Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
DODICI(DODICI)
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Categories | Italian、Innovative cuisine、French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5872-9074 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
京都府京都市中京区麩屋町通御池上ル上白山町239 白山神社前 |
Transportation |
2 minutes walk from Kyoto Shiyakusho-mae Station on the Kyoto Municipal Subway Tozai Line 297 meters from Kyoto Shiyakusho Mae. |
Opening hours |
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Budget |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Table money/charge |
サービス料10% |
Number of seats |
20 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space |
Drink |
Wine,Cocktails,Particular about wine,Particular about cocktails |
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Occasion |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
(Surprise) Party accommodations(Birthday plate),Sommelier |
Website | |
The opening day |
2020.12.12 |
Phone Number |
075-221-1238 |
2020年に京都市役所の西側にオープンした「ドーディチ(DODICI)」。コロナ禍を物ともせず、あっという間にミシュラン1ツ星を獲得です。ちなみに店名はイタリア語で「12」を意味し、月ごとにメニューを変えているようです。
入店してまずはウェイティングルームへと案内され、ウェルカムドリンクで人心地つきます。エクステリアがカッコイイですが、インテリアはもっとカッコイイですねえ。京都のレストランでウェイティングルームを用意する店は珍しく、暖炉もあって、さあ今からごちそうだ!という気分をあげぽよしてくれます。
2階のダイニングはポップな色合いで、熟したティファニーのような内装です。ダイニングは20席ほどで、あとは1階に個室がひとつ。急な階段を上り下りするので、足腰が丈夫なうちに訪れると良いでしょう。
尾本寛シェフはイタリアの星付き店などで経験を積み、また、支配人の中島丈晶ソムリエも元々はイタリアンの料理人であり(西麻布「アルポルト」でだ)、渡伊後イタリアのソムリエ資格も取得するという稀有な経歴です。
当店オリジナルのビールがあったので試しに注文。華やかな味わいで美味しいのですが、思いのほか上品な量であり、これで1,500円前後というのはビールにしては高く感じました。グラスワインのセットは3杯5千円強という価格設定だったので、そっちにすれば良かったかなあ。
まずは本マグロのタルタルから。マグロの美味しさは当然として、長芋やキュウリのシャクシャク感との対比が良いですね。「もものすけ」というカブを発酵させたソースも洒落ており、全体的に酸味で上手くまとまったひと皿です。
スープはレンズ豆を軸に置き、玉ねぎとジャガイモで深みを加えて行きます。トリュフの量もちょうど良く、バランスの良いひと品でした。
トマトソースのシンプルなパスタなのですが、目を瞠るモッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナの量であり、四捨五入すると水牛かもれません。輸送費を考えれば大変な高級品なのに実に気前の良い店である。
フォカッチャはローズマリーの風味が上品にきいており、素朴な美味しさです。添えられたシチリアのオリーブオイルも大変美味しい。リゾットには近江牛のスネ肉と春菊を組み込みます。ベースはバターとパルミジャーノ・レッジャーノとシンプルな味付けなのですが、牛のエキスの骨格のある旨味が大黒柱となる、頼りがいのある味覚です。
メインは豚肉のロースト。ソースはマディラソースなのですが、八角の風味もきかせており、どこか中華料理のニュアンスすら感じられました。
デザートは安納芋特集。ホクホクとしたお芋さんにジェラートとなったお芋さんも実に滑らか。中央の白味噌のソースも興味深い試みです。
お茶菓子も凝っていて、左からギモーブ・フィナンシェ・シュークリームとフランス料理的な緻密さが感じられました。一杯一杯丁寧に淹れられるドリップコーヒーも見事な出来栄えであり、イタリア料理としてはかなりエレガントな食後感です。
以上のランチコースが税サ込で7千円ほど。3杯のワインセットを付けても1.4万円ほどであり、この質と量を楽しんでこの支払金額は大変お値打ち。またハコのカッコよさや接客レベルの高さなど、そのへんのイタリアンレストランとは一線を画す完成度です。ちょっとカッコつけたいデートに最適。サービスマンたちもきっと味方についてくれるはず。めいいっぱいオシャレして訪れましょう。
■写真付きのブログはコチラ→ https://www.takemachelin.com/2023/03/dodici.html