About TabelogFAQ

丈夫(ますらを)の 顎(あご)をも碎(くだ)く この皮に NOだと言はぬ 我が身なりけり : Yokohama Nodaiwa

These comments are users' personal opinions and impressions so this is not an objective evaluation. Please use it only as one of the references. Also these comments were made when users visited the place at that time. Please make sure to confirm before you visit the place because contents, price, menu and other information may not be the latest.See detail from here
The text on this page has been automatically translated using Wovn.io. Please note that there may be inaccuracies in the translation.

-

JPY 6,000~JPY 7,999person
  • Food and taste-
  • Service3.5
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance2.5
  • Drinks-
2009/09visited1st visit

-

  • Food and taste-
  • Service3.5
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance2.5
  • Drinks-
JPY 6,000~JPY 7,999person

丈夫(ますらを)の 顎(あご)をも碎(くだ)く この皮に NOだと言はぬ 我が身なりけり

手許(てもと)なる書籍(しよじやく)は、昭和五十二丁巳(ひのとみ)歳(とし)刊行「定本日本料理」。
これに據(よ)らば、初代は魚(うを)の商(あきな)ひを生業(なりはひ)とせし、野田屋の金本岩次郎。
「野田屋金本岩次郎」を以(も)つて屋號(やがう)を野田岩と號(よびな)すと云々(うんぬん)。
かく語(かた)りきは現(いまの)當主(たうしゆ)五代目金本兼次郎翁(おきな)その人(ひと)。

吉兆湯木貞一、八百善栗山友孝、瓢亭高橋英一、美山莊中東吉次、菊乃井村田元治、京味西健一郎、
辻留辻嘉一、つきぢ田村田村平治、久兵衞今田壽治、天政橋井政二、野田岩金本兼次郎.....。
綺羅星(きらほし)のごとき職人(しよくにん)で今猶(いまなほ)板場(いたば)に立(た)つは僅(わづ)か。
久兵衞は初代今田壽治と先代、天政に至(いた)りては初代橋井政二と二代も前(まへ)。

巷(ちまた)に野田岩名乘(なの)る店(みせ)數多(あまた)あれど、主(おも)なるは次(つぎ)の二つ*)。
一つは、兼次郎翁商(あきな)ふ五代目 野田岩野田岩 下北沢店野田岩 日本橋高島屋特別食堂
今一つは、末(すゑ)の弟(おと)昭夫翁商(あきな)ふ横浜 野田岩野田岩 横浜高島屋店
大森 野田岩、嘗(かつ)て神田に在(あ)りし店(みせ)は不詳(つまびらかならず)。

今年(ことし)の春(はる)ごろか、五代目 野田岩の仕事(しごと)ぶりがあるテレビ番組(ばんぐみ)に。
一時(いつとき、二時間)ほど蒸(む)すとの行(くだり)に驚(おどろ)きて言葉(ことのは)を失(うしな)ふ。
すかさずこれに噛(か)み附(つ)きしは、辛口(からくち)で鳴(な)らす友里某(なにがし)。
これにある方**)怒(いか)りて曰(のたまは)く「確(たし)かに一時(いつとき)蒸(む)してござりまする」。

この方(かた)今(いま)まで嘘僞(うそいつは)りたる例(ためし)なくば、つゆ疑(うたが)ふべきにあらず。
因(ちな)みにこの書籍(しよじやく)で金本兼次郎翁(おきな)自(みづか)ら語(かた)るところ、
皮目を下にして焦げ色をつけ、それをさらに四十~五十分蒸して油を適度に拔いてやわらげます」。
嘗(かつ)て四十~五十分の蒸(む)しが、今(いま)二時間とは實(げ)に訝(いぶか)しき限(かぎ)り。

天然しか使わないとがんばり、手にはいらないときは休店して十八年間やってまいりましたが、
天然の魚場が少なくなった現状はいかんともしがたく、昨冬から冬の一、二ヶ月、養殖も使い出しました

ともあり、改(あらた)めて、この頃(ころ)はまだ粗方(あらかた)天然物(てんねんもの)なるを知(し)る。
さりながら、蒸(む)しが嘗(かつ)ての倍(ばい)とは首(くび)傾(かし)ぐるほかになし。

さるほどに、こちら、末(すゑ)の弟(おと)金本昭夫翁(おきな)商(あきな)ふ横浜 野田岩
能(よ)く鰻(むなぎ)を識(し)る者(もの)口(くち)揃(そろ)へて曰(いは)く「野田岩は志ら燒に限る」と。
蒲燒を好(この)むも、質高(しつたか)き鰻(むなぎ)は「志ら燒」とあらば、則(すなは)ちこれに。
「天然鰻志ら燒定食」、六點九三みなほん(六千九百三十圓也)。

三十路(みそぢ)餘(あまり)の仲居(なかゐ)を除(のぞ)き、ほかは悉(ことごと)く姥(うば)。
皆(みな)揃(そろ)ひの鶯色(うぐひすいろ)の衣(ころも)纏(まと)ひて客(かく)あしらひに當(あた)る。
頼(たの)みて僅(わづ)か五分餘(あまり)、盆(ぼん)に載せ恭(うやうや)しげに運(はこ)ばれ來たる。
盆(ぼん)、重(ぢゆう)、茶托(ちやたく)は塗(ぬ)り物(で)、他(ほか)は合成(がふせい)樹脂(じゆし)。

名(な)にし負(お)ふ「志ら燒」は、湯煎(ゆせん)され大袈裟(おほげさ)なることこの上(うへ)もなし。
か細き腕(かひな)の仲居(なかゐ)なれば、持つや否や大方(おほかた)命(いのち)を失(うしな)はん。
件(くだん)の書籍(しよじやく)、「蒲燒」は湯煎(ゆせん)、「志ら燒」は陶器と、今(いま)に違(たが)ふ。
徐(おもむろ)に塗(ぬ)りの蓋(ふた)を去(さ)りて、つぶさに檢(あらた)むるはその中身(なかみ)。

仲居(なかゐ)言(い)ひけるは、「常州(じやうしう)霞ヶ浦で漁(すなど)られし鰻(むなぎ)でござります」と。
大(おほ)きく厚(あつ)きこと、こちらの蒲燒(かばやき)の中(なか)には比(くら)ぶるものあらじ。
箸(はし)でこれを斷(た)ゝんとするに、その身(み)淡雪(あはゆき)のごとく脆(もろ)くも崩(くづ)る。
その儘(まゝ)安物箸(やすものばし)より轉(まろ)びて床(ゆか)に落(お)ちんとするぞ危(あや)ふし。

確(たし)かに身(み)の脂(あぶら)は天然物(てんねんもの)ゝ蒲燒(かばやき)を凌(しの)ぐ。
とは云へ、徒(いたづら)に舌(した)に觸(さは)るは綿(わた)のごとき纖維(せんゐ)。
穴子(あなご)好きは識(し)るところなれど、脂(あぶら)少(すく)なき穴子(あなご)、またかくのごとし。
加之(しかのみならず)、心(こゝろ)して拔(ぬ)きたる筈(はづ)の小骨(こぼね)も二本(にほん)。

皮(かは)の齒(は)に抗(あらが)ふこと、一(ひと)つとして鋼(はがね)に異(こと)なるところなし。
生(む)まれてよりこの方(かた)、かくも硬(かた)き鰻(むなぎ)の皮(かは)は他(ほか)に不知(しらざ)り。
見(み)た目(め)も佛蘭西(フランス)料理(れうり)のポアレなる煎(い)り附け燒きに瓜二(うりふた)つ。
綿(わた)の身(み)に鋼(はがね)の皮(かは)とは、かくも淺猿(あさまし)きものかな。

以爲(おもへらくは)、肝腎要(かんじんかなめ)の味(あぢ)もまた然(しか)り。
濫(みだ)りにあれやこれやと加(くは)ふるは野暮(やぼ)の極(きは)み。
さりながら、山葵醤油(わさびじやうゆ)ばかりでは何(なん)とも力(ちから)が足(た)りぬ。
醤油(しやうゆ)に味醂(みりん)を合(あ)はす智恵(ちゑ)、努々(ゆめゆめ)侮(あなど)るべからず。

遍(あまね)く知らるゝごとく、「江戸前(えどまへ)」なるは御城(おしろ)前海(まへうみ)の鰻(むなぎ)。
嘗(かつ)ては、品川沖(おき)臺場邊(あた)りの海(うみ)で夏(なつ)に漁(いさ)りしものを飛び切りとす。
時季(じき)に依(よ)るものゝ、荒川、中川、利根川の鰻(むなぎ) はこれに劣(おと)れりと云ふ。
さらば、見境(みさかひ)なく天然物(てんねんもの)難有(ありがた)がるは傍痛(かたはらいたし)。

小鉢(こばち)、香(かう)の物(もの)、米の飯(いひ)、肝吸(きもす)ひ、水菓子(みずぐわし)附(つ)き。
小鉢(こばち)は小鰭(こはだ)にて、甘(あま)めながらも程(ほど)よき〆具合(ぐあひ)。
香(かう)の物(もの)は白瓜(しろうり)、甘藍(キャベツ)、蘿蔔(すゞしろ)と月並(つきな)み。
水菓子の紀州南高梅(なんかうむめ)甘露煮(かんろに)は聊(いさゝ)か酸味(さんみ)が勝(まさ)る。

----------------------------------------------------------------------------
*)野田岩に詳(くは)しき方(かた)の話(はなし)に據(よ)る。
**)同(おな)じ方(かた)。

Restaurant information

Details

Restaurant name
Yokohama Nodaiwa(Yokohama Nodaiwa)
Categories Unagi (Eel)、Japanese Cuisine、Donburi (Rice bowl)
Phone number (for reservation and inquiry)

045-320-3224

Reservation availability

Reservations available

Address

神奈川県横浜市西区北幸2-13-9

Transportation

JR 横浜駅 西口 徒歩8分
JR 横浜駅 バス2分
横浜市営バス 岡野町停留所 徒歩2分

614 meters from Hiranuma Bashi.

Opening hours
  • Mon

    • Closed days
  • Tue

    • 11:30 - 13:45

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 19:45

      (L.O. 19:30)

  • Wed

    • 11:30 - 13:45

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 19:45

      (L.O. 19:30)

  • Thu

    • 11:30 - 13:45

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 19:45

      (L.O. 19:30)

  • Fri

    • 11:30 - 13:45

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 19:45

      (L.O. 19:30)

  • Sat

    • 11:30 - 13:45

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 19:45

      (L.O. 19:30)

  • Sun

    • Closed days
  • ■ 定休日
    不定休日あり

Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting.

Average price

¥5,000~¥5,999

¥4,000~¥4,999

Average price(Based on reviews)
¥10,000~¥14,999¥5,000~¥5,999

View spending breakdown

Method of payment

Credit Cards Accepted

(JCB、AMEX、Diners、VISA、Master)

Electronic money Not Accepted

QR code payment Not Accepted

Table money/charge

サービス料10%

Seats/facilities

Number of seats

76 Seats

Private rooms

Available

For 2 people、For 4 people、For 8 people、For 10-20 people

個室はお一人様につき、お料理5千円以上からチャージ可能

Private use

Unavailable

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking

Available

4台、近隣にコインパーキング複数あり

Space/facilities

Relaxing space,Spacious seating,Counter seating,Tatami seats

Menu

Drink

Sake (Nihonshu),Shochu (Japanese spirits),Wine,Particular about Sake (Nihonshu),Particular about wine

Food

Particular about fish

Feature - Related information

Occasion

Family friendly |Solo dining friendly |Friends

This occasion is recommended by many people.

Service

Take-out

Family friendly

Children welcome,Strollers welcome