Restaurant name |
Shunsai Adachi
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-256-0011 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市上京区上生洲町247 |
Transportation |
京都市営バス「河原町丸太町」から徒歩4分 301 meters from Jingu Marutamachi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥3,000~¥3,999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
20 Seats ( カウンター10席、テーブル10席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 喫煙場所はあり |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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さて、前から書いていることなのですが、私は独身時代のかなりの期間、京都市内の「荒神口」というエリア、具体的には河原町通と荒神口通の交差点周辺ですが、そこに住んでおりました。
ここは昔から交通の要地で、北白川から志賀峠を経て、琵琶湖・西近江路へとつながる山中越(志賀越)がのびていたのです。いわゆる京都七口の一つとされます。
今ここは、本当にある意味でとっても面白い場所でして、どんどん新しいお店が出来て、で出来たなあと思ってそのままにしているといつのまにかつぶれてるという、お店の生き残りには厳しい状況です。
今晩は、そういうエリアで、知人とふたり。香港でいう「掃街」、はしご酒をやってやろうということになりました。お連れはこの周辺には疎い男性で、私におまかせいただきます。
なお、「掃街」は香港だけに通用する俗語で、もともとは街なかの露店などの立ち食いを続けることを言うのですが、最近食事のさいに酒をたしなみはじめた若い香港市民たちは、これを日本のはしご酒とほぼ同じ意味で使うこともあるそうです。
ですから、今晩はあえて予約などはせずに飛び込みでいきましょう。1軒目の候補は、もうすぐ季節終わりの鱧を求めて、「安兵衛」さんを考えていたのですが、本日お休み。掃街隊はそのくらいではへこみません。じゃあと、そこからもう少し下ったところにある「旬菜あだち」に入ります。
こちらはだいぶ前から存在はわかっていたのですが、昼夜ともに訪問の機を得ず今日にいたりました。カウンター席に座らせていただきます。奥のテーブル席では外人さんを交えて商談中のご様子。奥のカウンター席に中年男性、手前の若いサラリーマンは仕事明け夕食中。いろんなシーンに使えるみたいですね。するとご夫婦二人連れが奥の中年男性と合流、どうやら常連さん、しかもコースを予約しているようです。
カウンター向こうの厨房には親爺さんが一人。これはたいへんだ。さっそく注文を通してもらって、お酒も焼酎をいただきます。日本酒がすごいですが、焼酎もそれにおとらず凝った品ぞろえ。注文は、野菜サラダ(写真なし)、秋刀魚のきずし、鶏モモ肉塩焼き。
さらにテーブル席を4人連れが埋めて、見ているだけで大変なことに。でも拝見していると、実に手がはやくて、一切ミスをされない方。余計なお愛想などはおっしゃらないが、一見の我々にたいしても、ちょっと見取っつき悪そうで、実は気を遣ってくださっているのがわかる。私、こういう寡黙系接客、好きです。カウンター席の仕切りが高く、客からは見上げるような形になるのですが、それはそれでいいかもね、と思わせる大将のお仕事ぶりでした。
最初につきだし、しし唐とじゃこ。野菜サラダがさっと出されて、しばらくして秋刀魚も。お食事中の若い方が食べている唐揚げとご飯、味噌汁(あとビール1杯)が妙においしそう。いただいた芋焼酎、鹿児島のものだという以外失念したのですが、飲み口さわやか。お連れの日本酒もいい具合らしい。
そして、ちょうどそれらを食べ終えかけたところで、さっと出てくる鶏モモ塩焼き。スダチを絞っていただきます。べつに特別なことをしているわけじゃないのだけど、さりげなくおいしい、皮はパリパリ、肉はジューシー。居酒屋とはかくあるべし、みたいな感じのお店の逸品ですね。
しかし、そうはいっても、店に貼り出されているアルバイト急募の紙が見ていてつらい。ほんと、ここだったら料理も教えてくれそうですよ。関心のおありの方、ぜひお願いします。
今度はお昼にきてみようかな。夜のコースを予約もあり。ごちそうさまでした。