Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Kappou Miraku(Kappou Miraku)
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Categories | Japanese Cuisine、Izakaya (Tavern)、Bento (Lunch box) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
045-472-7988 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
神奈川県横浜市港北区小机町1509 |
Transportation |
小机駅を下車し小机商店街を歩いて3分 195 meters from Kozukue. |
Opening hours |
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Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
Number of seats |
25 Seats |
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Private dining rooms |
OK |
Private use |
OK For 20-50 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Website |
いつの間にやらすっかり秋である。
秋になったら慰労会をやりましょうとの仕事の得意先の言葉が実現し
この日、このお店で秋の味覚を満喫すべく宴の段取りと相成った。
ここのお店は名前だけは少し前から知っていた。
3ヶ月ほど前に他社の製品説明会に出席した際に
ご好意でお弁当を出して頂いたのだが、
そのお弁当が素晴らしく美味しく感激した。
どこのお弁当なんだろうと思い、弁当箱を裏返すとそこには「味楽」の店名が。
いつかお店に行って食べてみたいものだと思っていた。
先方が予約してくれたお店が偶然にもここ「味楽」だった。
こんなに早く行けるなんて。 願いはたまには意外とかなうものだ。
JR横浜線の小机駅から徒歩2分という
かなりマニアックなロケーション。
寂れた駅前の商店街の中に一軒だけ他とは異なる凛とした佇まい。
ドアを開けると、ちょっとした待合いの空間になっており
もう1枚ドアを開けてお店に入れる構造になっている。
お店の中は清潔感あふれるパリッとした雰囲気。
今回は3名での利用ということで奥の個室を用意してくれた。
個室の奥にはちょっとした坪庭があり、それがちょっと嬉しい。
坪庭から聞こえてくる虫の声が、まるで秋の到来を喜んでいるかのように聞こえる。
まずはビールを頼んだ。
でてきたビールはサッポロのエーデルビルス。
麦芽100%のピルスナーで強めのコクと苦味が特徴的で
これが何ともおいしく結局この日は全員ずっとこればかり飲んでいた。
付きだしには、ちょっとした和え物と小振りの貝類の天ぷらが出され、
天ぷらの絶妙な揚がり具合いからこれから始まるコース料理への期待が一気に高まった。
【先付】 名物 フォアグラの茶碗蒸し
ゆっくりくずしながら頂く。 フォアグラの芳醇な香りの他、浅月、白胡椒、極上の卵、天ぷらの出汁、フランス産の塩などが絶妙にからまる
他ではなかなか味わえない味。 繊細でなめらかですごく贅沢な気持ちにさせられた。名物の名に恥じない一品だ。
【前菜】 車海老 松風焼 子持昆布 蛸桜煮 つぶ貝 春菊・菊花・しめじのお浸し 胡麻豆腐 鯛酒盗チーズ いくら醤油漬け
迷い橋必須の前菜。 みんな綺麗で美味しそうで何から手をつけようか。 どれも一手間かかっており素材の美味しさをさらに高める
技法に感嘆させられた。この店の実力を見せ付けられたような前菜であった。
【椀】 でました! 松茸の土瓶蒸! 松茸の他に車海老、はも、銀杏、三つ葉が入りこれらが奏でる香りのハーモニー♪
秋ならではの至高の一品だ。 あー美味しい♪
【造り】 鰹、鯛、みる貝。 鰹はからし醤油を勧められた。なるほど生姜とはまた違う風味で鰹の美味しさが引き立つ感じ。
【炊合せ】 子持鮎と石川芋。 子持鮎の食感とそれにかかる独特の煮汁のような旨みが最高。
石川芋もホクホクで甘みもありまさに旬な感じ。
【焼物】 和牛の塩焼き。 ここら辺でお肉が出てくるのはちょっと嬉しい。 上質の松坂牛。 まさに口の中でとろけました♪
【酢物】 柿のクリームチーズ和え。 箸休め的の創作的な一品。 柿独特の酸味とチーズの香りは意外に相性良し。
お肉の後の一品でこれを持って来るところに感心。
【食事】 ばら寿司。 いくら、鯛、アナゴ、焼き玉子などが酢飯にのっている。 これは美味しいに決まってます!
食べてみたらお酢の強さがほど良い感じで、重たい感じは全くなかった。
【デザート】 柿 巨峰 いちぢく。 ここでまた柿を食べられたのは嬉しかった。 柿そのものをここで食べたことで先程の
柿のクリームチーズ和えの素晴らしさがまた蘇る。
【名物】 味楽もち。 デザートで終わりと思いきや嬉しい一品が残っていた。無漂白のココナッツ、生クリーム、和三盆糖、吉野葛
などを絶妙の配分で合わせて練り上げた一品。 これに黒糖に和三盆糖を合わせたみつをかけて頂く極上の和スイーツ。
独特のもっちりした食感に上品で奥深い甘さ。 これは毎日食べたい位の美味しさだった!
すっかり秋の味覚を楽しみ、大満足であった。
横浜のローカル駅の近くに確かに存在した知る人ぞ知る小京都。
季節事に旬の味をここで楽んでみたいと思わせるお店。
虫たちの音色を背中で聴きながら、素晴らしい料理の余韻に浸りつつ
我々は宴の部屋を後にした。