Restaurant name |
Anago Chirashi Komachi
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Categories | Seafood、Anago (Conger eel) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0467-25-0575 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
神奈川県鎌倉市小町2-11-11 |
Transportation |
JR鎌倉駅から徒歩5分 285 meters from Kamakura. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥6,000~¥7,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
5 Seats ( カウンター5席、壁際に2席(小テーブル)) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Remarks |
近隣にコインパーキングあり |
★夜の居酒屋部門と、昼の穴子ちらし部門の2回分のレビューをまとめてあります。
こちらの店、同じ鎌倉にある某オーセンティックバーTのマスターに教えてもらってやって来ました。
食べログで下調べしていたので小さい店なのは把握していたが、夜は予約がマストでしょう。私は予約せず突撃したらカウンター6席だけ(詰めたら7席行けるかどうか?)の店は満席。しかしカウンタの後ろの、事実上荷物置き場になっているスペースが、昔の寝台車の大きな折りたたみテーブルの様なスペースになっていて、「ここでも良いから飲ましてくれ〜!」と旦那に無理言って着席w
私はこの時まだよく理解していなかったのだが、実はこの店、昼間は親父さんが回す「(ほぼ)穴子ちらし専門店」、そして夕方からは御子息(と言っても私と同年代かちょっと若いくらいだが)が回す鮮魚居酒屋。つまり二毛作店だったのである。
私は名物の穴子ちらしを食べたくて来たのだが、「穴子は予約してくれないと夜は出せないよ」と言われ撃沈。でもいいんだ。ここはちょっとイイ魚が食えるはずだから。
夜の居酒屋部門の御子息テッペイさんはやたら魚に詳しい。言葉の端々に生半可な知識じゃない感じがする。訊けば、水産の学校で学んで水産関係にお勤めだったらしく、道理で魚のプロである。あらゆる地方の魚の旬はもちろん適した調理法から締め方まで一から十まで知り尽くしている感じだった。サカナクンを最近テレビで見かけなくなったなぁと思ったらこんな所で居酒屋やってたのか。って感じデス。お魚博士。
カウンターにはオーストラリアから観光できていた素敵なカップルさんが。店内全員でお互い辿々しいながら英語で異文化コミュニケーション。なんと日本に来るたびにこの店に来ているリピーターで、6回目だと言う。そして彼も釣りをするらしく、日本には生息していない魚の写真を見せられてこれは日本語でなんて言うのか?と訊かれ「は?」
しかしさすがテッペイさんである。アレかなー…とかボヤくからgoogle先生に聞いてみるとアタリ。本当にこの人サカナ博士である。そして豆知識。日本とオーストラリアは細かくは種類は違っても非常に似通った魚が多く生息しているらしい。
ここのお魚は御子息自らが船に乗って釣って来た魚を中心に、セミプロ級の釣り仲間が協力して釣った魚を納めている様子。ぶっちゃけ正直言います。きっと日によってバラツキがあると想像します。この日は普通に美味しかったけど言うほどじゃなかったですw そして、魚の処理というか調理というか、それはやはり日本料理の専門家のキレッキレな包丁捌きによるものとはちょっと違う感じ。でも家庭的で素朴でそれもまた良し。なので、魚のいい日に当たったら、先行レビュアー様たちの様なマンセーな状況になると思われる。
<料理は是非写真をご覧ください>
突き出し 家庭的だがちょっと美味しい一品
日本酒一合
刺身盛合せ(希望言って見繕いで)
ムギイカとズッキーニのソテー
焼きそら豆
鯛めし 鯛の身がゴッソリ!アサリの味噌汁も旨い!
お会計 ちょっきり4000円
これはお安いかもしれぬ。
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その2週間後。
先回食べられなかった昼の穴子ちらしを食べに来ました。
若い頃たいそうイケメンだったと思わしき親父さんが一人で切り盛り。お客さんは常連さん、観光の年配夫婦など。席に着くと「穴子で良いかな?」と訊かれる。「はい穴子で!」ってことは穴子以外にも食べられるメニューがあるのか?まあいい。今日は兎に角穴子ちらしだ。
寿司屋のデカい湯飲みにお茶が出され、5分くらいで着丼。漬物小鉢、穴子丼本体、オクラの入った澄まし汁。
穴子はさすが、臭みと無縁の実に綺麗な味の穴子だ。ふっくら柔らかく炊かれ、一見粘度の高そうに見えるツメは見た目よりはサラッとしている。ケチらずに盛られた錦糸卵も卵の味がしっかりして、世間の多くの錦糸卵が味気のないものであることからすると、キチンと作られた物と思わせる。酢飯は炊き加減はまずまずだが、酢と塩と砂糖の加減が抜群だ。この穴子丼にこの酢飯!と言ったベストバランスだ。トップの大葉の刻みはまさに名脇役。爽やかだ。そして丼の縁に小さ目に千切られたガリが少々。
一方漬物は甘めの白い沢庵と赤い柴漬けでコレは市販品を切っただけと思う。澄まし汁は醤油感がちょっと強く、やや煮詰まった感じで好みとは違ったが、甘目の穴子ちらしには合っていた様な。食後はお茶飲んで口中もスッキリ。
「穴子は走水か小柴かどこかのですか?」と訊くと、「うーんその辺りね」と。暫くして先日御子息が言っていた港を思い出した私は「あ?安浦ですかね?」と聞き直すとビンゴ。エイビィの近くですよねー。良く知ってるねー。前はこっちに住んでましたから。あーなるほどねー普通安浦なんて知らないよね。てな感じで。三浦半島でお買い物といえばエイビィ。笑。
1500円はこの席数で観光地のこの場所だと飲食店の経営上妥当か、或いは安すぎなのかもしれぬ。
いずれにせよ味は美味しかったので、記憶に留めておきたい店となった。ご馳走様でした。
お会計 穴子ちらし 1500円