
前回よりも更にブラッシュアップされた小丼。つくねを焼いてご飯と混ぜて、烏骨鶏の卵黄漬けを乗せてあります。
漬けにすることで旨味が凝縮した烏骨鶏の卵黄はネットリとしており、単体でも実に美味しい。ご飯も軽く炭火で脱水させていて、粗く解しているつくねと卵黄を混ぜ込んで食べると至福の美味しさ。
やげん軟骨♡
軟骨周りの肉も確りと残しているので、滴るような旨味の塊を味わえます。山葵をつけていただいているので、キリッと味わいも締まります。
手羽♡♡
骨を抜いて代わりに葱を入れ、生姜で爽やかさを与えた手羽。皮のパリパリ感を感じたら、肉の強い旨味が溢れ、葱と生姜の爽やかな刺激がとてもいい。
京鴨♡♡
咀嚼すると、旨味と甘味がジュワッと溢れます。鴨甘味を引き出すような塩加減も絶妙。
椎茸♡
まさに香りを味わうひと串。大きくて食べ応えもあり、椎茸好きには嬉しい。
手羽の唐揚げ
名古屋にも支店のあるので、その絡みで生まれた『手羽の唐揚げ』。素揚げした手羽を底にある甘口のタレを付けていただきます。コレは無限に食べれそう。
蓮根
サクサクと小気味よい食感を楽しむと溢れ出す甘味が素晴らしい。
つくね♡
表面はカリッと焼かれ、粗めな軟骨のコリコリ感と鶏の旨味をじっくりと味わえます。
あか♡
肉に歯を入れる方向によって食感が変わり、咀嚼の度に肉の甘味が溢れます。
食道♡♡
独特な食感の中で広がるタレの旨味と食道の旨味。口の中でそれらが混ざり合い、実に美味しい。
膝♡
じっくりと時間をかけて焼かれる大型の串。新しい杉の皿で供された膝周りの肉は旨味と軟骨の食感が素晴らしく、それに負けない胡麻油と胡椒と葱の風味もインパクトがあって美味しい。
せせり♡
味変に梅唐辛子をつけており、溢れる肉汁に梅の爽やかさとピリッとした唐辛子の辛味が良いアクセントになっています。
棒棒鶏
「よだれ鶏」の派生かな?初の棒棒鶏。ちょっと酸味のあるタレの中で、しっとりとした鶏が美味しい。
じゃがバター♡
じっくりと焼かれたじゃがいもはホクホクとしており、バターのコクと胡椒の刺激でなんとも罪な味わい。
担々麺♡
個人的にあまり好きではない担々麺ですが、コレは実に好みの味わい。スープは極濃厚でクリーミー、山椒を練り込んだ山椒麺のピリリとした「麻」の刺激がとても心地よい。
手羽元♡
柔らかな肉質で比較的に淡白ですが、肉々しいボリュームがたまりません。
ちょうちん♡
卵黄をタレで湯煎することで火入れしており、プツンと口の中で弾けて絡まる黄身の粘度がネットリとしていて非常に好み。
ねぎま♡
部位はふりそで。程よい脂と旨味があり、葱との相性も素晴らしい。
皮♡
今回は首皮。波打つように串打ちされており、供されるとパチパチと脂が踊ります。表面はカリッと中心部はモチモチとしており、余分な脂を落とした理想的な味わい。
ピーマン♡♡
「地葉はなれ」のスペシャリテがコレ。中にはチーズたっぷりと入れられており、ピーマンの苦味などは微塵も感じさせません。
菜の花の胡麻和え
濃厚な胡麻の風味が凄い。
背肝♡♡
ザラリとした舌触りの中、内臓特有の甘味と甘い香りが楽しめます。内臓の部位の中ではトップクラスに好きです。
そり♡
目黒の某店を彷彿とさせる圧倒的なボリューム。確りと焼かれた皮はカリッとし、肉は歯を跳ね返すほどの弾力感が楽しめます。キングオブ正肉のひと串です。
ペコロス
ペコロスの甘味をじっくりと引き出しており、柔らかく甘い。
そりのすき焼き風♡
卵黄を溶いた中にタレを合わせて、比内地鶏のそりを入れたすき焼き風。コレは病みつきになりそうな味わいで、もっとブラッシュアップさせてご飯と共に食べたいです。
トマト
焼きトマトに削ったチーズと黒胡椒を絡めていただきます。焼くことでトマトの旨味が凝縮するので美味しいですが、激熱なので注意。
烏骨鶏TKG♡
先程の烏骨鶏の卵黄の醤油漬けが美味しかったので、更にリクエストして、TKGにしてもらいました。予め卵白のみをご飯に混ぜ込み、上に卵黄の醤油漬けを乗せたもの。
もっと漬け込み時間が長ければ、更に美味しいこと間違いなし。ふわふわなご飯と濃密な卵黄のコクが口の中で合わさり、新感覚なTKGになっています。
胸肉♡
身質はしっとりとして、咀嚼の度に溢れる旨味は強く美味しい。
かしわ♡♡
コレは比内地鶏のもの。やはり皮が美味しく、身も弾力性があって脂が甘い。
はつもと♡
タレの味の後に内臓特有の甘味が広がり、繋ぎ目ならではのザクザクとした食感も好き。
レバー♡♡
炭火の上で温めるように火入れされたレバーは微塵のクセもなく、口の中で弾ける旨味が舌に絡みます。
砂肝♡
開いていないので、ワイルドな食感が素晴らしい。タレの甘味と柚子胡椒のアクセントが非常に美味しい。
塩つくね♡♡
デフォルトだとタレ味ですが、塩でも食べたくなったのでリクエスト。ひとまとめにして、じっくりと焼き上げれば、ジューシーな鶏の甘味が楽しめます。
鶏スープ
上品な味わいのスープ。
何気に今年初の「地葉はなれ」。焼き場に立つ店主・地葉 将人さんは、焼鳥店としてあり得ない広さの店舗でありながらも、客のペースを見ながら串を供していくのが相変わらず凄い。私のように多く食べる客には焼鳥を味変させたり、一品料理で食べ飽きないようにして下さいます。前回食べて美味しいと伝えた料理は更にブラッシュアップしていたり、使う鶏の銘柄を変えたりと通う度にまた来たくなる素晴らしいお店。末永く通い、焼鳥の魅力やまだ出逢ってない銘柄鶏の味わいにどっぷりとハマっていきたいと思います。
地葉さん、今年も宜しくお願い致します!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2022.12.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
よだれ鶏♡
鶏は旨味が凝縮しており、タレに負けない美味しさ。
はつ♡
生姜の鮮烈さの後に内臓の甘味がジュワッと溢れてくる店主・地葉さんの名刺がわりのひと串であり、今夜も美味しい。
もも肉♡
今夜の鶏は「五島地鶏しまさざなみ」で、この地鶏は軍鶏の雄とプリマスロックの雌を交配させたものだそう。前回もいただきましたが、『もも肉』は初めて。想像よりも弾力があり、ふわっとした肉質で味も濃くて美味しい。
エルフランス♡
大玉のうずらの玉子は、ブランドの「エルフランス」。白身はプルプルとし、黄身はまるでジュースのようで、コレは飲めるうずらの玉子です。
ペコロス♡
激熱を頬張ると、確りと引き出されている甘味が溢れます。
厚揚げ♡
「焼き」から「揚げ」になった厚揚げはより内と外の食感のコントラストが生まれており、豆腐そのものも美味しいので、トロトロとして甘い。
鶏ハンバーグ丼♡
手毬状にしたご飯とつくねを炭火で焼き、米麹・芥子・麻の実・生絞り醤油・三温糖で作られた「あけがらし」と山葵でいただく新作。表面がカリッとして炭の香りを纏ったつくねと「あけがらし」と山葵の味わいが実によく合っていて美味しい。
やげん軟骨♡
塗られた山葵は地葉さんの熱意の表れ。コリコリとした軟骨の食感に旨味のある肉とそれをより美味しくさせる山葵の鮮烈さがいい。
手羽先の唐揚げ♡
何個でも食べられそうな大きさと美味しさ。
蓮根
ひと口目には黒胡椒でピリリとさせ、ふた口目は蓮根の甘味を感じさせます。
手羽元♡
「五島地鶏しまさざなみ」。先程のもも肉とは違い、厚みある皮に歯を跳ね返すほどの弾力があり、咀嚼の度に溢れてくる旨味と甘味が素晴らしい。
白レバー♡♡
「五島地鶏しまさざなみ」のもの。元々脱水されたかのようなねっとり感があるそうで、口に入れるとベタ〜っとまとわりつくような食感があり、甘くて旨味も抜群です。
レバー♡
ひと口目は先端にあるはつと一緒に食べるので、レバーのねっとり感とはつのプリプリ感が同時に楽しめ、最後はレバーのみの舌に絡みつくようなねっとりとした舌触りが楽しめます。
茶碗蒸し
前回よりもぐんと美味しくなった茶碗蒸しは、餡と茶碗蒸し自体が濃厚。
手羽先♡
コレも「五島地鶏しまさざなみ」。骨を抜いて、代わりに葱を入れた仕立てで、葱の風味と甘味が鶏に更なる旨味を与えており、美味しい。やはりこの地鶏は皮のある部位が美味しく、私好み。
ブロッコリー
じっくり焼いて引き出されたブロッコリーの旨味が秀逸。
あか♡
ふわっとした食感と時折ザクザクと食感も楽しめる鶏の内腿の部位。
担々麺♡
スープはクリーミーですが、麺は山椒を練り込んだ山椒麺なので、確りと「麻」を感じられます。
なめこ♡
初めていただく串。ぬるりとした食感もありつつ、何よりも香りが素晴らしい。
砂肝♡
開くことなく、ころりとした砂肝はタレと柚子胡椒の冬の仕立て。ザクザクとした食感にタレの甘味と柚子胡椒の辛味が映えます。
せせり♡
とろりととろけるような食感で、甘味を引き出すような塩加減も素晴らしい。
椎茸
コレは香りを味わうべきひと串。
胸肉♡♡
「五島地鶏しまさざなみ」。胸肉のしっとり感を楽しんだ後にジュワッとした皮の旨味が口の中に溢れます。やはり皮が美味しい。
親鶏のぼんじり♡
食感フェチにはたまらないぼんじりでしょう、コレは。固い親鶏がこんなにも焼鳥で光り輝くとは。
胸皮♡
やはりコレも「五島地鶏しまさざなみ」。供されると、表面に溢れた脂がパチパチと踊るようで、口に入れると旨味と甘味が段違いの美味しさ。
トマト♡
前回もいただきましたが、今回はパルメザンチーズではなくトリュフ。口に近づけると、ふわりと香るトリュフがいい感じ。
つくね♡
口の中でふわっと崩れ、コリコリとした軟骨の食感と溢れる鶏の旨味とタレの旨味が合わさる美味しさ。
ちょうちん♡♡
タレで湯煎するという火入れを施した卵黄は口の中で弾けて、舌に絡まる粘度が実に好み。
鴨♡
とろけるような食感があり、山葵の量を変えることで、ひと口目とふた口目で味わいに変化をさせています。
ピーマン♡
定番化したのか、今回もトマトソースとチーズのピザ風。ピーマンとも抜群の相性です。
そり葱♡
究極のねぎまがコレでしょう。弾むような食感のそりと火入れすることでとろりとした葱の風味が素晴らしい。
大黒しめじ
椎茸よりも香りは少ないながらも、やはり味はこちらの方がいい。
塩つくね♡
先程のつくねはタレだったので、塩でも焼いていただきました。塩だと鶏の旨味と甘味が全面に押し出されて、同じ部位でも違った一面が感じられます。
はつもと♡
内臓の旨味と甘味がタレと絡み合い、このひと串が旨味の塊となっています。やはり焼鳥は内臓系が大好き。
2022年の鶏納めは、横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」です。店主・地葉 将人さんにまたガッツリと焼いていただきました。
今回はいつも正肉に使っている「伊達鶏」ではなく、前回もいただいた「五島地鶏しまさざなみ」という地鶏をメインにした構成です。毎度毎度、大量に食べさせていただいて気づくことですが、例えば山葵にしても最初のひと口目だけに付けており、ひと串であっても味わいの緩急があって、非常に考えられていると思います。卓上には拘りの山椒・七味・黒七味があり、これらも客任せではなく地葉さんが部位によって使い分けるようになったら、更なる高みが味わえそうです。
2022年もありがとうございました!来年もまた宜しくお願い致します。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2022.10.
鶏と出逢う/地葉はなれ
よだれ鶏♡
某店のオマージュから既に確りとご自身の味へと進化しており、辛味を抑えて鶏の旨味を全面に出した味わい。
はつ♡♡
初手は地葉さんの名刺的な串。プリプリな食感を楽しみ、食べ終えると生姜の辛味でよりはっきりとした甘味がぶわっと広がって素晴らしい。
もも肉♡
炭の香りを纏い、タレでコーティングされた鶏の旨味全開のもも肉。基本的な部位だからこそ分かる美味しさ。
エルフランス♡
一際大きなうずらの玉子は、ブランドの『エルフランス』。白身はプリプリとし、黄身はジュースのようで濃厚な旨味がたまらない。
厚揚げ♡
「焼く」から「揚げる」へと新しい仕立てになった厚揚げ。より一層にバリッとした表面を楽しみ、中の豆腐のクリーミーさが映えて甘い。
抱き身♡
身はしっとり、皮はパリッとし、そして皮と身の間の脂の旨味が最高。
手羽元♡♡
五島列島の地鶏「五島地鶏しまさざなみ」。初めていただく地鶏ですが、ゴリッとした食感があって旨味が強く、とても好みな味わい。
蓮根
ひと口目は黒胡麻のピリッとした味わいで、最後は蓮根そのものの味わい。計算されたひと串です。
手羽先の唐揚げ♡
ちょっと出た骨がキュートwこのくらいのサイズならば、スナック菓子のようにひょいひょいと食べられそう。
膝軟骨♡
コレは「伊達鶏」。軟骨だけでなく、周りの肉もついているので肉々しくて旨味もたっぷり。
レバー♡
まるで温めたかのようなレバーはプリプリの後、旨味がドッパーンと溢れます。
鴨♡
これぞ冬の到来を待ち侘びる味わい。旨味を引き出す塩加減も完璧。
胡瓜の白和え♡
「箸休めにどうぞ」と供されましたが、コレが美味しい。滑らかな豆腐の甘味の中で、シャリシャリとした胡瓜の瑞々しさがいい。
トマト♡
トマトは焼くことで旨味が凝縮し、仕上げにかけられたチーズがいいアクセントを生んでいます。激熱でずが、頬張りたい。
じゃがバター♡
マズいわけがない!鉄板の美味しさ!コレも片方だけ黒胡麻がかけられていて、味わいのコントラストが楽しめる仕立て。
ねぎま♡
葱の香りと風味が加わることで、ガラリと変わる味わい。葱のチカラは偉大です。
茶碗蒸し
初の茶碗蒸し。上からとろみをつけた鶏出汁を張っており、具は鶏肉と百合根。
椎茸♡
口に入れると香りが立ち、咀嚼すると旨味が溢れてきます。
砂肝♡
寒くなったので、タレ+柚子胡椒バージョンになったようです。ザクザクッとした食感にタレの甘味とピリリとした柚子胡椒の後味が心地よい。
茄子
トロトロ。けれど激熱!頬張る!私の矜持w
せせり♡
「伊達鶏」らしく、余分な脂がなくて旨味が強い味わい。
腰皮♡
タレバージョン。分厚い皮は旨味と甘味が群を抜いており、私的に最強の皮の部位です。
手羽先♡♡
先程の「五島地鶏しまさざなみ」のもの。ゴリッとした歯応えの中で、雑味のない強い旨味が映えます。やはり好みの地鶏。
銀皮♡♡
炭と甘味が合わさったような香りが特に好きな部位。サクサクとした小気味良い食感の中で、旨味と甘味が広がります。
食道♡
みっちりと串打たれているので、シャクシャクとした食感が心地よく、咀嚼の度に溢れる甘味がたまらない。
ちょうちん♡♡
プツンと音を立てて弾け、粘度のある卵黄が絡まります。この粘度がとても好みで、実に美味しい。
つくね♡
粗めに挽かれてふわっとした食感があり、軟骨のコリコリがいいアクセントを与えています。
手羽先の皮♡
先程の「五島地鶏しまさざなみ」のもの。厚みがあり、プリプリとした食感の中で脂の甘味がジュワッとします。
あか♡
フワフワザクザク。肉の繊維に対してどの角度で咀嚼するかによって変わる食感。肉の旨味を引き出した塩加減と鮮烈な山葵が美味しい。
ピーマン♡
今回の中身は鶏そぼろ・チーズ・トマトソース。つまりはピザっぽい感じ。週末にはチーズが恋しくなるので、嬉しい仕立て。
そりねぎ♡
究極のねぎまがコレでしょう。葱を肉で巻き込むようにして串打たれており、葱の甘味と香りが映えます。
親鶏ぼんじり♡
まるで砂肝のような食感のぼんじり。他店ではあまり見かけない部位で、固い親鶏ならではの強い旨味があります。
胸皮♡
私の中で腰皮と双璧をなす胸皮。デフォルトは首皮ですが、やはり皮は厚みがある方が甘味や旨味が強いので好きです。
足首♡
最後はバリバリとした食感フェチにはたまらない部位。
横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」で、恒例の鶏まみれ。とても焼鳥店とは思えないほどの広い店内の中、全ての焼鳥を焼き上げるのは店主・地葉 将人さん。使用している鶏は伊達鶏が中心だそうですが、月変わりで色々な地鶏を捌いているそうで、今夜出逢った地鶏は五島列島の「五島地鶏しまさざなみ」という軍鶏の雄とプリマスロックの雌を交配させた鶏だそうで、五島列島でしか養鶏していない希少種。旨味が強くてクセがなく、確りとした肉質にさらりとした脂が非常に好みの味わい。色々な地鶏に出逢えるのも最近の楽しみの1つなので、地葉さんに是非とも色々な鶏を捌いていただきたいです。
地葉さん、今回もありがとうございました!年内中にもう一度!お願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2022.8.
燠/地葉はなれ
スモークチキンのサラダ
パルメザンチーズとシーザードレッシングの味わいの中でふわりと香る薫香があって、ワインに合わせたいアテ。
はつ♡
今夜も地葉さんの名刺代わりのひと串は、爽やかな生姜の辛味とはつの旨味と甘味が映えます。
せせり♡
とろけるような口溶けで仄かなコリコリ感の後に旨味が溢れます。
胸♡
皮のパリパリ感と肉のしっとり感を同時に味わえるひと串。
かしわ♡
タレでコーティングされた肉の旨味が素晴らしく、更にタレの旨味で累乗するような味わい。
厚揚げ♡
夏らしくたっぷりと爽やかな薬味が盛られ、外はカリカリでモッチリとした中心部とのコントラストが映える厚揚げ。熱々のところを頬張り、日本酒で流すのがたまらない。
エルフランス♡
よく知るうずらの卵よりもひと回り大きなエルフランス。白身は弾むような弾力で、黄身は濃厚な旨味がジュースのように溢れます。
トウモロコシ♡
炭の香りを纏う真っ白なトウモロコシの「ピュアホワイト」は激甘で、更にバターが溶けて絡めば、それはもう夏のご馳走。
冷やし担々麺♡
神奈川県が誇るあのお店と同じ山椒麺を使ったひと品で、極濃厚な肉味噌ペーストの中で山椒の辛味が最後に確りと感じられて美味しい。
ペコロス
甘味を引き出す火入れが素晴らしい。
レバー♡♡
まるで温めたような火入れで、プツンと弾けるように口の中で旨味が広がります。
喉仏♡
食感フェチの心を擽るリズムを刻むかのようなシャクシャク感。楽しくも実に美味しい。
砂肝♡
ひと昔は牛タンを彷彿させるようなタレ味の花咲くような感じでしたが、夏の今は胡麻油香る塩味。冬になったら、またタレ味になるそうです。
よだれ鶏♡
某店のオマージュとしてやり始めた一品料理ですが、辛さを抑えて旨味を出して、確りと「地葉はなれ」としての味わいになっていて美味しい。
ぼんじり♡
私としては珍しい伊達鶏のもの。ふわりとした食感の後に広がるのは、コッテリとした旨味。
胸皮♡
デフォルトだと首皮ですが、これは分厚い胸皮のもの。溢れる脂の旨味と甘味がたまらない。
足首
食感フェチの極みの部位。軟骨とゼラチン質が織りなす交互の食感が面白い。
軟骨♡
上に塗られた山葵がとてもいい仕事をしており、鮮烈な香りと風味が更なる高みへとこの部位を押し上げているかのよう。
あか♡
素晴らしいボリューム。繊維に沿えば真綿のように柔らかく、繊維に逆らえばザクザクとした食感が生まれ、鶏の甘味が溢れます。
はつもと♡
確りと動脈らしいサクサク感があり、甘味がジュワッと広がります。
砂肝♡
なんとタレ味も作ってくださいましたw砂肝=塩というイメージを一気に払拭してくれるひと串。仕上げに塗られた柚子胡椒が味わいの決め手。
ズッキーニ♡
禁断のガリバタ味。焼鳥店としてどうなのかは分かりませんが、確実に言えることは美味しい!
塩つくね♡
粗めに挽かれたつくねはジューシー。鶏の旨味と甘味を存分に感じられるひと串。
タレつくね♡
鶏の旨味にタレの旨味が合わさることで、口の中で鶏の旨味の倍加・累乗を感じられます。
ねぎま♡
鶏と葱が合わさると、何故にこんなにも美味しいのだろう。部位としては胸肉のしっとりととろけるような感じの中で、シャキッとした葱の風味が素晴らしい。
背肝♡
レバーよりもザラリとした感じですが、内臓特有の甘味がダントツ。
手羽先♡
骨抜きしてもらって、禁断のガリバタ味。元々旨味の強い部位が更にガリバタの味わいで、濃厚なジューシーさが生まれています。
食道♡
みっちりと串打ちされているので、旨味がギュッと濃縮しているかのような味わい。
ピーマン♡
今夜はトマトソースとチーズでピザ風。歴代のピーマンの中でもトップクラスの美味しさ。
ブロッコリー♡
焦げる寸前のような火入れで、旨味を引き出しています。
鶏スープ♡
濃度は濃いめ、でも塩分は薄く旨味が強い鶏スープ。
焼きおにぎり♡
炭火の弱い箇所でじっくりと育てられた焼きおにぎりは表面がパリパリと香ばしく、中はふわりとしています。
横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」で、また鶏に溺れるような夜を堪能させていただきました。焼鳥店としてはあり得ないほどの席数にも関わらず、横浜ではまだ珍しいお任せストップ制で焼き上げる店主・地葉 将人さんの力量は素晴らしい。
「色々な鶏を捌きたい」
という思いで、色々と捌く鶏を変えてらっしゃるそうで、今夜は適度な食感とジューシーさを持つ「伊達鶏」が主なのだそう。この暑い時期には「比内地鶏」のようなコッテリとした脂の鶏よりも比較的にあっさりとした「伊達鶏」が合うという考えなのかもしれません。地葉さんはあまり表には出さない方ですが、内に秘めた美味への探求の情熱はかなり熱い。その熱さに触れた時、きっともっと地葉 将人という職人を好きになるはず。
今回もありがとう!地葉さん!また宜しくお願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2022.6.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
はつ♡
店主・地葉 将人さんの名刺代わりのひと串。プリプリとした食感があり、食べ終えても尚、口に広がる内臓の甘味が素晴らしい。
抱き身♡
比内地鶏の胸の部位で、皮は音が聞こえるくらいなパリッとしていて、肉はしっとりとしてジューシー。食べるというよりかは「頬張る」という表現がしっくりくるボリュームで美味しい。
厚揚げ♡
炭火のみで表面をカリッと焼き上げており、内と外のコントラストでとろける厚揚げです。
エルフランス♡
うずらの卵でもこのエルフランスは一回りくらい大きく、ジュースのような黄身は濃くて美味しい。
手羽元♡
タレでコーティングされた手羽元の濃い旨味が咀嚼の度に溢れてきて、口の中でタレの旨味と合わさって美味しすぎる。
親鶏のぽんじり♡
コッテリとした旨味のぼんじりにまるで砂肝のような食感があるのが、この親鶏のぼんじり。通称、おやぼん。親鶏の身の固さが活きる味わい。
手羽先の皮♡
一際分厚い皮は比内地鶏のもの。タレの甘味に濃厚な脂の旨味が非常に美味しい。
手羽先の唐揚げ♡
カラッと揚げられた手羽先は山盛りで食べたい。コレとビールは最高かも。
せせり♡♡
このひと串に比内地鶏2匹分を使ったというボリュームで、皮も一緒に打つことで旨味が格段と跳ね上がっています。素晴らしい味わい。
ブロッコリー♡
某店のように苦味を出すのではなく、甘味を閉じ込めたブロッコリー。
椎茸♡
口に近づけるだけでふわりと椎茸の香りがして、食べるとコリコリとした食感がたまらない。
茄子♡
生姜と鰹節がトロトロの茄子の旨味を更に加速させます。
ねぎま♡♡
頬張る感じになりますが、是非とも肉と葱をひと口で食べて欲しいです。肉はとろけるようで、葱のシャキシャキ感、そして葱の香りがたまらなく美味しい。
レバー♡
とろける度に香りが立ち込め、舌に絡みつく旨味が素晴らしく、食べ終えて口の中に残る甘味がいい。
砂肝♡
胡麻油香る某店のような仕立ての砂肝。最近は花開くようなタレ味の砂肝が見かけなくなったので、変えたのかも?
ズッキーニ♡
コレは禁忌のガリバター。「こんなのやっちゃっていいの?」という思いもありますが、美味しくて喜ぶならばいい!という地葉さんの男気が素晴らしい。そして、実に美味しい!
つくね♡
今回は塩味。鶏の旨味と甘味を引き出す塩の塩梅が素晴らしく、「タレばかりだと飽きるじゃん?」と常にこちらのことを考えて下さる心遣いに感謝です。
食道♡
みっちりと串打ちされているので、ひと口で味わう旨味と様々な食感が素晴らしい。
ちょうちん♡♡
比内地鶏のきんかんを使った特別なちょうちん。湯煎で火入れされたきんかんはねっとりととろけ、実に甘く美味しい。
ピーマン♡
「地葉はなれ」のスペシャリテの1つがこのピーマン。苦味などは皆無で、ふわりとするピーマンの香りと甘味が秀逸。
胸皮♡
コレも比内地鶏のもので、分厚い皮から溢れてくる旨味と甘味が実に濃厚。
あか♡
内腿の部位で、串を持つと滴るジューシーさ。咀嚼する歯の角度によって食感が変わるのか実に面白く、そして美味しい。
背肝♡
レバーよりもザラリとした食感ですが、内臓特有の香りと甘味はコレの方が断然に強い。希少部位でありながらも、毎回用意して下さる地葉さんに感謝です。
鴨♡♡
なんという圧倒的なボリューム!それでいて柔らかく、山葵の鮮烈さの中でも肉の旨味と皮の甘味が口いっぱいに広がります。美味しいなぁ!
はつもと♡
「地葉はなれ」で久しぶりにいただくはつもとは、血管いう感じが強くてサクサク食感で美味しい。
腰皮♡
コレも比内地鶏のもので、何度かいただいた腰皮とは次元の違う味わい。プリプリ食感にさらりとした脂の旨味が美味しすぎる!
焼きおにぎり&鶏スープ♡
早めに注文して育ててもらった焼きおにぎりは、米と醤油の香ばしさが日本人のDNAを擽ります。鶏スープは上品な味わいになっており、綺麗な〆となりました。
横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」で、恒例の鶏食べ尽くし。なかなかの頻度で訪れているのですが、ここにきて店主・地葉 将人さんの進化が止まらない。使用しているブランド鶏で焼鳥店の優劣を決めるという考え方は好きではないですが、全体の流れの中で強いアクセントを与える使い方は実に素晴らしく、今回の中では『せせり』や『ちょうちん』や『腰皮』が心をグッと掴むひと串でした。今回はいつもよりも本数は少ないですが、ひと串ひと串のボリュームが凄くて実に食べ応えがあり、何よりも美味しかったです。
近く海外にも支店を出す予定だそうで、これからもまだまだ地葉さんに目が離せません。
地葉さん、今回もたくさんありがとうございました!また宜しくお願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2022.2.
比内地鶏に魅せられる夜/地葉はなれ
今夜の献立
よだれ鶏
神奈川の某有名中国料理店のオマージュですが、確りと「地葉はなれ」の味わいになっています。
はつ♡
地葉さんの名刺代わりの串。今夜もプリプリとした食感の中で、口に内臓の甘味が広がり、生姜の爽やかな刺激がはしります。美味しい♡
さび♡
片面だけを強く焼き、ささみならではの柔らかを活かした串。山葵の鮮烈さも素晴らしい。
もも肉♡
比内地鶏。肉繊維に程よく弾力があり、タレでコーティングされた肉そのものの味わいが濃い。そして皮の脂の甘味がより味わいを豊かにしています。実に美味しい♡
レバー♡
これも比内地鶏。いつも(伊達鶏?)よりもどっしりとした濃い味わいで、口溶けもゆっくりと舌に絡みつく感じ。
エルフランス♡
大玉な鶉卵の白身はプリプリとして、中の黄身はまるでジュースのような感じ。味わいも濃い目。
親鶏のぼんじり♡
いつもよりも大きく、このザクッザクッとした食感がたまらない。親鶏ならではの濃い目の味わいも○
ねぎま♡
タレの味わいが、葱の風味がこんなにも鶏を美味しくしています。部位はふりそでかな?ふわりと柔らかく、美味しい。
手羽皮♡
表面はカリカリとして、中心部はモチモチとした理想的な皮の焼き加減。皮の脂の甘味もいい。
やげん軟骨♡
仕上げに山葵を塗った仕立ては、実に美味しい。パリパリとした軟骨の食感と間の肉の旨味が素晴らしい。
椎茸♡
この厚み、この旨味、この食感は最高!
厚揚げ♡
表面を長めに焼くことで生まれる内と外のコントラストが、とろけるような舌触りを出しています。
ペコロス
咀嚼の度に甘味が溢れて、炭の香りを纏ったペコロスが美味しい。
手羽先♡
比内地鶏。脂が美味しい比内地鶏は皮ありきの美味しさ。骨は手でするりと取れるので、一気に頬張るのがオススメで、至福の時間です。
手羽先唐揚げ♡
名古屋にも支店を持ってらっしゃるので、その流れなのか毎回供されます。個人的に唐揚げは好きなので、色々な部位を食べてみたかったりしてw
せせり♡
一瞬の弾力を感じてとろけるせせりは、特に肉の旨味が素晴らしい。
手羽元の煮込み
今夜のはポン酢?で煮たさっぱり系の味わい。コレも美味しい。
茄子♡
鰹節踊る茄子は極上のトロトロ加減。鰹節の旨味が更に味わいを濃厚にしており、最後に感じる茄子の香りもいい。
抱き身♡
カリカリの皮にしっっとりとした胸肉とのコントラストが素晴らしく、旨味も濃厚。
担々麺♡
山椒を練り込んだ山椒麺の良さを存分に活かした担々麺で、辛味を抑えた鶏と胡麻の濃厚なスープが実に美味しい。いつかはコレを〆に食べてみたい。
胸皮♡♡
比内地鶏。モチモチプルプルとした分厚い胸皮は歯を跳ね返すほどの弾力があって、咀嚼の度に旨味と甘味が口いっぱいに広がります。
はらみ♡
タレでコーティングして、旨味をブーストしたはらみ。内臓ならではの甘味があります。
つくね♡♡
超粗挽きのつくねはふわりとした食感で、解けるように口の中に飛散します。溢れる肉汁は旨味が濃く、そして甘い。
そり葱♡
一羽につき2つしか取れない希少部位の肉系最強の部位のそりと葱を合わせた最強のねぎま。最初に鶏を葱と合わせた料理人に「ありがとう」と言いたい美味しさ。
ちょうちん♡♡
なんとコレも比内地鶏。皮というか薄皮が厚いのか、いつもよりも抵抗があり、口の中でプツンと弾ける音が聞こえるかのよう。そして、旨味が濃くてめちゃくちゃ甘い!
食道♡
みっちりと串打ちされた食道は旨味を凝縮したような味わいで、食感も楽しめます。
喉仏♡
「こんな部位が鶏にもあるのか」と毎回感じる部位。シャクシャクとした食感は、食感フェチの心をくすぐります。
砂肝♡♡
比内地鶏。独特な花開くいつもの仕立てではなく、丸のままで焼いた砂肝は小気味良いサクサク食感で、驚くほどに軽く柔らかい。
ピーマン♡
今夜はそぼろ入り。ピーマンらしい苦味もなく、甘味すらも感じます。底に溜まった肉汁を啜りながら食べるのが好き。
あか♡
驚くほどにフワフワとした食感で、噛み方を変えると変化する食感が面白い。
丸はつ♡♡
比内地鶏。初となる「地葉はなれ」での丸はつ。初手の通常のはつとは違う旨味をダイレクトに感じ、新しい扉を開くかのような美味しさ。
ジャガイモ♡
なんとここでガリバタ味!食欲を唆るガーリックの香りがいい。
ズッキーニ
トロリとしたズッキーニは甘味を味わう感じ。
背肝♡
レバーよりもざらりとした食感で、甘い香りに甘い味わいは内臓の美味しさを教えてくれます。
エリンギ♡
他の方が今夜の野菜串を聞いていたので、便乗して注文したら…凄いボリュームのが出てきたwキノコ好きだからたまらない。
つくね丼カレー添え♡♡
「xxx…カレー…焼きおにぎり…」と〆のご飯は何にしようか考えていて、「さっきのつくねとご飯を食べたいな」と思って注文。想像以上の〆丼が完成しました。今度はつくねを2つにしようw
今夜の「地葉はなれ」は兎に角、比内地鶏の美味しさに感動する夜でした。丸のまま比内地鶏を仕入れて店内で捌いており、「比内は脂が美味しい」と仰る店主・地葉将人さんの言葉通りに、甘く旨味の濃い脂の味わいは実に心響く美味しさ。特に希少な内臓系の部位は白眉的な美味しさで、わざわざ用意して下さったことに感謝しかありません。「地葉はなれ」は特定のブランド鶏の専門店ではないので、比内地鶏だけでなく他のブランド鶏にもいつか出逢えるのかな?と思っています。
今夜もサイコーでした!地葉さん、ありがとうございました!
今夜出逢ったお酒
磯自慢 大吟醸 28 nobilmente
而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生
黒龍 純吟 垂れ口
十四代 黒縄 大吟醸
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2022.1.
2022年初となる鶏初めは、やはりここ!横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」です。焼鳥店としてはかなりの席数がある店舗で、それを1つの焼き台で焼き上げるのは店主・地葉 将人さん。供される焼鳥は横浜でまだ珍しいお任せストップ制で、席に座れば快くまで焼鳥を味わえます。
今夜の献立
はつ♡
初手はいつものはつ。今夜の火入れも抜群で、プリプリ感がたまらない。その後に広がる内臓の甘味も素晴らしい。
比内地鶏と鴨のお雑煮♡
お正月の名残りのお雑煮。比内地鶏と鴨の旨味が極上!毎回でも食べたい。
ささみ♡
裏を強めに火入れして、表側は炙った程度。フワフワとした食感の中で映える山葵の鮮烈さ。
ふりそで♡
肉の旨味、そして葱の風味が鼻から抜け、タレの旨味がそれらを追いかけるように広がります。
エルフランス♡
大粒のエルフランスは絶妙な半熟加減。柔らか白身に包まれた黄身はまるでジュースのようで旨味も強い。
手羽先の唐揚げ♡
器にV字の揚げたて手羽先唐揚げ。タレも入っているので、付けながら食べると美味しい。
せせり♡
肉の旨味が強く、甘味が強い。ふた口目には京都の「梅とうがらし」がつけられており、味変します。
厚揚げ♡
外はカリカリに焼かれ、内はトロリとするコントラストがある厚揚げ。
椎茸♡
何気ない椎茸も厚みがあり、香りが強くて美味しい。
食道♡♡
シャコシャコとした食感も溢れ出る旨味もギュッと詰まっているかのような食道は、私の大好物です。
手羽元のクリーム煮♡
クリームよりも鶏の出汁の旨味が強く、出汁を味わうクリーム煮。身体温まる冬のご馳走。
やげん軟骨♡
大ボリュームの中でも軟骨は柔らかく、肉の旨味も素晴らしい。
安納芋♡
この時期ならではの焼き芋。炭でじっくりと時間をかけて焼かれる焼き芋は特別な味わい。
背肝♡
内臓の甘い香り、ザラリとした食感の中に映える極上の甘味。
親鶏のぼんじり♡
まるで砂肝のような食感があり、旨味はぼんじり。コレを知ると、普通のぼんじりには戻れません。
手羽元♡♡
伊達鶏の手羽元をなんとガリバタ焼きに!口に近づけるだけで香るバターの甘い香りと食欲そそるガーリックの香り。勿論、ガツンとくる味わいも美味しい。
坦々麺♡♡
某有名中国料理店と同じ山椒麺を使った坦々麺。あえてスープには辛味を入れない極濃厚な味わいの中で、ピリリとする山椒麺が映えます。
京鴨と芹♡
芹が主役のひと皿。鴨と出汁の旨味を全て吸った芹がシャリシャリとして美味しい。
手羽元♡
今度は柚子胡椒バージョン。皮がパリッとする中で、肉質は確りとしつつもトロリとした食感があり、とろけるよう。
レバー♡
艶めくレバーは舌の上でとろけて、からみつくような旨味があります。
手羽先の皮
カリッと焼かれた分厚い皮の旨味とタレの旨味が口の中で合わさり、皮でも部位によっての違いが発見できます。
つくね♡
「今日のテーマは、xxxね」と供されたつくねは、都内の某店を彷彿とさせる仕立て。ジューシーさの中に濃い旨味が溢れて、懐かしい美味しさ。
茄子
「気をつけないで下さいね?」と供された茄子は激アツのトロトロ。でもこのくらいならば、難なく食べられる私。
ズッキーニ♡
ガリバタという新たな境地がここにも!ズッキーニがこんなにも美味しい。
ちょうちん♡
卵黄の粘度が高く、口の中でプツンと弾けて絡まる感じ。実に美味しい!
ピーマン♡
「地葉はなれ」のスペシャリテの1つ。中には鶏そぼろが入っており、嬉しい仕立て。ピーマンを楽しみにするのは、ここと某鮨店くらいです。
砂肝♡
!
いつもの牛タンのような花咲くタレ砂肝ではなく、見た目も味わいもあの某店のような胡麻油塩バージョン。コレも美味しい。
はらみ♡
小気味良いシャコシャコとした食感の中で咀嚼の度に溢れる旨味。その濃厚さに唸ります。
ブロッコリー♡
ガーリックとバターの魔力か?どの食材にも合いすぎて困ります。
喉仏♡
食感フェチの心を擽る小気味良さで、咀嚼するのが楽しくなります。
首皮♡
表面はカリカリ、中心部はモチモチ。濃厚な旨味と脂の甘味が素晴らしい。
焼きおにぎり♡
炭の上で育てるようにじっくりと焼き上げて表面の水分を飛ばして、中はふんわり。
串と一品料理を合わせて、38品(載せていないものもあり)と2022年の鶏初めも素晴らしいものとなりました。訪れる度に何かしら新しいことをして下さるのですが、今回はやはりガリバタ焼きですね。「こんなのもアリなの?」と一瞬戸惑いましたが、コレは間違いない美味しさ。
今年も出禁にならない程度に通いつめたいと思っています。地葉さん、ありがとうございました!また今年もどうぞ宜しくお願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2021.11.
3種の鶏が繋ぐ味
長く続いた緊急事態宣言も解かれ、街に活気が戻ってきました。横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」もまた開店からカウンター・テーブル席・個室と満席で賑わっています。この大ハコを1人で焼かれているのが、店主の地葉 将人さん。年中、焼鳥のことを考えてらっしゃる鶏バカの1人であり、通う度に焼鳥の違う一面を見せてくれる信頼している焼き師です。今夜も楽しみ♪
今夜の献立
はつ♡
今夜も美味しい♡プリプリの食感で、咀嚼の度に甘味と甘い香りが立ち込めます。
もも肉♡
名古屋コーチンの雌。じわじわと歯が入っていくいつもとは違う食感があり、旨味も強い。
よだれ鶏♡
比内地鶏。某店のオマージュですが、辣油を少なくして、焼鳥店らしく鶏の旨味を強調した感じ。
厚揚げ♡
他の方よりも長めに焼くことで、表面はカリカリとなって中心はモチモチとし、内と外のコントラストが生まれます。これが私は大好き。
うずら♡
大玉のエルフランス。口に入れると、トロトロな半熟加減に驚き、その濃密さに酔いしれます。
ポトフ♡
あの鶏ソーセージとふりそでを入れたポトフ。さりげなく供された一品料理ですが、確りと煮込まれていて実に美味しい。
やげん軟骨
小気味よいコリコリ感で、仕上げにかけられた黒胡椒がいいアクセント。
レバー♡
3口で完結するストーリーのようなレバー。1口目は先端にあるハツの食感とのコントラスト、2口目は大ぶりなレバーで舌に絡みつくようなねっとり感、最後はしっとりとして甘い香りが残ります。
椎茸
ジューシーさがあり、香りも確りとしていて美味しい。
茄子
食感をちょっと残して、香りと甘味を引き出した茄子。
背肝♡
口に近づけると内臓特有の甘い香りがし、舌の上でザラリとして甘味が広がります。やはり内臓系は素晴らしい。
親鶏のぼんじり♡
まるで砂肝のような食感があり、濃厚な旨味はぼんじり。コレを知ったら、普通のに戻れません。
首皮♡
店で地葉さんが解体した伊達鶏のもの。大ボリューム!表面のカリカリ感で、中心部は極上のモチモチ感。
胸皮♡
コレは比内地鶏。跳ね返すようなプリプリ感で、脂の旨味と甘味のインパクトがとても強い。
食道♡
コリコリクニュクニュという食感を楽しみながら、濃密な旨味が溢れます。
塩つくね♡
目の前で地葉さんがペチペチと形成して焼かれるつくね。特別に卵黄をつけて、月見つくね仕立てです。ベタな仕立てですが、濃厚な卵黄のコクが粗く挽かれた肉の旨味が素晴らしい。
坦々麺♡
あの山椒麺を使ったひと品。スープや挽肉にも山椒を使っていないので、山椒麺の山椒が凄く活きています。食べると辣油と山椒による「麻」と「辣」が確りと感じられます。
砂肝♡
牛タンを彷彿とさせる花開く砂肝。柚子胡椒のピリリとした辛味が心地よい。
ちょうちん♡
卵黄は湯煎で火入れして、舌を包み込むようなねーっとりとした粘度が実に好み。
あか
ザクザクとした食感にふわりとした食感が合わさったよう不思議な部位。
ピーマン♡
苦味すらも感じない火入れ。中に入れられたそぼろから出る肉汁を確りとピーマンが受け止めていて、まるで小籠包のような感じです。
抱き身♡
比内地鶏。カリカリの皮と跳ね返すような身のコントラスト。2口目につけられた梅とうがらしがいいアクセント。
手羽元
伊達鶏。ふわりとした身の食感と軟骨のコリっした食感が実に面白い。旨味も強く、美味しい。
はつもと♡
胡麻油香るはつもとは弾けるようなプリプリ感。甘味と旨味が溢れます。
手羽皮
分厚い皮を余分な脂を落としながらカリカリに焼いていて、皮の持つ旨味を凝縮させています。
喉仏♡
食感フェチにはたまらないシャコシャコとした音の心地よさ。
比内地鶏の手羽先と手羽元の水炊き♡
比内地鶏は皮が美味しい。分厚く食べ応えのある皮はプリプリで、旨味が凄い。これから鍋が気になります!!地葉さん!!
からの雑炊♡
「やはり〆はコレでしょう」と供されたのは、雑炊。ちょっと舐めただけでも、素晴らしく美味しい。鶏の旨味がこれでもかと凝縮しており、デフォルトの『鶏茶漬け』を凌駕する美味しさ。
エリンギ
椎茸系は大好きなので、注文。『椎茸』とは違う食感と香りがいい。
そり♡
皮のカリカリ、身はふわりとして旨味たっぷり。肉系最強の部位は美味しさも最強。
ねぎま♡
〆はコレ。ここにきて強く感じるのは、葱の甘味と香り。葱が加わるだけでも焼鳥はガラリと変わります。
数ヶ月に一度の鶏まみれ、今回も堪能させていただきました。某店の『よだれ鶏』や『山椒麺』も単なるオマージュではなく、「地葉はなれ」としての料理に昇華していたり、皮の旨味が強い比内地鶏や肉が美味しい名古屋コーチンをコースの要所要所に取り入れることでアクセントとなっていて、地葉さんのひと串に対する熱量を感じられました。
来年も更なる進化を楽しみにしています。地葉さん、いつもありがとうございます!
今夜出逢ったお酒
地葉
而今 特別純米火入れ
田酒 特別純米
十四代 吟撰
日高見 弥助 芳醇辛口 純米吟醸
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2021.7.
私は鶏が大好き。
鶏料理といっても数多くありますが、外食で身近に感じるのは焼鳥。数ヶ月単位で、胃を鶏で満たしたくなります。ということでやってきたのは、地葉 将人さんが焼き場に立つ横浜・鶴屋町の「地葉はなれ」。焼鳥店としてはあり得ないくらいの広さですが、週末は常に満席状態で人気の高さが感じられます。地葉さんは私の好みをよく知ってらっしゃるので、全てを委ねることで間違いない口福が約束されます。
今夜の献立
はつ♡
初手はやはりコレ!今夜もキレキレな焼き加減。心掴むひと串です。
よだれ鶏♡
!
パクチーの代わりに茗荷を使ったよだれ鶏。タレは真っ赤ですが、旨辛の味わいで美味しい。しかしコレはどこかで…w
さび♡
ふわりとした食感の中で、鶏の甘味を感じられます。上に塗られた長野県安曇野産の山葵が実に美味しい。辛味よりも香りが強く、甘味すら感じます。
もも肉♡
タレは味付けというよりか鶏の旨味を逃さないコーティング。咀嚼すれば、鶏の旨味が迸ります。
やげん軟骨♡
山葵を乗せるのは、いつもの私使用。これだけたっぷりと塗られた山葵でも全く辛くないです。今夜の山葵は本当に美味しい。
鶏水餃子♡
先程のよだれ鶏のタレを活用する鶏水餃子。ココが焼鳥店であることを忘れるような味わい。しかし、このタレの味わいとこの活用の仕方って…w
うずら♡
ブランドうずら卵の「エルフランス」を使った串。よく知るものよりもひと回り大きくて、味わいの濃さが段違い。トロリとした黄身がまるでソースのように絡みます。
あか
鶏の内腿の部位。肉の繊維にどう歯を入れるかによって変わる食感が実に面白い。
厚揚げのそぼろ餡掛け♡
前回いただいたブラッシュアップバージョン。そぼろ餡掛けがより確りとした味わいになっているので、より美味しい。
冷やし坦々麺♡
山椒を練り込んだ麺の味わいがビシッと効いていて、よだれ鶏のタレを入れると更に味わいは締まります。
手羽元♡
濃厚な鶏とタレの旨味に黒胡椒の刺激が心地よい。豪快にかぶりついて食べるのが○。
せせり♡
京都の「梅とうがらし」の爽やかな辛味がいいアクセント。せせりのとろけるような火入れも素晴らしい。
トウモロコシ♡
生でも食べられる「ピュアホワイト」という白いトウモロコシを焼いた夏の定番野菜。フルーツのような強い甘味が映えます。
レバー♡
口の中でプリッと弾けて、トロリと舌に絡みつきます。旨味も濃厚。
砂肝♡
花咲くようなタレ味の砂肝。上に塗られた柚子胡椒が味を引き締めます。
首皮♡
表面はカリッと焼かれ、中心部はモチモチ。このコントラストこそが魅力。
胸皮♡
なんと皮の食べ比べ。先程の『首皮』のような食感のコントラストがありながらも、違いは皮の厚みによる脂の甘味の濃度。咀嚼の度に甘味が溢れます。
食道♡
鶏の濃厚な旨味は勿論ですが、絡むタレすらも濃密。
喉仏♡
食感フェチにはたまらないシャクシャク食感。
親鶏のぼんじり♡
肉質が固い親鶏ですが、ぼんじりの部位にこんな魅力があるとは!食感はまるで砂肝のようで、濃厚な味わいが美味しい。
ズッキーニ
夏野菜のズッキーニ。甘味を引き出されていて美味しい。
そり♡
最強の肉系部位。余分な脂を落とすようにカリカリに焼かれた皮とジューシーな肉の旨味が口いっぱいに広がります。
手羽先♡
今夜は骨抜きバージョン。骨周りの旨味はやはり格別で、そこに生姜の爽やかさがはしります。
ちょうちん♡
歯でグッと押すと少し抵抗があって、プツンと音たてるかのように弾ける卵黄は素晴らしい粘度があり、絡み具合がたまらない。
はらみ♡
炭の香りがふわりとして、食べ終えて口の残る甘味がすごい。
はつもと
今夜は塩と生姜を纏う『はつもと』。こういう仕立ても美味しい。
月見つくね♡
ひと口食べれば、溢れる旨味。そこに卵黄をたっぷりと絡めていただきます。ベタな仕立てですが、実に美味しい。丼にして食べれば良かった…。
ピーマン♡
今夜はそぼろ入り。ピーマンの辛味や苦味などは微塵もなく、そぼろの肉汁を確りと逃さないピーマンがこんなにも美味しい。
背肝♡
レバーよりもザラリとしていて、甘味も強い。内臓系の中でもトップクラスに好きです。
小玉ねぎ
確りと引き出された甘味が素晴らしい。
ねぎま♡
最後の串はリクエストした『ねぎま』。ここでもやはり山葵の鮮烈さと甘味が素晴らしく光ります。
焼きおにぎり♡
表面はカリカリと香ばしく、中はふわりとした『焼きおにぎり』。日本人のDNAを呼び起こす味わい。
鶏スープ♡
かなり濃厚で味わいの確りとしたスープ。上品な味わいのスープもいいけど、このコースの〆にはピッタリ。
今回特に光っていたものは、やはりついに完成した「よだれ鶏のタレ」と名脇役の「山葵」でしょうか。よだれ鶏のタレは真っ赤なので見た目辛そうですが、辛いよりも旨味が強いので色々と汎用性がありそう。
某有名鮨店から紹介されたという山葵は、実に美味しかったです。山葵が美味しい?と疑問に思うかもしれませんが、辛味よりも香りと甘味が素晴らしくて、美味しいという表現がしっくりときます。元々、料理の引き出しの多い地葉さんがこれからどう利用していくのか楽しみです。
地葉さん、今夜ありがとうございました!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2021.4.
YOKOHAMA CHICKEN LAND
久しぶりに1日の食事を「鶏」で満たしたい…。となれば、お願いするのは横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」の店主・地葉 将人さんしかいません。横浜ではまだ珍しいおまかせストップ制を設けている焼鳥店で、個室も完備しているので有名人や有名シェフなどもお忍びで訪れている名店です。事実、私の周りでもファンや行きたいという方が跡を絶ちません。
今夜の献立
はつ♡
初手はやはりコレ。供された瞬間に香る甘い香りからヤバい。プツンと音を立てるような歯切れの良さ。甘い余韻も続きます。
ささみ
擦りたて山葵の鮮烈な香りを感じ、ふわりと溶けるような食感が素晴らしい。
厚揚げのそぼろ餡掛け♡
新しい厚揚げの形。40分以上かけて表面をカリカリにさせた厚揚げをそぼろ餡掛けと共にいただきます。厚揚げの表面の食感は損ねてしまいましたが、中心部が脱水されたかのようにモチっとしています。生姜がビシッと効いた餡が表面によく絡み、なかなか美味しい。食べ終えると、ひと口ご飯が供されて〆ご飯風に。コレが実にいい!素晴らしい二段活用。
もも肉♡
表面は炭の香りを纏い、中心部はふわりとして旨味が滴ります。
膝軟骨
バリバリと心地よい食感の中で、黒胡椒の刺激と肉汁がジュワッと溢れてきます。
うずら♡
ブランド玉子の「エル・フランス」を使った串。濃厚な黄身の旨味を味わえるトロリとした半熟の仕立てで、実に美味しい。
レバー♡
このレバーにはふた口で完結するストーリーがあります。ひと口目、先に止めてあるはつと共に食べるので異なる食感の共演。ふた口目は、舌に絡みつくような純粋なレバーの旨味。
長芋♡
サクサクとトロトロが交互に楽しめるようで、実に好き。
手羽先の唐揚げ♡
V字を描く手羽先自体は素揚げなので、そのままは勿論のこと、底にある少量の酸味のあるタレを絡めて食べてもいい。半身揚げとかにも期待してしまう美味しさ。
ふりそで♡
葱の風味の中でふわりとする食感があり、甘味もあります。少量塗られた柚子胡椒がピリリと心地よい。
食道♡
なんというボリューム。咀嚼の度に変化する食感はこの串ならではの楽しさ。旨味の溢れかたもたまりません。
手羽元の塩煮込み
原型がなくなっているほどにトロトロに煮込まれた手羽先。脂っぽさが微塵もない煮汁は旨味が溶け込んでおり、実に爽やか。
せせり♡
京都の「梅とうがらし」の爽やかな辛味が心地よく、とろけるような身の食感が火入れの素晴らしさを語ります。
抱き身♡
皮目のパリパリ感、とろけるような身の食感、しっとりとした余韻。この3つのコントラストを口の中で楽しめるひと串。
親鶏のぼんじり♡
砂肝のような食感とぼんじりの旨味を同時に味わえ、コレを食べたら普通のぼんじりには戻れません。
足首
小気味良いゼラチン質の食感が楽しめ、一緒に串打ちしてある皮で旨味を底上げしているよう。
鶏のリエット
久しぶりの一品料理。ちびちびとお酒と一緒に楽しむには、素晴らしいアテ。
鶏白湯スープ♡♡
2日かけたという白湯スープ。中にはささみが入っており、実に濃厚極まりない。〆のスープとしてはくどいでしょうが、中〆としては最高の味わい。
ネバネバ盛り
ひき割り納豆・オクラ・芽かぶ・高菜・沢庵・鶏そぼろ・ささみ・卵黄が入った夏を乗り切る為のネバネバ系。実は納豆は好きではないのですが、全く気にならずに食べれました。ってか、美味しい!
つくね♡
粗く挽かれており、閉じ込められた旨味が咀嚼の度に溢れてきます。今回はノーマルバージョン。
アスパラ♡
北海道富良野産。昨日に収穫して、今日届いたというアスパラ。全く削いでないそうですが、凄い柔らかで甘くジューシー。そして、何よりも香りがいい。
背肝♡
ザラリとした独特な食感を楽しむと内臓特有の甘い香りがふわりと鼻から抜けて旨味が溢れます。
胸皮♡
伊達鶏。一言で皮と言っても首皮や手羽皮や腰皮などありますが、この胸皮の特徴はなんと言っても厚み。じっくりと焼くことで余分な脂を落とし、旨味のみを残しています。
喉仏♡
鶏の奥深さを知る部位。シャコシャコした歯応えが食感フェチにはたまらない。
茄子
茄子のジューシーさとトロトロさに鰹節の旨味が加わり、旨味溢れる茄子になっています。
はらみ
ゆっくりと歯が入るような食感で、それを楽しんでいると旨味がドッパーンと迸ります。
ちょうちん♡♡
おそらくは他の方よりも長めの火入れなのか、この卵黄の粘度が実に素晴らしい。液体から固体へと変わる二歩手前くらい。好みの味わい!
やげん軟骨♡
ちょっと塗られた山葵がこのやげん軟骨を更に輝かせます。
あか♡
今夜は特に美味しい!ふわりとした食感、咀嚼の度に甘味のある旨味は途中で啜らないといけないほどに溢れます。
脛肉のたたき♡
旨味がハンパない!酸味のあるタレの中で、濃い旨味の輪郭がはっきりしています。
そり♡
伊達鶏。食べた印象は、綺麗な旨味。余分な脂などはなく、食べた瞬間に旨味をグッと感じられます。
ピーマン♡
「地葉」の名物の1つ。今夜は鶏そぼろ入りです。ピーマンの苦味などは微塵もなく、甘味すら感じられる仕立て。
筍♡
長野産。昨日掘ったものだそうですが、エグ味はなくて甘い。部位的にも穂先なので柔らか。
手羽皮
厚みがあるのでプリプリとした食感があり、タレの旨味と皮の旨味が合わさる味わいは食べ終えても続く甘味の素晴らしさ。
焼きおにぎり♡
裏〆メニュー。醤油と油をつけながら、じっくりと表面の水分を飛ばして、パリパリと食感を作り出した焼きおにぎり。香ばしい香りからもうそそられます。
砂肝♡
牛タンを彷彿とさせる花咲く独特の砂肝は、タレ味。そこに柚子胡椒のピリリとした刺激が加わり、更に美味しい。
手羽先
開いて焼くのをやめたそうで食べ辛いはありますが、骨周りの肉が実に美味しい。
つくね丼
即興で作っていただいた丼。更なるブラッシュアップを期待して待っています。
私がいつも行くのは土曜日なのですが、開店から閉店時間までずっと満席という繁盛ぶり。「地葉はなれ」は焼鳥店としては驚くほどの席数があるので大丈夫ですが、よくある焼鳥店の席数ならば予約困難店の1つに間違いなし。店主の地葉さんとは味の好みが似ているみたいで、供される料理にハズレなどは今まで一度もありません。料理のレパートリーの引き出しも多く、たとえ毎週訪れたとしても飽きることはないでしょう(来ないで下さいと言われそうですがww)
今回も非常に楽しい時間をありがとうございました!また宜しくお願いします。
今夜出逢ったお酒
加茂錦 地葉
而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生
磯自慢 純米吟醸 生酒原酒 山田錦
いづみ橋 恵青ラベル 純米吟醸
作 恵乃智
黒龍 春しぼり
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2021.1.
2021年の焼鳥初めは、地葉 将人さんが焼き手を担うお店「地葉はなれ」です。横浜ではまだ珍しいお任せストップ制で次々に供される串はどれも素晴らしく、メディアで取り上げられる都内の有名焼鳥店にも負けない美味しさがあります。決してメディアに露出して欲しくないお店の一つです。今夜も地葉さんの魂の火入れを堪能します。
今夜の献立
芹と鴨のスープ
温度も濃度もバッチリ。鴨の甘い脂をたっぷりと吸った芹が美味しい。
はつ♡
初手はやはりこの部位から。溢れる旨味と甘味がこのお店にやってきたという実感を得られます。今夜も美味しい!
もも肉♡
タレは鶏の旨味を逃がさないコーティングのような感じで、噛み締める度に溢れる肉の旨味が素晴らしい。
ささみ
通わせていただいているお店では珍しくなった部位。ふわりとする食感があり、火入れも神懸かっています。
うずら♡
フランス産のブランドうずら卵『エル・フランス』を使ったもの。食べ応えのある大きさで、黄身はクリームのような仕立てにしてあり、唸る美味しさ。
そり葱♡
希少部位のそりと葱を合わせた大好きな仕立て。今夜の葱は下仁田葱で焼くことで甘味を引き出しており、鶏の旨味をグッと吸い込んで美味しい。
厚揚げ♡
鰹節に埋もれているのは、エッジの効いた厚揚げ。外側がカリッとしているので、内側はとろけるような感じです。
鶏のxxxx♡
とある調味料で鶏のxxxを和えた一品料理。今夜も美味しい♡
からの ご飯♡
今回は卵黄ご飯仕立て。ピリリとした味わいの調味料に卵黄の濃厚さが実によく合います。この仕立てが今までで一番かも。
長芋♡
極厚!でも確りと中まで火入れされており、皮付きなので香りもあります。
あか
内腿の部位。歯の入れ方でふわりとザクザクを楽しめ、旨味も強くて力強い。
足首
バリバリとした軟骨の食感と旨味をダイレクトに楽しめます。
はらみ♡
心地よい歯応えの中で濃密な旨味と甘味が溢れ出し、美味しい。
レバー♡
このレバーは、ドラマチック。ひと口は先端に留めてあるはつの食感が加わり、ふた口は大ぶりなレバーの旨味が舌に絡みつくよう、そして最後は余韻を楽しませてくれます。
茄子
鰹節と生姜で旨味をブーストされ、茄子の甘味も引き出されています。
せせり♡♡
凄いボリュームのせせりは火入れも素晴らしく、実にとろけるよう。ふた口目には味変で京都の「梅しそとうがらし」が塗られており、ピリリとします。
手羽元の塩煮込み♡
手羽元は原型を留めているのが不思議なくらいにトロトロ。どこまでも透明なスープは旨味も素晴らしい。
胸皮♡
皮と言っても実は数種類がある中で、やはりこの胸皮が一番好み。他の皮よりも厚みがあり、旨味と甘味が段違い。今夜も用意して下さり、ありがとうございます。
軟骨♡
いつも山葵をつけて下さるのは、地葉さんの心遣い。この山葵がポイントで、全体の味を締めています。
砂肝♡
牛タンのような仕立てで花開く砂肝は、珍しいタレの味わい。そこに柚子胡椒のピリリとした刺激が心地よい。
銀皮♡
砂肝の皮のみを集めた希少部位。極上のサクサク感があり、食感フェチの私には嬉しいかぎり。今夜もありがとうございます。
背肝♡
ザラリとした食感の中で濃厚な旨味と甘味があり、口に近づけると香りからもう甘い。
手羽皮
皮の中でも異質な仕立てで、タレでカリカリに焼いています。皮は分厚い分、旨味と甘味が素晴らしい。
膝軟骨
先程の足首より更に軟骨質が多くて、こちらの方が好き。
白子♡
これだけ大きな白子は初。口の中でプチっと音を立てて弾けるようで、濃厚なクリーミーさが鶏の奥深さを教えてくれます。
ペコロス
珍しい食材。甘味を十分に引き出すような火入れはさすが。
ちょうちん♡♡
独特の火入れを施した卵黄は実に舌に絡みつくような粘度があり、今夜は好みの更に上を行く感じ。
ふりそで♡♡
何というボリューム。それでいて食感は驚くほどのとろけ方。皮目がとろけ、それを追いかけるように肉もとろけます。素晴らしい!
手羽元♡
ワイルドで旨味もあり、かぶりつくのがオススメ。手羽先よりも淡白な味わいで、コースの流れ的に丁度いい。
はつもと♡
口に入れて噛むと、旨味がプシャって溢れてきて、内臓の甘味が口いっぱいに広がります。
ピーマン♡
「地葉」のスペシャリテの1つ。今夜は鶏そぼろ入り。ピーマンを楽しみにするのは、ここともう一軒だけです。
食道♡
タレと肉の旨味が融合したかのような力強さがあり、内臓系の中でも大好きな部位です。
月見つくね♡
濃厚な卵黄とタレがつくねに絡み合う仕立ては、禁断の味わい。小丼仕立てもいいかも。
鶏スープ
濃度も確りとしていて、好みの味わい。
2021年も素晴らしい鶏初めとなりました。味の好みも好きな部位も分かって下さってる地葉さんだからこその焼鳥は、いつも心に響く味わいです。今年もどうぞ宜しくお願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2020.10.
ある日の「地葉はなれ」。数日前の予約でしたが、時間制限ありでいいならばということで入れていただきました。焼き場に立たれる店主・地葉 将人さんの提供は早い。焼鳥店としてはあり得ないくらいの大箱なので、串の一本一本のボリュームを抑えて、火入れを早くしているようです。今夜はいつもの特別仕込みではなく、デフォルトでお願いしました。
今夜の献立
はつ♡
地葉さんの名刺がわりの串。今夜の火入れもキレキレで、終えた命が再び躍動する感じ。
かしわ
タレは味付けではなく、鶏の旨味を閉じ込めるためのもの。そう感じさせる味わい。
さび
ふんわりとした口当たりに山葵の鮮烈さと鶏の甘みが際立ちます。
ふりそで
しっとりしながらも、ジューシー。葱の風味が更に旨味を加速させます。
うずら♡
フランスうずら「シャントゥ・カイユ」が産む"TheExtraLuxuryofFrance"「フランスの贅沢品」という意味の『エル・フランス』といううずらの卵。今夜一番驚いた串です。今までのものよりは大きく、よりクリーミーでピュアなイメージ。
軟骨♡
軟骨に山葵を塗るのは、私の仕立て。この山葵がいい仕事をするのです。
厚揚げ♡
外側をカリカリに焼くことで、中がトロトロに感じられる厚揚げ。今夜もとろけます。
手羽元の塩煮込み
引き出しの多い「地葉はなれ」の一品料理。優しい味わいながらも鶏の旨味があり、美味しい。
月見つくね♡
ベタな仕立てですが、やはり美味しい。タレの甘味と卵黄のコクが素晴らしく合います。
せせり
まずは京都の『梅しそからし』のインパクト。そして最後は鶏そのものの旨味弾けます。
レバー♡
三口で完結するストーリー制のある串。まず先端を止めているはつと一緒に、中心部の大きな部位で舌に絡みつく味わいを、最後はその余韻に浸れます。
胸皮♡
わざわざ用意して下った地葉さんに感謝。やっぱり皮の中では一番好き。この厚み、この旨味。素晴らしい!
ちょうちん♡
心地よく音を立てて弾け飛ぶような卵黄は、素晴らしい粘度があり、ねっとりと絶妙に絡みつきます。
砂肝♡
まるで牛タンみたく包丁を入れて、花咲く砂肝は、タレと柚子胡椒が味わいが後引く美味しさ。
親鶏のぼんじり♡
このぼんじりを食べたら、普通のに戻れない。固い親鶏のぼんじりはまるで砂肝のような食感があり、小気味良いサクサク感がたまりません。
安納芋♡
私の来店から炭の下でずっと火入れをしていたという安納芋。仕上げにバターを乗せて供されます。ねっとりとした舌触りに、バターのコクと濃密な甘味が口いっぱいに広がります。地葉さん、ありがとうございます♡
デフォルトでお願いしながらも、色々と用意して下さった地葉さんの心遣いに感謝です。今夜は何と言っても、うずらに驚きました。約8年くらい前に目黒の「鳥しき」で初めてうずら(白玉)に驚いた時以来の感動で、ちゃんと気が付くことができて良かったです。
地葉さん、いつもいつもありがとうございます♡
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2020.8.
そろそろ本気で鶏を食べようと思って、予約をしたのは横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」。ちょうど予約した日がお盆期間ということもあって、鶏供養となりました。店主の地葉 将人さんにとっては、苦行でしかないと思いますがw、頑張っていただきました!
今夜の献立
鶏焼売♡
新作の一品料理。つくねの応用版だそうで、コリコリとした軟骨の食感が焼売としては新しい。
はつ♡
地葉さんの名刺代わりの串。今夜も美味しい!
ささみ
程よい火入れと山葵の鮮烈さが際立つひと串。
もも肉♡
タレでコーティングされた鶏の旨味が素晴らしい。
鴨♡
エロチックな火入れも鴨は噛み締めると、脂と旨味が溢れて、その甘味が素晴らしくて余韻に浸れます。
うずら
口の中で半熟のうずらがトロリとするのは、ある意味ドラマチックです。
鶏鍋♡♡
暑い時は鍋!ってことで、生姜をガツンと効かせた鶏鍋。供された瞬間から香る生姜は、スープを啜っても確りと感じられます。ぶつ切りされたもも肉も実に美味しい。
厚揚げ♡
他の方よりも長めに焼かれているので、表面はよりカリッとして中心部の滑らかさが際立つ厚揚げ。
レバー♡
いつも以上にとろけるレバーは、白レバーっぽいところを使ってくれたそうです。こってりと甘味を讃えながら、舌に絡みつくようにとろけます。地葉さん、ありがとうございます!
軟骨♡
普段は付けない山葵は私バージョン。この山葵のアクセントがこの軟骨を輝かせます。
鶏ソーセージ♡♡
鶏肉100%のソーセージは、信じられないほどに美味しい。今回は特に切らずに供されたので、肉汁がハンパない。パリッとした小気味いい歯切れの後に、溢れる肉汁を啜るって行為があります。そのくらいに肉汁が凄い!
蒸し鶏
低温調理された胸肉はしっとりとジューシー。辛味のあるヒミツの調味料をアクセントに使っていて、美味しい。
食道
タレの旨味が確りと絡み合い。独特の食感があり、こってりとした旨味が好みの部位です。
ふりそで
皮はパリッとしていて、身質は柔らかく旨味がたっぷり。葱の風味もいい感じ。
はらみ
表面はまるで揚げるように焼かれていて、中心部は旨味が溢れます。
砂肝♡
珍しいタレ味の砂肝は柚子胡椒のピリリとした辛味がいいアクセント。
鶏のXXXX
旨味の塊のようなヒミツの調味料を使った逸品。
からの ごはん
そして、からの ごはん。スープをかけてもきっと美味しい♡
足首ポン酢
バリバリと小気味よい歯応えのある足首は、この時期らしく爽やかな仕立て。
葱手羽先♡
手羽先の骨を抜いて、その中に葱を詰めて焼き上げてから生姜を乗せたもの。葱の風味と食感、生姜の爽やかさが駆け抜けるような味わい。
手羽元♡
開いたタイプの手羽元。いつもは大人しいイメージの手羽元ですが、攻めてるw
せせり
凄いボリューム。せせりらしさもありながら、とろけるよう。そして、ふた口目には梅唐辛子の爽やかな刺激の演出がニクい。
月見つくね♡
ベタな仕立てだけど、やっぱり美味しい。
椎茸♡
大きな椎茸は確りと旨味も逃さないように焼き上げていて、美味しい。
ちょうちん♡
卵黄が素晴らしい火入れ。プツンと弾ける卵黄はねっとりとして、舌に絡みつくよう。
背肝♡
供された瞬間から香るのは、内臓特有の甘い香り。ザラリとした食感に旨味が絡みつきます。
ピーマン♡
ピーマンを楽しみにするのは、ここと某鮨店だけです。今回はこれでもか!ってくらいに鶏そぼろが詰められていて、つくねピーマンのよう。
首皮
皮の食べ比べ。まずはこのお店で、皮と称されている首皮。表面はカリとし、中心部はモチモチの素晴らしい火入れ。
胸皮♡
そして私が一番好きなのは、この胸皮。首皮よりももっと分厚いので、モチモチ感が低反発マットレスのよう。
茄子
トロトロ茄子は鰹節で旨味をアップ。
オクラ
獅子唐とオクラだったら、オクラの方が好き。ネバネバ系は好きなのです。
あか
内腿のあかは、歯の入れ方で食感の変わる面白い部位。繊維に対して直角にしてザクザクとした食感を楽しむのが好きです。
手羽皮
厚みのある皮ですが、コレはカリカリに仕上げて脂の甘味を楽しみます。
焼きバターコーン♡
炭火焼くトウモロコシは格別な美味しさ。更にバターを乗せてもらって、コクもプラス。ビジュアルだけでも美味しい♡
ズッキーニ
トウモロコシと同じくらい有名な夏野菜。1つはそのままで、もう1つはバターを乗せて。
喉仏
シャコシャコと食感フェチには絶対に食べてもらいたい部位。
名古屋コーチンの手羽先♡
名古屋に「地葉栄」をオープンさせたということで、名古屋コーチンの手羽先を仕入れてくださいました。なんだコレ?明らかに違う食感。いつもの伊達鶏と違ってモチモチ感が凄い!なるほど、ブランド鶏もいいねー。
そり葱
梅肉乗せ。長時間食べている中でのこの味変という心遣いが素晴らしい。
お新香♡
全く映えることはないのですが、このお新香が美味しい!確りと漬かった古漬けみたいで、この酸味が口の中を洗い流してくれます。
焼きおにぎり♡
〆は焼きおにぎり。米+醤油+炭火が作る日本人のDNAを呼び起こす逸品。
全45品、約5時間の長丁場をありがとうございました!焼鳥は言わずもがな、合間に供される一品料理が毎回美味しい。特に今回は『鶏鍋』が美味しすぎでした。冬になったら、小鍋で本格的に食べたいくらい。最早、焼鳥ではなくなってしまいますが…。
地葉さん、今回もありがとうございました!また宜しくお願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2020.7.
どこも予約するのが当たり前となっている飲食店の中で、(私の場合は要事前連絡にですが)ふらりと立ち寄って、お酒と数本食べて帰る。
食べたい時に食べられる。
今となっては忘れかけた普段使いもできる焼鳥店「地葉はなれ」に再訪。若き店主の地葉 将人さんは緩い雰囲気なれど、揺るがない芯を感じられる職人。私の一番好きなタイプの方です。今夜はふらりとやってきました。
今夜の献立
はつ
心掴まれる地葉さんの初手。プリプリとした食感で、口の中で迸るジューシーさがたまらない。
ささみ
通わせいただいてるお店では、最近見なくなった部位。こうして出していただけるのは嬉しい。
もも肉
タレで鶏の旨味をコーティングしたもも肉。間に入れられた皮が旨味を底上げしているかのよう。
胸皮♡
首皮・腰皮・手羽先の皮、そして胸皮がありますが、私の好みなのがこの胸皮です。皮自体が分厚くてモチモチとして、甘味も滴るようです。
手羽先♡
中に葱を入れて、上に生姜を乗せた新しいバージョンの手羽先。鶏の旨味を吸った葱の食感と生姜の爽やかさがあり、以前のものよりもずっと美味しい。(手間がかかりそうですが…)
厚揚げ♡
表面をカリッと焼かれて、内と外のコントラストを明確にすることで、とろけるような食感が生まれる厚揚げ。
レバー♡
原型を留めているのが薄皮一枚のレバー。口に入れると、とろりととろけて舌に絡みつくような甘味が広がります。
じゃがバター♡
炭を纏うだけで、こんなにも特別感があるじゃがバター。
鶏皮ポン酢
水菜やカイワレの他にも大根おろしで和えてあるので、より爽やか。
ピーマン♡
今回は肉そぼろとチーズ入り。ピーマン自体も驚くほどに苦味とかはありません。
抱き身♡
胸肉なのにこんなにもジューシー。もも肉よりも好きかも?と思うくらいの旨味。
トウモロコシ♡
茹でるや揚げるなど調理法は多々ありますが、炭火焼きが1番好きかも。ちょっと乗せられたバターもいい仕事してます。
ちょうちん♡♡
ちょうちんの卵黄部位はいつもの独特な火入れ。それが今回は神過ぎた!多分、いつもよりは長めだったのかもしれません。卵黄が固まる二歩手前くらいの粘度で、ねっとりとしていて好みでした。
月見つくね♡
この卵黄もちょうちんと同じような粘度があり、つくねとの絡まり具合が素晴らしかったです。
砂肝♡
サクサク食材の後にピリリとする柚子胡椒の爽やかな刺激。上に付ける薬味でガラリと表情が変わります。
ミニチキンカレー
今回は大人しくカレー。サラリとしていますが、鶏の旨味がたっぷりとねじ込まれていて美味しい。ちょうちんの卵黄を搾って入れてくれるのも嬉しい演出。
鶏スープ
濃度も濃くて好みの味わい。
今回はふらりとやってきたので、いつものように膨大な量ではありませんが…ひと串ひと串が素晴らしかったです。ひと手間加えた手羽先、きっと用意して下さった胸皮、そして卵黄の粘度が生むちょうちんや月見つくねの味わい。これだけのレベルの焼鳥を予約なしで食べることのできる幸せは、何物にも代え難い。
地葉さん、今回もありがとうございました。次回も期待大で楽しみにしています。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2020.5.
鶏を堪能すること夜がやってきた。
名古屋の栄に3店舗となる「地葉栄」を5/18にオープンさせた地葉 将人さんが焼き場に立つのは、横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」。私の焼鳥の拠点の1つであり、店主が持つ可能性に期待しているお店でもあります。今回も通常よりも特別に仕込んでいただいて、鶏を堪能します。
今回の献立
はつ♡
地葉さんの名刺代わりのいつもの絶品スターター。プリプリの食感と内臓の甘味が素晴らしい。
鴨♡
今回は柚子の香りもあり、爽やかさがあって夏らしい鴨。塊のまま焼くので、綺麗なロゼ色です。
もも肉♡
前回はブラッシュアップして塩だったのですが、今回は全体的な流れを考えて、タレに戻したらしい。
厚揚げ♡
いつもよりも多少長めに焼くことで、内と外のコントラストがより明確になって、とろけるような食感になります。
レバー
艶やかな色気も感じるレバーは口の中で弾けて、甘味が広がります。
そで
葱を入れることで風味が増して、しっとりとした身質とシャキとした食感が心地よい。
鶏ソーセージ♡
鶏100%のソーセージは以前よりも太くなっており、ジューシーさも格段に上がっていて実に美味しい。
うずら
黄身はクリームのような感じよりも半熟の方が個人的に好きです。
やげん軟骨♡
山葵をつけてくれるのは、私の好みを知っているから。周りの肉は意外と脂が多いので、この山葵がいい仕事をします。
茄子
トロリととろける茄子は、生姜と鰹節で風味と旨味を加えられ、火傷覚悟でも頬張りたい。
はらみ
余分な脂が落とされていて、弾むような弾力が存分に楽しめ、美味しい。
鶏リエット&レバーパテ♡
どちらもクセなどは微塵もなく、旨味だけが濃厚。お酒のアテにぴったりです。
賄いご飯
ある料理の後に必ず供される私の好物。この辛味と旨味がご飯によく合います。
つくね汁♡
鴨出汁に鶏スープを合わせて、白出汁で味を整えたスープ。アタックは鴨脂が濃厚で、味わいも濃いかと思いきや、優しい味わい。
ちょうちん♡
独特の火入れで抵抗なく弾ける卵黄は、某店よりも好きです。
ピーマン♡
今回の中身は、肉味噌。ピーマンを待ち焦がれるのは、こことあの鮨店だけです。
胸肉のポン酢がけ
低温調理された胸肉はしっとりとジューシー。今回はポン酢でしたが、色々と応用できそうな感じです。
月見つくね♡
デフォルトのつくねに卵黄を絡めて食べる月見つくね。ベタな仕立てですが、やはり美味しい。
せせり♡
この部位も味変で、上には京都の『梅しそとうがらし』が塗られていて、爽やかな辛味が心地よいアクセントです。
砂肝♡
珍しいタレ味の砂肝で、スペシャリテの1つ。上には柚子胡椒が塗られていて、辛味の刺激が響きます。
首皮
今のところ「地葉はなれ」で確認しているのは、首皮・腰皮・胸皮。この首皮はデフォルトで、表面のカリッとした食感と中心部のモチッとした食感が素晴らしい。
手羽元♡
肉系の部位ではしっとり系ながらも、旨味が強くて、かなり好み。
背肝♡
レバーが好きならば、是非とも食べて欲しい部位。レバーよりも香りから甘くて、舌にまとわりつくような旨味が素晴らしい。
そり♡
柔らかく弾むような弾力で、上に乗せられた山葵の鮮烈さが脂を中和しています。
お新香
ベストなタイミングでのお新香。酸で口の中の脂を洗い流します。
手羽先
手掴みでかぶりつくのもお勧めですが、最近は骨を外してから食べることが多くなりました。旨味が強いので、なるべく多くを頬張りたいという食いしん坊な考えです。
はつもと♡
珍しく、塩の味付け。タレが殆どだったので、新鮮で美味しい。
腰皮♡
首皮よりも分厚くモチモチとした食感もあり、皮にも違いがあることを知ります。
焼きおにぎり
裏メニュー的な〆ご飯。表面はパリッとしていて、中はふっくらとして美味しい。
鶏スープ
濃厚で旨味が強くて、好みの濃度。最近は焼きおにぎりと交互に食べるのが好きです。
親鶏のぼんじり♡
親鶏なので固いですが、この固さがぼんじりという部位に新しい食感を与えています。
喉仏♡
胡麻油香る喉仏は、極上のシャコシャコ食感。この部位はデフォルトでもあるみたいなので、是非食べてほしいです。
トウモロコシ♡
夏の訪れが待ち遠しい。お祭りなどの屋台以外で炭火焼きのトウモロコシを食べるならば、焼鳥店ですかね。
食道♡
独特な食感と旨味たっぷりで、内臓系部位の中ではトップクラスに好きです。
銀皮♡
極上食感を奏でる部位として、喉仏と双璧を成すこの銀皮は、砂肝の皮だけを集めた串です。手間がかかる串ですが、いつも用意して下さる地葉さんに感謝。
椎茸♡
デフォルトの椎茸とは違う特大のもの。アルミホイルをかけてじっくりと焼き上げると、表面には椎茸ジュースが浮かび上がり、ジューシーな仕上がりになります。
ブロッコリー
前回いただいたカリフラワーが異様に美味しかったので、今回はブロッコリーを焼いていただきました。やはり茹でるよりも焼く方が美味しい。
歴代最長となる6時間!それでも食べ飽きないのは部位による食感の面白さや旨味の違い、そして山葵・柚子胡椒・梅しそとうがらしなどの味変のアクセントがあるからでしょう。串の合間に供される鶏料理もセンスを感じられるものが多く、何よりも美味しい。自宅から近くで、高クオリティ、予約しやすいと私にとっては最高の焼鳥店であることは間違いありません。
地葉さん、これからも宜しくお願いします!
今夜出逢ったお酒
十四代 中取り 純米無濾過
地葉
而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2020.3.
訪れる度に感じるのは、進化する美味しさと心遣い
横浜駅の裏に広がる鶴屋町には今や飲食店が溢れ、一昔前の大人な雰囲気から若者が賑わう街に変わり、更にまだ再開発が進んでいるので、これから賑わうこと間違いない街です。その中にある一際目を引く外観のビルで、ひっそりとあるのが「地葉はなれ」です。関内にある焼鳥店「地葉」の2号店で、店主の地葉 将人さんは常にこちらで焼かれており、関内店も焼鳥店としては大きな店内ですが、この「はなれ」は更に大きくて初見の方は驚くことでしょう。
いつも多めに仕込んでいただいており、今回は久しぶりに1人ということで、ゆっくりと楽しませていただきます。
今回の献立
鴨スープ
鴨脂の甘味を確りと味わえるスープ。丁度寒い日だったので、心遣いが嬉しい。
はつ♡
心を掴む素晴らしい初手。プリプリ感と内臓の甘味が咀嚼する度に溢れ出す地葉さんのスペシャリテ。
もも肉♡
今回は「伊達鶏」。なんとバージョンアップしてしました!味付けは塩になり、皮付きでパリッと焼かれています。肉の旨味に皮から出る脂がたまらない。
鴨♡
見事なグラデーションの中で、葱の香りと山葵の鮮烈さが映えます。そこに鴨の濃厚な旨味が加わり、完璧な味わいに。
うずら
プツンと弾けると、驚くほどの半熟さ。クリーミーな黄身もいいけど、驚きが大きいのはこちら。
ささみ
錦胡麻が彩るささみは美しい。火入れも神懸かってます。
レバー♡
ちょっと一口でいこうかと思って、パクリと。大正解の味わい!プルンっとした部分とトロリととろける部分が同時に口の中で奏でるリズムは、実に心地よい。内臓(レバーと砂肝)は1月からブランド鶏の「はかた一番どり」に変えたそうで、より甘味が強くなってます。
ねぎま♡
まさかのねぎま!部位は『ふりそで』だそうで、皮のパリッとした食感の後にしっとりとした身質から溢れる脂が美味しい。その脂を吸った葱もまたたまらない。
厚揚げ♡
デフォルトよりもちょっと長めに焼かれることで、内と外の食感のコントラストが際立ち、とろけるような食感になります。
あか♡
独特の食感は勿論のこと、溢れる旨味が濃くて驚くほど。
せせり
これも「伊達鶏」。一口目はせせりらしい食感で、二口目はとろけるような感じ。二口で完結する味わい。
砂肝♡
これもブランド鶏「博多一番鶏」に変えたそうで、タレの甘味と柚子胡椒の辛味の後に広がる鶏の甘味が強い。
鶏のXXXX♡
大好きな一品料理ですが、今回は上に卵黄が乗っており、この卵黄は『ちょうちん』のものでより濃密で実に美味しい。地葉さんの日々の進化が実によく感じられます。
食道♡
バリ。クニュ。と独特の食感がある部位ですが、旨味と脂の甘味が秀逸。大好きな部位の一つです。
もも肉の燻製
食べる前から薫香がふわりと香り、噛み締めるとゆっくりと旨味が出てくるのでじっくりと味わいたくなります。
賄いご飯♡
秘密の調味料をご飯に混ぜ込んだ賄いご飯。
蓮根
じっくりと火入れされて、蓮根の甘味も感じられる味わい。
やげん軟骨♡
軟骨だけでなく、周りの肉も絡めているので、味わいの濃厚。上に塗られた山葵が決め手です。
つくね♡
ふわりとした食感の中で、鶏の旨味と甘味をダイレクトに感じられる串。
お新香
口直し。
合鴨葱♡
素晴らしいとろけ具合。葱の風味と鴨の旨味のマリアージュは最高です。
銀皮♡
砂肝の銀皮だけを集めた串で、究極のサクサク食感。いつも用意して下さる地葉さんに感謝です。
手羽先
最近は先に骨を外してから、パクリと食べることが多いです。焼鳥の花形ですが、個人的には前半戦終了を告げる部位ww
カリフラワー♡
新しい野菜串。さほどカリフラワーは好きではないのですが、驚くほどの美味しさ。
ちょうちん♡
独特の火入れの『ちょうちん』は、某店を超える美味しさです。
背肝♡
ざらりとした食感の中でとろけ、内臓の強い甘味が口いっぱいに広がります。
手羽元の塩煮込み
手羽元の柔らかさは勿論ですが、このスープが実に美味しい。濁りもなく、鶏の旨味がじっくりと抽出されたよう。
足首
バリバリとしたこの部位は、一つずつ味わうのが好き。
モッツアレラ♡
炭の香りととろけた表面が印象的。そのままよりもずっと美味しい。
腰皮♡
皮は皮でもこの『腰皮』は、別格の濃厚な脂の旨味。
ピーマン♡
スペシャリテの『ピーマン』。今回は中にそぼろ肉が入ってました。焼いたピーマンをこんなにも求めるのは、ここだけです。
親鶏のぽんじり♡
コレを食べると普通のぼんじりには戻れなくなるような美味しさ。味わいはぼんじり、食感は砂肝のようで、固い親鶏の良さが光ります。
手羽元♡
ふわりとした食感の中で濃密な旨味があり、実に好みの部位。正肉の中では『もも肉』の次に好きかも。
手羽先の先の皮
カリカリに焼かれるよりもプリプリに焼かれる方が好みと気がついた夜。
鶏ソーセージ♡
ホントに美味しい。何故、世の中には鶏ソーセージが少ないのか。
抱き身♡
フワフワの胸肉と厚みのある胸皮の美味しさが素晴らしい。
じゃがバター♡
供されるとバターの香りが鼻を擽ります。間違いのない美味しさ。
椎茸♡
掌サイズの椎茸は焼くことで、表面に椎茸汁が溢れます。この汁が実に美味しく、柑橘の爽やかな酸味が心地よい。
はらみ
旨味のアタックが素晴らしく、咀嚼することで甘味が増してきます。
膝軟骨
先程の『足首』よりもワイルドな食感で、ゼラチン質も多い。
そり葱
やはり『そり』には葱の風味がよく合います。今回は白髪葱バージョン。
銀皮ポン酢
希少な『銀皮』を使った冷菜。爽やかな味がいい味変です。
アタマのカレー
確りとした鶏の旨味が溶け出しているカレールウ。ご飯で食べるのが一番かもですが、このルウだけでも美味しい。
茄子
激熱のトロトロ茄子は、生姜と鰹節の旨味が合わさる味わい。
はつもと♡
プリプリ。サクサク。心地よい歯切れの良さが素晴らしい。
喉仏
食感フェチにはたまらない極上のシャコシャコ感。鶏って奥深いなぁ。
月見つくね♡
裏メニュー的な『つくね』。美味しさはデフォルトを超える?
ドライカレー
新しい〆ご飯。カレー味のそぼろご飯という感じで、濃厚な黄身の味わいがカレーの味をマイルドにして円やかな辛味がよく絡みます。
焼きおにぎり & 鶏スープ
右手におにぎり、左手にスープ。交互に食べるのが至福のひと時です。
今回は最長となる4時間の長丁場で、品数も過去最高の50品以上(載せていないのもあり)という凄まじい内容でした。供されるものにはハズレなど一切なく、全てが研ぎ澄まされており、神が宿るかのような料理も数えきれないほどにありました。
近年は焼鳥店でも予約困難や要予約のお店が多い中で、この「地葉はなれ」はまだふらりと立ち寄れる気楽さがあります。
普段使いの最高峰のお店。
地葉さん、これからも宜しくお願いします。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
店主の地葉 将人さんに用事があったので、数時間前に連絡して、横浜駅の裏手の鶴屋町にある「地葉はなれ」へ。店内はカウンターと3つの個室も全て埋まっており、大盛況。好きなお店が繁盛することは、実に嬉しい。
本日の献立
玉子スープ
卵白のみを使ったスープ。卵白が固くなる寸前という素晴らしい完成度。
はつ♡
生姜の爽やかが駆け抜け、歯切れの良いはつの食感を楽しんでると、溢れる旨味。今夜もキレキレです。
レバー♡
薄皮で形をとどめているかのようで、口の中でとろりととろけます。美味しい♡
手羽元
しっとりしていながらも、身は厚くて味わいは濃厚で食べ応えがあります。
もも肉♡
定番の部位はタレという名のコーティングで、鶏の旨味を閉じ込めています。
親鶏のぼんじり♡
通称、おやぼん。ぼんじりの濃厚な旨味に砂肝の食感を加えたような感じで、実に素晴らしい。
やげん軟骨
前回に引き続き、山葵を乗せた仕立て。やはりこの山葵がいい仕事をしています。
厚揚げ♡
表面をカリッと焼き上げて、中の豆腐の柔らかさを際立たせた厚揚げ。とろけるような食感です。
はつもと
濃密な旨味にレバーとはつの食感を合わせたような部位。内臓好きにはたまりません。
茄子
生姜で爽やかさを鰹節で旨味をアップさせたトロトロな茄子。
砂肝♡
珍しいタレ味の砂肝は牛タンのような切り込みに、柚子胡椒の辛味が心地よいアクセント。
喉仏
極上のサクサク食感は、焼鳥という奥深さを教えてくれます。
ちょうちん♡
独特の火入れを施したキンカンは炭で焼き上げるよりも抵抗なく、口の中で弾けます。いつもながらに素晴らしい。
つくね♡
今回は卵黄を絡めて食べる月見仕立て。いいねー、コレは。私の中で定番化しそう。
チキンカレー♡
〆はデフォルトメニュー。下地のスープが確りしているから、さらりとしていながらもコクがあります。
今夜出逢えた日本酒
田酒 純米吟醸生 干支ボトル
新政 新年純米しぼりたて生 干支ボトル
今夜は事前に10本くらい食べさせてとお願いしてあったので、地葉さんはいつものを凝縮させたような仕立てにしてくださいました。ふらりと来て食べられる焼鳥で、このクオリティは最高としか言いようがありません。
地葉さん、スタッフの方々。今夜もご馳走さまでした。またゆっくりとじっくりと食べに行きます。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2019.12.
2019年の食べ納めとしてやってきたのは、横浜にある「地葉はなれ」。串は横浜ではまだあまり見かけないおまかせ&ストップ制で、自分でストップと言わない限り、色々な部位が供されます。オーナーの地葉 将人さんとはまだ2年弱のお付き合いですが、火入れや料理のセンスなどの進化が目まぐるしくて、注目すべき焼き手の1人です。
今夜の献立
鴨団子と鶏のスープ♡
粗挽きした鴨肉を団子にして、更に柔らかく煮込まれた鶏肉が入ったスープ。柚子の香りが鼻を擽り、2種の旨味が溶け出したスープは実に美味しい。特に鴨団子を噛み締めると溢れる鴨の甘味がっ!
はつ♡
地葉さんのスペシャリテというべき串。ぷりんっとした歯切れの良さ、生姜の爽やかさが駆け抜けます。後味は内臓の甘味が口に広がります。今夜も火入れはキレキレです。
鴨♡
分厚く切られた鴨は噛み締めると、鮮烈な山葵の香りと共に旨味の溢れ方がハンパない。
もも肉♡
本日の鶏は伊達鶏だそうで、圧倒的なボリューム感があります。鶏の旨味を閉じ込めるタレのコーティングが素晴らしい。
厚揚げ♡
エッジの効いた内と外のコントラストから生まれるとろけるような厚揚げです。
うずら
黄身がクリームのような感じに仕上げているうずら。
鶏のXXXX♡
いつもの辛味のある調味料の他に今回は梅ひじきを入れて、更に爽やかが増した鶏のXXXX。
やげん軟骨♡
今回は山葵を乗せるという仕立て。バリバリとした食感の中で、鶏の脂が山葵と意外にもよく合う。
せせり♡
とろけるような食感のせせりは梅とうがらしが効いていて、実に美味しい。
丸十♡
素晴らしい。とんでもない時間がかかりますが、じゃがバターにはないこのトロトロ感、この甘味が美味しい。
ポトフ
やはり手羽先は焼いても揚げても煮ても美味しい。冬らしく、暖まります。
賄いご飯♡
今回は卵黄を添えて。卵黄の円やかさが辛味を包んで、更に梅ひじきの爽やかさが映えます。この卵黄は私達との会話の中で思い付いたことだったそうで、更に進化する美味しさが止まらない。
鶏ソーセージ&鶏のリエット♡
何故、世の中には鶏のソーセージがないのか?と思いほどに美味しい。そして、ソーセージの塩分を口に残しながらのリエットが実に美味しい。
お新香
いい漬かり具合。クールダウンです。
椎茸♡
特大の椎茸は供されると香りがぶわりとし、表面に溢れる椎茸ジュースが美味しい。
レバー♡
プリンと弾けてトロリととろけるレバー。素晴らしい火入れです。
脛肉のたたき♡
旨味が強い脛肉はたたきが最高に美味しい。
銀皮♡
サクサク食感の究極の一串。仕込みが面倒な部位ですが、いつも用意して下さる地葉さんに感謝。
つくね♡
塩で。旨味が溢れるつくねの中にはコリコリとした食感が楽しく、鶏の甘味が堪能出来ます。
食道♡
口の中でトロリとコリコリの食感が同時に味わえ、旨味が溢れてきます。
肩
しっとりとした肉質に溢れる脂に葱の風味がいいアクセントに駆け抜けます。
茄子
鰹節が踊る茄子はトロトロ。火傷覚悟でも頬張りたい。
背肝♡
供されると、内臓の甘い香りがして、口の中でざらりとした食感の中に甘味と旨味が響き合います。
膝軟骨
コリコリ感と濃厚な旨味が合わさって、実に咀嚼するのが心地よい串。
胸肉のたまり漬け
しっとりとした胸肉の中にふわりと香る醤油は、日本人のDNAを呼び覚まします。
あか♡
歯を入れる角度によって食感の変わる内腿の部位。ふわりとした食感とザクザクとした食感が楽しめます。
ちょうちん♡
キンカンに独特の火入れをすることで、何の抵抗もなくノンストレスに弾けます。非常に素晴らしい。
ふりそで
しっとりとした中にも旨味が確りとあり、皮目のパリパリ感もご馳走。
腰皮♡
レモンをギュッと絞ってから供されるのは、脂が強いから。いつもいただいているのは首の皮ですが、この腰皮は同じ皮でも別物。
アキレス腱ポン酢
コリコリ感が楽しい定番の肴ですが、やはり炭の香りが確りと香ります。
砂肝♡
牛タンを彷彿とさせる珍しいタレ味の砂肝は柚子胡椒の風味が映えて、サクサク食感が素晴らしい。
はらみ
ググッと歯が入っていき、旨味がじわりと溢れてきます。
親鶏ぼんじり♡
コレを食べると、他には戻れなくなるぼんじり。一般的に固い親鶏ですが、このぼんじりは絶品。ぼんじりの濃厚に砂肝のような食感があり、実に素晴らしい。
喉仏
心地よい究極のサクサク食感。コレを食べる度に、鶏って奥深いなぁと思います。
ピーマン♡
スペシャリテのピーマンは、いつも何が入っているかお楽しみ。今回は和食っぽく、肉味噌。
卵白のスープ♡
絶妙な美味しさ。具は卵白と三つ葉のみというシンプルさで、この三つ葉が香りと苦味を与えていていいアクセント。
はつもと♡
レバーのような食感もあり、はつのような食感もある部位。
そり
今回は玉葱と共に。やはりそりは葱系と合わせる仕立てが好みです。
手羽先の先の皮
いつもはタレですが、今回は塩。塩の方が鶏の甘味を感じられて好き。
手羽先♡
最後は手羽先。かぶりついて食べるもよし、先に骨を取って食べるのもよし。美味しいのには間違いない。
焼きおにぎり&鶏スープ♡
〆はコレ。表面パリパリ、中はふわりとした焼きおにぎりに濃度の高い鶏スープとのマリアージュが最高です。
アタマのカレー
カレーのご飯なし。要するに、カレールウだけ。鶏の旨味が確りとしていて、美味しい。
本日出逢えた日本酒
寫樂 純米吟醸 吉川山田錦
新政 No6 Xmas-TYPE
日高見 芳醇辛口 純米吟醸 弥助
約4時間という長丁場の中で、これだけの串と一品料理を出していただきました。全てのは安定した美味しさがありますが、今回は特に『やげん軟骨』に驚きました。たいていのお店にはあるこの部位の味付けは決まって塩のみで、あとは軟骨のみか肉を絡ませるくらいなので、さほどの感動はなかったのです。が…今回はそこに山葵を付けるという仕立てに。このちょっとの差こそが心に響く。更なる美味を探求する地葉さんの料理への情熱だと感じました。
地葉さん、スタッフの方々ありがとうございました。2020年もどうぞ宜しくお願いします。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2019.10.
7月に発表された食べログの「焼鳥百名店」で選出された関内にある「地葉」。オープン時期の兼ね合いで、今回は選出されませんでしたが、店主の地葉 将人さんがいつも焼いてらっしゃるのは、横浜・鶴屋町にある「地葉はなれ」。焼鳥店とは思えないほどに広々とした空間に、横浜ではまだ珍しい?串のメニューは一切なく、お腹いっぱいになる手前でストップを告げる「お任せストップ制」を設けており、次回の「焼鳥百名店」に選出されること間違いない焼鳥店です。
たまにふらりとやってきて、10本くらい食べて帰ることが最近は多かったのですが、今夜は真剣に食べます。
本日の献立
もやし
先付けは、もやし。しかしながら、ぶぶあられではなく、鰹節に変わってました。
とろろ
ネバネバ系は大好きです。
鴨スープ
いい濃度。温度も高めで美味しい。冬が近くと、鴨が恋しくなります。
はつ♡♡
プリプリ感もあり、生姜の爽やかさを感じるとろけるようなはつ。
もも肉♡
炭の香りを纏う。香りとジューシーさがたまらない。
鴨♡
鶏とは違う旨味で、エロティックな火入れがたまりません。
うずら
今回はやや半熟系だったかな?
京鴨のささみ♡
初めての串。鶏とは明らかに違う旨味の濃さ。美味しい。
ささみ
食べ比べで出していただきました。あっさりとしていて、コレはこれで美味しい。
厚揚げ♡
絶妙な火入れが成す内と外のコントラストは、さすがです。とろけるような食感が素晴らしい。
食道♡
みっちりと串打ちされているので、シャコシャコと心地よい食感を楽しめ、旨味が凝縮しています。
水餃子
なんと、水餃子!生姜がいいアクセント。一品料理の引き出しは多いなぁ。
銀皮♡
砂肝の皮だけを集めた手間のかかる串。サクサクとした心地よい食感が、食感フェチの心を擽ります。
やげん軟骨
食感フェチ好みの串が続きます。完全に軟骨だけではないとこが嬉しい。
山芋
火が通ると芋っぽさも出てきますが、サクサクとした食感は健在。
よだれ鶏
かなりパンチのある辣油と山椒が後引く美味しさ。
レバー♡
濃厚な旨味が舌に絡みつくよう。実に素晴らしい。
手羽先の唐揚げ♡
そうね、手羽先は唐揚げも美味しいよね。山盛りで食べたい…。
親鶏のぼんじり♡
この『ぼんじり』を食べると、普通のに戻れなくなります。味の濃厚さはぼんじりで、食感は砂肝のよう。
焼き芋♡♡
「最初から蒸しておけば、楽なんですけど。それじゃ負ける気がして」と、生の状態から炭所で焼き上げる目から鱗の『焼き芋』。これが美味しい。特にバターを乗せて食べるのが素晴らしい。
ポテトサラダ
いがぶりっこや鶏そぼろなどが入ったポテトサラダ。常時あってほしい。
胸皮♡
いつもいただいてるのは、首皮。胸皮はもっと厚みがあって、脂も桁違い。その分、旨味が凄い。
せせり
新兵器の京都の「梅とうがらし」をつけられたせせり。脂のある身にこの爽やかな辛味がよく合います。
つくね
食べる度に唇に膜を付けるようなつくね。コリコリとした軟骨の食感と旨味は素晴らしい。
?????のスープご飯
ある調味料を入れたスープご飯。なるほど、スープにもよく合うのですね。再発見!
ふりそで♡
ふわりとした肉質に旨味がたっぷり。上に載せられた山葵が味を〆ています。
首皮
表面はパリパリ、中はモッチリとした首皮。
椎茸♡
これだけ大きいと食べ応えもあります。嬉しい大きさ。
ピーマン♡
今夜はピザ風らしく、中には鶏そぼろとチーズそしてトマトが。トマトの酸味とピーマンの旨味が合わさり、このバージョンも美味しい。
足首
ただコリコリとしているだけでなく、ゼラチン質も感じられ、コレも食感フェチにはたまらない。
そりねぎ♡
私はこれが究極の『ねぎま』だと思っています。そり単体だと重い中で、この葱がいい仕事してます。
ちょうちん♡
独特の火入れを施されるちょうちん。個人的には目黒の某店を超える美味しさ。
あか
繊維に沿って噛むか、繊維に対して垂直に噛むかで食感が変わるウチモモの部位です。
皮の胡麻和え
濃厚な胡麻の味わいに柚子の香りが映えます。
脛肉のたたき
コレもエロティックな火入れです。旨味が濃くて、素晴らしい味わい。
銀杏
新銀杏。ホクホクとした食感とほろ苦さがオトナの味わい。
背肝♡
まずは香り。内臓特有の甘い香りに刺激されます。食感はレバーも少しザラリとした感じで、滴るような旨味が実に美味しい。
喉仏
「地葉」極上の食感の部位。サクッサクッとした軽やかなリズムを奏でます。
砂肝♡
『砂肝』というと塩のイメージがありますが、「地葉」ではタレです。そして、まるで牛タンのような切れ込みに柚子胡椒が映えます。食べるべき部位の1つです。
手羽先
「さっき、唐揚げ食べたじゃん?」
「それはそれ。これはこれよ」ってことで、〆は『手羽先』です。最近はかぶりつかずに、串に刺さった状態のままで骨を取ってスマートに食べてます。
本日出逢った日本酒
田酒 特別純米酒
巖 6号酵母 ひやおろし
最長の約4時間という長丁場をありがとうございました。鶏という食材を食べ尽くした感と用意していただいたものを全て食べたという達成感が心地よいです。
地葉さん、いつもありがとうございます。今年中にもう一度お願いしますね。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2019.8.
約2ヶ月ぶりとなる横浜にある「地葉はなれ」へ再訪。今回も事前にお願いした鶏の全てを味わうようなスペシャルなコースを堪能します。人気グルメサイトの「食べログ」では、関内にある「地葉」が焼鳥百名店に選出されて、2号店であるこの「地葉はなれ」も来年にはきっと選出されること間違いなしの焼鳥店です。
今夜の献立
もやし
お通しはいつもの『もやし』。ぶぶあられも入って、食感も楽しめます。
長芋とそぼろの和えもの
最初の料理は、ネバネバ系。
はつ♡
地葉さんの名刺がわりの串は、更に磨きがかかってます。開いているので、血のクセなどは微塵もなく、食感もプリプリ。
もも肉♡
大ボリュームなもも肉はジューシーで、中心部は綺麗なロゼ色。今夜も地葉さんの火入れが冴え渡ります。
厚揚げ♡
表面は乾いたようにカリッと焼き上げて、中はトロリとしたコントラストのある厚揚げは、ご馳走です。
うずら
黄身はクリームのような仕上がり。
鶏皮ポン酢
胡麻でコクを出した爽やかな鶏皮ポン酢。
レバー♡
持つだけでプリプリと震えるレバー。口に入れた瞬間にトロリと流れ出します。
親鶏のぼんじり♡
まるで砂肝のような食感に、ぼんじりの濃厚な旨味。これを食べたら、普通のぼんじりには戻れません。
鴨♡
塊のまま焼いているので、綺麗なロゼ色が見られます。味わいも夏の鴨とは思えないほどのジューシーな旨味があり、とろけます。
あか♡
内腿の部位で、フワフワな食感と甘味のある旨味が最高。
鴨スープ
絶妙な濃度の鴨スープ。このスープで麺も食べたい。
チキン南蛮♡
鶏は揚げるのではなく、焼いているタイプで冷製。タルタルソースには鶏そぼろと胡瓜が入っていて、なかなか爽やか。夏のチキン南蛮です。
トウモロコシ
夏野菜の代表格で、この時期に絶対に食べたいトウモロコシ。
食道♡
舌の上でとろけるような食感とサクサクとした食感のコントラストが楽しい。
手羽元の山椒煮込み
手羽元は骨からするりと肉が取れるほどにトロトロで、煮込みですが夏らしく爽やかな味わい。
せせり♡
地葉さんが京都で出会った新しい調味料の『梅しそとうがらし』。これを塗った新バージョンのせせり。口に入れるとふわりとする梅の香りとピリッとした辛味が新しい。
ジャークチキン♡
次に供されたのは、ジャマイカ料理の『ジャークチキン』。ついに新しい扉を開いた!スパイシーで、夏らしい鶏料理。
チキンソーセージ♡
凄い!パリッした食感に、鶏とは思えないほどのジューシーさと旨味。定番化して欲しい。
銀皮♡
砂肝の皮の部分だけを串打ちしたとんでもなく手間のかかる串。地葉さん、いつもありがとうございます。
胡瓜の醤油麹
凄く細かな包丁を入れた胡瓜が口の中で解けるような感じ。
軟骨
軟骨だけでなく、その周りの肉も一緒に串打ちしているので、意外と濃厚。そこに山葵をつけて味変させるのが、地葉さんのセンスの良さ。
鶏胸肉の醤油漬け
夏らしく、一品料理は冷製が続きます。葱の風味と山牛蒡の食感、しっとりとした胸肉の旨味が口の中で広がります。
砂肝♡
柚子胡椒を塗ったタレ味の砂肝。まるで牛タンを彷彿とさせるような包丁を入れており、食感も秀逸。
XXXX
辛味のある秘密の調味料を使った私の好きな一品料理。内容は内緒です。
背肝♡
置き台からも感じる内臓特有の甘い香り。同じようにとろけるレバーとは違うザラリとした感じで、旨味も強い。
喉仏
極上のサクッサクッ感で、鶏は奥深いことをいつも感じさせる部位です。
賄いご飯♡
辛味のある調味料をご飯に混ぜ込んだものをワンスプーンで。私も自宅で食べていますが、ご飯とも好相性です。
ちょうちん♡
地葉さんの独特の火入れをするちょうちんは、口の中で刹那の抵抗もなくプツンと弾け飛びます。いつもながらに素晴らしい。
ピーマン
中にチーズを入れた特別バージョン。ピーマンを好んで食べるのは、ここと某店だけです。
はらみ
噛み締める度に溢れる旨味はコッテリとしていて、実に濃厚。
つくね♡
団子のようなつくねはふわりとしていて、滴る鶏の旨味が素晴らしい。
手羽先の先の皮
もっちりとした食感の皮は分厚くて、旨味もたっぷり。
そりねぎ♡
私の考える最高のねぎま。白髪葱と山葵で濃厚な旨味にアクセントを与えて、非常に食べやすい。
脛肉のたたき
モチモチとした極上の食感と強い旨味がハンパない。
膝軟骨
上は柚子胡椒、下は梅しそとうがらしというハイブリッドな串。どちらかといえば、梅しそとうがらしの方が夏らしいかな。
茄子
鰹節踊るトロトロの茄子。鰹節の旨味がプラスされるので、パンチもあります。
はつもと♡
内臓の旨味が素晴らしい。鶏の素晴らしさがギュッと詰まっています。
手羽先
熱々の手羽先を手掴みで食べるのが、醍醐味です。
焼きおにぎり&鶏スープ♡
表面はカリッと、中はフワッとした焼きおにぎり。濃度の高いスープとよく合います。
お弁当♡
今回は、鶏の照り煮・もも肉・せせり・膝軟骨・うずら・オクラ・鶏そぼろ。毎度のことながら、自宅に帰ってからまた「地葉」を思い出せる肉々しいお弁当です。
今夜は店主の地葉 将人さんの更なる進化を感じられた夜でした。単調になりやすいタレと塩という2種の味わいの中で、柚子胡椒や梅しそとうがらしなどの調味料を使いアクセントをつけて、この大量の本数でも決して飽きさせない流れは素晴らしい。そして、毎回違う一品料理の引き出しの多さは目を見張るものがあり、新しい扉を開いたかのような『チキン南蛮』『ジャークチキン』『チキンソーセージ』は定番化して欲しい美味しさでした。
またこれだけの美味しさでありながらも、都内に見られる予約困難店とは違い、フラリと立ち寄って食べることが出来るような焼鳥店本来の使い方も出来るところが、このお店の良いところです。
今夜も堪能させていただき、また鶏が好きになった夜でした。地葉さんありがとうございます。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2016.6.
今夜も鶏の全てを味わうような時がやってきました。横浜駅の裏に広がる鶴屋町にある「地葉はなれ」。焼き場に立つのは、地葉 将人さん。横浜を代表する焼き手と言っても過言ではないでしょう。
本日の献立
酢橘サワー
オープン当初はメニューに書いてあった『酢橘サワー』ですが、いつの間にはなくなっていたので聞いてみると、全然人気がないらしい。甘味も少なくて、かなり爽やかなので、焼鳥にも良く合うと思います。
鴨スープ
スターターは定番になりつつある鴨出汁のスープ。今回は脂身の他にも正肉も入っていて、濃度・温度共に素晴らしい仕上がりです。
そぼろの煮凝り
軟骨入りの鶏そぼろを煮凝りに。これからの季節に涼しげな逸品。
はつ
「地葉」に来たら、まずはコレ。『はつ』は開いているのに、まるで丸はつのようなプリプリとした食感。生姜の爽やかさの中に映えるジューシーさがたまらない。
もも肉
焼鳥の定番の部位なので、食べられない方はいないはず。今夜も地葉さんの火入れは素晴らしい。
うずら
黄身はクリームのような仕立てです。
鴨
エロい火入れで、噛み締める度に鶏肉とは一線を画すような旨味が溢れてくる鴨肉。シーズン的にもう終わりですが、出されるとやはり嬉しい。
鶏のXXXX
ナイショの逸品。
厚揚げ
通常よりも長めに焼いていただき、外と内のコントラストをより際立たせたとろけるような『厚揚げ』。
レバー
舌にまとわりつくような旨味のある『レバー』。苦手な方も多いでしょうが、クセなどは微塵もないので食べていただきたい部位です。
脛肉のたたき
噛み締める度にその旨味の強さを味わえます。
トウモロコシ
一年を通して野菜串の中では、一番好きです。トウモロコシの甘さと醤油の焦げた香りが夏の到来を感じさせます。
特製鶏茶漬け
デフォルトとは違う仕立ての一口スープ茶漬け。味わいに奥行きがあります。
椎茸
キノコは大好きなので、なんでも焼いて欲しい。
せせり
前回から感じる素晴らしい火入れ。とろけるような食感のせせりです。
手羽先の煮込み
トロトロの手羽先の中には、餃子みたく中にご飯が入ってました。嬉しい演出♪
やげん軟骨
軟骨だけでなく、周りの肉も入れているので、味わいは濃くて食感も楽しい。
首皮
食感フェチにはたまらない外のカリカリ感と内のモチモチ感。
砂肝
甘味のあるタレの中で、柚子胡椒のピリリとした刺激が心地よい。コレもどのお店でもある部位ですが、こんな仕立ては初めてです。
つくね
鶏の旨味と甘味を引き出している『つくね』。粗く挽かれた身の中で軟骨のコリコリ感が楽しい。
胡瓜の塩麹
出された瞬間に笑った品。さすが、地葉さん。
銀皮
毎度この部位を用意して下さるのは、感謝しかないです。極上のサクサク感です。
鶏肉辛味噌
常時仕込んでいるわけではないそうですが、今回は作って下さいました。今回はチビチビとお酒のアテで。
膝
『そり』と並んで、正肉系の最強部位。個人的にはこちらの方が旨味が濃いので好きかな。
ちょうちん
独特の火入れをする卵黄は、口の中で一瞬の抵抗もなく弾けます。
ピーマン
「地葉」のスペシャリテ。何が入るかは、あなた次第です。
鶏のリエット
いつもながらに臭みやクセなどは微塵もないリエット。いつかはレバーパテも作るのかな?
鶏の照り煮
来店してすぐに気づいていた。タレの甕の中に、何か沈んでることを。それがコレ。『お弁当』の残りだそうですが、驚くことに冷菜に仕立ててきた。さすがです。
親鶏のぼんじり
他店で食べる『ぼんじり』に物足りなくなってしまったのは、地葉さんのせいです。
背肝
『レバー』を食べられない方にはもってのほかと思われるかもですが、この内臓の甘い香りを嗅いでほしい。
はらみ
正肉っぽいですが、確りとコレも内臓。コッテリとした旨味と脂の甘味があります。
茄子
鰹節で旨味をアップ。火傷必須でも熱いうちに食べていただきたい。
あか
肉に対してどう噛むかによって、食感の変わる内腿。持ち上げるだけで滴る脂が凄い。
手羽先の先の皮
先程の『首皮』と違い、厚みがあるので脂の甘味をじっくりと味わいます。
金針菜
個人的には『獅子唐』よりも好きなので、このお店でもあることが分かって嬉しい。
胸皮
極濃厚な味わいで、『皮』では一番好きな部位です。先程食べた『首皮』と『手羽先の先の皮』の良いところを合わせたような感じ。
はつもと
『はつ』よりも食感が良く、内臓の甘味を楽しめます。
手羽先
串から外して手掴みで大胆に食べるのも好きですが、最近は串に刺さった状態で骨を取って食べてます。食べ終えて、おしぼりをすぐに交換するホスピタリティもいい。
膝軟骨
適度に脂もあって、純粋に食感を楽しめる部位。
肩
薄っすらと塗られた柚子胡椒がニクい。『もも肉』よりかはアッサリとした味わいです。
食道
みっちりと串打ちされているので、旨味も凝縮。卓上にある黒山椒をかければ、香りも華やぎとても良く合います。
焼きおにぎり&鶏スープ
今回はじっくりと焼いて、表面は極上のパリパリ感。中はフワっとした柔らかさ。濃度の高い『鶏スープ』と素晴らしいマリアージュです。
お弁当
定番化している『お弁当』。毎回、内容は変わりますが、いつも折にギッシリと詰められています。そして、肉々しい味わいだけでなくて、食感も楽しめるようにされているのが、この「地葉」のお弁当の特徴です。
全42品。約5時間という長丁場でしたが、最後まで美味しく、楽しくいただくことが出来ました。貸し切りというわけではないのに、これだけの量を用意して下さり、ありがとうございました。
毎回毎回、地葉さんの引き出しの多さに驚かされます。今回も素晴らしい味わいの数々でした。次回も宜しくお願いします。
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2019.4.
今夜はいつもの仲間と横浜にある「地葉はなれ」で、恒例の特別コース。関内にある「地葉」の2号店で、店主の地葉将人さんはこちらで焼かれています。お品書きに串メニューは書かれておらず、横浜ではまだ珍しいお任せストップ制を設けています。毎回驚くべきことは、地葉さんの引き出しの多さ。元々、研究熱心な方なのでしょう。美味しいものや良いものは取り込んで、自分の技術に昇華されているので、常に進化を感じられる素晴らしい職人です。
今夜の献立
鴨スープ
極上の旨味溢れる鴨スープ。濃度も温度も高くて、美味しい。
もやし
定番の箸休めのもやしもぶぶあられを入れることで、食感の更なる楽しさが生まれています。
肉味噌おろし
前回に試食させていただいた肉味噌の辛味を抑えて、大根おろしと共に。
はつ♡
食べる度にその完成度は研ぎ澄まされるかのよう。極上の旨味とプルプルとした食感に後から広がる甘味。素晴らしい。
かしわ♡
タレのコーティングで、鶏の旨味を閉じ込めた腿肉。その火入れは神懸かっています。
鴨♡
塊のまま焼き上げた鴨肉。目を奪うロゼ色の鴨肉は極上の旨味を味わえます。
うずら
クリームのような黄身のうずら。半熟系よりもこちらの方が好み。
厚揚げ♡
内と外のコントラストがとても良く感じられる仕上げ。とろけるような厚揚げは素晴らしい。
鶏のXXXX♡
ヒミツの一品料理。
はらみ
ギュッと噛み締めると溢れる肉汁と旨味。後味は甘味があります。
賄いご飯
これにもぶぶあられを入れており、食感の楽しさがあります。
軟骨水晶♡
梅水晶の軟骨バージョン。食感も肉の旨味もあって美味しい。
脛肉のたたき
旨味の強い脛肉のたたき。腿肉よりも断然こちらの方が美味しい。
親鶏のぼんじり♡
このぼんじりを食べたら、他店のぼんじりには物足りなくなってしまいます。
背肝♡
甘い香りを感じる背肝。ざらりとした食感の中にある旨味と甘味は、内臓の美味しさを教えてくれます。
ささみの大和芋和え
前回もいただいた一品料理。でも今回は卵黄が濃い?
砂肝♡
まるで牛タンを彷彿させるような見た目の砂肝。表面に塗られた柚子胡椒の爽やかな刺激が心地いい。
ちょうちん♡
やはりこの火入れは素晴らしい。一瞬の抵抗すら感じない卵黄の弾け方にきっと驚くはずです。
茄子
鰹節と出汁醤油の旨味を加えたトロトロ茄子。
銀皮♡
砂肝の皮だけを集めた食感フェチの心を擽るすごい手間がかかる串。地葉さん、ありがとうございます。
食道♡
香りと旨味が食べ終えてもまだ心に響くような味わいです。
ピーマン
今回は、新作の担々ペーストとチーズ入り。ハッキリ言って、ピーマンを好んで食べるのはここと銀座の鮨店だけです。
レバー♡
「そういえば、焼いてなかったね」と供されたレバー。なんというトロトロ加減。素晴らしい火入れです。
抱き身♡
皮のパリパリ感と肉のしっとり感を同時に味わえる串。特に今夜は素晴らしい火入れで、美味しい。
せせり♡
!
コレはすごい!目黒の某店を彷彿とさせるとろけるような感じ。
鶏のリエット
旨味だけが凝縮したような味わい。そろそろレバーペーストも期待したい。
白子♡
「1つだけですが…」と希少な白子。小さいながらも、クリーミーで濃厚。美味しい♡
肩
最初に口にする方にだけ柚子胡椒を塗っているニクい仕立て。腿肉よりもしっとりとはしていますが、それでもジューシー。
つくね♡
この「地葉はなれ」では、このような肉団子系。一口かじれば、肉汁が溢れてきます。素晴らしい味わいです。
はつもと♡
噛み締める度に弾くような肉質で、甘味と旨味が素晴らしい。
手羽先の先の皮
分厚い皮の甘味を味わいます。
皮
表面のカリカリ感と中心部のモッチリ感のコントラストが素晴らしい。
膝
肉系が好きならば、必食の部位。『そり』と双璧を成す食べ応えがある肉系最強部位。
アキレス腱ポン酢
アキレス腱も確りと焼いてから、ポン酢をかけて一品料理に。
手羽先
〆の部位は、手羽先。基本的に手掴みで食べますが、食べ終えるとすぐにおしぼりの交換をしてくれます。ホスピタリティもさすがです。
お弁当♡
家に帰ってからのお楽しみのお弁当。内容は、腿肉・せせり・親鶏のぼんじり・アキレス腱・うずら・椎茸・オクラ・鶏そぼろ。今回も実に肉々しくて、美味しい。
今回はいつもよりもかなり遅いスタートでしたが、更に神懸かる火入れの素晴らしさと研鑽によって研ぎ澄まされていく才能を堪能させていただきました。
地葉さん、奥様、スタッフの方々。いつもありがとうございます。また次回も宜しくお願いします!
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千たびの限り恋ひ渡るかも
2019.4.
一昔前の横浜駅の裏側に広がる鶴屋町には、大人の雰囲気が漂っていました。でも今ではチェーン店の居酒屋などが建ち並び、結構ワイワイとした雰囲気になっています。そんな鶴屋町に新しく建ったちょっと変わった外観のビルの4階にオープンしたのが、「地葉はなれ」。関内にある「地葉」の2号店で、店主の地葉 将人さんはこちらにいらっしゃいます。
エレベーターを降りると白木の自動ドアがあり、「地葉はなれ」と書かれた灯が照らす仄暗いアプローチを経て、店内に入ると驚くのはその広さ。焼鳥店としては関内店もかなりの広さですが、その上を行く広さです。黒い壁に輝くコの字のカウンターと3つの個室、更にはトイレは2つと喫煙室もあります。焼鳥店としては、異例の豪華さです。その豪華さに圧倒されるのか、たまに引き返す方もいらっしゃるとか。その気持ちはちょっと分かるかも?
今夜の献立
箸休め
この胡瓜の表面には隠し包丁が入れられている芸の細かさ。定番の『もやし』も健在です。
鴨スープ*
温度は高めなスープの中に、プリプリ食感の鴨の脂が浮いています。濃度も素晴らしい。
はつ♡
変わらずに美味しい地葉さんのスペシャリテ。プリプリ食感のジューシーさは、完成された逸品です。
かしわ♡
火が通った瞬間に供された神の火入れが施された腿肉。旨味・ジューシーさ、全てが完璧です。
うずら
表面を確りと焼き上げることで、外と内のコントラストが生まれています。
さび
何気に地葉さんの『さび』は、久しぶり。勿論、火入れも素晴らしい。
厚揚げ♡
表面を他店よりも長く焼くことで生まれるカリカリ感。これが外と内のコントラストを生み出して、とろけるような食感となります。
レバー♡
薄皮一枚で保っているかのような極上のトロトロ加減に、レバーの甘味が際立ちます。
獅子唐
微かにピリリとくるくらいで、あまり辛味を感じない獅子唐。
肩
ジューシーな口当たりで、食感はしっとりとしています。
脛肉のたたき*♡
旨味の濃い脛肉は、たたきにすると素晴らしい。
大和芋とササミの和え物*
中心にご飯があって、ちょっとしたとろろご飯。ネバネバ系は好きなので、嬉しい。
鴨*♡
焼きたての鴨肉の下には脂を吸わせた葱が!エロいロゼ色の素晴らしい火入れと味わい。実に美味しい。
手羽先の先の皮
甘めのタレの中で、濃厚な脂の甘味と旨味が広がります。
やげん軟骨
柔らかい軟骨を選んでいるそうで、コリコリとした食感。周りについている肉も味わい深い。
つくね
鶴屋町バージョンだそうで、肉団子になってました。表面は唇に吸い付くような膜を張っていて、ふわりとした食感のつくね。とてもジューシー。
腰皮*
表面をややカリッと焼かれていて、口の中で脂と旨味が一気に広がります。まだ他店では出会えていない希少部位です。
鶏のXXXX♡
ヒミツの一品料理。私はコレが好き。
賄いご飯*
ヒミツの一品料理の後は、大抵はコレ。
背肝♡
内臓は甘い香りがしますが、特にこの部位は口に近づけるとふわりと香ります。香り・食感・味、全てが好きな部位です。
胸皮*♡
普段は焼かないそうですが、素材が良かったそうで焼いていただきました。先程の『腰皮』を超える濃厚な脂の甘味。皮も厚くて、プリプリとした食感もあり、焼き目はカリッとしているコントラストも素晴らしい。
棒棒鶏
そういえばありそうでなかった『棒棒鶏』。なかなかの完成度です。次回は四川料理のアレかな?
椎茸♡
ちゃんと椎茸ジュースを逃さないように裏返しで供されます。シンプルながら、実に美味しい。
親鶏のぼんじり♡
食感は砂肝のようで、旨味はぼんじり。コレを食べると、他店の『ぼんじり』は食べられなくなりそう。
砂肝♡
包丁を入れられて、花開くような『砂肝』。甘めのタレの中で、表面に塗られた柚子胡椒のピリリとした刺激がたまらない。
じゃがバター
炭で火を通されたじゃがいもは炭の香りを纏っていて、実に美味しい。
鶏の塩煮込み*♡
前回いただいて、実に美味しかったので食べたいと思っていた料理に、また会えました。今回はご飯もちょっと入っていて、更に美味しい。
銀皮*♡
『砂肝』の皮の部分だけを集めた手間のかかる串。サクサクとした食感に、滴るような旨味がたまらない。
ちょうちん♡
地葉さんの『ちょうちん』は、実に素晴らしい。独特の卵黄の火入れは、僅かな歯への抵抗すらもありません。
はつもと♡
プリッとした食感と広がる甘味。この甘味こそが内臓の素晴らしさ。
せせり
歯を跳ね返す程の肉質、滴る脂と濃厚な旨味。肉系の中ではトップクラスにジューシー。
はらみ
極濃厚な脂と旨味、軽く柚子胡椒を塗られていますが、刺激は弱め。
食道♡
全串の中でも旨味は濃密。食感も独特で実に美味しい。
そで*
パリッと焼きあげた皮に、しっとりとした肉質。噛み締める度に旨味が溢れてきます。
ピーマン♡
モッツァレラチーズ入りの私仕様。
足首
バリバリとした食感にゼラチン質のクニュとした食感もある部位で、噛むのが楽しい。
あか♡
肉に対してどのように歯を入れるかによって、食感の異なる内腿の部位。肉質はしっとりとしていながらも、とてもジューシー。
首皮
先程の『胸皮』と比べて、ややモチモチとしていて脂は少なめ。コレが通常の『皮』です。
鎖骨*
『肩』に似ていますが、よりしっとりとして、時折感じる軟骨も嬉しい。
茄子
鰹節と生姜が香るトロトロ茄子。
膝
肉系の中ではトップクラスに濃い旨味。内臓よりも肉が好きな方は是非とも食べていただきたい部位です。
手羽元*
するりと骨から身が離れる素晴らしい火入れ。その身はとろけるようで、甘味も秀逸です。
そり葱*♡
希少部位のそりと葱を合わせる最強のネギま。葱の風味が実によく合います。
手羽先
骨付き肉の火入れも、実に素晴らしい。食べ終わると、何も言わずに出されるおしぼりのホスピタリティも○
焼きおにぎり&鶏スープ♡
最近は有り難いことに、何も言わずに用意して下さいます。今回は『焼きおにぎり』に、XXXのペーストをつけて食べてみました。コレも凄い!次回はこのペーストを使ったXXXを!
お弁当♡
今回は半分をタレ味の鶏そぼろが覆い、せせり、アキレス腱、うずら、かしわ、親鶏ぼんじり、鴨、獅子唐という内容。「やべぇ、蓋が閉まらん」と地葉さんが仰ってましたが、凄いボリュームでした。勿論、味わいも最高です!
今回も素晴らしい内容でした。地葉さん、いつもありがとうございます!『はつ』などの既に完成された部位の焼鳥もありますが、中には串打ちや焼き方も日々研究されているものもあって、より高みを目指してらっしゃることが伝わります。当日でも入れる気軽さとトップクラスの美味しさが、この「地葉」にはあります。
地葉さん、奥様、スタッフの方々。いつも面倒な客で申し訳ないです。しかしながら、最高の夜をありがとうございました!

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Restaurant name |
Chiba Hanare
|
---|---|
Categories | Yakitori (Grilled chicken) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
045-548-9577 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-7-1 デリス横浜ビル 4F |
Transportation |
Yokohama Station 5 minutes walk from the northwest exit ticket gate 373 meters from Yokohama. |
Opening hours |
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Budget |
¥8,000~¥9,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
38 Seats ( 14 seats at counter, 24 seats in private room) |
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Private dining rooms |
OK 3 rooms |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables There is a smoking room inside the store |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Website |
2024.2.
千たびの限り恋ひ渡るかも/地葉はなれ
横浜・鶴屋町にある焼鳥店「地葉はなれ」に再訪。数年前はふらっと入れる焼鳥店でしたが、今では平日でもオープンからずっと満席が続く横浜でも一二を争う人気店。関内にも店舗がありますが、店主・地葉 将人さんが焼き場に立ってらっしゃるのは、この横浜店です。
よだれ鶏 & うずらの西京漬け♡
よだれ鶏のタレは甜麺醤系かな?辛味は抑えてあり、噛み締めると鶏の旨味がジュワッと溢れます。うずらの西京漬けは、口に入れると瞬間に黄身のコクと西京漬けの甘味が溶けるような滑らかさ。
はつ♡♡
地葉さんの名刺がわりのひと串。プリプリの食感に甘味と旨味が迸ります。
かしわ(伊達鶏)♡
炭の香りをたっぷりと纏い、口の中でその香りがぶわっとし、旨味が口いっぱいに広がります。
脛肉のたたき(丹沢滋黒軍鶏)♡♡
コレはまさに旨味の洪水。噛み締めれば噛み締めるほどに溢れ出す旨味が濃くて、実に美味しい。添えてあるバジルマスタードもいいアクセント。
手羽元(丹沢滋黒軍鶏)♡♡
込められた熱がバシッと決まっており、皮目のカリカリ感に歯を跳ね返すほどの弾力にとみ、旨味の溢れ方が凄まじい。
蓮根♡
サクサクの食感に溢れる濃い甘味。咀嚼していると、蓮根の香りもして良い。
椎茸♡
熊本県産。焼いているのに驚くほどに厚みがあり、それがコリコリとした食感になります。
うずら
白身のプリプリ感と黄身のクリーミーさが口の中で合わさる美味しさ。
手羽元(丹沢滋黒軍鶏)♡
捌きたての丹沢滋黒軍鶏の手羽元。今夜のは雌なので小さめだそうですが、確りと締まった身には旨味がギュッと詰まっていて美味しい。
つくね♡
しっとり感もあり、ジューシーよりも旨味に重きを置いてある仕立て。
せせり(丹沢滋黒軍鶏)♡♡
皮付きなので、皮のジューシーさと程よい食感よ身の旨味が合わさり、最高のひと串。
手羽元(伊達鶏)♡
丹沢滋黒軍鶏に比べると、やはり柔らかい。鶏の優等生的な美味しさ。
やげん軟骨♡
味変で京都の『梅しそとうがらし』を付けてあり、辛味と酸味のアクセントが心地よい。
親鶏のぼんじり♡
固い親鶏の良さを堪能できる部位で、嚙み切れまいと歯を跳ね返すほどの食感で、それを噛み切ると旨味と甘味が溢れます。
長芋♡
小気味良いサクサク感と口に残るズルッとした舌触りが好き。
あか(丹沢滋黒軍鶏)♡♡
知ってる『あか』よりも食感があり、味わいが実に濃い。
あか(伊達鶏)♡
なんと食べ比べ。見た目からも分かるように丹沢滋黒軍鶏に比べて、白っぽい。食べ比べると分かる、丹沢滋黒軍鶏の力強さ。
ブロッコリー♡
ゆっくりと焼かれているので、旨味と甘味が凝縮しており美味しい。
茄子♡
トロトロ系ではなく、茄子本来の甘味を楽しめる仕立て。
そり(丹沢滋黒軍鶏)♡♡
炭の香りと皮目のカリカリ感、跳ねるような身の弾力感、そして溢れる旨味。肉系最高のひと串。
そり(伊達鶏)♡
なんとコレも食べ比べ。やはり丹沢滋黒軍鶏に比べると、柔らかくて食べやすくクセがない感じ。
厚揚げ♡
「焼く」から「揚げる」に変わった厚揚げ。豆腐に使っている大豆の甘味を感じられます。
レバー♡
温めるように火入れさせているので、表面のみ固まっているかのようで中身はトロトロ。
ズッキーニ♡
禁断のガリバタ味。ズッキーニはこの仕立てが一番美味しい。
手羽先の唐揚げ♡
酸が効いたタレでさっぱりと食べられて、何個でも食べたい。
背肝♡
ザラリとした舌触りに内臓特有の甘い香り、そして濃厚な甘味が素晴らしい。
ピーマン♡
デフォルトのもの。苦味などは微塵もなく、ただ甘い。焼いたピーマンがこんなにも美味しいとは。
茶碗蒸し
中には軟骨や身など入れ、鶏出汁をかけた鶏の旨味全開の茶碗蒸し。
ちょうちん(東京軍鶏)♡♡
やはり味わいは濃くて旨味も凄い!卵黄をタレの中で湯煎しているので、程よい粘度が生まれていて、それが舌に絡みついて美味しい。
膝軟骨♡
このボリューム!確りと叩いているので、柔らかくて程よい食感と旨味が楽しめます。
食道♡
ザクザクとした小気味良い食感が管を食べていることを感じられ、タレの旨味と合わさる内臓の旨味が美味しい。
手羽先(伊達鶏)♡
骨を取ると皮にびっしりとついた脂から想像できる極上のねっとり感。
手羽先(丹沢滋黒軍鶏)♡♡
今回の雌だそうで、小さめ。でも余計な脂がない分、旨味はやはり濃い。
足首
食感フェチにはたまらないバリバリ感。しかし地葉さんだからこそ出来る一捻りが欲しい。
ねぎま♡
もも肉で葱を巻いており、この葱が実にいい仕事をしています。葱の香りや甘味をプラスだけで、鶏がこんなにも輝きます。
胸皮(伊達鶏)♡
皮目のパリパリ感はありませんが、ゆっくりと蒸し焼きのようにしているそうで、いつものよりもムチムチとした食感があって甘味が溢れます。
はつもと♡♡
タレよりも塩の方が好み。内臓の甘味をより感じられて、美味しい。
砂肝♡
今回は塩バージョン。サクサクとした極上の食感に甘味を引き出すような塩加減が素晴らしい。
塩つくね♡♡
つくねのアレンジバージョン。半生で焼いたつくねに炙ったご飯と卵黄を合わせており、心打つ美味しさ。
焼きおにぎり & 鶏スープ♡
じっくりと焼かれた焼きおにぎりは、表面パリパリで中はふんわり。一緒に供される鶏スープは、なんと冷製。目から鱗の美味しさです。
ハナレモナカ♡
鎌倉にあるアロマ生チョコレートのお店「MAISONCACAO」とのコラボ最中。「カカオハナレ」のそれと同じだと思いますが、パリッとした皮の食感にエアリーな口溶けのチョコレートが絶妙。「地葉はなれ」の隠れた逸品です。
今夜は伊達鶏と丹沢滋黒軍鶏と東京軍鶏の饗宴というか、狂宴。何気に今年初だったので、地葉さんの気合いの入った串を堪能させていただきました。あまり多くを語らずに、ただ美味しさを追求する姿勢はまさに私の理想とする職人の姿。今後とも色々な鶏を食べさせて下さい。
地葉さん、今夜もありがとうございました!また宜しくお願いします!
今夜出逢ったお酒
みむろ杉 純米吟醸 山田錦 おりがらみ
信州亀齢 純米 ひとごこち 無濾過生原酒
十四代 荒走り上諸白
日日 山田錦 火入
飛露喜 特別純米