Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
前回の「味劇場ちか」は旬の主力食材をほぼ放出済み!という状態でした…それでも美味しい!という「ちか」の実力にはおどろきましたが…
さて、その際に大将(社長と呼ばれています)が「欲しいもんは先に電話で予約しといたらええんよ!」とおっしゃってくださいましたのでその通りに。
16時過ぎに電話して…
「今日は旭ガニはあります?」電話口は社長の奥さんです。「ありますよぉ〜。今日は特大、大、中、小と揃ってるけど、今日もお一人?…なら中か小やね。」この奥さんのハイトーンボイス、それでいてスローペースの声に癒されます
「ビリカツオはあります?」「ありますよぉ〜。」「じゃあ、それも。」「ビリカツオは早う来んとビリカツオやなくなるよぉ。鮮度が大事なんよ。」
…ビリカツオというのは、その日の最後に水揚げされたカツオを(ビリッケツ)大急ぎで運んで来て、すぐに食べようというものです。
「それでも置いといてください!」
「あと、ビリ鯖もありますよぉ〜」
「あぁ!それもそれも!」
「なら、ビリカツオとビリ鯖のハーフハーフにしとこうか?」って。「よろしくお願いします❣️ 」
お店に21時過ぎにお伺いすると、社長が「片桐さんやね?」って「はいはい、そうです。」
カウンターに腰掛けて、まずは生ビール!
直ぐに旭ガニが登場します!料理人の有馬さんが
「中サイズの特上を置いといたでぇ!」って。
包丁で割った甲羅の中からは白くムッチリとした身が弾けています!…うーむあまい!指先で摘んでむしゃむしゃと齧ります。
続いて「ビリカツオとビリ鯖」
鮮度の良いカツオは食感がとてもシルキーなんです。肌理細やか!そして赤ちゃんの唇のように柔らかくプックリしています。ただし味は淡いものが多いのです。が、今日のものはしっかりしています。
逆に言うなら…少し時間が経ったせいかもしれません。
その一方でビリ鯖は最高です。カツオのシルキーさに対して、鯖は身の締りがポイントです。この鯖は一息には噛み切れない力強さがあって、それでもグッと噛み締めると脂が溢れ出してきます。濃厚です。「もう!こんなに!脂がのってるんですね!」
「これから寒くなってくるとますます美味いよね」って。
「そうかぁ、これから秋、冬にはなにが美味しくなりますか?」
「まずはモズクガニ(上海蟹ね)、鯖はますます脂が乗るしね。あと11月になるとクエよね。11月の頭に仕入れたのを1週間ほど寝かせておいて刺身にするとビックリするほど美味しいですよ!」
そうね!そしてフグも始まりますものね。
美味しいものの話題は尽きません。
カニスプーンで蟹味噌を堪能して、カツオと鯖の味わいを満喫して…「なすの揚げびたし」も!
「四万十鶏の唐揚げ」はハーフで。
サワーは「四万十仏手柑」を絞って。
調子に乗って〆の「焼き鯖寿司」を二貫も注文したのは食べ過ぎでしたね。
お会計は6,330円。
食事中に大降りになっていた雨もようやく上がって
まだまだ蒸し暑い夏の夜道を上機嫌でホテルへ帰ります。
「本日のおすすめ」に旭ガニって書いてあります。ウキウキしながら店内に入って早速注文すると
…売切れましたって
呆然としたまま「生中550円」ともう一つのおすすめ「芋のつる煮280円」を注文します。
すると、これが美味しいんです。
鰹節であっさりと炊いているのですが油揚げのアクセントが効いていて残暑の一品目にベストマッチです。この一品だけで生中が空いてしまいます。
「刺身はなにがおすすめ?」って尋ねます。目の前の小さなメニュー表から取り外されているのは鯖とビリカツオかなぁなんて想像していると
「今夜は鯛ですね」って。…鯛なら瀬戸内のものの方が美味しいんだけどなぁと思いながらもオーダーします。
すると、これが美味しいんです。
しばらく寝かせて旨味を醸した刺身です。西日本では新鮮で身が締まったものが好まれますが、東日本では数日寝かせてイノシン酸を増やします。
この「鯛の刺身880円」はまさにそれ。
ねっとりとした食感で旨味が濃いですね。
さて、いつもなら卓上の本日のおすすめを確かめながらカウンター越しに板前さんのアドバイスを聞くのですがいかんせん今夜は売切れが多い
続いて「鯨の竜田揚げ」を初めてオーダーします。
これは給食で食べたことがありませんし、期待も出来ません…
すると、これが美味しいんです。
浅く生姜醤油に漬け込んだ鯨肉は柔らかく仕上がっていて竜田揚げのサクリとした食感とのバランスが素晴らしいですし生姜醤油の香りが鯨肉に良く馴染んでいます。
卓上の小さなメニューを見て「ハラボってなんですか?」と尋ねます。「カツオの胸ビレのところです」「生でたべるんですか?」「塩焼きにします。」
そうかそうか、大正市場でも時々見かけるやつですね。「はらんぼ」って呼んでました。
一人前330円ですから、なんて軽くみていました。
すると、これが美味しいんです。
塩焼きです。しっかりとした塩加減なのはカツオの脂が強いからでしょう。カシリとした表面の下に脂乗りの良い身が隠れています。上手に焼き上げられた鯛のカマ。それより少し(高知らしい)野生味があるような印象です。
生中をおかわりしながら(生中派ではないのですが今夜のお料理には生中がベストマッチですね)
「ガシラの唐揚げ450円」です。
これはボクの定番!カウンターの上に置いてある素揚げしたガシラを注文を受けてから2度揚げします。
パリッパリに揚がったガシラを指先で摘んで、オリジナルポン酢にワンバウンドさせて丸ごと齧ります。口中で骨まで弾けます!美味い!香ばしい!ビールビール
そして〆の「焼き鯖寿司」
ここに通うようになって以来、これを食べずに帰ったことはありません。(以前は2切れ食べていたけど最近は一切れね)
お茶を準備してもらってゆっくりと味わいます。
この頃には店内もだいぶん落ち着いてきて板前さんたちも少し余裕が出来ます。
馴染みの板前さんが寄ってきて「今日もよく食べましたなぁ」とボクのお腹をさすります
「今日はおすすめが終わってけど美味しかったぁ!」と伝えてレジへ。
「3,973円です!」って安い❣️
いつも驚かされます。しかも今夜は「旅クーポン」を2,000円分もらってますから…
美味しいもんを存分に食べて1,973円。
いっそ四万十市に住もうか!なんて思ってしまいますよ
この時期のおすすめ看板で見かけるのが「旭ガニ」です。これまでも何度か「美味いですよ!」って勧められていたのですが軽く見ていました。
まぁ「こんな安いカニが美味しいはずはないだろう」という勝手な思い込みです。注文したことがない。
ところが今回はカツオも鯖も品切れしていたので「旭ガニ」を注文したのですよ!
するとね!これが超美味❣️甘みとも旨味ともなんともかんとも!とにかく美味い!
カニの旨味というより伊勢海老の旨味に近いかもしれませんね。身もきめ細かですし、臭みもほぼありません。身離れも良いですし、なんなら殻ごと齧れます。
「これ美味いですねぇ〜。まいりました!」って馴染みの板さんに伝えると
「ミソもたっぷり入ってるでしょう!」ってドヤ顔です(笑)
たしかにたしかに。ミソも超美味ですわぁ。
「旭ガニはいつまで食べられますの?」って訊くと
「梅雨の頃が旬です。この辺りでは7月までですね。…でもねぇ、去年は秋頃まで獲れてたんですよ。黒潮のせいかなぁ…」って。
これは何度か来なきゃ!もう一杯おかわりしようかとも思うのですが他のお料理も気になります。
「いさきの刺身をハーフで」
これも板前さんのおすすめです。このいさきはしっとりとした脂がのってます!
「美味しいねぇ」って言うと
両手の指で示しながら「美味しいでしょ!50㎝ほどはありましたからねぇ」って。いさきは初夏が旬ですものね!
さらにおすすめの「焼き牡蠣」
お隣り席の若いカップルは「美味しい美味しい」とおかわりしてます。
「なすの揚げ浸し」もこの時期のボクのお気に入りです!油を吸わせたなすにカツオ出汁を浸み込まさせています。コクと爽快感が同時に味わえるんです。
〆はいつもの「焼きサバ寿司」
ここでお茶を淹れてもらいます。
旭ガニをもう一杯食べるのは諦めて…
「明日来てもカニはあります?」って、なお未練がましく尋ねると。
「明日は市場がお休みだから無いねぇ。」ですって。
今夜はお料理のほかに軽く2杯ほど呑んで4,000円弱ですよ。相変わらず安くて美味いなぁ。
味劇場ちか旭ガニツアーを企画しようかなぁ!なんて。
四万十の晩ごはんは「味劇場ちか」
いつも通りの間違いない味…なのですが
GWの最中ですからビリカツオやビリ鯖はありません。
お造りは「石鯛」、
今日イチ美味しかった「イカの子の煮付け」、
季節ですね「破竹とえんどう豆」、
この時期に毎年食べている「ナスの揚げびたし」
少し脂が欲しくて「イカゲソのバター焼き」
いつもの〆は「焼きサバ寿司」…どれも美味!
本日は始めて2階カウンター席から板場を見下ろしながら飲っています。
なるほど、こうした演出が味劇場というネーミングの由来なのでしょう。
明るい時間から飲み始める背徳感が酔いに勢いをつけてくれるのですが…
料理人の包丁捌きを見るだけの独り呑みはちょいとだけ時間を持て余しますねぇ。
帰り道には今年初めてのカエルの鳴き声…初夏ですねぇ。
美味しい食材がますます目白押しです。
一言目には…暑いですねぇって。
こんなに暑いと食欲はなくなるし…(ホントです)
ビールだけでいいやって!
いつもの「味劇場ちか」へ。
いつも通り「びりカツオ」と「びり鯖」をどちらもハーフサイズで盛り合わせてもらってゆっくりと味わいます。
厨房を半円形に囲むカウンターにひとり腰掛け、
しかも感染防止の為のプラスチックボードに挟まれて、
眼前には柱が、その柱の奥のTVではコメンテーターが賑やかにオリンピックのハイライトを語っていますが…柱のせいでまったく見えません。
ざわつく店内で独り客はボクだけです。
カツオも鯖も、最も美味しい時期は真夏ではないなぁ…なんて思いながら…それなら鮎でもと思いますが今夜は品切れだそうです。
2品目は「焼き鳥」を。
ここで焼き鳥を食べるのは初めてです。
塩派なボクですが、今夜はタレで。
うん!美味い。
専門店の破壊力はありませんがイメージ通りの味わいです。
熱帯夜、生ビール、焼き鳥の組み合わせは風物詩ですものね。
大学生の頃、彼女とちょいちょい出掛けてた下北沢の「名児爺」って焼き鳥屋を連想してしまいます。
3品目は「ガシラの唐揚げ」
前回来た時にカウンターの上に並んでるのを見つけて注文したお気に入りです。
こぶりなガシラ(ホゴ)を背開きにして中骨を抜いて身と骨を別々に揚げています。
これを摘みあげて、指先でパシリと折って、かるくポン酢(おそらく自家製でしょう。酸味が絶妙にやわらかい)に浸して口に運びます!
鼻から抜ける香ばしさとガシガシとした歯応えとガシラの身の甘さが、この上なく夏のビールにあいます!
4品目の「焼き鯖寿司」で〆ます。
肉厚な鯖と、そこに窮屈なほどに押し込まれた酢飯を炙ったものです。
酢飯の表面が少し焦げて香ばしく、
夏鯖とはいえ…その脂と酢飯とがベストマッチです。
今夜は一切れだけで〆ようと思っていたのですが…食べ終わる頃に、ついもう一切れを追加してしまいます^_^
そして「赤出し」もね。
4,000円弱の支払いを済ませて
店外に出ると来年通りの蒸し暑い夜です。
いつもの夏と違うのは
コロナ禍のストレスと東京オリンピックの歓喜が
日常にすっかり浸透しているってことです。
おやすみなさい。
酒呑み(ボクは違います)にとっての夏の醍醐味のひとつは
“明るいうちから呑む!”ということだそうですね。
19時を過ぎてもまだ明るい宵の口ですから
とぼとぼと歩いて「味劇場ちか」へ。
ボクが一人目の客かななんて考えながら店内に入るとすでに出来上がっているお客もいたりします。
「ありゃ、こんな時間からお客がいるんですねぇ!」って訊ねると
「お盆の頃には、17時開店と同時に満席になることもあったからねぇ。」って。
「ただし、コロナになる前やけどね。」だそうです。
アクリル板で仕切られたカウンターに座って見渡すと「旭ガニ」がズラリと並んでいます。眼の前には「ガシラの唐揚げ」も。
まずは四万十の地酒「藤娘」の常温を手元に貰って「ビリ鯖」と「ビリカツオ」の刺身をどちらもハーフで注文します。
そして「ガシラの唐揚げ」。ガシラをボク達はホゴって呼びます。
これは、注文を受けてからニ度揚げしますから頭も骨もガリガリ齧れるんです。香ばしくて骨の間の身が美味しいんです。
そもそもガシラなんて頭が大きいばかりで身体自体は小さいですから、こうして食べるのがよろしいのでしょう。
今夜は時間がありますからゆっくりと食べます。
「ビリ鯖」「ビリカツオ」はいつも通りのオーダーですが日毎に味の違いがあるのも、当たり前ですが面白いですね。…これは昨日のものの方が上等でした。とは言え、このレベルのものはそうそう食べられないはずです。
「藤娘」が空いたので「ダバダ火振り」をロックで。この栗焼酎には華やかな香りがあります。
「四万十鶏の唐揚げ」もハーフで注文します。
これまでも気にはなっていたのですけど、初めて注文します。ハーフといっても三切れもあります。
まずはコロモから立ち上ってくる香りに魅惑されて、いやがおうにも食欲がさらに加速します。
ガブリと齧ると肉汁が溢れ出ます。
外のコロモはカリリと揚がっているのに、内側の四万十鶏はぷっくりとしています。この揚げ加減は絶妙です。お見事!
どんな料理でも美味しく仕上げてくださいます。
そして、今夜も天然鮎をいただきます。
じつは今夜の鮎は茶漬けで食べたいなぁと思っていたのです。なーに手間は取らせません。
熱いご飯の上に鮎をそのままのせて出汁を掛けて
山葵を添えてもらって食べたい!
なんてのをお願いしようと考えていたのですが
もうお腹がいっぱいです。
鮎一匹だけを食べるのが精一杯です。
今夜は早い時間から食べ始めたから
もっと あれこれと食べようと思っていたんですけどねぇと、
少しばかりの心残りをかかえて店外に出ると
辺りはすっかり夜の景色です。
なぜかウキウキとしてしまいます
四万十市の夜は必ず「味劇場ちか」に居ます。
まずは「ダバタ火振り」をロックでお願いしたら、
「びりカツオ」(この日一番最後に水揚げされたカツオです。)の刺身をハーフサイズで…
今日のカツオは今シーズン最高です!
シルキーな食感でその身がねっとりと舌に纏わりついてきます。
「清水サバのタタキ」もハーフで。
自家製のポン酢とサバの相性が抜群です。
もう感動しかありません!
「太刀魚の塩焼き」これがtoday’s specialですね!
大きな切り身がデンと登場します。
パリパリに炙られた皮とその下のしっとりとした白身のバランスが最高です!
皮に振られた塩気と白身とを同時に口に運ぶと良い塩加減になるのですが、身が厚いものですから、そのうち塩気が足りなくなります。
と、塩を振られてカリカリに焦げている背鰭を箸先で崩しては白身と一緒に食べます。
白身の豊潤な旨味と、塩気と香ばしさと栗焼酎とのマリアッジュは飛び切りですなぁ!
さて、ここの「海鮮サラダ」はこれまで食べたことがなかったのですが、ここの海鮮サラダは絶対に美味しいはずです!
という予想がハズレるわけがありません!海鮮がたっぷり!
さらに、驚いたことにはトマト!
特別なものではないのでしょうが、初夏の味わいが濃厚なトマトです。
そしてドレッシングに独特な甘味があるのです…食べたことあるけど思い出せない味というのはあるもので…しばらく悩んで出た結論は…梅酒、梅シロップ…?気になってしょうがないので大将に質問するとわざわざ厨房まで確認に行ってくれます…「南高梅を使ってます。」って。
この辺りで〆られれば良いのですが…つい「豚角煮」を注文してしまいました…。脂身がとろりと蕩けて最高です。「ビールを一杯だけください!」って。角煮を箸先でほぐしながらビールで流し込む作業は大好きです。
最後に炭水化物…いつもなら「焼きサバ寿司」なのですが、今夜のおすすめ「本鮪3種盛り」がずっと気になってますもので…。行っときましょう!ビールにも合うはずです!間違いない!
「お兄さん!この近所に住んでるのかと思ってましたよ。」って馴染みの店員さんに声をかけられますから
「そもそも、この近所じゃないし、お兄さんと呼ばれる歳でもないな。」っ応えておきます。
どうやら、
四万十市の飲食店も一昨日から
20時までの営業自粛期間なんだそうです。
そんなこととはを知らずに立ち寄ったものですから
地元のひとではないと見破られたようです。(笑)
さて、時計に眼をやると18時半。
いつも通りの
「びりカツオとビリ鯖をハーフで!」と注文しますが
「もう、今夜のびりカツオは硬いところしか残ってないんでカツオにしてください。」って言うから「はいはい。」って素直に片手を上げて見せます。
一人前の半分ずつを一皿に盛り付けてもらうのがハーフ&ハーフ。
そして「酔鯨」を冷やで!
つい、うーん!と唸ってしまいます。
刺身と相性が良いのでスルスルと入るんです。
本日のおすすめの「シイ貝の塩茹で」
小さめの紫い貝のことをこの辺りではシイ貝と呼ぶようです。
二枚貝を開いたらそのまま指先で摘んで口に放り込むと、貝の新鮮さが一口で伝わってきます!
ここのおすすめは間違いがない!
「茄子の揚げ浸し」は初夏の逸品ですし、
「土佐ジローの出汁巻」「とり天」を食べ終える頃には酔鯨を数杯重ねています。
「ラストオーダーです!」って声が聞こえてから
そろそろ〆の「焼鯖ずし」を注文します。
ついつい二切れも頼んでしまいましたが、
後悔のない味です!
最後に緑茶を淹れてもらって仕上がりますが
もちろん、まだ20時です…
店を出ると…近隣の店も灯りを落として
四万十の夜はひっそりとしていますから、
あの汗、酒臭い夏の宵の喧騒さぇ懐かしく思えてきます!
旭ガニは地物のカニなんだそうです。
この辺りでは梅雨の頃から獲れ初めてそろそろ終盤。茹でる前から紅いから旭ガニだとか…。
これは思いのほか身が詰まっています。
指先で摘んで磯の香りと一緒に口に運ぶとしっかりとした弾力と甘さが押し寄せてきますから、つい「おぉ!」なんて呻いてしまうのです(笑)。
さらにミソをカニスプーンで何度もすくって、すくって、すくって。ほんの僅かなカニミソでも濃厚ですねぇ、ひとサジごとにビールがすすみます…なんて言いたいのですが、じつは今夜はノンアルコールです(笑)。
この旭ガニには冷酒が絶対に合いますよ!身にカニミソを絡ませて四万十の地酒かなんかでチビチビやるのが最高でしょう!
あとは、いつものビリカツオの刺身をハーフサイズで。ビリカツオの名前の由来はその日の漁一番最後の水揚げのものだからなのです。味と鮮度は言わずもがな、加えてシルキーな舌触りはここでだけ味わえるものです。
手づくり寄せ豆腐は夏の間だけのお楽しみですから注文しないではいられません!これも冷酒が良いなぁ!
そうそう今回は豚角煮も注文したのです。
丁寧に作られてますね。ここでは海のものばかりを食べるのですがこうした居酒屋定番メニューも特段に美味しいのです。さすがです!
さて、〆の中トロマグロのにぎりは
隣席の大阪から来ているイケメンサーファー父子が絶賛していたので注文してみます。
彼らが「これは大トロでしょ!」って言う通り口に運んだ途端に脂がふんわりととろけます!
これもすごいですよ!とにもかくにも、ここ「あじ劇場ちか」は何を食べても美味し過ぎます!
〆の〆にいつも通りの焼き鯖寿司を一切れを注文して熱いお茶を淹れてもらうのです。
店を出ると激しい雨も上がり、少し秋めいた風が流れています。
次回は秋の旬を食べに来るのだぁ!って一人ガッツポーズです!(笑)
「今夜のビリカツオは最高ですよぉ〜!」って。
「ビリカツオってなんですか?」って尋ねると
今日の漁の最後に水揚げされたカツオなんだそうです。夕方に捕れたものを今夜いただく。
「しかも、今日のカツオは力がある!」なんて力説を聞きながら…ホントかなぁなんて疑いながら口に運んでビックリ!
確かに最高の美味しさです!脂のりと身のきめ細かが素晴らしい!
まさに、これまで食べたカツオの中で最善のものです!「味劇場ちか」さんの清水サバは毎回美味しいのですが カツオでもここまでのものを手に入れてくるんですね。おそらくこのカツオも土佐清水のものなのでしょうね。
川海老の唐揚げ、土佐ジロー鶏の玉子焼き、そして鯖寿司の炙り!はいつもの私のお決まりですが
茄子の揚げ浸し 鯖味噌煮ニンニク丸ごと入り なんてメニューも美味! 素晴らしい!
#味劇場ちか #居酒屋 #四万十市
Restaurant name |
Ajigekijou Chika
|
---|---|
Categories | Izakaya (Tavern)、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0880-34-5041 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
高知県四万十市中村新町1-39-2 |
Transportation |
土佐くろしお鉄道 中村駅 徒歩20分 1,287 meters from Nakamura. |
Opening hours |
|
Budget |
¥3,000~¥3,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Table money/charge |
チャージ料金なし |
Number of seats |
120 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
OK Over 30 people |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter,Tatami seats,Horigotatsu seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
---|---|
Food |
Particular about fish |
Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),Take-out |
With children |
Kids are welcome |
Website | |
PR for restaurants |
ゴールデンウィークは無休にて営業しています
..... |
新年のご挨拶にお伺いしました。
あらかじめ電話予約していた「ビリ鯖」
この時期は鯖は美味しいんです。
鰹はちょいと弱くなるので鯖のみ予約!
「この時期は鯖が美味しいですねぇ」っておかあさんに確認すると…
「もうちょっとしたら白子を持つようになるから、そうすると味が落ちるんよねぇ」って相変わらず正直な方です。
それにしても、
外はずいぶんと冷え込んできましたので「藤娘」をぬる燗でいただきます。
キリリと身の引き締まった鯖です。こんなに新鮮で弾力に富んだ鯖は漁師町でなければ先ず食べられないでしょう。幸せ
そして本日のおすすめは「地物伊勢海老焼き」
やや小さめの伊勢海老ではありますが
まず香りが素晴らしい!
テーブルに届いた瞬間から
磯の香りと焼き弾けた殻の香りが相俟って眩暈してしまいそうです。
箸先を身に突っ込んでメリっとすくった身を口中に運ぶと香りと同時にその身の甘さがズンっと伝わってきます。
「あぁ〜」ってうめき声が上がってしまいます。
これはぬる燗より酸味の効いた炭酸が相応しいそうですから「直七サワー」を注文します!
この選択が当たり!直七の爽快感が伊勢海老に見事に合います!
となると…箸先で突つくなんて面倒です。
指先に力を込めて、メリメリと身を引き剥がすことにしましょう。
火の通り具合が絶妙ですからきれいに身がほぐれます。
パクリと口に放り込んでおいては、鼻から抜ける磯の香りと伊勢海老の味の甘みを味わったところに直七サワーの爽快感!ちなみに直七とは↓
(https://www.city.sukumo.kochi.jp/taberu_theater/calendar/autumn/5816.html)
伊勢海老の塩焼きは手掴みで食べるのが最良ですな!
芳ばしく焦げた殻の一部までバリバリと味わいます その食感と香りだけでも直七サワーがあおれますやん
さてさて、今夜はこれくらいにしておいて…
2軒目「あや食堂」に出かけましょうかね