これだけのクオリティを感じさせてくれる日本料理店は少なくとも鎌倉・湘南エリアでは希少 : Gin

Gin

(日本料理 吟)
Budget:
Fixed holidays
Wednesday
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4.5

JPY 20,000~JPY 29,999per head
  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.2
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.5
  • Liquor/Drinks4.5
2024/03Visitation2th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.2
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.5
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 20,000~JPY 29,999per head

これだけのクオリティを感じさせてくれる日本料理店は少なくとも鎌倉・湘南エリアでは希少

2024年3月下旬に再訪です。

この日はかみさんと鎌倉・湘南ウォーキング。

やって来たのがこちらの日本料理店。

場所は、鎌倉市稲村ヶ崎というエリアの閑静な住宅街の一角。
江ノ電稲村ヶ崎駅から徒歩5分ほどの山の中腹にあります。

稲村ヶ崎駅からは要所要所の電柱に案内板がありますので、
そちらを目印に歩いていけば到着できます。
最終的には聖路加幼稚園の目の前のスロープを上がったところになります。

完全予約制ですので予約をしてからの訪問です。

メニューは昼夜ともに、

・おまかせ会席「志野」 11000円
・おまかせ会席「備前」 22000円

の2種類の会席コースになります。ただし夜は上記の税込価格にサービス料10%が加算されます。

今回も前回と同様に、

・おまかせ会席「備前」 22000円 × 2人前

をランチタイムに予約しての訪問です。

スロープを上がって行き、立派な洋館の中央にあるドアを開け店内へ。
靴のまま上がって大丈夫で、すぐ右手にあるカウンターエリアに入ります。

相変わらず見事なカウンターが9席。
我々はその左手奥側に案内されました。
このポジションが板場の目の前なので特等席なんです(〃^▽^〃)

お店は男性料理長と男性の板さんのお二人で切り盛り。

BGMはジャズが流れます。

ドリンクメニューを眺めながらどのように酒を攻めようかなと。
やっぱり前回同様に日本酒をオススメで飲んでいこうと。
かみさんはいつもの梅酒ソーダ割りからのスタート。

ということで、この日に頂いたおまかせ会席「備前」の内容は以下になります。
ちなみに薄はりグラスでお冷が提供されますが美味しいです(〃^▽^〃)

・文佳人 純米吟醸 土佐麗 高知 ?円
  私のオーダーです。以降、料理長のオススメに従って飲みました。
  高知県香美市に蔵を構える、アリサワ酒造の造る純米吟醸。
  爽やかな酸味と甘みが印象的で美味しいです。

・梅酒ソーダ割り 880円
  かみさんのオーダーです。
  石川県白山市に蔵を構える、車多酒造の造るグランリュクス 梅酒ソーダ割り。
  ブランデー樽で貯蔵した自家製本格焼酎に南高梅を漬け込み、さらに長期熟成。
  ほんのりとした樽香に、しっかりとした梅のエキスを感じ取れて美味しいです。

・先付
  蛍烏賊とアサツキの新芽 酢味噌とジュレ仕立てです。
  菜の花もあしらっています。
  アサツキの新芽は初めて食べましたが香りがいいです(〃^▽^〃)
  ジャストな量の酢味噌やジュレとの相性も良くて。

・前菜
  岡山産天然鰻の飯蒸しです。
  蒸し上げたもち米は木の芽と共に錦糸玉子に包まれ、
  その上に名古屋風に焼き上げた岡山産天然鰻の蒲焼を鎮座。
  私は名古屋や関西風のパリッと焼き上げた蒲焼も大好物ですのでこれはたまらん(〃^▽^〃)
  もうこの時点で前回の評価をアップだなあと感じました。

・替鉢
  鮑、筍、自家製生湯葉の餡掛け 日高産雲丹添えです。
  大好物の筍は大阪産のメスの筍。筍にメス・オスがあるとは今まで知りませんでした(*゚Д゚*)
  よく見かける白子と呼ばれる筍がメスのようです。
  生物学上の雌雄があるわけではなく、あくまでも品質の違いで区別している模様。
  日本料理店とかで頂いているのは白子だと思いますのでいつもメスを食べているんでしょう。
  今度から家で食べるときにもメスを選んで買うようにしよう。
  見分け方はずんぐりとしていて曲がっていて色白な皮なのがメスになります。
  で、鮑ももちろん美味しいのですが、旬の筍はやはり格別ですよ(〃^▽^〃)

・みむろ杉 純米吟醸 おりがらみ 華きゅん 奈良 ?円
  私のオーダーです。
  奈良県桜井市に蔵を構える、今西酒造の造る純米吟醸。
  おりがらみらしい濁ったビジュアルで、甘そうに思えますがそれは穏やか。
  ほんのり微発泡の口当たりが心地良く。これは美味しい。

・ゆず酒ソーダ割り 880円
  かみさんのオーダーです。
  宮城県大崎市に蔵を構える、寒梅酒造の造る陽のしずく ゆず酒ソーダ割り。
  高知県馬路村産の柚子を使用。甘くなくて無茶苦茶柚子果汁を感じ取れます。
  これも旨いなあ。酒が美味しいと料理もグレードアップしたように感じるもんね(〃^▽^〃)

・向付
  宮城県産のどぐろ炙りです。
  まずは宮城県産のどぐろのプレゼンテーションと、
  宮城県産のどぐろ炙りのプレゼンテーション。
  背の部分と腹の部分をそれぞれ2切れずつ。
  1.8㎏の良い型のものを4日間熟成したそうです。
  熟成することで背の部分と腹の部分の脂がうまく中和すると。
  自家製昆布醤油、自家製白ポン酢で頂きましたが、
  背と腹では味わいと食感が異なっていて美味しい(〃^▽^〃)
  私の場合は背は自家製白ポン酢で、腹は自家製昆布醤油で頂きました。
  かみさんはそれとは逆で食べていましたね。
  つまり腹はさっぱりと食べたいので自家製白ポン酢でと。

・醸し人 九平次 純米大吟醸 山田錦 愛知 ?円
  私のオーダーです。
  名古屋市緑区に蔵を構える、萬乗醸造の造る純米大吟醸。
  熟成しているそうですがそれほどの癖は感じず、酸味が生きています。
  これも旨いなあ。

・蒸物
  煮物椀代わりに土瓶蒸しが登場しました。
  トリ貝、蛤、平貝炙りの土瓶蒸しです。
  福岡県でしか採れない雁足というわらびやこごみに似た山菜と旬の新若芽も添えて。
  それぞれの貝の旨味は素晴らしいですし、雁足のぬめっとした食感や、
  新若芽のシャキシャキ食感もアクセントに。そして貝出汁がヘブン(* ̄∇ ̄*)b

・八寸
  筍醤油焼き、福井産甘鯛若狭焼き、里芋、フルーツホオヅキ、ウドのきんぴらです。
  筍は風味を生かすように醤油も香りづけ程度に。
  若狭焼きはたれを何度もかけながら焼くので大変なんだそうですよ。
  そのおかげで身はしっとりとふっくらと仕上がっています(〃^▽^〃)

・風の森ALPHA 6 6号への敬意 2023 奈良 ?円
  私のオーダーです。
  奈良県御所市に蔵を構える、油長酒造の造る生酒。
  油長酒造では20年近く7号酵母のみで醸造をしていましたが、
  2021年から、最後まで風の森の選択肢として残っていた6号酵母を使って
  醸造している唯一の商品がこちらになります。
  色味は綺麗な透明。
  飲んでみると微発泡の口当たりに乳酸のような酸味。
  その後に程良い甘みも。全体的にはかなり複雑なテイスト。
  精米歩合を66%から70%へ変更し、複雑味や味わいの奥行きを表現したそうですが、
  まさにその通りのテイストになっていると思います。これも美味しいです。

・橘花ジン 時つ風 ソーダ割り ?円
  かみさんのオーダーです。前回同様にクラフトジンで〆。
  奈良県御所市に蔵を構える、油長酒造 大和蒸留所の造るクラフトジン。
  レシピは、ジュニパーベリー、大和橘、大和当帰、風の森の酒粕、奈良県産の梅。
  飲むと爽快なボタニカルなフレーバーの中に和の風味。
  ほんのりと梅のニュアンスも感じるような。今回のも旨いなあ。

・揚物
  本来は肉料理が提供されるのですが、私は例えばA5ランク黒毛和牛とかには
  あまり興味がないというか、日本料理では別の物を食べたいので前回同様に
  我がままを書き添えての予約なんです(^^;
  で、ジビエの季節は終了してしまったので、今回は旬を先取りする稚鮎(* ̄∇ ̄*)b
  まずは静岡県天竜川の稚鮎のプレゼンテーション。
  その稚鮎を唐揚げにし、こごみ、蕗の薹、ノビルなどの唐揚げも添えたものです。
  稚鮎のワタの苦味が春を感じさせてくれますね(〃^▽^〃)
  ちなみに料理長は魚を食べさせるときに骨を避けなければいけない料理は出したくないそうで、
  鮎の型が大きくなる7月以降は鮎の料理は出さないとのことです。
  子持ち鮎の季節となる9月からは復活すると仰っていたような。
  となると頭も骨も食べられるように甘露煮やコンフィにするのかな?

・食事
  まずは桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯のプレゼンテーション。
  味噌汁に香の物を添えて。
  桜海老は香りを出すために揚げたものを加えていますので、
  その代わりにさっぱりとさせるために花山葵も加えたそうです。
  旬を先取りした筍もたっぷりと入っていて春爛漫の味わい(〃^▽^〃)
  土鍋ご飯はたっぷりと2合くらいは有ったと思いますが、
  私が3杯食べて、かみさんが2杯食べて空っぽにしました。

・デザート
  宮崎県小林市のかけはし苺が生産するレッドパールの苺大福。
  我々の見ている目の前でレッドパールをカットし、
  桜餡を合わせ、上新粉のみで作った皮で包んで仕上げています。
  フォークの先にはレッドパールそのものも添えて。
  甘いだけでは無くて酸味もしっかりとしている大粒のレッドパール。
  この季節になると作る季節の和菓子だそうですよ(〃^▽^〃)
  この日は苺大福と同時に玉露も添えられましたが、旨味が濃かったなあ。

これで〆て52800円。一人当たり26400円。カードでのお支払いです。

この日も前回同様に終始ニコニコ顔で料理と酒を堪能させて頂きました(〃^▽^〃)
さらには料理長とも最後にはかなりの時間をかけてお話を楽しんだりと。

2品目で前回の評価を上回るクオリティを感じましたが、その後も失速することなく、
テンション上がりっぱなしの楽しいランチタイムに。

これだけのクオリティを感じさせてくれる日本料理店は少なくとも鎌倉・湘南エリアでは希少。
評価も4.5ポイントにまで到達しましたのでローテーションに組み込むことにしました。
料理長の説明が丁寧で、接客も心地良くてねえ(〃^▽^〃)

てなことで、料理長からもオススメのあった、鮎と鱧を両方食べられるであろう
6月下旬ころにお伺いしたいなと思っております(〃^▽^〃)

好みは人それぞれですが、鎌倉では和久傳出身のお店よりも私はこちらを推奨します(* ̄∇ ̄*)b

ご馳走様です!(2024/3現在、3.19ポイント)

  • Gin - 文佳人 純米吟醸 土佐麗 高知

    文佳人 純米吟醸 土佐麗 高知

  • Gin - グランリュクス 梅酒ソーダ割り

    グランリュクス 梅酒ソーダ割り

  • Gin - 蛍烏賊とアサツキの新芽 酢味噌とジュレ仕立て

    蛍烏賊とアサツキの新芽 酢味噌とジュレ仕立て

  • Gin - 蛍烏賊とアサツキの新芽 酢味噌とジュレ仕立てアップ

    蛍烏賊とアサツキの新芽 酢味噌とジュレ仕立てアップ

  • Gin - 岡山産天然鰻の飯蒸し

    岡山産天然鰻の飯蒸し

  • Gin - 岡山産天然鰻の飯蒸しアップ

    岡山産天然鰻の飯蒸しアップ

  • Gin - 大阪産のメスの筍

    大阪産のメスの筍

  • Gin - 鮑、筍、自家製生湯葉の餡掛け 日高産雲丹添え

    鮑、筍、自家製生湯葉の餡掛け 日高産雲丹添え

  • Gin - 鮑、筍、自家製生湯葉の餡掛け 日高産雲丹添えアップ

    鮑、筍、自家製生湯葉の餡掛け 日高産雲丹添えアップ

  • Gin - みむろ杉 純米吟醸 おりがらみ 華きゅん 奈良

    みむろ杉 純米吟醸 おりがらみ 華きゅん 奈良

  • Gin - 陽のしずく ゆず酒ソーダ割り

    陽のしずく ゆず酒ソーダ割り

  • Gin - 宮城県産のどぐろのプレゼンテーション

    宮城県産のどぐろのプレゼンテーション

  • Gin - 宮城県産のどぐろ炙りのプレゼンテーション

    宮城県産のどぐろ炙りのプレゼンテーション

  • Gin - 宮城県産のどぐろ炙り

    宮城県産のどぐろ炙り

  • Gin - 宮城県産のどぐろ炙りアップ

    宮城県産のどぐろ炙りアップ

  • Gin - 醸し人 九平次 純米大吟醸 山田錦 愛知

    醸し人 九平次 純米大吟醸 山田錦 愛知

  • Gin - トリ貝、蛤、平貝炙りの土瓶蒸し

    トリ貝、蛤、平貝炙りの土瓶蒸し

  • Gin - トリ貝、蛤、平貝炙りの土瓶蒸しアップ

    トリ貝、蛤、平貝炙りの土瓶蒸しアップ

  • Gin - 筍醤油焼き、福井産甘鯛若狭焼き、里芋、フルーツホオヅキ、ウドのきんぴら

    筍醤油焼き、福井産甘鯛若狭焼き、里芋、フルーツホオヅキ、ウドのきんぴら

  • Gin - 風の森ALPHA 6 6号への敬意 2023 奈良

    風の森ALPHA 6 6号への敬意 2023 奈良

  • Gin - 橘花ジン 時つ風 ソーダ割り

    橘花ジン 時つ風 ソーダ割り

  • Gin - 静岡県天竜川産稚鮎のプレゼンテーション

    静岡県天竜川産稚鮎のプレゼンテーション

  • Gin - 静岡県天竜川産稚鮎の唐揚げ

    静岡県天竜川産稚鮎の唐揚げ

  • Gin - 静岡県天竜川産稚鮎の唐揚げアップ

    静岡県天竜川産稚鮎の唐揚げアップ

  • Gin - 桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯のプレゼンテーション

    桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯のプレゼンテーション

  • Gin - 桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯

    桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯

  • Gin - 桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯アップ

    桜海老、筍、花山葵の土鍋ご飯アップ

  • Gin - 香の物

    香の物

  • Gin - 味噌汁

    味噌汁

  • Gin - レッドパールのプレゼンテーション

    レッドパールのプレゼンテーション

  • Gin - レッドパールの苺大福

    レッドパールの苺大福

  • Gin - レッドパールの苺大福アップ

    レッドパールの苺大福アップ

  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
2024/01Visitation1th

4.4

  • Cuisine/Taste4.4
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.4
  • Liquor/Drinks4.4
JPY 20,000~JPY 29,999per head

全国の旬の食材を厳選した料理の数々をこれだけ見事な空間で優雅に堪能

この日はかみさんと鎌倉・湘南ウォーキング。

やって来たのがこちらの日本料理店。

場所は、鎌倉市稲村ヶ崎というエリアの閑静な住宅街の一角。
江ノ電稲村ヶ崎駅から徒歩5分ほどの山の中腹にあります。

稲村ヶ崎駅からは要所要所の電柱に案内板がありますので、
そちらを目印に歩いていけば到着できます。
最終的には聖路加幼稚園の目の前のスロープを上がったところになります。

全国の四季を感じさせる旬の食材を厳選し、医学博士 南雲吉則氏の監修の元、
最新の医学的根拠に基づく「命の食事」を実践し、体に良い自然の恵みに寄り添い、
一番の美味しさを引き立てる御料理を一品一品、想いを込めてお作りしますというコンセプトで、
2019年4月3日にオープンした本格的な日本料理店になります。

もちろんオープン当初から注目をしていたお店の一つで、
ここぞという時に利用してみようと大事に取っておいたお店。

完全予約制ですので予約をしてからの訪問です。

メニューは昼夜ともに、

・おまかせ会席「志野」 11000円
・おまかせ会席「備前」 22000円

の2種類の会席コースになります。ただし夜は上記の税込価格にサービス料10%が加算されます。

こちらのお店は美味しそうなオーラを感じていましたので、

・おまかせ会席「備前」 22000円 × 2人前

をランチタイムに予約しての訪問です。

スロープを上がって行くと、「ここは本当に個人所有の別荘?」と見紛うくらいの
立派な山門や滝、茶室、岩風呂、陶芸工房などが点在しています。
1,000坪もの敷地があるそうですよ(*゚Д゚*)
その奥にこれまた見事な洋館。これが全て南雲吉則氏の所有する別荘になるんです。
本当の金持ちって食べログはしねえんだろうなあ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!

その立派な洋館の中央にあるドアを開けるとすぐに男性の料理長に迎えられました。

料理長は京都の料亭で10年修業し、名古屋で自らの日本料理店「京ダイニング 吟」を創業。
10年間腕をふるい、常連客で健康長寿分野の第一人者の一人であった南雲吉則氏に
スカウトされ、氏がプロデュースするこちらの料理長に就任した方です。

靴を履いたまま段差を上がり、右手の部屋に入るとそこには見事なカウンター席が9席。
我々は特等席ともいえる左手の板場の目の前に案内されました。

お店はくだんの料理長と男性の板さんのお二人で切り盛り。

BGMはジャズが流れます。

ドリンクメニューを眺めながらどのように酒を攻めようかなと。
やっぱここは日本酒をオススメで飲んでいこうと。
かみさんはいつもの梅酒ソーダ割りで。

ということで、この日に頂いたおまかせ会席「備前」の内容は以下になります。

・宮寒梅 純米大吟醸 29福 宮城 ?円
  私のオーダーです。以降、料理長のオススメに従って飲みました。
  宮城県大崎市に蔵を構える、寒梅酒造の造る純米大吟醸。
  季節限定の酒で、宮城県産の「まなむすめ」を使用し、
  精米歩合29%まで贅沢に磨きあげたもの。だから29福。
  甘みが印象的で純米大吟醸らしい吟醸香も感じますね。

・梅酒ソーダ割り 880円
  かみさんのオーダーです。
  甘みのあるタイプと穏やかなタイプの2種類があるようで、甘みが穏やかなタイプを。
  南高梅を使った梅酒のソーダ割りですが、スッキリとした甘みと酸味で美味しいです。

・先付
  鮑と雲丹の飯蒸しです。
  もち米と地元産鮑を蒸し上げ、利尻産雲丹と大葉、白胡麻を乗せたものです。
  鮑の穏やかな旨みが飯蒸しに行き渡っていて美味しいです(〃^▽^〃)
  この一皿で期待を裏切らないことが確信出来ました。

・前菜
  青森産ミンク鯨の尾の身とベーコンの盛合せです。
  尾の身には薄く醤油が塗られていますので、そのままおろし生姜と供に。
  これが獣肉の赤身のような味わいで、アッサリしながらも噛むと旨み。
  ベーコンは白髪ねぎとともに頂きましたが透明感のある脂が生きていますね。
  何も言われないで出されたら上等な馬肉か何かと勘違いしそう。

・御前酒1859生 岡山 ?円
  私のオーダーです。
  岡山県真庭市に蔵を構える、辻本店の造る純米酒。
  雄町米を初めて酒米として使った酒蔵で、それが1859年なので1859(* ̄∇ ̄*)b
  今ではよく見かける酒米ですがそんな歴史が有ったんですねえ。
  こちらは宮寒梅 純米大吟醸 29福より少し酸味も感じるテイストでした。
  こっちの方が私は好みでしたね。

・蒸物
  ふぐの白子の柚子釜蒸しです。
  そら豆と百合根も加えて蒸し上げていますがこれがもう絶品で(〃^▽^〃)
  まずは熱々なのが嬉しいです。白子なんかフルフルで熱々で。
  それを口に入れると上品な濃厚さというか。
  そら豆と百合根の食感の違いと柚子の香りが合わさってヘブン・・・
  この時点で4.0ポイントを超えましたわ(^^;

・向付
  この日の戸井マグロのプレゼンテーションがあります。
  戸井マグロは大間マグロと並ぶ代表的なブランド。
  大間と同じく津軽海峡で獲れたマグロを、大型船上にいる多数の漁師が
  10~20分以内に血抜き・氷水漬けにする伝統の処理が特長。
  この迅速な処理により、戸井マグロは大間マグロと同等の高貴な味わいを持ち、
  加えて身の色が非常に良くなるんだそうです。
  その戸井マグロの赤身、中トロ、大トロを料理長が刺身に仕上げていきます。
  大トロは炭を直接当てて炙りにしています。
  見事な備前焼の皿に、戸井マグロの赤身、中トロ、大トロ炙り。
  そこに添えられるのは昆布醤油。
  赤身から頂きますが、これが赤身?と言わんばかりの旨みに溢れています。
  これはどう考えても中トロですよ。赤身の旨みに程よい脂の香りも加わって。
  続いて中トロ。確かにサシの入り具合は中トロなのですが、旨味成分の多さは大トロ級。
  そして最後に大トロ炙り。
  なるほど。これは確かに炙った方が良かったですね。脂が凄すぎて(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
  何気に相性抜群だったのが昆布醤油。マグロの旨味を十分に引き出していました。
  これだけを舐めながら酒を飲めるくらいの美味しさなんです。
  私の場合、大間マグロを頂く機会は多いのですが、戸井マグロを頂いたのはそれほど無く。
  しかしながら戸井マグロのクオリティを知ることになりましたわ。

・柚子酒ソーダ割り 880円
  かみさんのオーダーです。これも甘過ぎなくて旨いね(〃^▽^〃)

・廣戸川 純米にごり生酒 福島 ?円
  私のオーダーです。
  福島県岩瀬郡天栄村に蔵を構える、松崎酒造の造る純米にごり生酒。
  まさに純米にごり生酒らしい白く濁った色味。
  飲むと心地良いにごり酒らしい酸味と穏やかな甘み。
  これは旨いなあ。好み(〃^▽^〃)

・椀物
  伊勢海老の煮物椀です。
  聖護院蕪、京人参、姫かぶを添えて、柚子皮を乗せて。
  白味噌ベースになるのかな?少し甘めの出汁でしたね。

・焼物
  京都舞鶴産白甘鯛の松笠焼きです。
  牡蠣の山椒煮、金柑蜜煮、黒豆、数の子、千枚漬を添えて。
  白甘鯛はシラカワとも呼ばれていて通常の甘鯛よりも高価なもの。
  それを男前な大きさの切身で松笠焼きに仕上げてくれました。
  鱗はパリッパリのサクサク。そして身はふっくらジューシー。
  白甘鯛特有の旨味の濃さと甘み。これも旨いなあ(〃^▽^〃)
  そして何気に活躍するのが金柑蜜煮と黒豆。
  しょっぱさの中に甘さのアクセントが加わり交互に食べるとこれまた美味しいと。

・加茂錦 BRILLIANCE 播州愛山 純米大吟醸 新潟 ?円
  私のオーダーです。
  新潟県加茂市に蔵を構える、加茂錦酒造の造る純米大吟醸。
  まずは香りがいいです。飲むと果実味のある甘味と柔らかな酸味。
  そしてクリアでキレの良い後口。これは旨い。かみさんも絶賛。
  ボトルからもその高貴さが伺えましたがむっちゃお高い日本酒でした(*゚Д゚*)

・橘花ジン 夢現 ソーダ割り ?円
  かみさんのオーダーです。料理長に勧められてこちらのジンを。
  奈良県御所市に蔵を構える、油長酒造 大和蒸留所の造るクラフトジン。
  レシピは、ジュニパーベリー、大和橘、大和当帰、金木犀、白ぶどうポマース。
  飲むと爽快なボタニカルなフレーバーの中に和の風味も。
  スッキリと癖も無くてこれはかみさんも飲みやすくて美味しいとの評。

・肉料理
  せっかく日本料理のトップシーズンとも言える冬になりますので、
  良くあるA5ランクの黒毛和牛とかではなく、魚介類か、猪や鹿などの
  ジビエでお願いしますとリクエストをしていましたが、
  なんと能登産の猪を用意してくれていました(〃^▽^〃)/
  能登産猪ロース肉の和風餡掛けになります。
  餡の具材には、聖護院蕪、韮、黄韮を使っていました。
  とにかく猪の肉は癖や臭みもなくて脂身の部分の旨みも濃くて。
  豚が苦手な方でもこの猪なら食べられるのでは?と思うほどのクリアな味わい。

・食事
  まずは鰤と有馬山椒の土鍋ご飯のプレゼンテーション。
  これまた見事な茶碗によそってくれました。
  きのこの味噌汁にひょうたんのしば漬けを添えて。
  鰤の脂の旨みにいい感じに有馬山椒のピリッとしたアクセント。
  2合ほどあったと思いますが余裕でペロリですよ(* ̄∇ ̄*)b

・デザート
  トリュフのアイスクリーム 最中仕立てと苺の盛合せです。
  トリュフはよくあるガス臭いものではなくて癖が無くて美味しいものでした。
  最後に残念!とならなくて良かったです(^^;
  和食やお値段を取れないお店のトリュフって質がいいものが少ないので。

・ホットコーヒー
  最後はこちらで〆です。
  かみさんはそれほど好んでコーヒーを飲まないのですが、
  これは美味しかったとの評。

これで〆て53790円。一人当たり26895円。カードでのお支払いです。

公式HPやインスタグラム、料理長の経歴、医学博士 南雲吉則氏の監修など、
様々な事前情報を勘案すると、美味しい確率が非常に高かったのですが、
その通りの結果となり、私もかみさんも終始ニコニコでした(〃^▽^〃)

日本酒も飲んだことのない銘柄ばかりが出てきてその点でも良かったですし。

本当はもっと料理長とお話をしたかったのですが、板場で仕上げる作業以外は、
焼いたり煮たりする作業は左手の厨房で行っていましたので、時折お話をするくらい。
そこだけが残念でしたが、それはしゃーないですもんねえ。
若い板さんに丸投げしてご自分は常連さんとおしゃべりに夢中よりもいいでしょう。
信頼できる優秀な板さんが大勢いるような料理屋さんならいいんでしょうけど。

いずれにせよ私もかみさんもこちらの料理は美味しいと感じましたし、
料理長の接客も心地良く、これだけ見事な空間で優雅な食事を堪能することが出来ました。

なかなかこれだけのクオリティの日本料理店は、鎌倉・湘南エリアにおいても数少なく。
少なくとももう1回はお伺いしたいと考えています。春の息吹を感じる3月頃にでも(〃^▽^〃)

ご馳走様です!(2024/1現在、3.05ポイント)

  • Gin - 宮寒梅 純米大吟醸 29福 宮城

    宮寒梅 純米大吟醸 29福 宮城

  • Gin - 梅酒ソーダ割り

    梅酒ソーダ割り

  • Gin - 鮑と雲丹の飯蒸し

    鮑と雲丹の飯蒸し

  • Gin - 鮑と雲丹の飯蒸しアップ

    鮑と雲丹の飯蒸しアップ

  • Gin - 青森産ミンク鯨の尾の身とベーコンの盛合せ

    青森産ミンク鯨の尾の身とベーコンの盛合せ

  • Gin - 青森産ミンク鯨の尾

    青森産ミンク鯨の尾

  • Gin - 青森産ミンク鯨のベーコン

    青森産ミンク鯨のベーコン

  • Gin - 御前酒1859生 岡山

    御前酒1859生 岡山

  • Gin - ふぐの白子の柚子釜蒸し

    ふぐの白子の柚子釜蒸し

  • Gin - ふぐの白子の柚子釜蒸しアップ

    ふぐの白子の柚子釜蒸しアップ

  • Gin - 戸井マグロのプレゼンテーション

    戸井マグロのプレゼンテーション

  • Gin - 大トロは炭を直接当てて炙りに

    大トロは炭を直接当てて炙りに

  • Gin - 戸井マグロの赤身、中トロ、大トロ炙り

    戸井マグロの赤身、中トロ、大トロ炙り

  • Gin - 赤身

    赤身

  • Gin - 中トロ

    中トロ

  • Gin - 大トロ炙り

    大トロ炙り

  • Gin - 柚子酒ソーダ割り

    柚子酒ソーダ割り

  • Gin - 廣戸川 純米にごり生酒 福島

    廣戸川 純米にごり生酒 福島

  • Gin - 伊勢海老の煮物椀

    伊勢海老の煮物椀

  • Gin - 伊勢海老の煮物椀アップ

    伊勢海老の煮物椀アップ

  • Gin - 京都舞鶴産白甘鯛の松笠焼き

    京都舞鶴産白甘鯛の松笠焼き

  • Gin - 京都舞鶴産白甘鯛の松笠焼きアップ

    京都舞鶴産白甘鯛の松笠焼きアップ

  • Gin - 加茂錦 BRILLIANCE 播州愛山 純米大吟醸 新潟

    加茂錦 BRILLIANCE 播州愛山 純米大吟醸 新潟

  • Gin - 橘花ジン 夢現 ソーダ割り

    橘花ジン 夢現 ソーダ割り

  • Gin - 能登産猪ロース肉の和風餡掛け

    能登産猪ロース肉の和風餡掛け

  • Gin - 能登産猪ロース肉の和風餡掛けアップ

    能登産猪ロース肉の和風餡掛けアップ

  • Gin - 鰤と有馬山椒の土鍋ご飯のプレゼンテーション

    鰤と有馬山椒の土鍋ご飯のプレゼンテーション

  • Gin - 食事

    食事

  • Gin - 鰤と有馬山椒の土鍋ご飯

    鰤と有馬山椒の土鍋ご飯

  • Gin - きのこの味噌汁

    きのこの味噌汁

  • Gin - ひょうたんのしば漬け

    ひょうたんのしば漬け

  • Gin - トリュフのアイスクリーム 最中仕立てと苺の盛合せ

    トリュフのアイスクリーム 最中仕立てと苺の盛合せ

  • Gin - トリュフのアイスクリーム 最中仕立てと苺の盛合せアップ

    トリュフのアイスクリーム 最中仕立てと苺の盛合せアップ

  • Gin - ホットコーヒー

    ホットコーヒー

  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin - 個室

    個室

  • Gin - こちらの洋館がお店

    こちらの洋館がお店

  • Gin - こちらの石段を上がって

    こちらの石段を上がって

  • Gin - 山門をくぐり抜けて

    山門をくぐり抜けて

  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -
  • Gin -

Restaurant information

Details

Restaurant name
Gin(Gin)
Categories Japanese Cuisine
Phone number (for reservation and inquiry)

0467-84-7236

Reservation Availability

Reservations Only

Address

神奈川県鎌倉市稲村ヶ崎4-1-11

Transportation

江ノ電 稲村ヶ崎駅より徒歩 5分

212 meters from Inamuragasaki.

Opening hours
  • Mon

    • 11:00 - 14:00

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 22:00

      (L.O. 21:00)

  • Tue

    • 11:00 - 14:00

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 22:00

      (L.O. 21:00)

  • Wed

    • Closed
  • Thu

    • 11:00 - 14:00

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 22:00

      (L.O. 21:00)

  • Fri

    • 11:00 - 14:00

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 22:00

      (L.O. 21:00)

  • Sat

    • 11:00 - 14:00

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 22:00

      (L.O. 21:00)

  • Sun

    • 11:00 - 14:00

      (L.O. 13:30)

    • 17:00 - 22:00

      (L.O. 21:00)

  • ■ 定休日
    第1火曜日

Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting.

Budget

¥10,000~¥14,999

¥10,000~¥14,999

Budget(Aggregate of reviews)
Method of payment

Credit Cards Accepted

(AMEX、JCB、Master)

Seats/facilities

Number of seats

( カウンター9席 他個室有り)

Private dining rooms

OK

Private use

OK

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking lot

not allowed

Space/facilities

Comfortable space,Wide seat,Counter

Menu

Drink

Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about wine

Food

Particular about vegetable,Particular about fish,Healthy/beauty food menu

Feature - Related information

Occasion

Location

Secluded restaurant,House restaurant

Website

http://gin-nagumo.jp/

The opening day

2019.4.3